Jリーグ ディビジョン1 第12節
2012.5.19 [SAT] 16:00 NACK

大宮

0 - 2
0 前半 0
0 後半 2

川崎F

  • 67' 大島 僚太
  • 72' 楠神 順平
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 34 片岡 洋介
DF 2 菊地 光将
DF 20 キム ヨングォン
DF 22 下平 匠
MF 5 カルリーニョス
81'
MF 6 青木 拓矢
MF 13 渡邉 大剛
68'
MF 9 チョ ヨンチョル
MF 8 東 慶悟
FW 10 ラファエル
77'

控えメンバー

GK 21 江角 浩司
DF 4 深谷 友基
DF 30 渡部 大輔
68'
MF 23 金澤 慎
MF 7 上田 康太
81'
MF 16 金久保 順
FW 32 長谷川 悠
77'

監督

スターティングメンバー

GK 21 西部 洋平
DF 3 田中 裕介
DF 15 實藤 友紀
DF 4 井川 祐輔
DF 33 森下 俊
MF 20 稲本 潤一
19'
MF 30 大島 僚太
MF 14 中村 憲剛
FW 6 田坂 祐介
FW 16 楠神 順平
88'
FW 9 矢島 卓郎

控えメンバー

GK 1 杉山 力裕
DF 2 伊藤 宏樹
88'
MF 19 柴崎 晃誠
MF 23 登里 享平
19'
FW 10 レナト
FW 11 小林 悠
FW 17 小松 塁

監督

試合詳細
13 シュート 8
7 GK 16
4 CK 6
11 直接FK 10
2 間接FK 0
0 PK 0
試合データ

主審

中村 太

副審

原田 昌彦

副審

小椋 剛

第4の審判員

榎本 一慶

入場者数

9,304人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

23.6℃/41%
前半の好機を逸して後半に失速、2失点で敗れる
3連戦の最終日、アルディージャは風間新監督が率いる川崎を相手に、リーグ戦ホーム4連勝を狙って試合に臨んだ。16日に行ったヤマザキナビスコカップの札幌戦から中2日、厳しい日程の中、先発メンバーは5人が入れ替わった。

GK北野、4バックに右から片岡、菊地、キム ヨングォン、下平。中盤は青木とカルリーニョスのダブルボランチの前に、右から渡邉、東、チョ ヨンチョルという攻撃的MFが並んだ。前線はラファエルのワントップだ。アルディージャは最近の試合で、中盤の守備から鋭いカウンターでチャンスを作る形を多く見せていた。しかし、この日は川崎が素早く自陣に戻るため、得意としてきた形はなかなか生かせなかった。下平は「左サイドでボールを持っても、相手が人数をかけて守って来たので、縦に行けなかった。攻撃をスピードアップできるシーンをなかなか作れなかったので、サイドをうまく変えられれば良かった」と、カウンター以外の攻撃を模索し続けた展開を振り返った。それでも前半はアルディージャが中央を経由したサイドチェンジなどで何度かチャンスを作っていた。11分、ゴール前の混戦からチョ ヨンチョルがオーバーヘッドシュート。21分にはラファエルのクロスがポストをたたいた。さらに東のミドルシュートもポストを直撃。得点は生まれなかったが、決して悪くはない流れだった。

しかし、後半に入ると川崎の動きについていけなくなった。「中村を自由にさせない」が合言葉だったアルディージャに対し、川崎は中村がマーカーを釣り出す動きを増やし、トップ下に入った楠神がマークを外して攻撃の起点となった。青木は「前半は自分たちのリズムでプレーできていたけど、途中から相手にペースを握られてしまった。中村選手に行き過ぎて(自陣に)間が空いていたのかもしれない。ボランチの脇のスペースをうまく使われてしまった感覚がある。もう少し(ボランチ以外の選手も含めて)全体でバランスを見ることができれば良かった」と悔しがった。相手の攻撃に振り回され始めたアルディージャは67分に先制点を奪われた。川崎は大島のパスを受けた中村が鋭いスルーパスを通し、楠神がDFともつれながらシュート。これは菊地がスライディングでブロックしたが、こぼれ球を拾った大島がゴールへ押し込んだ。さらに72分、川崎はショートコーナーからDF實藤がヘディングで落としたボールを楠神がスライディングシュートで決めて追加点。その後、アルディージャは長谷川、上田を投入して攻撃の活性化を図りゴールへ迫ったが、手堅い川崎の守備を崩しきることはできず、無念のタイムアップを迎えた。
後半は相手にボールを支配され、全体が間延びしたために体力を奪われた。渡邉は「川崎は中村選手がボールを持つと同時に徹底して裏を狙った。でも、僕たちは裏に抜ける動きが少なかった。(東が下がってボールを受けたときに)行かないといけなかったけど、暑さで体力がきつく(サイドからは)距離もあって難しかった」と悔しさを吐き出すように話した。次節は1週間後、アウェイでの磐田戦。気持ちを切り替え、体力を取り戻し、主導権を握るアルディージャのサッカーで敵地から白星を持ち帰りたい。

