

2008第6節4月12日(土) 16:03 キックオフ
| 会場 | フクアリ | 入場者数 | 11,091人 |
|---|---|---|---|
| 主審 | 山西 博文 | ピッチ状態 | 芝:全面良芝/表面:乾燥 |
| 天候 | 曇時々晴れ | 気温/湿度/風 | 17.5℃/53%/無風 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| ジェフユナイテッド千葉 | VS | 大宮アルディージャ | ||||
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前半
後半
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| 2 |
0
2
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2
2
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4 | |||
86分 新居 辰基 |
31分 デニス マルケス 88分 片岡 洋介 89分 ペドロ ジュニオール |
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| 41分 下村 東美 51分 ボスナー 83分 フルゴビッチ |
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| 背番号 | 選手名 | ポジション | スタメン | 背番号 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 立石 智紀 | GK | 21 | 江角 浩司 | GK | |
| 13 | 市原 充喜 | DF | 19 | 村山 祐介 | DF | |
| 4 | ボスナー | 3 | レアンドロ | |||
| 3 | 斎藤 大輔 | 5 | 冨田 大介 | |||
| 2 | 坂本 將貴 | 4 | 波戸 康広 | |||
| 7 | 工藤 浩平 | MF | 8 | 小林 大悟 | MF | |
| 6 | 下村 東美 | 32 | 小林 慶行 | |||
| 15 | 中島 浩司 | 15 | 斉藤 雅人 | |||
| 40 | フルゴビッチ | 25 | 内田 智也 | |||
| 9 | 青木 孝太 | FW | 9 | 吉原 宏太 | FW | |
| 18 | 巻 誠一郎 | 10 | デニス マルケス |
| 30 | 岡本 昌弘 | GK | サブ | 1 | 荒谷 弘樹 | GK |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 14 | 池田 昇平 | DF | 26 | 丹羽 大輝 | DF | |
| 8 | 馬場 憂太 | MF | 22 | 田中 輝和 | DF | |
| 16 | 谷澤 達也 | MF | 23 | 金澤 慎 | MF | |
| 22 | 米倉 恒貴 | MF | 6 | 片岡 洋介 | MF | |
| 11 | 新居 辰基 | FW | 28 | 土岐田 洸平 | FW | |
| 20 | 苔口 卓也 | FW | 13 | ペドロ ジュニオール | FW |
| OUT | IN | 分 | 選手交代 | 分 | IN | OUT | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中島 浩司 | → | 新居 辰基 | 45 | |||||
| 市原 充喜 | → | 米倉 恒貴 | 45 | |||||
| 60 | 金澤 慎 | ← | 小林 大悟 | |||||
| 工藤 浩平 | → | 馬場 憂太 | 71 | |||||
| 76 | 片岡 洋介 | ← | 吉原 宏太 | |||||
| 86 | ペドロ ジュニオール | ← | デニス マルケス |
樋口 靖洋監督
大宮の選手たちはスターティングメンバーとして試合に出ても、途中から試合に出ても、常に高いモチベーションを維持してくれています。先週の大分戦でもそうでしたが、途中から試合に出た選手は特に、チームの状況をよく理解したうえで、求められる役割やプレーに徹してくれます。彼らは非常に心強い存在です。
2−0というスコアは試合を進める上では非常に難しいスコアです。今日も2−0になってからは、少し受け身になってしまったように思います。後半になってからはマイボールの時間が短かったので、体力をロスしてしまい、足が止まってしまったように感じました。今後は、マイボールの時間を長くして我々の体力の消耗を防ぎ、ボールを走らせることによって相手の体力を消耗させるような戦い方が出来ればいいなと思っています。
勝点3をアウェイでとれたこと、今シーズンになって初めて連勝を飾れたということについては非常にうれしく思っています。ただ、イニシアチブをとって試合を進めるという、我々が目指すサッカーはあまり出来なかったと思います。特に後半になってからは、チーム全体が受け身になってしまいましたが、そこは次節に向けて反省をしなければいけない部分です。
今日は本当に選手に助けられたと思っています。交代のタイミングやシステムの変更などの面で、僕自身は今日のゲームから学ばないといけません。でも、選手たちは最後まであきらめることなくゴールに向かってくれました。次の試合で良いゲームを見せられるように頑張ります。
片岡 洋介 選手
アウェイで勝点3がとれたことがすごくうれしいですし、チームにとってもすごく大きな意味を持つ試合だったと思います。
僕がピッチに立ってから同点に追いつかれたことはすごく悔しかったですから、自分のゴールでそれを帳消しに出来たというか、再びリードを奪うことができて良かったです。勝ち越しゴールを決めたシーンで僕の頭にあったのは、勝ちたいという思いだけだったので、魂をこめて蹴りました。
ただ、僕のポジションの選手にとっては点をとることが一番大切な仕事ではないと思っていますし、2−1で逃げ切って勝つことが出来れば最高だったとも思います。でも、前線の選手がたくさんの点をとれたというのは、それぞれの選手がしっかりと役割を果たしたわけですから良かったです。
