

2008第17節7月17日(木) 19:04 キックオフ
| 会場 | 柏 | 入場者数 | 7,474人 |
|---|---|---|---|
| 主審 | 穴沢 努 | ピッチ状態 | 芝:全面良芝/表面:乾燥 |
| 天候 | 晴れ | 気温/湿度/風 | 27.4℃/79%/弱風 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 柏レイソル | VS | 大宮アルディージャ | ||||
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前半
後半
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0
1
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0
0
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0 | |||
| 84分 鎌田 次郎 85分 アレックス |
58分 村山 祐介 86分 レアンドロ |
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| 背番号 | 選手名 | ポジション | スタメン | 背番号 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 33 | 菅野 孝憲 | GK | 21 | 江角 浩司 | GK | |
| 23 | 藏川 洋平 | DF | 19 | 村山 祐介 | DF | |
| 3 | 近藤 直也 | 3 | レアンドロ | |||
| 13 | 小林 祐三 | 5 | 冨田 大介 | |||
| 7 | 大谷 秀和 | 4 | 波戸 康広 | |||
| 14 | 太田 圭輔 | MF | 7 | 佐伯 直哉 | MF | |
| 2 | 鎌田 次郎 | 32 | 小林 慶行 | |||
| 18 | 山根 巌 | 6 | 片岡 洋介 | |||
| 11 | ポポ | FW | 11 | 藤本 主税 | ||
| 20 | 李 忠成 | 8 | 小林 大悟 | FW | ||
| 10 | フランサ | 9 | 吉原 宏太 |
| 21 | 南 雄太 | GK | サブ | 1 | 荒谷 弘樹 | GK |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4 | 石川 直樹 | DF | 22 | 田中 輝和 | DF | |
| 17 | 永井 俊太 | MF | 23 | 金澤 慎 | MF | |
| 6 | アレックス | MF | 15 | 斉藤 雅人 | MF | |
| 22 | 鈴木 達也 | FW | 17 | 橋本 早十 | MF | |
| 15 | 菅沼 実 | FW | 14 | 森田 浩史 | FW | |
| 9 | 北嶋 秀朗 | FW | 16 | ラフリッチ | FW |
| OUT | IN | 分 | 選手交代 | 分 | IN | OUT | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 61 | ラフリッチ | ← | 吉原 宏太 | |||||
| 太田 圭輔 | → | アレックス | 66 | |||||
| 73 | 金澤 慎 | ← | 藤本 主税 | |||||
| 李 忠成 | → | 鈴木 達也 | 77 | |||||
| 81 | 橋本 早十 | ← | 佐伯 直哉 | |||||
| ポポ | → | 菅沼 実 | 82 |
樋口 靖洋監督
自分たちの立てたゲームプランについてはしっかりとやり遂げられましたし、イニシアチブをとって試合を進めることが出来ました。だからこそ、決めるべきところをしっかりと決めて勝点3をとりたかった。非常に悔しい思いをしています。
柏レイソルの中盤の両サイドにいる選手には素晴らしい走力とテクニックがありますし、フランサという特別な選手もいます。彼らに仕事をさせないために、しっかりとユニットを作ってスペースを与えないことが大切だと試合前に考えました。そこで小林(大)と佐伯をあの位置で起用したのです。それは、守備的に戦うのではなくて、守備の意識をしっかりと持った上で我々がゲームを作っていこうという意図を持っての起用です。終盤になって、足が止まって間延びしたときにやられるシーンが何度かありましたが、それは想定の範囲内ですから、彼らは非常に良くやってくれたと思います。
途中からピッチに送り出したラフリッチは、チームに合流してから、2週間と少ししかたっていません。そのため、チームの戦い方になじむようになるまでにはもう少し時間がかかると思っています。ただ、この2試合では彼が持っている能力を垣間見せてくれていると思います。前線でポイントを作ることが出来ていますし、相手に体を寄せられたときにも素早いターンから深い位置まで入ってくれています。彼はチームにとって大きな武器になってくるはずですから、いかにしてチーム全体で彼の良さを引き出していくかを考えて、練習をしていきたいと思っています。
この試合で、リーグ戦のちょうど半分を消化しました。試合ごとのパフォーマンスにはまだ波があります。安定した戦いが出来ないために、勝ちにつながっていない試合もあります。それは、自分たちの力が不足している現実を表していると思いますから、これからさらにチーム力を上げていかないといけません。
イニシアチブをとろうということで今シーズンはスタートしたわけですが、相手がこうだからそれに対応するというような、いわゆるリアクションサッカーにはなっていません。だからこそ、いまのサッカーを続け、それを結果につなげていきたいと思っています。
これで3連敗になりましたが、この試合で選手たちが見せたメンタリティやチームとしての戦い方の意思統一についてしっかりと把握し、整理したうえで残り半分となったリーグ戦をしっかりと戦っていきたいと思っています。
片岡 洋介 選手
