Vol.003 平野 貴也
40歳まで現役でいたい
――5月20日に第3子を授かったとのことで、おめでとうございます。初めての立ち会い出産だったのですね。
「ありがとうございます。妻は『練習に行って。サッカーが仕事でしょう』という感じなのですが、僕は最初の子の出産から立ち会いを希望していて、もうチャンスは最後かもということで今回、立ち会いました。感動しました」
――お子さんの名前は、どのように決めたのですか。
「長男が『春瀬』で、関わりを持たせて『絢瀬』という名前にしました。瀬という字を付けるのを最初に決め、音の響きで『あやせ』にして、漢字を当てはめました。音の響きが先でしたね」
――ご自身は「雄大(ゆうた)」。漢字に意味を込められた名前のように思います。
「いや、『雄大に』という意味付けが最初ではないらしいです。もともとは『けんた』が第一候補だったとか。母は『格好良い顔の男の子』と『けんた』という名前のイメージが一致するそうで。Jリーガーで言うと、狩野健太選手(徳島ヴォルティス)をイメージしてもらえば、分かりやすいですかね。でも母は、僕が生まれて来た瞬間に『けんたじゃない』と思ったらしく(笑)、『ゆうた』になりました。なので、僕の名前も音の響きが先に決まって、漢字は後から当てはめたものです。小学生くらいになると、学校の先生から『名前の由来を聞いてきなさい』とか言われますよね。音の響きだけ……じゃなくて、どう説明しようかな……」