徳島
- 18' 浜下 瑛
- 63' 藤尾 翔太
- 69' 藤尾 翔太
大宮
- 49' 富山 貴光
徳島は思い出の地ですし、点を取って勝ちたい試合です。徳島に悔しい思いをさせたいという気持ちはありませんが、個人としてインパクトを残したい試合ですし、点を取って勝ちたいです。
徳島の試合を見た印象は、前から持っている徳島のスタイルといまのスタイルがうまくミックスして、この結果に結びついていると思います。相手は背後のボールに苦手なイメージがあって、攻撃ではしっかりボールをつないでくるチームです。僕たちは前からプレスに行くところと、しっかりチーム全体でブロックを組むところをはっきりして守りたいです。
シュートチャンスは1試合に3回くらいは訪れると思いますので、残り2試合で3ゴールは決められるように準備したいです。
まずはJ2残留を達成できてホッとしています。ただ、山口戦は、試合内容でもっと相手を圧倒して点差を広げて、なおかつ無失点で終わらなくてはいけない試合だったので、もどかしさも強いです。失点シーンはもう少し早く寄せられたと思いますし、もっと成長しなくてはいけないと感じています。
毎試合勝点3を目指して戦いたいですし、一つでも上の順位にチームを上げたいです。徳島や長崎のようにJ2上位にいるチームを相手に、積極的にチャレンジして勝ちたいです。
大宮に期限付き移籍する決断をして本当に良かったと思っていますし、大宮が声を掛けてくれて成長させてもらったので、もっと結果で示したいです。
横浜FCでチームメートだった徳島の一美選手との対戦は楽しみです。徳島は18試合無敗が続いていますがその記録を止めたいですし、徳島とプレーオフ進出を争うライバルチームの仙台や大分にはお世話になった監督がいるので、試合に勝って恩返しができるようにしたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
12 | シュート | 5 |
---|---|---|
8 | GK | 10 |
3 | CK | 1 |
7 | 直接FK | 14 |
0 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
前節山口に勝って、ホームでJ2残留を決めた。だが、相馬監督に慢心はない。試合後の会見でも、「残り2試合、我々が成長するために、チームとしても選手個人としてもしっかり戦っていきたい」と気持ちを引き締めている。明治安田J2第41節は、徳島とのアウェイゲームだ。相手の徳島はここまで18戦負けなし。J1参入プレーオフがかかっており、モチベーションは極めて高い。受け身になることなく、積極的に攻めて勝点3を持ち帰りたいところだ。
立ち上がりから積極的にボールを動かした。中野、富山の2トップを軸に徳島の背後を狙っていく。前線に軸足を置いて、ゲームの主導権を握った。7分には高い位置で柴山が相手のパスをインターセプト。中野へのスルーパスは相手GKにクリアされたが、通っていれば大きなチャンスになるシーンだった。
潮目が変わったのは、10分を過ぎたころからだ。徳島のビルドアップに対して局面でボールを奪いにいくが、なかなかセカンドボールを回収できない。16分には、起点となった小島から縦にボールが入ると、中野から右サイドの岡庭へ。クロスに合わせた中野がゴール前で競り合うが、フィニッシュにつなげることはできなかった。
18分、徳島に先制点を献上する。ゴール前に入ったボールをクリアしきれず、浜下に押し込まれてしまった。その後も徳島のペースでゲームが進行する。25分の杉本のボレーシュートはGK志村の正面。28分には至近距離から藤尾にヘディングシュートを打たれるが、GK志村が正面で押さえた。32分にはカウンターからピンチを招いた。しかし、ゴール前に入ったクロスを新里が頭でクリア。藤尾に許した36分のシュートも、紙一重のところでGK志村が封じた。
40分にもカウンターから藤尾にシュートを許すなど、徳島の波状攻撃が続いた。前半の最後は、徳島の圧力の前に防戦一方だった。前半を終えて0−1。スコア以上に、1点が重くのしかかってきた。
