

2008第16節7月12日(土) 19:04 キックオフ
| 会場 | NACK | 入場者数 | 12,720人 |
|---|---|---|---|
| 主審 | 家本 政明 | ピッチ状態 | 芝:全面良芝/表面:乾燥 |
| 天候 | 曇 | 気温/湿度/風 | 26.8℃/73%/弱風 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 大宮アルディージャ | VS | ジュビロ磐田 | ||||
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前半
後半
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| 1 |
0
1
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1
1
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2 | |||
52分 ジウシーニョ |
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| 40分 加賀 健一 75分 成岡 翔 89分 船谷 圭祐 |
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| 背番号 | 選手名 | ポジション | スタメン | 背番号 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 21 | 江角 浩司 | GK | 1 | 川口 能活 | GK | |
| 22 | 田中 輝和 | DF | 15 | 加賀 健一 | DF | |
| 3 | レアンドロ | 5 | 田中 誠 | |||
| 5 | 冨田 大介 | 3 | 茶野 隆行 | |||
| 4 | 波戸 康広 | 25 | 駒野 友一 | MF | ||
| 8 | 小林 大悟 | MF | 10 | 成岡 翔 | ||
| 32 | 小林 慶行 | 27 | 上田 康太 | |||
| 7 | 佐伯 直哉 | 14 | 村井 慎二 | |||
| 11 | 藤本 主税 | 8 | ジウシーニョ | FW | ||
| 10 | デニス マルケス | FW | 22 | カレン ロバート | ||
| 9 | 吉原 宏太 | 18 | 前田 遼一 |
| 1 | 荒谷 弘樹 | GK | サブ | 21 | 松井 謙弥 | GK |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 19 | 村山 祐介 | DF | 2 | 鈴木 秀人 | DF | |
| 6 | 片岡 洋介 | MF | 17 | 犬塚 友輔 | MF | |
| 15 | 斉藤 雅人 | MF | 28 | 船谷 圭祐 | MF | |
| 17 | 橋本 早十 | MF | 16 | 名波 浩 | MF | |
| 28 | 土岐田 洸平 | FW | 32 | 萬代 宏樹 | FW | |
| 16 | ラフリッチ | FW | 9 | 中山 雅史 | FW |
| OUT | IN | 分 | 選手交代 | 分 | IN | OUT | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤本 主税 | → | ラフリッチ | 57 | |||||
| 小林 大悟 | → | 土岐田 洸平 | 73 | |||||
| 80 | 船谷 圭祐 | ← | ジウシーニョ | |||||
| 吉原 宏太 | → | 橋本 早十 | 80 | |||||
| 80 | 犬塚 友輔 | ← | 成岡 翔 | |||||
| 89 | 萬代 宏樹 | ← | 前田 遼一 |
樋口 靖洋監督
ある程度は予想していましたが、実際には僕らが予想していた以上にロングボールを蹴られ、セカンドボールを拾う勝負に持ち込まれてしまいました。球際の勝負でしっかりと戦うことが出来ませんでしたし、実際にセカンドボールも拾えませんでした。それが前半に苦しんだ理由のすべてだと思います。
その対策としてはまず、アウトサイドから中央へ向かって斜めに入ってくるボールを入れさせないことです。その様なボールに対してしっかりとけん制していきたいです。外側に蹴らせるように意識させたいですね。それから、相手が蹴ってきたボールに対して、逆サイドにいる選手が内側にしぼってセカンドボールを拾わないといけません。そこでハードワークをしていかないと厳しくなるかなと思っています。
