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ファインダーの向こうに

クラブ公式サイトなどで目にするアルディージャの写真は、その多くがプロのカメラマンが撮影したものです。彼らが試合中に見ている選手たちの姿は、スタンドから見ているそれとは少し違います。ファインダー越しにしか見えない風景を、クラブオフィシャルカメラマンが綴ります。

「ファインダーの向こうに」メイン画像


Vol.014 早草 紀子

明確な変化

 出場機会が少ない若手は、巡ってきたチャンスに空回りしてしまうことも多い。自分のプレーに精いっぱいで、ピッチ上での時間はあっという間に過ぎ去っていく。そんな若手が無我夢中な時期を超えてチームに溶け込むときが必ずやってくる。

 小野雅史選手は開幕当初こそメンバーから外れる試合があったが、第6節以降全ての試合で登録メンバー入りし、その出場試合数は小島幹敏選手と並ぶ32試合(2,002分)のチーム2位タイ(トップは黒川淳史選手の34試合)。確実に出場機会を増やしていく中で、小野選手の表情に変化が現れ始めたのは、勝ち切れない日々が続いた苦しい夏のころだった。

 途中から流れを変えるために起用されることも多く、疲労感の見える仲間の負担を担おうと攻守に奔走する姿を目にすることは珍しいことではなかった。敗戦後の感情を冷静に受け止めるタイプに見えた小野選手が、悔しさや不甲斐なさ、あるいはやるせなさという感情をダイレクトに出すようになった。

 ゴールで喜びを爆発させるのは全ての選手に共通するが、苦境に立たされたとき、選手の表情は本当にそれぞれ違う。撮影者的には淡々と悔しさを内に閉じ込める選手の感情を伝えるには、映り込む背景や余白などに絶対的な工夫が必要になってくる。感情を表に出す選手は、ただその姿一つで彼らの感情を切り取ることができるため、その表情だけに集中してシャッターを切ることができる。今シーズンの小野選手は夏あたりから完全の後者になった。

 あるときはピッチをたたいて悔しがった。あるときは膝からピッチに崩れ落ちた。ゲームの流れを左右するポジションに就き、明確な使命感が備わったからこその表情に見えた。第36節・ザスパクサツ群馬戦は自身のゴールで先制し、菊地俊介選手の追加点で差を広げたものの一点を返され、最小差を懸命に守り抜いた末の勝利だった。残り数秒になり、小野選手の姿を探す。どうしても、この試合は勝利の瞬間をどう迎えるのかとおさめたかったのだ。

 視界を遮るアシスタントレフリーが、フレームアウトするのを祈るようにピントを合わせ続けた先で小野選手は静かに、けれど力強く両手でガッツポーズを作った。そのときの一枚はぜひフォトギャラリーをご参照に。今回はその続編。そのあと、小野選手は勝ち切った安堵感とともにピッチに転がった。「あ〜……」その声に小野選手の全ての思いがこもっていたように感じた。

 連戦中に次々と選手がケガで離脱する中、コンディションを整えることは簡単ではなかったはずだ。その状況下で積み上げた32試合はとてつもなく大きい。味わい深い24歳の今後に期待を!


早草 紀子 (はやくさ のりこ)
兵庫県神戸市生まれ。東京工芸短大写真技術科卒業。1993年よりフリーランスとしてサッカー専門誌などへ寄稿する。2005年から大宮アルディージャのオフィシャルカメラマン。