明治安田生命J1リーグ 2nd 第5節
2016.7.23 [SAT] 19:00 NACK

大宮

  • 27' 江坂 任
1 - 2
1 前半 0
0 後半 2

新潟

  • 66' ラファエル シルバ
  • 68' 野津田 岳人
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 3 河本 裕之
DF 5 沼田 圭悟
MF 23 金澤 慎
MF 17 横谷 繁
87'
MF 16 マテウス
MF 39 泉澤 仁
76'
FW 7 江坂 任
FW 9 ネイツ ペチュニク
64'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 20 大屋 翼
DF 22 和田 拓也
MF 18 横山 知伸
MF 10 岩上 祐三
76'
MF 15 大山 啓輔
87'
FW 14 清水 慎太郎
64'

監督

黒崎 久志

スターティングメンバー

GK 21 守田 達弥
DF 25 小泉 慶
DF 4 舞行龍ジェームズ
DF 2 大野 和成
DF 5 前野 貴徳
MF 6 小林 裕紀
MF 10 ラファエル シルバ
76'
MF 37 野津田 岳人
MF 8 レオ シルバ
MF 9 山崎 亮平
54'
FW 18 成岡 翔
65'

控えメンバー

GK 22 川浪 吾郎
DF 24 西村 竜馬
MF 13 加藤 大
MF 14 田中 達也
MF 17 伊藤 優汰
65'
FW 11 指宿 洋史
76'
FW 19 鈴木 武蔵
54'

監督

吉田 達磨
試合詳細
6 シュート 17
11 GK 5
5 CK 4
11 直接FK 7
2 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

荒木 友輔

副審

作本 貴典

副審

清水 崇之

第4の審判員

藤沢 達也

入場者数

12,048人

天候

曇、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

24.3℃/60%
生命線の守備に課題、痛恨の逆転負け
結果よりも内容に目を向けなければいけない敗戦となった。明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第5節はホームで新潟と対戦したが、1-2の逆転負けを喫した。前半にリードを得たことを考えれば最低でも勝点を得ておきたかったが、内容を見れば序盤から相手にボールを支配される苦しい展開だった。

キックオフからわずか30秒、マテウスが前節のゴールを彷彿とさせるカットインシュートを放って勢いに乗るかと思われたが、その後はピンチの連続。新潟は4-1-4-1と表現できる布陣で、中盤の選手がパスを出しては動く流動性を持っており、横谷は「アグレッシブな守備という部分では、相手の方が圧倒的に上回っていた。僕たちは、今までと違って連動した守備ができないまま90分が終わってしまった」と、守備のリズムを欠いたことを明かした。

8分には最終ラインからの縦パスをカットされ、相手のラストパスを追った沼田とGK加藤順が衝突する危険な場面も生まれた。それでも第3節のG大阪戦でJ1通算200試合出場を達成した河本ら最終ラインが奮闘。特に17試合ぶりの先発となった右DF渡部が、単独でのボール奪取を成功させるなど鋭い動きを見せたもあり、先制点を与えることなく切り抜けた。

そして27分、右サイドでフリーになった横谷からの縦パスを受けた渡部が相手DFを鮮やかにかわしてクロス。ペチュニクのシュートはブロックされたが、こぼれ球を拾って左からクロスを上げ直した江坂のボールが、ループシュートのような形となってゴールを奪った。相手の隙を突いた攻撃が運にも恵まれて先制に成功した。

1-0での折り返しとなれば、前半の悪かった部分は目をつむることもできるが、この試合では後半も受け身の展開が続いてしまった。渡部が「前半は僕のサイドからの攻撃が多くて厳しかったが、周りとの連係で対応できた。ただ、後半は相手のペースになったことは間違いない。前半同様に前からプレッシャーを掛けなければいけなかった。完全に相手の攻撃を受けてしまい、中盤で自由にボールを持たれた。修正しなければいけないところ」と話し、沼田も「後半は頭からプレッシャーに行けなくなって選手間の距離が空いてしまったし、攻撃でも動き出しがなくなった」と認めたように、完全に主導権を奪われていた。

