明治安田生命J1リーグ 1st 第15節
2016.6.11 [SAT] 14:00 デンカS

新潟

  • 4' 成岡 翔
1 - 0
1 前半 0
0 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 守田 達弥
DF 27 松原 健
DF 4 舞行龍ジェームズ
DF 2 大野 和成
DF 7 コルテース
MF 8 レオ シルバ
MF 6 小林 裕紀
55'
MF 13 加藤 大
MF 18 成岡 翔
55'
FW 9 山崎 亮平
74'
FW 26 端山 豪

控えメンバー

GK 1 黒河 貴矢
DF 3 増田 繁人
DF 23 酒井 宣福
55'
MF 25 小泉 慶
55'
MF 17 伊藤 優汰
MF 14 田中 達也
FW 19 鈴木 武蔵
74'

監督

吉田 達磨

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 19 奥井 諒
DF 4 山越 康平
DF 3 河本 裕之
DF 22 和田 拓也
MF 23 金澤 慎
MF 15 大山 啓輔
46*'
MF 5 沼田 圭悟
85'
MF 17 横谷 繁
75'
FW 7 江坂 任
FW 41 家長 昭博

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 20 大屋 翼
MF 18 横山 知伸
MF 10 岩上 祐三
75'
MF 16 マテウス
MF 39 泉澤 仁
46*'
FW 9 ネイツ ペチュニク
85'

監督

渋谷 洋樹
試合詳細
7 シュート 6
7 GK 10
3 CK 7
12 直接FK 9
2 間接FK 5
0 PK 0
試合データ

主審

西村 雄一

副審

中井 恒

副審

中野 卓

第4の審判員

藤田 和也

入場者数

20,381人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

29.2℃/48%
出足でつまずき、終盤の猛反撃も実らず敗戦
6月に入り、明治安田生命J1 1stステージは残り3試合とラストスパートに入っている。新体制でシーズンを迎えたチームも5ヶ月が経って成熟してくる時期だが、首位と勝点6点差の4位と健闘しているだけに、最後までしっかりと上位を争いたい。第15節は、気温29度と夏らしさを感じずにいられない暑さの中でのデイゲーム。新潟とのアウェイゲームだ。

暑さを味方にするため、ボールを保持し、相手を動かして攻撃を展開したいところだったが、思惑とは逆の展開になってしまった。立ち上がりの4分、ロングパス1本でFW端山に抜け出されると、山越が付いていったがゴールライン際で入れ替わるようにかわされ、クロスからMF成岡に先制点を奪われた。リードを得た新潟にボールを支配され、押し込まれる苦しい時間が続いた。

中盤や最終ラインでボールを奪えないわけではなかったが、クリアはことごとく相手に拾われて二次攻撃を受けた。また、時折攻め上がってもサイドチェンジなどで相手を振り回すことができず、片方のサイドに追い込まれてクロスをカットされるなど、なかなか試合のペースを奪えなかった。25分に左コーナーキックを江坂が頭で合わせるなど、数少ないチャンスで同点ゴールを狙ったが、前半は完全に相手のペース。横谷は「早い時間に失点してしまったので、その後はまず2点目を奪われないことに重点を置いていた。ただ、僕たちの守備から攻撃への切り替えよりも、相手の攻撃から守備への切り替えの方が早く、クリアせざるを得ない状況にしてしまった。全員がもっと早くポジションを取り直さないといけなかったと思う」と、苦しんだ時間を振り返った。

ハーフタイムが明けると、渋谷監督はボランチの大山に代えて泉澤を左サイドハーフとして投入。横谷を右サイドハーフからボランチへ、左サイドハーフの沼田を右へ移して攻撃の活性化を図った。サイドに起点を作り、前半に比べてプレスの緩んだ相手の守備網をクロスで破りにかかる。55分に家長のクロスから江坂がヘディングシュート、64分には奥井のアーリークロスから江坂がランニングボレーを狙うなど、シュートチャンスはやや増えたが、新潟のコンパクトな守備陣形は崩れない。

75分、今度は横谷に代えて岩上を投入。すると78分、岩上のロングスローやクロスから河本や奥井がヘディングシュートを狙う場面が生まれ、少しずつ逆襲ムードが強まった。80分にも、岩上がロングスローをフェイントに使って近くの家長へボールを渡し、家長のクロスに河本が飛び込むチャンスがあった。残り5分になると、ペチュニクを投入してパワープレーを徹底。同点への執念を見せたが、粘る相手に0-1で逃げ切られた。