前半の我々は攻撃の際に、ボールをうまく落ち着かせることが出来ませんでした。やみくもにボールを蹴るのではなくて、意図をもってスペースにボールを入れていこうと選手たちには伝えてありましたが、スペースへボールを入れるための動き出しがあまりにも遅かったように感じます。
後半を迎えるにあたっては、ハードワークを出来るかどうかで勝負は決まるという話をしました。特に攻撃では、多少はアバウトなボールであっても放り込んでいき、そのセカンドボールを取りにいきました。そのおかげで少しは我々の流れを作れたと思います。
ただ、我々が本当にやりたかったサッカーはさせてもらえませんでした。自分たちのやりたいサッカーをやらせてもらえないときには、別の戦い方を考えないといけません。今日の場合だと、球際でもっと戦わないといけませんでした。そういう意味では、我々はチームとしては未熟な部分があるなと思っています。
今シーズンになってから初めての連敗をしていまいました。しかし、当然のことながら長いシーズンを戦っていく中では連敗することもあります。この悪い流れを食い止めるためにも、しっかりと戦えるメンタリティを植えつけていきたいです。そして、チームとしてやるべきことを整理し、次の試合に向けてそれに取り組んでいきたいと思っています。
冨田 大介 選手
ホームゲームで負けてしまったこと、連敗をしてしまったことが残念です。
磐田が神戸の試合を見て研究してきたのかどうかわかりませんが、早い時間帯に点をとられてしまったことも神戸戦と一緒ですし、磐田の戦い方も神戸の戦い方と同じようなものでした。前節に続いて、ビルドアップの途中でボールを奪われてショートカウンターを受けてしまいました。セカンドボールをなかなか拾えませんでしたし、磐田のプレッシャーが厳しかったために、前半は僕らのリズムがなかなか出ませんでした。
後半を迎えるにあたって、守備においては、ロングボールを蹴られるのは仕方のないことなので、そのセカンドボールをしっかりと拾うことを意識しました。攻撃では、僕らがロングボールを蹴ったあとのセカンドボールを拾うことを意識しました。また、ポゼッションをしっかりとして一度でも僕らのペースになったらそれからはずっとペースを握れるはずだから、ポゼッションを出来るように辛抱強く頑張ろうという話を選手同士でしました。
後半にゴールを決めたのは、相手に点をとられたすぐ後で、点をとりたいと思っていたときでした。佐伯からの良いボールが来たということもありますが、あのシュートについては出来すぎかなとは思います。
スコアが0−2から1−2になったことで、磐田にはあせりも出てきたのかなと思います。そこでもう1点とれれば良かったのですが、オフサイドや相手の堅い守りのためにゴールは決まりませんでした。
クレメンが入ってからは、彼にボールを合わせるという攻撃の形が生まれました。それも後半になってから相手を押し込めた要因の一つかなと思います。練習を一緒にやるようになってからあまり時間はたっていないのですが、彼には力強いポストプレーがあります。ゴール前の競り合いにも強いですから、クレメンと話し合って連携を深めていきたいと思います。
5日後に次の試合がありますから、まずは疲れをとる必要があります。そして、この試合で負けた原因を追究して、僕たちに足りないところをもう一度見直していきたいと思います。
3連敗をすることは絶対に許されません。ここで止まってしまったら、上位のチームとも離されてしまいますし、今まで積み上げてきたものや去年の戦いを通して経験したものが台無しになっていまいます。だからこそ、今こそチームが一つになって次の試合に臨むことが大切だと思っています。
ラフリッチ 選手
試合に負けてしまったことは非常に残念です。同点に追いつける試合だったと思っています。私のゴールが認められなかったは残念ですし、試合の結果には満足できませんが、この試合でプレーすることが出来たことについては良かったと思います。
試合に出る前に監督からは、出来るだけフィールドの中央に位置して、ボールをキープし、他の選手のサポートを待つように指示を受けました。また、どのようなプレーを出来るのかを見せてくれ、とも言われました。勝点をあげることができなかったのが残念です。
