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アルディージャを“定点観測”するオフィシャルライター陣が、日々の取材活動を通じて感じたことや思いを綴ります。

Vol.54 平野 貴也

25番の覚悟

 帰ってきた背番号25は、覚悟を持ってオレンジのユニフォームに袖を通す。負傷者続出の緊急事態で10月末に期限付き移籍先のモンテディオ山形から呼び戻された高山和真は、この移籍に「ラストチャンス」という言葉を使った。

 明治安田J2第33節・山形戦で先発出場した後で、その真意をたずねると「レンタル先で出られなかった選手が、この先も大宮でプレーしてほしいと言ってもらえるか。今後、大宮でプレーできるか、できないか。それが、残り2カ月に詰まっている」と決意を語った。

 高山の持ち味は、最終ラインから攻撃を組み立てる際の縦パスだ。前線と中盤の動きを見逃さず、縦パスで相手を置き去りにする。パスが通れば攻撃のチャンス。守備側がパスを怖がれば、全体で相手陣内に押し込める。そういう価値があるプレーだ。

高山 和真

 山形でもチームメートは認めてくれた。しかし、出場機会を求めた移籍先で、出場なしという屈辱の結果が待っていた。はじめは自信も手応えもある中で評価されないことに不満を抱いたが、他の選手が次々に出場機会を得るのを見て、高山は「矛先を自分に向けなければダメだ」と気が付いたという。

 他者の評価基準は様々だ。フィジカル要素を重視する山形で「明らかに走れない選手だった」と自覚する高山が起用されないのは当然だった。地道な努力を続ける選手がチャンスを得る姿を見るうちに、「自分が変わらなければ、競争のスタートラインにすら立てない」と、他者の基準でも価値を認められなければならないと気付き、課題をクリアしながら自分を見つめ直した。

 外の世界に出てみると、見えていなかったものが見えてくる。山形のアカデミー育ちの選手が期待と支援に包まれている姿を見て「自分もこんな感じだったんだ。温かく見守られて、何かミスがあっても『大丈夫だ、次を頑張ろう』と言ってもらえて、課題から目をそらすこともできてしまっていた」と、不安なく理想を追い求められる環境に甘えていた自分を戒めた。

 大宮のアカデミーで学んできたプレーの発揮の仕方についても、考え方が変わってきた。

 「うまいだけ、理想だけでは、勝てない。土台になるのは、理想じゃない。対人で勝つ、ゴールを決めるということ。それを自分がやってやるという思いでプレーして、その上でアカデミーでやってきたパスサッカーが生きる。以前なら、すぐに『もっと、こういうポジションを取って……』とか言っていたと思いますけど、その前に、まず目の前の相手に自分が勝たなければ、と強く感じるようになりました」

高山 和真

 当たり前だと言われることかもしれないが、大宮一筋で育ってきただけに、アカデミーで学んだことを発揮しなければ存在意義がないと思いがちな部分もある。一度クラブから離れたことで、それだけに縛られず、現実的な戦いの中で発揮すべきだと気付けたことは大きい。

 悔しいシーズンの中で、やるべきことは明確になった。泥臭く対人に勝ち、どん欲にゴールを求め、その中で磨いてきた縦パスを差し込む。そして、誰の目にも必要な選手だと認めさせる。残り少ない試合で高山が見せるプレーに注目したい。

平野 貴也(ひらの たかや)
大学卒業後、スポーツナビで編集者として勤務した後、2008年よりフリーで活動。育成年代のサッカーを中心に、さまざまな競技の取材を精力的に行う。大宮アルディージャのオフィシャルライターは、2009年より務めている。


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