【クラブからのお知らせ】BE ORANGE プロジェクト「街灯バナー クラウドファンディング」開催中!

現在、大宮アルディージャでは、クラブ初となるクラウドファンディングを実施しています。ぜひ皆さまのご協力をお願いします!


このクラウドファンディングは「BE ORANGE プロジェクト」という、ホームタウン活動を軸とした街づくりや地域連携を目的としたプロジェクトの一環として、街をオレンジ色に彩る街灯バナーの製作・設置や、クラブが行う社会連携活動の資金に充てるために行っていますが、それだけではなく、クラウドファンディングを通じて、あらためてクラブと地域とサポーターのつながりを深めていくキッカケにすることも考えています。

今回のクラウドファンディングに込める思いについて、担当者にインタビューを実施しました。


――今回のクラウドファンディングの概要について教えてください。
さいたま市内に掲げている街灯バナーの張り替え費用を、クラウドファンディングで皆さんにご協力いただくというものです。これまでクラブの費用で貼り換えを行っていましたが、経営環境の変化もあり、近年は十分な費用を捻出することが難しくなっています。特に、ここ2年は劣化したバナーの張り替えがなかなかできず、場所によっては色褪せてボロボロになってしまっているものもありました。本来であればクラブの費用で張り替えを行っていくべきではありますが、このたび「実行確約型」という目標額に達しなくても実施をするという仕組みで、この企画を立ち上げさせていただきました。

――具体的には?
ご支援いただける場合は、その金額に応じたリターン=返礼品を受け取ることができます。今回は3,000(クラブよりお礼のメッセージ&公式サイトに名前を掲載)から、150,000(選手サイン入り街灯バナー6枚セット)までのリターンを用意しました。その他にもイベント参加権利やサイン入りユニフォームの贈呈など、約80種類のリターンから自由に選択することができます。

――街灯バナーとはどのようなものですか?
アルディージャのホームタウンエリアである、さいたま市北部5区(西区、北区、大宮区、見沼区、岩槻区)と、さいたま市中央区および志木市の一部の商店街の街灯に設置させていただいている、エンブレムのついたフラッグです。さいたま市や地域の方の協力のもと、全部で56か所の商店街・エリアで、約2,000枚のフラッグを、2002年から毎年デザインを変えながら掲出してきました。街がオレンジになりとても目立つので、皆さんも「ここは大宮アルディージャのエリアなんだな」と感じることができたと思いますし、どこかに出掛けて帰ってきた際には「大宮に戻ってきた」と感じられたのではないかと思います。また、テレビやメディアなどで大宮の街が紹介される際にもよく映り込んでおり、アルディージャを感じていただける取り組みの1つです。

――実際に掲出するためにはどのような負担や費用が発生するのでしょうか?
掲出場所はさいたま市や各商店街に提供いただいていますが、それ以外はすべてクラブで運用する必要があります。まず、交換用や予備も含めて1年間で約2,500枚のフラッグを製作します。雨や風、日焼けにも耐えられるようにしっかりとした素材で作らなくてはいけません。その後、そのフラッグを1つずつ商店街の街灯に設置していきます。高所作業で設置する数もかなり多いので、協力会社に委託し、この工程を行っています。ただ、設置しただけでは終わらないのが、また大変なところでして…。例えば、西日が強いエリアだと日焼けて色が落ちてしまったり、風が強いエリアであれば破けてしまったり、それぞれの状況を常に確認しながらそういったメンテナンスや交換にも年中対応しています。

――クラウドファンディングという手段を選んだ理由は?
費用にも限りがあるなかではありますが、なんとかもう一度、街をオレンジに染めて盛り上げたいという思いがありました。良い策がないか検討しているときに、ちょうどトップパートナーである武蔵野銀行の100%出資子会社社「むさしの未来パートナーズ株式会社」が、クラウドファンディングサービス「IBUSHIGIN」を立ち上げられました。「地域が抱える課題を地域の中で解決する仕組みを創る」を目的とした「IBUSHIGIN」と、クラブの思いが合致し、全面的なご協力を得て、クラウドファンディングが実現しました。

――今回の街灯バナーのデザインに至った経緯、思いなどがあれば教えてください。
デザインは、イラストレーターの宮内大樹さんにお願いしました。2016年にイラストによるクラブのシーズンポスターを作っていただいて、その後もお付き合いがあったのですが、今回は「サッカー選手と街のモチーフを掛け合わせる」という新しい形で相談をさせてもらいました。宮内さんは福岡在住なのですが、わざわざ大宮までお越しいただき、実際にJRの工場や鉄道博物館、岩槻人形博物館、盆栽美術館、そして各商店街や市内を歩いて、背景や歴史を理解いただくとともに、雰囲気を肌で感じてもらいました。宮内さんにしか作れない、そしてアルディージャらしさのある、すばらしいデザインになったと感じています。

――このクラウドファンディグにはどのように参加すればいいのでしょうか?
~購入型クラウドファンディングサイト~「IBUSHIGIN」(https://mmp-mbkg-ibushigin.en-jine.com/projects/011)にアクセスいただくと、このクラウドファンディングの詳細やリターン一覧が確認いただけます。希望するリターンが決まったら「支援する」をクリックして必要事項を記入してください。会員登録が必要になりますが、特に参加の制限はなく、どなたでもご参加いただけます。

――12月下旬からクラウドファンディングがスタートしましたが、ここまでの手応えはいかがですか?
スタートからたくさんの方に支援いただき、またSNSなどで拡散していただき、本当に感謝しています! すでに、完売のリターン(支援品)も出ている状況で、先日の初練習でも「支援したよ!」「どのリターンにするか考え中ですが必ず支援します!」などのお声もいただきました。目標額へはまだ届いていませんが、新しいリターンも追加しますので、ぜひ引き続きのご支援と、そして一人でも多くの方に拡散いただけたらありがたいです。

――最後にメッセージをお願いします。
今回ここまでプロジェクトを進めてきたなかで、この街灯バナーがどれだけ大事なものであるかを、私たちも再認識しましたし、クラブの思いをぜひ皆さんに知っていただきたいです。また、このクラウドファンディングを実施したことにより、街灯バナーの存在をあらためて気にかけていただく機会になったと思いますし、モデルとなった選手たちも誇らしく感じてくれています。資金をお願いするクラウドファンディングではありますが、クラブと地域とサポーターの皆さんをつなぐきっかけになればと思います。また、このクラウドファンディングだけではなく、このプロジェクトだけでなく、地域通貨「オレンジコイン」など、クラブと地域とサポーターが、持続的に関係を深め、地域を盛り上げていく企画を、これからも実践していきたいと思いますので、ぜひ皆さまのご協力、ご支援をよろしくお願いします!

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