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ホーム > 試合 > J2 第32節 C大阪戦
明治安田生命J2
 
2015 9/20(日) 18:00
熊谷陸
大宮アルディージャ
大宮
セレッソ大阪
C大阪
45'ムルジャ
11'エジミウソン
75'オウンゴール
スカパー!:CS801/プレミアムサービス:Ch.581
TV放送スカパー!:CS801/プレミアムサービス:Ch.581

鮮やかな同点弾も報われず、今季初の連敗

 悔しさが募る、今季初の連敗を喫した。明治安田J2第32節は、ホームでのC大阪戦。相手は3位でJ1昇格を争うライバルだ。しかも、シーズン序盤の第2節ではアウェイで今季初黒星を付けられている。年に一度の熊谷開催で借りを返したいという意気込みは、プレーに反映されていた。キックオフから鋭い立ち上がりを見せ、6分にはカウンターでムルジャが左サイドを抜け出して突破。相手がたまらずファウルをするほどの豪快さでチームの勢いを示した。8分にも右からのクロスをムルジャがヘディングシュート。前線のスペースにムルジャを走らせつつ、その後方に位置する家長の足下でタイミングをコントロールする攻撃の使い分けで、試合のペースを握ったように見えた。

 しかし、11分にC大阪は丸橋が左から上げたクロスからエジミウソンがヘディングでゴール。ワンチャンスで先制点を奪われてしまった。横山は「C大阪のクロスは、最終ラインとGKの間のコースでニアを狙って来ることが多い。それでニアのスペースをケアしたところで、裏を使われてしまった」と、連係によるミスだったことを明かした。ただ、点を奪われた後もペースを握られるわけではなく、サイド攻撃で押し込んだ。

 そして、前半のアディショナルタイムに美しいゴールが生まれた。右サイドのパス交換から横谷が中央へパスを入れると、家長がスルー。その後方で待ち受けたカルリーニョスは、前方へ走り抜けた家長へダイレクトでスルーパスを通し、フリーで抜け出した家長がGKを少し引き付けてラストパスを送ると、ムルジャが無人のゴールへシュートを流し込んだ。鮮やかな連係プレーに、スタンドからは喝采が沸き起こった。

 後半は、互いに攻め合う形になった。特にサイドの攻防は見ごたえがあった。左サイドの泉澤を起点に、家長、横谷が近寄って連係。52分、泉澤が左から中央へ流して家長がスルーすると、パスを受けた横谷は中央へ切り込むフリをして家長へボールを戻し、家長がシュート。相手の守備網を混乱に陥れるコンビネーションでゴールに迫った。C大阪も54分、55分と右サイドからのクロスで攻撃。71分にはパブロの強烈な直接FKや山口のミドルシュートなどがあったが、GK加藤が冷静な対処を見せた。

 しかし、75分にはまたもC大阪の丸橋にクロスを上げられた。先制された場面とは異なり、菊地が懸命にマークに入って競り合ったが、ボールは無常にもゴールに吸い込まれ、勝ち越しを許してしまった。終盤は菊地、横山をゴール前に上げてパワープレーに転じて気迫を見せたが、再び追いつくことはできず、悔しい敗戦となってしまった。和田は「主導権を握って良い形で進められたけど、少ないチャンスを決められた。上位にいる、J1クラスの力を持っているチームは、決定力が違う。これまでも相手が外してくれて助かっている場面はあるし、守備はクロスを上げる選手にもう少しプレッシャーをかけるなど直したい。ただ、すぐに次の試合があるし、連敗しているので、そこは内容どうこうではなく勝点3を取ることがメイン」と反省点を挙げながら、次戦での連敗ストップに強い意気込みを示した。

 次節は、中2日でプレーオフ圏内(5位)にいる東京Vとのアウェイゲームに臨む。残念ながら、今節で警告を受けた家長とカルリーニョスは出場停止となる。難しい状況ではあるが、今後は東京V、千葉、磐田と今季のリーグ戦で勝利していないチームとの対戦が続き、終盤に向けてリードを保てるかどうかの正念場となる。特にC大阪から千葉までは中2日と中3日での3連戦。いまだ首位にいるという自信を持ち、白星での連敗ストップで勢いを取り戻したい。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

フォトギャラリー

渋谷 洋樹監督コメント

「今日は熊谷開催最多の14,000人以上の方にいらしていただいた中で、勝利を届けられずに本当に悔しい気持ちでいっぱいです。選手たちは粘り強く戦い、ボールも良く動かしてチャンスができる展開でしたが、結果的に点を取るか取らないかという戦いになった中、最後に点を取られてはいけない、または取らなくてはいけないという部分で差が出てしまったのは非常に残念です。チャンスを多く作れれば勝てるわけではありません。それをしっかりと決める、反対に相手のチャンスを抑えるという最後のキワの部分を、2日間しかありませんがもう一度しっかりと準備したいです。また、気持ちの部分、頭の整理をしたいと思います。

 ゲームの内容に関しては、クロスからの相手のワンチャンスで失点してしまいました。前半は非常に良い形でボールを動かせていた反面、攻撃に重点を置いていると守備がおろそかになってしまう部分がありました。しかし非常に良い形で点を返せたので、後半は我々のリズムが来ると思いましたし、実際に後半に失点するまでは我々の試合でした。ですから、最後に得点を決めるということに関して、私自身もっとやらなければいけないことがあると感じましたし、反省している点です。

 試合後に挨拶に行ったときに、サポーターの方から『必死にやっているのか』『負けて悔しくないのか』という声が挙がるのは当然だと思います。NACKの近くにお住まいで熊谷までいらしていただいた方、初めて来てくださった方もいらっしゃったと思いますが、皆さまお金を払って来てくださっているわけですし、プロとして当たり前のことです。その叱咤激励を心に刻み、次のアウェイ・東京ヴェルディ戦でしっかりと勝つために2日間、良い準備をして試合に臨みたいと思います」

