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ホーム > 試合 > 明治安田J2 > 第24節
明治安田J2
第24節
 
2018 7/21(土) 19:00
鳴門大塚
徳島ヴォルティス
徳島
大宮アルディージャ
大宮
56'前川 大河
66'岩尾 憲
59'大前 元紀
DAZN
TV放送DAZN

9戦ぶりの敗戦も、大前が通算15点目で得点ランクの単独トップに立つ

 大きなヤマ場を迎えている。今日からの3連戦で、アルディージャは徳島、松本、熊本と対戦。いずれも前半戦に黒星を喫した相手だ。同じ相手から連敗するわけにはいかない。その第一弾となる明治安田J2第24節の徳島戦。相手は、ピーター ウタカが加入して勢いに乗っている。2年前のJ1得点王だ。しかし、アルディージャには大前がいる。4連続得点中のストライカーがチームを勝利に導くか。灼熱の一戦が幕を開けた。

 序盤は徳島がペースを握った。エースのウタカにボールを集めてくる。しかし、アルディージャは慌てない。ボールをしっかりと動かし、チャンスと見るやロングボールを使って徳島のディフェンスラインの裏を狙いにいく。守備も安定していた。ダブルボランチの三門、大山が球際で強さを発揮。ウタカには河本が立ちはだかった。はじめは劣勢だったボール支配率も徐々に盛り返した。

 最初の決定機は29分に訪れる。茨田が中盤で相手のパスをインターセプト。素早く前線を走る大前につないだ。粘り強くボールをキープすると、折り返したボールを走り込んできた茨田がシュート。しかし、惜しくもゴールポストに跳ね返された。

 チャンスの後にはピンチもあった。30分、徳島の前川に決定的なシュートを打たれるが、これはGK笠原が右手一本でファインセーブ。さらに、40分に許したウタカのシュートも、笠原が右足を投げ出して弾き出した。見応えのある攻防を展開した前半は互いにノーゴール。勝敗の行方を後半に委ねた。

 後半に入り、両チームが攻撃のギアを上げてくる。攻守の入れ替わりも激しくなった。そして、56分、徳島に先制点が生まれる。ディフェンスラインにできたギャップに縦パスを通されると、走り込んできた前川に左足を振り抜かれた。それまで攻守を見せていた笠原もあと一歩及ばなかった。

 しかし、簡単に流れを渡さないのが、今のアルディージャの強さだ。59分、相手のセットプレーを笠原がキャッチすると、素早く左サイドにスローイング。このボールを受けた河面が前線にフィードする。浅くなっていた相手ディフェンスラインの裏をうまく抜け出した大前が右足で合わせてゴール。早くも同点に追いついた。5試合連続となる大前のゴールは、シーズン通算15点目。得点ランキングでもついに単独トップに立った。

 このゴールでアルディージャに勢いがついた。前線のコンビネーションを生かして徳島の守備を崩しにかかる。ゴール裏の雰囲気も高まっていた。しかし、66分、一瞬の隙を突かれた。中盤でウタカにボールを奪われると、カウンターを防ぐことができず、後方から押し上げてきた岩尾にシュートを決められた。

 再び突き放された。1点が欲しいアルディージャは、73分に決定的なチャンスをつかむ。左に流れたマテウスから中央へ低いクロス。逆サイドの茨田が右足で合わせたが、ボールはまたも右ポストをたたいた。74分、マルセロ、シモヴィッチを同時にピッチに送り出した。これで攻撃の破壊力が増した。しかし、スコアが動かない。アディショナルタイムは4分。前線で収めたボールをシモヴィッチがシュートするが、相手DFの献身的な守備に阻まれた。これがラストチャンスとなり、1-2のままタイムアップ。9試合ぶりに黒星を喫した。

 リベンジこそならなかったが、攻撃力の高さは示した。2点は取られたが、悲観する内容ではない。忘れていけないのは、いい部分を継続していくことだ。中3日で試合は続く。次節は松本と対戦。首位を走るチームをホームで下し、再び上昇気運に乗っていきたい。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

フォトギャラリー

マッチハイライト映像

石井正忠監督 会見コメント

「前半は比較的、安定した形でプレーできました。守備では、前線からプレッシャーをかけていくところ、前からのプレッシャーを外されたときには自陣でコンパクトにするところ、その判断は非常に良かったと思います。ただ、攻撃では自分たちでボールを失う場面や、少し正確性を欠いたシーンが見られたことが残念です。前半は非常に良い形があったので、得点につなげられなかったこと、自分たちで細かいミスを続けてしまったというところが反省すべき部分かと思います。
 後半に入り、相手はスピードアップして攻撃の力を強めてくることが予想できました。徳島は前半からスピードあるカウンターを見せていましたし、そのカウンターから失点してしまったということが今日の試合の大きなポイントになったかと思います。非常に残念な結果ですが、すぐに試合がありますので、次戦に向けて切り替えたいと思います。徳島まで応援に来てくれたサポーターの皆さんと大宮で応援してくれた皆さんに勝ち試合を見せられなかったことを非常に残念に思います。次はホームゲームですから、また応援していただけると嬉しく思います」

選手コメント

DF6 河面 旺成 (#6河面)
「クロスでのアシストに関しては、最終ラインとGKの間にパスが欲しいと、前半の途中から元紀くんに言われていました。その狙いが得点という結果につながって良かったです。今日から僕のチャントを歌っていただき素直にうれしいですし、責任感が高まりました。試合に出ている以上、チームの勝利につながるプレーをしたいですし、チームが苦しい状況のときに、どれだけ泥臭く頑張れるかという意識を持って取り組みたいです」

FW11 マルセロ トスカーノ (#11マルセロ)
「左サイドからカットインをして、クロスやシュートを狙う意識でした。同時にピッチに入ったロビンと良い距離感でプレーできれば、必ずチャンスを作れると思っていましたが、堅いブロックを崩し切ることができませんでした。チームとして、最後までゴールを狙う意欲を見せられたので、これを水曜日の松本戦につなげたいと思います。リーグ戦は続きます。一つひとつ勝利を重ねられるように努力していきたいです」

MF15 大山 啓輔 (#15大山)
「先制された後すぐに取り返せただけに、2失点目の時間帯が良くなかった。失点は自分たちのミスからでしたが、ミスは誰しも当然あるものです。それをチーム全体でカバーすることが重要ですし、全員が自分に矛先を向けて改善していければと思います。攻撃に関しては、相手を中央に絞らせてからサイドに展開したかったのですが、中央で奪われてカウンターを受けてしまう場面があったので、そのクオリティーも上げていきたいと思います」

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@Ardija_Official