前半にあのような形で失点してしまったことによって、我々のやりたいサッカーが出来なかったように感じます。勝点がとれそうなゲームだったのに結果的には勝点がとれませんでしたが、それがサッカーというものです。頭を下げるのではなく、頭を上げて次の試合に臨むべきだと思います。次のゲームに向けてしっかりと準備をして、その試合でゴールを決めてチームに勝点をもたらすことしか今は考えていません。
チームメイトと一緒にトレーニングをするようになってから、まだそれほどの時間はたっていませんから、すべてを完璧にこなすことは難しいです。ただ、大宮の選手たちは素晴らしいクオリティを持っていますし、トレーニングを積むごとにコンビネーションもあがっています。次の試合までしっかりとトレーニングをして、柏に乗り込みたいと思います。
冨田が反撃のゴール! 終盤の猛攻実らず1−2の敗戦
キックオフの1時間半前に降ったにわか雨は、スタンドを抜ける風をさわやかにした。しかし、ピッチの上は過酷だ。肌にまとわりつく湿気が体中から水分を奪い、体力を削り取る。この日の一戦は、コンディションとの戦いでもあった。
ベンチにはスロベニア代表の新戦力、FWラフリッチが入った。ポストプレーとヘディングを得意とする190センチの大型ストライカーの出番にも注目が集まる。選手の入場に合わせて、ゴール裏がオレンジと紺のツートンカラーに染まった。
雲の隙間から赤紫色の光が射し込む。19時4分。気温26.8度、湿度73パーセント。試合開始を告げるホイッスルが、NACK5スタジアム大宮の上空を高らかに切り裂いた。
立ち上がりは両チームともに攻守の切り替えが早く、集中したサッカーを展開した。しかし、磐田は中盤を省略して、ロングボールを主体に攻撃を組み立てる。磐田が見せたこのアルディージャ対策が、徐々に形となって表れた。高い位置からボールを奪うアルディージャの特徴が消されてしまったのだ。
9分には村井のフィードを受けた前田がドリブルからシュート。先制点はその1分後のことだった。同じ展開から、前田が頭で落としたボールを、走り込んできたカレンに決められてしまった。
0−1。アルディージャは開始10分で早くもビハインドを背負った。その後も磐田の厳しいプレッシャーを受け、前線でのショートパスがつながらない。ゴール前ではデニス マルケスが徹底的なマークに苦しんだ。ビルドアップの途中でボールを失い、逆に相手のカウンターを受けるシーンもあった。
「ロングボールで対応されて、リズムに乗れなかった」と冨田。樋口監督も「前半はロングボールを蹴り込まれて、球際で戦えなかった」と試合後に振り返っている。
40分には30メートルのFKを、デニス マルケスが直接狙った。しかし、ボールはわずかにバーの上。前半はアウェイの磐田に主導権を握られたまま終了した。
「相手のロングボールに対してセカンドボールが拾えていない。もっと中盤をコンパクトにすること」
後半に向けて、樋口監督はセカンドボールに対しての修正を施した。しかし後半開始からわずか7分、前田からジウシーニョとつながれ、追加点を奪われてしまう。
アルディージャの反撃の気運が高まったのはここからだ。55分、コーナーキックでチャンスをつかむと、前線に残っていた冨田に、佐伯からロングフィードが入る。冨田は胸トラップで一気にDFを置き去りにすると、右足を鋭く振り抜いた。
1−2と1点差に詰め寄ったところで、新加入のラフリッチがデビューを果たした。その直後のことだ。小林(大)のクロスに飛び込んだのはラフリッチ。わずかに頭には合わなかったが、190センチの高さを生かした攻撃に、得点の期待が高まった。
さらに右サイドに入った吉原もタッチライン際でのアップダウンを繰り返し、攻撃の起点となった。GK江角からのフィードをラフリッチがヘディングで右サイドのスペースに落とし、走り込んだ吉原が好クロスを供給した。75分のフリーキックのチャンスには、吉原のボールにラフリッチが頭で合わせて得点機を演出した。
1−2のまま進行した終了間際の88分、この日もっともNACK5スタジアム大宮が揺れる。橋本が蹴ったフリーキックを、ディフェンスラインを抜け出したラフリッチが頭で合わせてゴールネットを揺らしたのだ。しかし、その前に副審の旗が上がっていた。判定はオフサイド。最後まで攻め込んだがゴールは遠く、試合終了を注げるホイッスルが鳴った。
今シーズン初めての連敗だが、明るい兆しもある。ラフリッチの加入はアルディージャの攻撃に新たなオプションをもたらした。存在感を示したラフリッチは「勝点を取れなかったのは残念だが、頭を上げて次の試合に向かうことが大事」と前を見据えた。
(総評:岩本 勝暁/写真:山田 勉、早草 紀子)