同点に追いつかれた場面でゴールを決められて本当にうれしいですし、少しはみんなの役に立てたのかな、と思っています。
デニス マルケス 選手
チームにとって大きな意味を持つ勝点3をとれたので良かったです。
試合前に、相手のディフェンダーに対して積極的にプレスをかけるように言われていたので、そのようなプレーを心がけて試合に臨みました。
先制点をあげることは大切ですし、僕の1点目のゴールでチームが優位に立てたので良かったと思います。2点目のゴールに関しては、ゴールまでの角度があまりない位置にいたので、強いシュートを打とうと心がけました。
宏太が洋介と交代してからはピッチにいるフォワードが僕だけになったわけですから、前線で孤立しないように、受けたボールを出来るだけ長い時間キープすることを心がけました。具体的には、相手の選手を抜くのが難しい場面でも、最低でもファールを受けるようなプレーをすることを意識しました。
今日の試合では気持ち良くプレーをすることが出来ましたが、サッカー選手である限り、どんな試合であってもベストを尽くすのが当たり前のことです。グラウンドの中で最高のパフォーマンスを発揮できるように、次の試合に向けて頑張っていきたいと思っています。
歓喜の4得点で千葉を撃破。今季初の連勝を飾る
アルディージャは、5試合を消化したJ1リーグで2勝1分2敗、6得点4失点で9位につけている。6得点は、昨季5節終了時点の2得点を大きく上回るもので、攻撃力が自慢のG大阪、川崎などと並んでリーグ9位の数字。4失点は、首位の鹿島、2位の名古屋に次ぐリーグ3位で、特長の堅い守備にも磨きがかかっている。樋口新監督の下で序盤戦を戦うチームは、攻守両面で確かな“シンカの兆し”を見せているのだ。
それでも、前節の大分戦で2得点を決めた斉藤は、さらに上を目指している。
「サッカーに正解はない。いい面もあれば悪い面もある。そして、トライしないことには始まらない。だからこそ、毎試合毎試合トライしつづけたい」
今日の相手の千葉は0勝2分3敗の17位。アウェイゲームだが、もちろんリーグ戦今季初勝利をプレゼントするわけにはいかない。次節以降に待ち受ける正念場――浦和、鹿島、G大阪との3連戦に向けて弾みをつけるためにも、必ず勝点3を持ち帰りたい。
アルディージャの先発は、前節の大分戦とまったく同じ。江角がゴールマウスを守り、最終ラインは不動の4人。結果を残した斉藤が小林(慶)とダブルボランチを組み、内田と小林(大)が両サイドに入った。いずれも好調で、組み合わせが注目された前線は吉原、デニス マルケスのコンビ。ペドロ ジュニオールと土岐田がサブに回った。
攻守が激しく入れ替わり、どちらのペースともいえない立ち上がりを経ると、20分前に急激に試合が動き始める。巻との接触プレーで出血した冨田がピッチの外で治療している最中、ゴール前へのクロスボールから青木に決定的なヘディングを許すが、これは江角が素晴らしい反応で弾き出してゴールを死守した。
すると21分、デニス マルケスが躍動する。右サイドに流れた吉原からの低いクロスをマーカーの前でタッチすると、一気に縦へ加速。角度のない位置から右足に蹴り出されたボールは、ポストの内側を叩いてゴールの中へと転がり込んだ。ナビスコカップを含め、アルディージャは得点した6試合でいずれも先制点を奪っている。樋口監督が求めている攻撃的な姿勢が、確実に浸透している証だろう。
2分後には斉藤が相手ボールを奪い、内田のスルーパスから小林(大)が決定機を迎える。シュートはわずかにゴール右へと外れたものの、高い位置で相手ボールを奪って、素早く相手ゴールへ迫るショートカウンターのお手本のような攻撃により、試合の流れは完全にアルディージャのものとなった。その後も、アルディージャの組織的かつアグレッシブなプレスが面白いようにはまり、千葉を自陣にクギ付けとする。
そして31分、デニス マルケスが再び歓喜を呼び起こした。右サイドでの千葉のCKを小林(大)がクリアすると、そのボールを自らゴールへ運ぶ。対応にきた2人が、速くて強いドリブルに成す術なく置き去りにされた直後、強烈な一撃がネットを揺らした。
2−0。前半のアルディージャは「よく戦った」(樋口監督)という納得のパフォーマンスを披露してハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、流れが変わる。市原に代えて米倉、中島に代えて新居を投入して必死に前へ出てきた千葉の猛攻の前に、押し込まれる時間帯がつづいた。50分と57分に新居に、61分には下村に決定機を作られてしまう。だが、レアンドロの身を挺したディフェンスと江角のファインセーブ、相手のシュートミスにも助けられてゴールは割らせない。
73分、馬場のスルーパスに抜け出した巻にシュートを許し、最後は坂本に押し込まれて1点を失ったものの、アルディージャイレブンは容赦なく襲ってくる疲労とも闘いながら、懸命の守りをつづけた。それでも防戦一方で迎えた86分、ゴール前の混戦から遂に新居に同点ゴールを奪われてしまう。残り時間は4分……。
ところが、最後の最後に誰も予期できない劇的な展開が用意されていた。
失意の同点弾の2分後、デニス マルケスに代わったペドロ ジュニオールが右サイドでタメを作り、斉藤のクロスを攻撃参加していたレアンドロが丁寧に胸で落とすと、これに反応した片岡が右足を強振。一直線にゴールマウスに飛んだボールは、千葉のGK立石のセーブをものともせず歓喜のゴールとなった。
「スペースがあったので、自分のタイミングで慌てずに打った。ミドルシュートはいつも狙っている。とにかく、打たないことには入らないから」(片岡)という攻撃的な姿勢が実を結んだ、素晴らしい3点目だった。
さらにロスタイムに入った89分には、前がかりになった千葉の裏を突いて、小林(慶)のスローインをペドロ ジュニオールがドリブルで持ち込む。DFを2人、最後はGKをもかわして放たれたシュートは、勝利を決定づける4点目となった。
「チームの結束というか、自分たちが目指している方向性が間違っていないのを確認する意味でも、勝利という結果は一番いい。浦和、鹿島、G大阪とつづく大事な連戦の前に、今季初めて連勝できたことは本当によかったと思う」(小林慶)
試合終了からしばらくは、劇的な勝利をかみ締めたアルディージャサポーターの歓喜の歌声が、スタジアムに響き渡っていた。
(総評:粕川 哲男)