終盤は前線に残って空中戦で奮闘した河本は、「最初の失点で相手を勢いに乗せてしまった。今日は暑さもあったし、もっとファイトしないといけなかったようにも感じる。残りの2試合では、戦うという部分をもう一度できればと思う」と出直しを誓った。失点に絡んでしまった山越も「悔しいけど、下ではなく前を向いて次の試合に臨みたい」と、名誉ばん回に意欲を見せていた。1stステージは、残り2試合。次節の横浜FM戦は1stステージ最後のホームゲームとなる。しっかりと勝点3を取って勢いを取り戻したい。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 渋谷 洋樹
今日は14時キックオフで暑い気候の中、アウェイ新潟の地で多くのファン・サポーターの方々が応援してくださったにもかかわらず、敗戦という形でお帰りいただくことに対して非常に申し訳なく思っています。1stステージが残り3試合となり、シーズン終盤の残留争いにパワーを掛けるのではなく、ここからもう一度パワーを掛けて、しっかりと勝利を挙げるべく3試合を一戦一戦、目の前の相手を倒すという思いで臨みました。しかし、開始4分に背後を取られた際、相手のプレッシャーがあったかもしれませんが処理を誤り、それを周りもカバーできずに失点してしまいました。0-1からのスタートになりましたが、難しい展開にしたのは我々の責任ですし、私自身の責任でもあります。ミスがあったことは残念ですし、それをカバーできなかったこともそうですし、ああいったところをもっともっと突き詰めていかなければいけないと感じた試合でした。

1試合を通して新潟さんのプレッシャーが良く、そうしたプレーの強度が高い中でも、選手たちはよくボールを引き出してくれていました。しかし、相手の目の前でプレーしていたので、もう少しランニングしたり、ワンタッチプレーを使ったりするようなトレーニングを、私自身がもっとやらなければいけないと感じました。後半は、相手の守備のゾーンが下がったこともあったと思いますが、しっかりと幅を持ちながら相手が嫌がるところへボールを動かしたことで、クロスやシュートの回数が多くなりしました。最後はパワープレーからチャンスがありましたが、相手の粘り強さを打ち破ることができなかったので、まだまだやらなければいけないことが数多くあると学んだ試合です。これからも目の前の試合を意識しながら、選手と一緒に1つひとつ、もっともっと積み上げていけるように取り組んでいきたいと思います。

クラブの鈴木茂代表取締役社長が今月限りで退任するにあたり、3連勝で送り出そうと思っていましたが、残念ながら敗れてしまったため、次の横浜F・マリノス戦ではしっかりと勝利して恩を返したいと思います。また、ホームで勝てるように今日の教訓を生かし、しっかりと戦いたいと思います。

Q.相手の最終ラインから、ディフェンスライン背後へのロングボールによって失点してしまいましたが、その要因はいかがでしょうか。
サッカーでは、開始10分で相手の背後を狙うことがよくありますが、その背後の1本への対応がうまくいきませんでした。前線でプレッシャーを掛けられなかったときは、ディフェンスラインを下げるのがセオリーで、その際には全員がそろって下がることができるかどうかが重要です。しかし、完全にフリーで背後へのパスを出されていたにもかかわらず、今日は全員の動きがそろっておらず、ピンチや失点を招いてしまいました。裏を返せば私自身だけでなく選手も、それができていないから失点してしまったのだと考えなければいけませんし、私としては選手への落とし込みが足りなかった部分なのだと思います。互いが相手の陣地でプレーしたいと思う中で、ボールを保持するチームもあるでしょうけど、今日は背後へのボールから決定機を作られてしまいました。集中力が足りなかったのか、対応をおろそかにしてしまっていたので、今後は突き詰めていきたいと思います。これを続けていたら勝利につなげることはできません。我々が勝利したり引分けたりして勝点をつかみ取ってきたのは、そういった部分をおろそかにしなかったからだと思いますので、あらためてしっかりと戦っていきたいと思います。
選手コメント
GK 1 加藤 順大
失点してしまった時間帯は問題ですし、大いに反省しないといけないですが、そのままバタバタと崩れて2点目を取られることなく、みんなで踏ん張って戦えたと思います。失点後、啓輔には『お前が引っ張って立て直せ』と声を掛けましたが、メンタルのバランスを崩さずに戦うことが大事です。次の横浜FM戦では、同じような展開にならないようにして、勝ってみんなで”寝ても大宮”を歌えるように頑張りたいです。
DF 5 沼田 圭悟
相手には勢いがありました。それに対して自分たちは反応も鈍かったし、細かいミスも多かったと思います。何回か惜しい場面がありましたが、あまり自分たちの時間帯を作れませんでした。立ち上がりの失点ということで動揺した部分もあったのか、ポジショニングや互いの距離感がうまくいきませんでした。次は原点に帰って攻守にハードワークをすることで、勝利につなげたいと思います。
MF 23 金澤 慎
試合の入りが悪かったです。それがすべてだと思います。自分たちより相手の方が序盤の戦い方がハッキリしていましたし、受けて立ってしまったことが失点につながってしまいました。始めからアグレッシブに戦うことの大切さをあらためて感じました。ホームで勝っていませんし、次の横浜FM戦は1stステージ最後のホームゲームです。勝って勝点を積み上げられるように、練習からしっかり取り組んでいきたいと思います。
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