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プレシーズンマッチ 試合結果
2月25日(土)、NACK5スタジアム大宮にて2012Jリーグプレシーズンマッチ presented by スポニチ 大宮アルディージャ対杭州緑城蹴球倶楽部の試合結果をお知らせいたします。

スタジアム NACK5スタジアム大宮 入場者数 6,467人 主審 木村博之 ピッチ状態 全面良芝
水含み 天候 曇りのち晴れ 気温/湿度/風 6.4℃/80%/無風

omiya VS kosyu 大宮アルディージャ
広州緑城 2 0 前半 1 1 2 後半 0 チョ ヨンチョル 66'
チョ ヨンチョル 69' 得点者 13' ワンソン
警告 27' ゼン カァウェイ
78' ヤン カァ
退場

NO 選手名 Pos. スタメン NO 選手名 Pos. 1 北野 貴之 GK 23 グゥ チャオ GK 26 村上 和弘 DF 3 シィ カァ DF 4 深谷 友基 DF 18 ゼン カァウェイ DF 2 菊地 光将 DF 2 キム ドンジン DF 22 下平 匠 DF 16 ファン シャオドン MF 13 渡邉 大剛 MF 19 タン ジャーシュゥ MF 6 青木 拓矢 MF 27 ワン カイ MF 5 カルリーニョス MF 33 ワン ソン MF 9 チョ ヨンチョル MF 26 ウー ハン FW 18 橋本 早十 MF 10 レナチーニョ FW 32 長谷川 悠 FW 7 シェ ジィユ FW
21 江角 浩司 GK サブ 1 ハン フォン GK 34 片岡 洋介 DF 24 リュウ ビン DF 20 キム ヨングォン DF 8 チェン ジョンリュウ MF 7 上田 康太 MF 17 シエ ポンフェイ MF 8 東 慶悟 MF 28 ニュウ シュチョン MF 16 金久保 順 MF 35 ヤン カァ FW 29 清水 慎太郎 FW 22 フォン ガン FW

OUT → IN 分 選手
交代 分 IN ← OUT 18
8 63' 63' 18
24 4
20 73' 63' 26
35 13
7 80' 71' 27
8 5
16 85' 77' 10
22 32
29 89' 81' 7
17

後半2発で逆転! Jリーグ開幕へ弾み!  充実の戦力を整えた2012年のアルディージャが、いよいよその姿を明らかにする。前日本代表の岡田監督率いる中国の杭州緑城と、聖地NACK5スタジアム大宮で顔を合わせるのだ。
 スタメンには期待の新加入選手が名を連ねる。システムは昨季のベースだった4-2-3-1で、GKは北野、最終ラインは右から村上、深谷、菊池、下平が並ぶ。ダブルボランチはカルリーニョスと青木だ。中盤の攻撃的なポジションは右に渡邉、左にチョ ヨンチョルが入り、トップ下には「このポジションは中学生以来」という橋本が指名された。1トップは長谷川である。
選手によってコンディションがまちまちなところがあり、このメンバーではまだ十分な練習を積むことができていない。そのなかで、鈴木淳監督の目ざすサッカーをどこまで表現できるのか。ファン・サポーターの声援が降り注ぐなかで、注目のゲームがキックオフされた。  最初に決定機をつかんだのはアルディージャだった。11分、左サイドのチョ ヨンチョルのクロスを、ゴール前に走り込んだ橋本がヘディングで合わせたのだ。惜しくもバーをこえた一撃に、スタンドが沸き上がる。
 しかし、前半はいまひとつリズムに乗り切れなかった。「ミスでボールを奪われてピンチになり、マイボールにしてもまたミスが出る流れが続いてしまった」と、鈴木監督は振り返る。相手を上回るボール支配率が得点につながらなかったのは、「つなぐところと(相手DFラインの)後ろに蹴るところの判断が良くなかった」という深谷の分析も当てはまるだろう。左サイドバックの下平も、「相手が高い位置からプレッシャーをかけてきたので、ボールを持っても前へ進めなかった」と話している。アルディージャの出来が良くなかったというよりは、日本国内で3週間にわたってキャンプをしてきた広州緑州が、トレーニングの成果を発揮していたと言うべきかもしれなかった。
 それでも、時間の経過とともにアルディージャの動きにつながりが生まれていく。0-1で折り返した後半開始直後から、立て続けにチャンスを作り出すのだ。49分に渡邉のシュートが相手GKを鋭く襲い、51分にはチョ ヨンチョルがペナルティエリア内からフリーで狙う。59分にはカルリーニョスが左サイドへ展開し、下平のクロスに長谷川が飛び込む。
 スタンドに漂い始めた得点の予感が、現実となったのは66分だ。下平のパスを受けたチョ ヨンチョルが、狙いすました右足シュートでネットを揺らしたのだ。「中東での五輪予選から帰国したばかりで、前半は身体が重かった」という背番号9が、「イメージどおり」という一撃でファン・サポーターと初めての歓喜を分かち合ったのである。
 試合の流れを引き寄せたアルディージャは、ここから一気にたたみかける。69分、渡邉の右CKをニアサイドの深谷がすらすと、ファーポスト際に詰めたチョ ヨンチョルが左足でプッシュした。あっという間の逆転劇である。
 2-1とリードしたあとも、躍動感溢れた攻撃が観衆を魅了する。後半途中から出場した東が攻撃にリズムをもたらし、村上が積極的な攻撃参加で相手ゴールを襲った。
 新外国人のカルリーニョスにも触れておくべきだろう。必ずしも体調万全ではなかったが、ブラジルの名門サンパウロで中核に担ってきた実績にふわさしいプレーで、ゲームをコントロールした。「常にチームの勝利を優先する」という献身的なプレースタイルも、アルディージャのチームカラーにフィットしている。
2対1の逆転勝利となった一戦を、鈴木監督は「後半は良いゲームができた」と評価した。新加入選手を含めたコンビネーションが熟成過程にあるなかでの勝利は、このチームが大きな可能性を秘めている表われと言っていい。この時期としては申し分のない内容だ。
コミュニケーションと連携さえ深まれば、確実に上位へ食い込んでいけるだろう。「いいリズムでできていたし、これからもっと良くなっていくと思う」という東の言葉には、来るべき新シーズンへの手ごたえが込められていた。



















