明治安田生命J2リーグ 第17節
2015.6.6 [SAT] 16:00 NACK

大宮

  • 20' 泉澤 仁
  • 67' 横谷 繁
2 - 0
1 前半 0
1 後半 0

讃岐

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 13 渡部 大輔
DF 2 菊地 光将
DF 3 河本 裕之
DF 22 和田 拓也
MF 18 横山 知伸
MF 5 カルリーニョス
85'
MF 17 横谷 繁
74'
MF 39 泉澤 仁
FW 41 家長 昭博
FW 11 播戸 竜二
62'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 28 福田 俊介
DF 27 今井 智基
MF 15 大山 啓輔
85'
MF 10 渡邉 大剛
74'
FW 8 ムルジャ
62'
FW 14 清水 慎太郎

監督

渋谷 洋樹

スターティングメンバー

GK 1 清水 健太
DF 22 武田 有祐
DF 30 エブソン
DF 3 藤井 航大
DF 2 小澤 雄希
88'
MF 7 永田 亮太
MF 26 山本 翔平
MF 25 岡村 和哉
FW 4 沼田 圭悟
FW 20 アンドレア
80'
FW 19 仲間 隼斗
60'

控えメンバー

GK 24 瀬口 拓弥
DF 5 高橋 祐治
MF 8 大沢 朋也
88'
MF 15 綱田 大志
FW 9 我那覇 和樹
FW 11 高橋 泰
80'
FW 33 木島 良輔
60'

監督

北野 誠
試合詳細
18 シュート 14
11 GK 14
11 CK 9
6 直接FK 10
3 間接FK 2
0 PK 0
試合データ

主審

家本 政明

副審

作本 貴典

副審

佐藤 貴之

第4の審判員

木川田 博信

入場者数

7,693人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

21.8℃/61%
泉澤、横谷がともに今季4点目をマーク、3連勝で首位堅持
首位の座は、渡さない。6月に入って最初の試合を3連勝となる白星で飾ってみせた。明治安田生命J2第17節は、ホームでの讃岐戦。試合の立ち上がりは、いきなりヒヤリとさせられた。讃岐の沼田が右からドリブルで中央へ切り込んでシュート。菊地がブロックしたが、浮き上がったボールがゴールに入りそうになる場面があった。しかし、その後は大宮のペースで試合は進んだ。FWアンドレアだけを前線に残して10人で守る讃岐の攻略は手を焼くものだったが、17分過ぎに相手選手が負傷で退場し、数的優位になった好機を逃さなかった。20分、カルリーニョスが自陣からロングパスを左前方へ送ると、ボールを受け取った泉澤は「本当に相手のブロックが堅かったので、早く攻めようと思っていた」と、相手に陣形を整える時間を与えずにドリブルで切り込んだ。1人をかわし、シュートブロックに飛び込んだ相手もフェイントでかわし、右足のシュートをニアサイドに突き刺した。先制して勢いを得ると、23分にも和田のクロスに横谷が頭で合わせる惜しい場面があった。ただし、前半の終わり方は良くなかった。GK加藤の好守で防いだものの、讃岐がカウンターで好機を作る場面が目立ち、再三シュートを浴びた。

後半は52分に相手のバックパスをさらった播戸が決定機を迎えたが決めきれず、続くCKからカルリーニョスのクロスを河本がヘディングで狙った場面もゴールの枠を捉えられなかった。すると、チャンスの後にピンチあり。62分、讃岐は右CKを沼田が頭で合わせ、GKの手前でさらにアンドレアが触って際どいシーンとなったが、大宮にとっては幸いなことにシュートはクロスバーを超えた。63分にも讃岐はアンドレアが単独突破からシュート。大宮はシュートまで持ち込めない時間が長く続いた。しかし、67分、家長とのコンビネーションから泉澤が左サイドをドリブルで破ると、低くてスピードのあるボールをゴール前に蹴り込み、横谷が飛び込んでゴール。勝利を大きく手繰り寄せる追加点を奪った。横谷はボールが股間に当たってしまい、得点後もゴールの中で悶絶。「クロスが来ると思って、GKとDFの間にできたコースに飛び込んだけど、仁がシュートを打って、多分GKが触ってボールが飛んで来た。変なところに当たったけど、そこでゴールを決めたことはなく、初めてなので良かったですね。まあ、タマタマです」と苦笑いで自身の今季4点目を振り返った。

試合終盤には讃岐の永田が放ったシュートがポストに跳ね返り、和田に当たってマイナス方向に飛んだボールを加藤が防ぐという大ピンチもあったが、2-0のスコアのまま押し切った。ただ、3試合連続の無失点勝利でも、河本は「今日の試合内容で、あれだけピンチがあったのは反省点。攻撃はともかく、守備面ではあまり喜べない内容」と指摘。渋谷監督もチャンスを作らせない力強さを今後の課題に挙げた。勝つこと、首位を守ることが重要であるのは間違いないが、今季を境に、より確実に勝つ、強いチームへの成長もクラブの目指すところだ。連続無敗試合数も10で満足することなく、続けたい。折り返し地点も近くなろうという時期でもある。攻守にますます磨きをかけ、盤石の地位を築きたい。