直前の2試合では僕はベンチから見ていましたが、サッカーの内容があまり良くありませんでした。その2試合と比べたら、この試合ではみんなの気持ちもすごく入っていましたし、すごく良いサッカーが出来たと思います。だからこそ、負けてしまったことがとても悔しいです。
今日はひさびさにプレーしたために、何回かあったシュートチャンスでも、シュートを打つのをためらってしまうことがありました。次からは、勝ちにつながるようなプレーをもっと増やしていきたいです。
まずは、この試合のビデオを見直して、修正すべきところは修正をして、続けていくべきところは続けていきたいと思います。ただ、この試合で見せたようなサッカーを続けていけば勝点3はとれるはずです。
次節は名古屋との試合です。厳しい戦いになると思いますが、前回戦ったときには負けているので、良いサッカーをして勝ちたいと思います。
今年のリーグ戦の前半を振り返ってみると、最初のうちは非常に良い結果を残せていましたし、プレーしていてもすごく楽しかったです。ただ、相手チームに研究されるようになってからは、なかなか思うようなサッカーが出来なくなりました。今後は、どんな相手に対しても自分たちの目指すようなサッカーが出来るように頑張っていきたいと思います。
小林 大悟 選手
前半から自分たちのリズムで戦えていましたし、決定機も何回かあったので、勝点3をとれなかったことが悔しいです。負けた原因は、良い時間帯で得点できなかったからだと思います。いくら良いサッカーをしたところで、点を入れなければ意味はありません。いかにしてゴールを決めるかについて追及していきたいなと思います。
試合のあたまから左サイドでプレーするのは今シーズンでは初めてのことだったのですが、後ろにいる波戸さんとも良いコンビネーションを作って出来ましたし、それほど悪いプレーではなかったと思います。
今シーズンの前半戦では、苦しい試合で逆転勝ちを収めたこともありましたが、良いサッカーをしたのに点がとれずに負けた試合もありました。僕らの戦いにはまだ波があります。今後は、良いサッカーをして、しっかりと勝点がとれるようにしていかないといけません。次節はアウェイでの試合ですし、体力的にも厳しい面はありますが勝点3をとって帰れるように頑張りたいです。
3連敗を喫するも、後半戦に向けて明るい兆し
Jリーグは、かつてない大混戦となっている。
折り返し地点の17節を前にして、勝点20点台が13チーム。とくに中位争いが熾烈だ。6勝4分6敗で10位のアルディージャは、6位の新潟、そして15位の清水とも勝点3差。ひとつの勝利、ひとつの敗戦が大きく順位を変える混沌のなかにいる。
迎えた前半戦のラストゲーム、アルディージャはアウェイで柏と対戦した。
今季初の連敗を喫した前節から、すでに気持ちは切り替わっている。不安や焦りはない。小林(慶)も「危機感を忘れることなく、自分たちのサッカーを追求したい」と前向きな姿勢を見せている。そう、アルディージャのアグレッシブなスタイルを貫くのみだ。
19時4分。気温27.4度。真夏の暑さが残る日立台。純白のユニフォームを身にまとったアルディージャのキックオフで始まった試合は、積極性が特長の両チームの戦いらしく、激しい攻防戦となった。
立ち上がり、フランサを軸に緩急をつけた攻撃を見せる柏に対して、アルディージャは最終ラインが堅守で対抗する。レアンドロと冨田が果敢なインターセプトと粘り強い守備を披露し、波戸は的確なカバーリングで決定的チャンスを作らせない。13節の川崎戦以来、2か月ぶりに先発した村山も、対峙したポポをケアしつつタイミングを見たオーバーラップを仕掛けるなど、攻守に存在感を見せつけた。
攻撃でリズムを作ったのは、コンディション不良で戦列を離れたデニス マルケスの穴を埋めるため、FWでプレーした藤本だ。中盤に下がってクサビのパスを引き出すと、素早くターンして前線へ飛び出す。そんな躍動感のあるプレーでチームを引っ張った。
すると15分以降、流れはアルディージャに傾き出す。選手一人ひとりの抜群の距離感と連動した動きで中盤を支配。面白いようにパスが回り始めた。佐伯のお膳立てから藤本が右足で狙った決定機はGK菅野の好守に阻まれたが、先制点の気配が濃くなる。
ポポのコーナーキックに合わせた大谷のヘディングシュート、ポポのドリブルシュートなどヒヤリとする場面もあったが、前半終了間際には立て続けに決定機をつかんだ。42分、藤本、小林(大)とつないだボールを吉原が左足で狙う。直後には柏のパスを奪い吉原がドリブルでゴールに迫るものの、GKとの1対1を制することはできなかった。
とはいえ、アルディージャは「プラン通り。我々のリズムで出来ている」(樋口監督)という45分を戦い、後半に望みをつないでハーフタイムを迎えた。
後半開始早々の46分、アルディージャに最大の決定機が訪れる。左サイドを抜け出した小林(大)がグラウンダーのクロスを中央へ送る。走り込んだ佐伯が右足で合わせたが、ボールは無情にも右へ外れた。完璧な展開からのこの日一番のビッグチャンスだった。
その後は、攻守が激しく入れ替わる展開となる。アルディージャは吉原に代えて高さのあるラフリッチを、藤本に代えて運動量のある金澤を起用して勝点3を奪いにいく。その狙いどおり、ラフリッチのポストプレーが攻撃を組み立て、金澤のミドルシュートが柏のゴールを脅かす。しかし、ゴールネットは揺れない。
そしてスコアレスで迎えた78分には、“魔法使い”フランサに圧巻のループシュートを決められてしまう。しかし先制点を奪われたアルディージャは、直後に同点のチャンスをつかむ。ラフリッチの絶妙なバックヘッドパスを受けた小林(大)が、マーカーを背負いながらも素早い反転からフィニッシュに持ち込む。さらに試合終了間際には、交代出場の橋本がフリーキックとボレーシュートで見せ場を作るが、最後までゴールを奪えないままタイムアップの笛を聞くことになった。
連敗は「3」に伸びた。しかし、今日の敗戦はここ2試合とは違い、狙いとするサッカーを展開しての惜敗である。「負けたけど次につながるゲーム。アルディージャのサッカーが出来ていた。これを続けようと確認し合った」(吉原)。「イニシアチブを握ることはできている。相手に合わせるリアクションサッカーはしていないので、なんとか結果につなげていきたい」(樋口監督)。4日後、名古屋戦から始まる後半戦に向け、樋口監督と選手たちに暗さはない
(総評:粕川 哲男/写真:早草 紀子)