

2008第11節5月6日(火・祝) 15:00 キックオフ
| 会場 | 日産ス | 入場者数 | 27,988人 |
|---|---|---|---|
| 主審 | 片山 義継 | ピッチ状態 | 芝:全面良芝/表面:乾燥 |
| 天候 | 晴れ | 気温/湿度/風 | 20.9℃/30%/中風 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 横浜F・マリノス | VS | 大宮アルディージャ | ||||
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前半
後半
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0
1
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1
0
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1 | |||
| 54分 冨田 大介 | ||
| 背番号 | 選手名 | ポジション | スタメン | 背番号 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 榎本 哲也 | GK | 21 | 江角 浩司 | GK | |
| 7 | 田中 隼磨 | DF | 19 | 村山 祐介 | DF | |
| 4 | 栗原 勇蔵 | 3 | レアンドロ | |||
| 22 | 中澤 佑二 | 5 | 冨田 大介 | |||
| 26 | 田中 裕介 | 4 | 波戸 康広 | |||
| 10 | 山瀬 功治 | MF | 8 | 小林 大悟 | MF | |
| 8 | ロペス | 32 | 小林 慶行 | |||
| 3 | 松田 直樹 | 6 | 片岡 洋介 | |||
| 13 | 小宮山 尊信 | 23 | 金澤 慎 | |||
| 9 | ロニー | FW | 11 | 藤本 主税 | FW | |
| 15 | 大島 秀夫 | 10 | デニス マルケス |
| 36 | 秋元 陽太 | GK | サブ | 1 | 荒谷 弘樹 | GK |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 35 | 天野 貴史 | MF | 22 | 田中 輝和 | DF | |
| 29 | 長谷川 アーリアジャスール | MF | 7 | 佐伯 直哉 | MF | |
| 16 | 山瀬 幸宏 | MF | 17 | 橋本 早十 | MF | |
| 17 | 兵藤 慎剛 | MF | 28 | 土岐田 洸平 | MF | |
| 18 | 清水 範久 | FW | 27 | 市川 雅彦 | FW | |
| 11 | 坂田 大輔 | FW | 14 | 森田 浩史 | FW |
| OUT | IN | 分 | 選手交代 | 分 | IN | OUT | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロペス | → | 兵藤 慎剛 | 45 | |||||
| 67 | 土岐田 洸平 | ← | 金澤 慎 | |||||
| 81 | 森田 浩史 | ← | 藤本 主税 | |||||
| 大島 秀夫 | → | 坂田 大輔 | 84 | |||||
| ロニー | → | 清水 範久 | 85 | |||||
| 88 | 佐伯 直哉 | ← | デニス マルケス |
樋口 靖洋監督
前節で残念な負け方をしてしまったので、連敗をしないこと、勝点3をとることを目標にして横浜にやってきました。勝点1しか得られなかったという結果については残念に思います。ただ、FC東京に敗れた試合でミスをおかしてしまった選手たちが、この試合ではうまく修正してくれたという印象を持っています。そういう意味では、次につながるゲームが出来たと思っています。
攻撃については、しっかりとボールを保持することが出来たのですが、ピッチを3等分した中でもっとも相手陣内に近いエリアでは、もう少しやりきらないといけないなと思いました。そのエリアに入ったところで攻撃をやり直してしまう場面が多かったので、アグレッシブさを少し欠いてしまったのかもしれません。
また、前に出ていく際の推進力をうまく発揮することが出来ませんでした。今後は2列目から飛び出していくようなプレーを増やしていきたいです。本来のポジションは中盤なのにもかかわらず2トップの一角としてプレーした藤本は、何度も前線に飛び出すことが出来たと思います。ただ、デニスがタメを作っている間に小林(大)や金澤が前線に飛び出していくような攻撃パターンをチームとして作っていく必要があります。この試合で出た課題は次節の札幌戦にむけての修正点としてとらえて、準備をしていきたいと思っています。
デニス マルケス 選手
アウェイで勝点1をとれたことはプラスにとらえています。
前の試合ではたくさんのチャンスがあったのにゴールを決められなかったのですが、今日は自分に訪れた初めてのチャンスでしっかりとゴールを決められてうれしかったです。
試合前に監督から要求されていたのは、守備では相手のディフェンダーとボランチをしっかりケアすることです。攻撃では、カウンターの際に起点となることです。
前半に先制することが出来たので、後半はカウンターから2点目をとろうと思っていました。ところが、前線にボールが来る回数が前半よりも減ってしまい、なかなかチャンスを作れなくなりました。同点に追いつかれてからも勝つことしか考えていなかったのですが、前半のような攻撃をすることが出来なくて少し残念に思いました。