(総評:平野貴也/写真:山田勉)

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監督コメント
監督 渋谷 洋樹
先週もホームで勝利することができましたし、今日もとにかく勝利を届けようというモチベーションで選手たちを送り出しました。讃岐さんが思っていた以上にコンパクトに守備をし、ハーフラインからゲームを始めるような状況だったため、選手たちには良い距離感やパスコースが見えにくかったのかもしれません。讃岐さんは4-5-1の形でしたが、中盤を5枚で固められると、そこにボールを入れていくのはなかなか難しいものです。
 
我々は、後ろで回しながら前にボールを入れていくイメージでしたが、何となくボールを持つ時間が長くなってリズムが出ず、前半は讃岐さんの思うような展開だったと思います。ただ、相手が守備のオーガナイズを作った状態では、なかなか得点を奪うことはできませんので、シンプルに前向きの状態ができたらランニングするという狙いを持っていましたし、それで得点できたことは非常に良かったと思います。また、そういう戦術眼を持ってくれたということから選手たちの成長を感じました。
 
後半になったらスペースが空いてくるというのは想定できていましたので、サイドで起点を作ってゴール前に侵入し、最後の局面でプレーの強度を上げようという狙いでした。また、攻撃から守備への切り替えと、サイドからのクロスに対するプレーの強度を上げてほしいと選手たちに伝えましたし、狙っていた形から2点目が取れて非常に良かったです。ただ、(加藤)順大が止めてくれたり、ポストに当たって救われたりしたシーンが何回もありました。相手にチャンスを与えないという意味では、相手のシュート数も多かったですし、もう一度改善していかなくてはいけないと思います。
 
先週に引き続き、今日も7,500人以上のファンの方に来ていただいた中で、勝利を届けられたことを非常にうれしく思います。以前からお話しているように、今シーズンは既に2敗していますので、もう負けられません。J2優勝という目標に向かって、また一週間、全員で、一戦必勝という思いで、頑張っていきたいと思います。

Q.今日の泉澤選手の評価をお願いします。
カルリーニョスのパスに抜け出すシーンは昨年、私が監督になってからも頻繁にありましたし、得点シーンは彼の一番の特長が出たと思います。また、ボランチの立ち位置を前半は左にカル、右にヨコにしていたのですが、後半は時に入れかえながら、相手のコーナーの方へ斜めのボールを入れることをイメージさせていました。相手がゾーンで守ってきたときは、幅を持った攻撃を仕掛けるのが定石ですが、選手たちはそれをしっかりと意識してくれました。それが2点目につながったと思いますし、得点以外のチャンスにもつながりました。外を使ったら中、中を使ったら外と、普段のトレーニングでやってきていることが、選手たちのプレーにつながってきたと感じられました。
選手コメント
DF 3 河本 裕之
相手が引いていてなかなか崩せませんでしたが、焦らずにプレーできて良かったです。それでも何本か決定的なピンチを与えてしまったので、いつもより反省点の多い試合でした。今日はもっと試合を支配できたと思いますし、もう少し締めるところを締めていかないと、今後は失点してしまう場面が出てきてしまうので、より安定させていきたいと思います。
MF 10 渡邉 大剛
出場時間が短くてもゴールにつながるプレーを狙っています。もちろんスタートから出場したいですが、途中から出るときは相手も疲れていますし、スペースがある場合も多いです。そのような中で自分たちの方に勢いをつけたりパワーを与えられるようなプレーができればと思っています。練習から雰囲気良くできていますし、調子が良いときこそ奢らずにやるべきことを続けることが大切です。
MF 18 横山 知伸
全然ダメでした。チームは勝つことができましたが自分自身の出来には納得できません。相手の引いたブロックの前、ちょうど僕とカルリーニョスの前にスペースが生まれやすいということだったので、そのスペースを使うことを狙っていました。でも、シュートチャンスも活かせず得点を取ることができませんでした。結果を出したかったですが、またしっかりと練習して頑張りたいと思います。
MF 22 和田 拓也
前半に良い形で得点できましたが、ボールの取られ方が悪く、相手にシュートまでいかれてしまう場面もありました。相手が出てくるまで、もっと余裕を持って回しても良かったかなと思います。深い位置にパスを入れることも大事ですが、その前にいかに布石を打っておくかが重要です。そういう意味でも、仁やアキさんたちとの左サイドでの連係が良くなってきたのは収穫だと思います。
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