Q.良い流れでボールを回していたのに、同じような形で失点してしまったように感じますが、試合運びについてはどう思われますか。
「前半は、我々のミスからオーガナイズが崩れてしまい失点してしまいました。今日は前方にスペースがあり、フリーの選手もいたので前にボールを付けられる展開でしたし、後半は特に前を意識しました。ムルジャのビッグチャンスが決まっていればという形もありましたが、攻め急ぐというよりは、選手を経由せずに前に行けるなら行くという判断でした。ただ、深いエリアまで攻め込んだときにチェンジサイドするとか、クロスに対して入るパワーを持つということは、もっともっとやらなければいけません。相手の中盤の前でサッカーをやっていたので、ボールを取られたときにやられてしまったと思います。
 普段から選手にも言っていますが、カウンターの応酬になるのではなく、しっかりとボールを動かしてゲームをコントロールすることが絶対に必要です。相手も必死に守っていますし、カウンターからやられてしまうこともあるかもしれませんが、それでも落ち着いてボールを動かそうという意識をもう少し植えつけたいですし、最後の局面で人を意識するという部分を、もっともっとやらなければいけないと思います。選手たちは今日も非常にプレーの強度を高く保ち戦ってくれましたが、内容が良くても結果が出ないと次につながりませんので、次は内容うんぬんよりも結果が得られるようにやりたいと思います」

Q.今シーズン初の連敗、また次節でカルリーニョス・家長両選手を欠くことについて、どうお考えでしょうか。
「連敗ということもそうですが、この4試合で勝点1ですから、結果につながっていない状況です。これまで、やられてもおかしくないゲームを勝ち得てきましたが、今は逆の展開になっていると思いますし、ポジション取りの部分などが少しおろそかになってしまっているのかもしれませんから、そういった部分を突き詰めてスキのない戦いをしたいと思います。連敗してはいけないというのは、これまでもずっと言ってきましたし、繰り返してはいけないということも分かっています。東京ヴェルディ戦ではリバウンドメンタリティーを持って戦いたいと思います。もちろん負けることもありますが、その次の試合をしっかりとやりたいと思います。
 あと、次節はカルリーニョス選手と家長選手を出場停止で欠きますが、家長選手がいない想定は前節などでしていました。カルリーニョス選手がいないとオープンなパスというオプションがなくなる可能性があるので、これまでボランチをやってきた選手や、他の組み合わせを考えながら決めたいです。全選手がしっかりと準備できていますので、次はタフに、お客さんが見て魅力あるプレーをして勝つ、ということをやりたいと思います」

Q.失点後、それまで良かった動きが見られなくなったように思いますが、振り返っていかがでしょうか。
「意気込んでプレーし、良い形で戦っていた中で失点してしまい、ポジション取りが1つ1つ遅くなってしまったことと、バックパスが多くなってしまったことが悔やまれます。まずは前を意識し、そのパスが通ればチャンスになるのですが、バックパスの方がプライオリティーが高くなっていたことが、相手のペースになってしまった要因かと思います。それでも、相手のプレッシャーをかわしてチャンスを作るだけの良い戦いをしていました。得点シーンは良い形で相手の裏を取りましたし、ムルジャのランニングなども見られました。水戸戦の反省を生かして戦いましたが結果が出なかったので、続けるところは続け、やられたとことは反省して修正したいと思います。
 また、1点取られても慌てずにメンタルコントロールをして戦ってほしいという中で、前半終了間際に1点を返したことは本当によくやってくれている証拠です。あとは最後のキワの部分です。体を張るとか、体をぶつけるとか、そういう点が足らないと負けてしまいます。私はボールを動かす部分を大事にしていますが、点を取る・守る部分というが足らないと結果につながらないので、反省して次に臨みたいと思います。あと10試合ある中で、最大で勝点30の動きがありますが、目の前の一試合一試合に向けてしっかり準備したいと思います」

選手コメント

DF2 菊地 光将 (#2菊地)
「負けてはいけない試合で負けてしまい非常に残念です。選手は戦えていましたし、勝つチャンスはあったと思いますが、勝ち越し点が奪えませんでした。質が高いクロスがくるとわかっていたのにやられてしまったことは反省しないといけません。ここが正念場ですし僕たちも全力で戦いますので、引き続きサポートをお願いします」

FW8 ムルジャ (#8ムルジャ)
「両チームとも勝ちに値する戦いをしていましたが、結果的に我々が負けてしまったという印象です。得点シーンは、チームとして良いアクションをしてボールがたくさん動きましたし、アキが良い形でパスをくれました。水曜日に試合があるというのは勝つ機会が得られるわけですから、我々にとっては好都合だと思います。全員がベストを尽くして勝つのみです。皆さんも一緒に戦ってください」

MF18 横山 知伸 (#18横山)
「相手の特徴もわかっていたのに、クロスへの対応が悪く敗れてしまいました。クロスを上げさせないことも大事ですが、クロスが入った後にしっかり人をつかむこと、もっとタイトにいくことが必要だったと思います。ここ4試合勝てていませんが、まだ首位に立っています。一戦一戦、100パーセントの力で戦います」

MF41 家長 昭博 (#41家長)
「残念な結果になってしまいました。押している時間もありましたし、その時間帯で点が取れていれば違った結果になったと思います。次の試合、自分は出場停止となってしまいますが、サポーターの皆さんには選手を後押ししていただければと思います。応援よろしくお願いします」

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