その中で66分にクロスからのヘディングシュート、68分にミドルシュートと立て続けにゴールを奪われて、一気に逆転された。試合終盤には清水がバイシクルシュートを放った場面があったが、相手GKの好守に阻まれ、最後まで追いつくことはできなかった。今季は1stステージも含めて接戦の中から勝点をもぎ取ってきたが、そのベースとなっているのは、失点の少ない守備だ。前節に続いて複数失点。生命線となる守備に亀裂が入ったままの打ち合いとなれば、この日の試合のような展開は避け難い。

この試合は、渋谷監督がベンチ入り停止処分を受けており、新潟で監督を務めたこともある黒崎ヘッドコーチが指揮を執った。黒崎ヘッドコーチの古巣を相手に白星を飾りたいところだったが、悔しい敗戦となり、2ndステージで10位、年間順位で8位に後退した。次節は、神戸とのアウェイゲーム。正念場で連敗を避けて踏ん張り、勝点48の目標を達成するために16ポイント以上を着実に積み重ねたい。

(総評:平野貴也/写真:高須力)

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監督コメント
ヘッドコーチ 黒崎 久志
今日は渋谷監督不在の中、このような結果になり非常に残念ですし、私自身も選手たちを勝たせてあげられませんでした。しっかりと切り替えていかなければいけないということと、こういう試合で自分たちの力を出せなかったのは我々にとって今後の課題で、こういうところを乗り越えていかないと次につながっていかないと、選手たちには伝えました。

Q.前半は先制したとはいえ押される展開でしたが、後半に向けてはどのような点を意識するように伝えたのでしょうか。
前半から相手が前から圧力を掛けてきた中で、何とかしのいでいました。負けている相手が後半も同じように前からプレッシャーに来ることは分かっていましたので、まずは自分たちがボールを持つ時間を長くしようと伝えました。あとは、1点だけで勝てるとは思わず、ゴールを奪いにいく姿勢を持つように伝えました。

Q.監督不在の中、選手たちに動揺はあったのでしょうか。あったとしたら、どのようにメンタルコントロールをしたのでしょうか。
動揺はそれほどなかったと思います。ただ、ああいう時間で1点を返された後の立て直しに関しては、ベンチを含め、ピッチ上のキャプテン金澤選手を中心に、もう一回修正して次に向かっていく部分が足りず、すぐに2点目を奪われる展開になってしまいました。その点に関しては課題だと思います。

Q.黒崎さんにとっては古巣対戦でしたが、何か思うところはあったのでしょうか。
お世話になったクラブですし、めぐり合わせを感じた部分はありました。ただ、ゲームが始まればそういった思いは関係なく、試合に集中して臨んでいました。
選手コメント
DF 4 山越 康平
アウェイの新潟戦では自分のミスから失点してしまったので、強く集中して試合に入りましたが、結果的に2失点してしまい、反省点が多い試合になってしまいました。相手は前半から右サイドに人数を掛けてきていたので、(渡部)大輔さんと声を掛け合いながら対応していました。ただ1失点した後に、立て続けにもう1点を失ってしまったので、しっかりと立て直さないといけなかったと思います。
MF 9 ネイツ ペチュニク
今日も多くの皆さんに応援していただき感謝しています。前半でリードして試合を進めていましたが、後半に攻守のバランスが少し崩れた短時間に2点を失ってしまいました。

今日は敗れてしまいましたが、年間順位ではまだ上位を狙えますので、このような試合の後こそ、全員が1つになって前を向いて今後のゲームに臨んでいきたいです。次は神戸でのアウェイゲームになりますが、多くの方に足を運んでいただき、たくさんの応援をしてくれるとうれしいです。
DF 13 渡部 大輔
ホームであまり勝っていませんので、勝つことだけを考えて試合に臨みました。後半に入って少し相手の圧力を受けてしまう感じになり、中盤でプレッシャーが掛からず、引かざるを得なくなってしまいました。前半のように前からアグレッシブにプレッシャーを掛けて主導権を握りたかったですが、そこが課題かと思います。上位を目指すためには連敗は許されないので、神戸に勝って帰ってきたいと思います。
MF 39 泉澤 仁
決定機を生み出すために、相手の背後を狙っていました。その狙いから、前半は崩せたシーンも何回かありましたが、ゴール前でのアイデアや工夫がもう少し必要だったかと思います。後半に入ってからチームのバランスが崩れ、戦い方が少し曖昧になってしまいました。次はアウェイゲームですが、勝ってサポーターの皆さんの声援に応えられるように頑張りたいです。
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