鈴木 淳監督選手のコメント
 立ち上がりからボールをつないでいきたかったのですが、つなごうとしてはミスで奪われてピンチという繰り返しでした。前半は相手の守備の厳しさやフィジカル的な強さに苦戦していましたが、後半に入ってボールの動かしが速くなり、相手がなかなか飛び込めなくなっていいゲームができたと思います。ただ、前半の最初のほうや後半の終わり際に、つなごうとするあまりにボールを失って非常に危険になる場面が何回かありました。攻めている時のリスクマネージメントがうまくできずに、簡単に自陣までボールを運ばれる場面もかなりあったので、修正すべき点だと思っています。  あと2週間でJリーグ開幕戦ですが、そこに照準をしっかり絞って、いい準備をしていい開幕を迎えたいと思います。

Q:東が入ってからチームとしての流れがよくなったように見えたが?
 チョ ヨンチョルの1点目のミドルシュートも、東のフリーランニングであそこのスペースが開きました。足下で受けても簡単に失わないので、次の選手がサポートに行ったり、あるいはそこを追い越していく動きができたので、非常にいい流れが作れたと思います。それからもう1点、東が前から守備に行ってくれたので、後ろも連動してうまい形でボールをインターセプトできる場面が増えたのではないかと思います。
Q:新戦力のチョ ヨンチョルとカルリーニョスのプレーはどうだったか?
 ヨンチョルはここまでU-23韓国代表のため、チームでの練習がほとんどできておらず、コンビネーションという意味では非常に不安がありました。前半は少し体が重かったせいもあって、コンビネーションもなかなか取れず、自分の得意なプレーもできていませんでしたが、後半徐々にエンジンがかかってきて体のキレも出て、非常に良かったと思います。コンビネーションについてはこれから熟成していかなくてはいけないので、まだまだ時間がかかると思っています。 カルリーニョスは、実は少しけがをしてしばらくトレーニングをしていませんでした。チームへの合流時期も遅れたせいで、たっぷり練習ができていない状態です。それでもあれだけやってくれたので、今後は非常に期待できると思います。ダブルボランチのコンビを含め、チーム全体としてのうまい組み合わせができれば、アタッカー陣ももっとゴールチャンスが増えていくのではないかと思っています。


カルリーニョス選手コメント
   すごく気持ちがいいです。やはり勝利した試合というのは気持ちのいいものです。僕は常にチームの勝利を優先に考えていて、自分がいいプレーをしようがそうではなかろうが、まず勝利というものが大切です。大事なことはこれを続けることです。まだまだ修正していくべき部分もあるので、これからしっかり修正して、開幕に備えたいと思います。
Q:開幕戦への意気込みは?
 今日勝利できたことがチームに勢いをもたらしてくれると思います。また、今日サポーターの前でプレーできたことが非常にうれしいです。サポーターの力が今日の勝利につながったと思っています。皆さんの熱さが僕にもすごく伝わってきました。僕からも恩返しができるように頑張るつもりですので、これからも応援よろしくお願いします。


チョ ヨンチョル
   前半は先制されたこともあり、あまりうまくいきませんでした。ハーフタイムにみんなで気持ちを切り替えて、後半からは積極的に攻めた結果が逆転につながったと思います。勝ってすごくうれしいです。
Q:1点目の場面を振り返って。
 前半はシュートを打てなかったので、後半は絶対にシュートを打ちたいという気持ちがありました。あの場面は自分の後ろに誰もいなくて、前を向いたらゴールが見えたので思い切り打ちました。イメージ通りに入ってくれてよかったです。
Q:2点目は得点への強い気持ちが見えたが?
 前で深谷さんがうまくさわってくれたので、僕は足を出すだけでした。ラッキーなゴールでした。
Q:チームで一緒にプレーすることがなかなかできなかったが、難しい部分はなかったか?
 コミュニケーションはまったく難しくなかったです。ただU-23韓国代表で中東へ行ってきたので、体はまだ重い感じがしていました。早く日本の時間に体を慣れさせて、コンディションを上げていきたいです。
Q:後半に東と一緒にプレーしてみてどうだったか?
 東選手が入ってきて、前でボールを受けて起点になってくれたり、アグレッシブにプレーするタイプの選手なので一緒にやっていてすごく楽でした。相手にとってすごく嫌だったのではないかと思います。
Q:2週間後の開幕戦までどんな準備をしていきたいか?
 やっと選手が全員集まってサッカーができます。来週にはまた練習試合もあるし、今年監督がやろうとするサッカーのイメージをみんなで共有できるように、開幕戦までいい準備をしていきたいです。?





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