サッカーをするためのモチベーションが僕の中にはあふれています。このモチベーションをしっかりとピッチの上で表現していくことが大切です。次節の札幌戦まではそれほど時間はありませんが、すべての選手が最大限の力を発揮できるような準備をしていきたいと思っています。
レアンドロ 選手
後半の途中までは僕たちが試合をコントロールしていたと思うのですが、残念ながら不運な形で失点してしまいました。あのような形での失点は常に起こり得ることなので、しっかりと気持ちを切り替えて次の試合に臨んでいきたいと思っています。
ゴールに入る直前で僕がクリアしたシーンが前半にありましたが、いつもは江角がしっかりゴールを守ってくれているのだから、彼が前に飛び出してゴールが空いているときには僕が守らないといけないと思って、必死で足を延ばしました。
結果的にアウェイで勝点1をとれたということは前向きにとらえたいですね。週末には札幌とのホームゲームが控えています。大宮のファンやサポーターのみなさんに僕たちのたくましいプレーを見せたいと思っています。
タフに戦い抜き、アウェイで貴重な勝点1をつかむ
FC東京戦から中2日で迎えたJ1リーグの第11節、アルディージャは日産スタジアムに乗り込み、横浜F・マリノスと対戦した。
ここまで勝点15で7位につけるアルディージャに対して、横浜FMは勝点16の6位。10試合を消化したリーグ戦は、3位の名古屋(勝点19)から14位の清水(勝点12)まで勝点7差の中に12チームがひしめく超混戦となっている。一戦一戦の勝敗が大きく順位を左右する状況なだけに、現在の順位を維持するだけでなく、さらに上位に食らいつきたい両チームにとっては負けられないゲームだ。
横浜FMとの対戦は、これが今シーズン3度目。ヤマザキナビスコカップでは1分1敗と結果が出ていないアルディージャだが、リーグ戦の戦績は過去4勝2分。J1に昇格した05年シーズンから一度も負けたことがない、相性のいい相手である。
樋口監督が掲げる攻撃的サッカーは、前節の敗戦でも決して揺らぐことはない。組織的ディフェンスと抜群のポゼッション力をベースに、全員がアグレッシブに攻撃に関与するスタイルは、アウェイでの勝点3獲得を実現してくれるに違いない。
試合は15時、照りつける太陽の下、アルディージャのキックオフで始まった。
開始5分、いきなりのピンチがアルディージャを襲う。最終ラインの背後、飛び出したGK江角の前でボールをとらえたロニーに無人のゴールを狙われるものの、カバーリングに入ったレアンドロがスライディングでクリア、間一髪で失点を回避した。
ピンチを凌いで迎えた16分、アウェイに詰め掛けたオレンジのサポーターたちが歓喜に包まれる。右サイドからのスローインを金澤がつなぎ、ルーズボールを藤本が折り返すと、GK榎本が弾いたボールをデニス マルケスがヘディングで押し込んだ。6節の千葉戦以来、5試合ぶりとなる待望の先制点である。
先制したアルディージャだが、それ以降も予断を許さない展開となる。22分には、立て続けのピンチに見舞われた。だが、ここで力を発揮したのがアルディージャの組織的かつ粘り強いディフェンスである。
小宮山のシュートを江角が渾身のセーブで弾くと、こぼれ球を冨田がクリア。その後のコーナーキックでは、金澤が身体を張ったディフェンスでゴールを死守した。横浜FMの強烈なプレッシングの前に、攻撃ではなかなかビッグチャンスを作ることができなかったアルディージャだが、それでもハイレベルなパスワークを随所に披露。小林(慶)のパスを起点にボールを散らし、波戸のオーバーラップ、金澤の積極的な突破、スペースを突く藤本のフリーランニングなどでゴールを目指した。
シュート数では6対4とやや押される展開となったが、「我々のリズムで戦えている」という樋口監督の言葉どおり、ゲームプランに沿った展開でハーフタイムに突入した。
後半、スコアが動いたのは51分。ロニーと大島のコンビネーションに中央を突破され、痛恨の同点ゴールを押し込まれてしまった。それ以降も我慢の時間帯が続く。樋口監督は金澤に代えて運動量のある土岐田を2列目に送り込むが、思うように前線にボールを運ぶことができない。
自陣でのゲームを強いられる中、ゴールを脅かされること3度。71分、アルディージャのコーナーキックを拾われると、カウンターから兵藤にクロスを許し、最後は走り込んだ山瀬(功)に合わせられた。しかしここは、抜群の反応を見せた江角のファインセーブで難を逃れる。75分には、ロニーに決定的な場面を2度作られてしまう。それでもドリブルシュートはポストに助けられ、跳ね返りに反応したロニーの一撃は、レアンドロが懸命に伸ばした足に当たってコーナーキックとなった。
終盤、アルディージャは苦しい展開を耐え続ける。前線では藤本に代わった森田が起点を作り、左サイドではデニス マルケスと交代した佐伯が、昨年11月以来約半年ぶりの実戦であることを感じさせない落ち着いたプレーでチームを引き締めた。
公式記録では2倍の16本のシュートを許したが、アルディージャは最後までタフな戦いを見せ、アウェイで貴重な勝点1を獲得した。
「連敗は許されない状況だった。ゴール前で守るのはうちの形じゃないが、高い集中力で勝点1を取れたのは大きい」とは冨田。久々に出場した佐伯も「ピッチの外やベンチから見ているのとは違う、チームとしての一体感をピッチの上で感じた。全員がひとつの方向を向いているし、もともと能力のあった選手たちが、目指すサッカーに噛み合っている。チームとしてのクオリティの高さを感じた」と、アルディージャの成長を口にした。
厳しいスケジュールによる疲労感はあるだろうが、アルディージャにとっては4日後の札幌戦につながる価値あるドローゲームだった。
(総評:粕川 哲男)