(総評: 平野 貴也 /写真:早草 紀子)

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監督コメント
監督 鈴木 淳
うちのチームだけではないと思いますが、連戦でなかなかコンディションが整わない中でゲームに入ったことで、非常に中盤が開いたような状態でした。お互いにポゼッションし、ペナルティエリアまで行って何ができるか、というようなゲームだったと思います。

前半は、惜しいミドルシュートが何本かはありましたが、ペナルティエリアの中になかなか進入できない、あるいは、クロスが上がっても中に人がいないということが多く、決め手を欠いた内容になってしまいました。

後半に入って、徐々に川崎が中盤でボールを動かし始め、うちはなかなかボールをキープできませんでした。バイタルエリアをもっとケアしたかったのですが、徐々に使われるようになってしまいました。 失点後、選手交代でゴール前までは行きましたが、引いた相手をなかなか崩せず、決定的な場面を作れずに終わったという感じがします。

Q:試合前のゲームプランは?
まずはしっかりと守備をするということ、それからボールをしっかり動かすということです。攻撃では背後に出るということを課題として指示しました。

Q:リズムのよかった前半も背後へ出ていく動きが少なく、とても慎重に見えたが?
1つはコンディションの問題がありました。それと、ボールを動かすことにこだわり過ぎて、東にしてもラファエルにしても下がってきてしまい、ボールはキープできているけれど、背後に出ていくことが非常に少なかったと思います。慎重というよりも、背後に出るということが意識としてあれば、もう少しできたのではないかと感じています。
選手コメント
MF 8 東 慶悟
Q:前半自分たちのリズムの中で得点できなかったが?
前半すごくいい流れでチャンスもたくさんありました。そこでゴールを決められていれば試合の展開もまた変わっていたとは思います。でも、そういうことを言っても仕方がないので、また次へ切り替えて頑張っていきたいと思います。

Q:ボールをゴール前まで運べても崩し切れなかった原因は?
僕も含めてもっと仕掛けなければいけませんでした。相手にとって怖いプレーをすることが大事になってくると思います。

Q:特に意識してプレーしていた点は?
僕自身まだゴールを決めることができていないので、「決めたい」という気持ちはとても強かったのですが、今日も決められませんでした。しっかり練習して、また試合に臨みたいと思います。

Q:久々のフル出場になったが、自身のプレーを振り返ってどうだったか?
右足首の調子はすごくよくなってきているので、これからいいプレーをもっとしていけるようになればいいと思います。
DF 2 菊地 光将
Q:試合前には川崎Fサポーターから拍手もあったが?
いいサポーターだな、と感じました。素直にうれしかったです。

Q:試合前から警戒していた点は?
中村選手がボールを持った時は、前の選手が「ボールが出てくる」と信じて動き出すので、そういう点に注意しながら試合に入りました。

Q:途中で中村のポジションが変わったが、その後やりづらさがあったか?
中村選手がボールを持った時は誰か1人はプレッシャーに行く、というやり方に変更はなかったので、特にやりづらいという感じはあまりありませんでした。

Q:特に前半、ボールを保持しながら得点に至らなかった原因は?
ボールを回してはいましたが、みんなが下がってボールを受けるような感じでした。もっと裏に出る選手もいればよかったと思います。また、シュートを打てるところでもパスコースを探している選手もいました。そういうところはシュートで終わっていいと思うし、そこで取られて逆襲を受けるのが守備の選手としては嫌でした。もっとシュートの意識を高めていければいいと思います。

Q:次節磐田戦への意気込みを。
連敗だけはしたくありません。連戦も終わって試合まで1週間空くので、今日の試合を反省し、しっかり気持ちを切り替えて臨みたいです。アウェイですが、勝点3を取れるようにしっかり準備していきたいと思います。
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