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大宮アルディージャを支えてくださる皆さまへの御礼
 日頃より、大宮アルディージャに熱くご支援・ご声援を賜り誠にありがとうございます。昨日の2015明治安田生命J2リーグ第42節を終え、トップチームは今シーズンの全日程を終了いたしました。皆さまのご尽力によりJ2優勝・1年でのJ1復帰を果たすことができ、大宮アルディージャは新たな歴史をスタートさせることができました。あらためて深く御礼と感謝を申し上げます。
 クラブビジョンとして掲げる「Ardija Vision 2020 未来を、ともに。」の3つの柱である「地域の未来」「クラブの未来」「チームの未来」に沿って、2015シーズンを振り返らせていただきます。

■地域の未来
スポーツを中心とした様々な活動を通じて、地域の発展に貢献します。

 今年は、これまで以上に地域の皆さまへの感謝を実感するシーズンでした。
 その1つに、リーグ戦のホームゲーム21試合では平均9,490名の方にご来場いただいたことが挙げられます。県内の方を対象とした地域限定「感謝デー特別チケット」やホームタウンの方々を対象とした夏の区民感謝シリーズといった企画チケットを販売しました。また、開業130周年を迎えた大宮駅、開園130周年を迎えた大宮公園と連携した活動や、ラクーンよしもと劇場や埼玉西武ライオンズとのコラボレーション企画を実現するなど、今年もより多くの方にご来場いただくための活動に取り組んでまいりました。皆さまの多大なご尽力もあり、第14節・ジュビロ磐田戦でNACK5スタジアム大宮歴代3番目となる13,285人、第32節・セレッソ大阪戦で熊谷開催史上最多の14,410人と、J2での戦いであるにもかかわらずJ1時と変わらない観客動員数を達成することができました。
 また、2004年から継続的に実施している大宮クリーン大作戦は12年目となって通算300回を超え、大宮市街の美化に少しでも貢献できたと考えています。これも皆さまのご協力があったからこそであり、今後もさいたま市・埼玉県で活動していることを誇りに、様々な取り組みを行ってまいります。
 県内11カ所で約1,800人のお子様にご入会いただいているサッカースクール、ホームタウン内の幼稚園・保育園・小学校を訪問させていただているスクールキャラバンの他、多くの企業や団体と連携したサッカー教室を実施させていただいております。さらに、3月はインドネシアで、11月はラオス・カンボジアでと、東南アジア諸国の子どもたちを対象としたサッカー教室などにも昨年以上に力を入れており、日本国内のみならず海外においてもサッカーを軸とした活動で幅広く貢献してまいります。

■クラブの未来
地域の皆さまに信頼いただける、社会に開かれたクラブを目指します。

 2013年1月の完成から3シーズン目を迎えたクラブハウス“オレンジキューブ”は、今年も様々な形で皆さまにご利用いただきました。
 6月の第2回クラブハウスオープンデーでは、地元自治会をはじめとした多くの方々にご協力をいただきながら、約1,500名の方にご来場いただきました。練習を終えた選手たちもブースでお手伝いし、ファン・サポーターの皆さまとの交流を楽しみました。直近では、昨日までの3日間にJリーグ杯と明治安田生命杯を展示し、ご支援いただく皆さまと優勝の喜びを分かち合う場を提供させていただきました。
 2011年から続く東日本大震災復興支援活動に関しては、今年は渋谷監督や塚本泰史アンバサダーの他、10名のトップチーム選手が岩手県釜石市でふれあいサッカーを実施いたしました。また、台風18号で被害に遭われた方々の支援の一助を目的として、ファン・サポーターの皆さま、クラブ、選手会が連携して行った義援金募金活動は、日頃から培っている強い結びつきが表れた事例として非常にうれしい限りです。
 Jリーグでも取得しているクラブは極めて少ない環境の国際規格「ISO14001」取得の4年目に入り、今年3月には2度目の認定を受けましたが、グリーン電力の利用やペットボトルキャップの回収など、エコクラブとしての活動は今後も継続的に行ってまいります。
 クラブが主体的に取り組んでいく中、多くの皆さまのご理解をいただくことで、その活動がより価値の高いものになると思いますので、今後ともご協力をいただければ幸いです。

■チームの未来
国内トップリーグ(J1)で上位に定着し、常にタイトルを争うチームを目指します。

 昨シーズンのJ2降格を受け、昨年途中から指揮を執る渋谷洋樹監督の下で「挑む ~頂点へ、未来へ。~」というスローガンを掲げ、J2優勝・1年でのJ1復帰を絶対目標に不退転の決意で臨んでまいりました。シーズン当初はチームの調子が上向くまでに時間を要しましたが、第15節以降は首位の座を譲ることなく走り切ることができました。
 第8節からの12試合負けなし、第21節からの8連勝など、チームが一丸となって勝点を積み重ね、夏場には2位以下に大差を付ける独走状態となりました。しかし、J2は決して簡単なリーグではありません。シーズン終盤に2度の4試合勝ちなしを経験し、徐々に他チームとの勝点差が縮まっていきました。
 そして、優勝を決めた第41節・大分トリニータ戦。前半の決定機を逃し、後半早々2点を先行される苦しい展開でしたが、皆さまの力強いご声援に後押しされた選手たちが大逆転に成功しました。あの日、NACK5スタジアム大宮で感じた空気は、今も胸に深く刻まれております。本当にありがとうございました。来シーズンはJ1での再挑戦に臨みます。J1で上位に定着し、常にタイトル争いを目指すことで、アルディージャの歴史を積み重ねてまいります。
 また、アカデミーに関しても継続的な活動が花を咲かせつつあります。高校生を対象としたユースは、国内最高峰の高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグ(EAST)に初参戦し、現在も上位争いを繰り広げております。夏に行われた日本クラブユース選手権(U-18)では準優勝を果たすなど、国内トップレベルのチームに成長してまいりました。
 中学生を対象としたJr.ユースは2015 関東ユース(U-15)サッカーリーグで4位となり、年末に行われる全国大会の出場権を獲得しました。こちらも、どこまで上位に食い込めるか非常に楽しみな存在です。
 近年、アカデミーから多くの選手が年代別の日本代表などに選出されておりますが、欧州や東南アジアなど国内にとどまらない精力的な活動を通じ、選手たちの心身が大きく成長できていることの表れだと実感しております。トップチームを見据えたチームの強化はもちろん、選手たちの健全な育成を目指し、今後とも継続的に活動を行ってまいります。

 最後になりましたが、11年ぶりに臨んだJ2の舞台でも変わらずご声援を送ってくださったファン・サポーターの皆さま、パートナーの皆さま、アルディージャ後援会の皆さま、ホームタウンの皆さまをはじめ、大宮アルディージャを支えてくださる全ての皆さまに重ねて感謝を申し上げます。また、新たな歴史のスタートとして、来年は飛躍のシーズンにできるように全力で取り組んでまいりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

大宮アルディージャ
代表取締役社長
鈴木 茂

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