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オフィシャルライターコラム「春夏秋橙」

ピッチで戦う選手たちの素顔や魅力を伝えたい。これまで書き切れなかった情感を伝えたい。『Vamos』やマッチデープログラムなどの取材から映る景色を、クラブオフィシャルライターの視点で、たまに広報・プロモーション担当の視点で、お届けします。


春夏秋橙タイトル



Vol.002 粕川 哲男

戦う男の器

 大前元紀を初めて見たのは2007年の秋、流通経済大学付属柏高校のグラウンドだった。高円宮杯全日本ユース選手権で日本一に輝いたチームの取材。本田裕一郎監督に話を聞き、日が暮れてから始まった練習を見学した。

 インターハイと全日本ユースで得点王に輝いたストライカーは、「和製メッシ」と取り上げるメディアもあるほどで、すでに注目の的だった。真新しい人工芝のピッチ。照明が射す中、鋭いシュートをネットに突き刺し、チームメートと冗談を言い合い、若いコーチと楽しそうにボールを蹴る姿は、エースの風格を感じさせた。

 その冬の高校選手権で全国制覇を果たし、史上初となる高校三大大会での得点王獲得の偉業を成し遂げた男を、「世代ナンバーワン選手」と記憶したことを覚えている。

 プロ3年目、2010シーズンからゴール数を伸ばし始めると、清水エスパルスのエースと認識するようになった。幸い、アルディージャ戦でのゴールは2014シーズンの1点のみ。正直、やられた印象はそこまで強くない。

 ドイツへ移籍した際も気になっていた。所属したデュッセルドルフの日本デスク、瀬田元吾氏に現地での奮闘ぶりを聞いていたので、一人のサッカー好きの日本人として、活躍してくれるといいなと期待していた。

 そんな彼に、初めて座ってインタビューをしたのは昨年のこと。初の国内移籍でアルディージャに合流した直後の宮崎キャンプだった。

 期待の背番号10は、取材場所だったホテルの会議室に静かに入ってきた。人見知りを公言しているだけあって、俯きがちで声も小さい。プロ10年目のシーズン開幕を迎える直前。言葉の端々に自信は感じられたが、エース特有の"俺様感"は微塵もなかった。

 そして、自嘲するかのような表情で、こう言ったのである。

 「僕は、ドイツに行って試合に出られなくて帰ってくるという失敗をしています」
  • 大前 元紀
  •  その瞬間、ハートをつかまれた。進んで語りたくないだろう自身の過去を"失敗"と認め、それを乗り越えて前へ歩もうとする姿に、戦う男の覚悟を感じた。失敗を失敗と認めるのは、簡単なことではない。人間の器の大きさの問題だ。

     移籍1年目は、結果を残せなかった。終盤は途中出場が多く、クラブのJ2降格を止められず、25試合2得点という成績でシーズンを終えた。エースと期待されただけに、屈辱の1年だったに違いない。しかし、2年目の今シーズンは10試合を終えて5ゴールと気を吐いている。勝点の伸びないチームの前線で、必死にもがいている。
 大前元紀は1年目の失敗をどう受け止め、今、どんな気持ちで戦っているのか。ゴールを決めてもなかなか勝利に結びつかない現状を、どう思っているのか。今度、取材をする機会がありそうなので、そのあたりを聞いてみたいと思っている。


粕川 哲男(かすかわ てつお)
1995年に週刊サッカーダイジェスト編集部でアルバイトを始め、2002年まで日本代表などを担当。2002年秋にフリーランスとなり、スポーツ中心のライター兼エディターをしつつ書籍の構成なども務める。2005年から大宮アルディージャのオフィシャルライター。


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