後半のスタートから柴山に代わって武田がピッチに入った。48分、最初のビッグチャンスは左サイドから。小島のスルーパスに抜けた茂木が左サイドを突破。クロスに富山が合わせたが、相手DFに阻まれた。しかし、ここで得た左CKがゴールにつながる。矢島慎が低い弾道のボールをペナルティエリアの端に送り込むと、遠い位置から走り込んできた小島が左足を一閃。相手GKの手前で富山が角度を変えると、ボールはゴールマウスに吸い込まれていった。デザインされたCKからゴールを奪い、スコアを振り出しに戻した。
その直後にもチャンスが生まれた。栗本が右サイドの岡庭にパスを送ると、そのままゴール前にクロス。中野が飛び込むが、惜しくもゴールを割ることはできなかった。しかし、63分に藤尾にヘディングシュートを決められて失点。再び追いかける展開になった。
直後の64分、河田と大山が同時にピッチイン。攻撃の活性化を図った。しかし、69分、またもサイドから攻められて追加点を許すと、その後も守勢が続いた。78分、ケガから復帰した三幸が中野に代わってピッチに入った。ボランチの大山が高い位置を取って、ゴールを奪いにいく。前線では河田、矢島慎が懸命にボールを追った。
アディショナルタイムは3分。ゴール前に長いボールを入れるが、徳島の厚い壁に阻まれた。武田のクロスに合わせた袴田が左足でシュートを放つ。しかし、相手GKにボールが収まると、タイムアップのホイッスル。1−3で敗れた。
来週のホームゲームは、いよいよ今シーズンのラストマッチだ。相馬監督は「しっかり戦うことに重点を置きたい」と言った。相手は長崎。集大成の一戦を勝利で飾り、笑顔でシーズンを終えたい。
(総評:岩本 勝暁)
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前半は相手の寄せの距離やタイトさに対してうまくプレーできていない部分がありましたが、ハーフタイムには、後半はもう一度チーム全体で戦うことと、相手陣内でのプレー時間を攻守両面で増やすことを、選手たちに話して送り出しました。
結果的に相手の勢いに呑まれる形になってしまいましたし、そうならないためのベンチとしての策も必要だったと思っています。
前節残留が決まったことの影響が出てしまったのかなと思う部分もありました。相手はかけるものがあるチームで、ワンプレー、ワンプレーのコンタクトの部分もそうですし、少し時間があるなかで、それを自分たちのアドバンテージにできないまま、あっという間に寄せられてしまったりと、そういった部分は完全に上回られてしまっていました。ハーフタイムに1枚替えて、もう1枚替える手もありましたが、それぐらい前半は押し込まれた部分がありました。
ここ何試合か勝ったり負けたりしているなかで、もう少し自分たちの時間を増やさないと、攻撃に行ったときの体力の消耗であったり、出たくても出られなかったり、どうしても質が下がってしまいます。質を上げることはもちろん課題ではあるのですが、仕組みでカバーできる部分でもあると思います。
そのなかで僕が特長を出せるとしたら、少しでも自分たちがボールを持てる時間、攻めの時間を増やして、相手陣地でサッカーをすることだと考えて、残り15分のなかでどれだけ自分が前にボールを供給できるか、良い状況でFWにシュートを打たせられるか、トップ下の慎也(矢島)やサイドハーフのヒデ(武田)など良い選手がいっぱいいるので、そういった選手が特長を出せるように考えながらプレーしていました。
何本か縦パスが入ったりサイドチェンジもありましたが、決定機で言えば最後の裕太郎(袴田)の1本しかありませんでした。それでも、あそこまで時間を使って前の枚数を増やせれば、フリーでシュートを打てる回数は増えると思いますし、それは90分を通しても大事な部分であり、いまの自分たちの課題だと思います。
今日は熱いサポーターたちの熱い声をもらいましたが、自分たちも満足していないですし、でもやはりピッチで結果を出すことや、プレーで表現できなくてはいけません。サポーターの思いは正直で当たり前だと思うので、それを受けて自分たちは、先週もすばらしい雰囲気を作ってもらったホームでの最終戦で、しっかり勝ってシーズンを締めくくらなくてはいけないと思いますし、そこに向けてまた1週間、激しい競争をして、責任を持って戦いたいです。
前半はなかなか守備が決まらなくて難しい時間もありましたが1点で抑えられたので、後半に1点を返すことはできました。そこで「いけるぞ」となったときに1本のカウンターから失点してしまうと厳しいですし、そこのリスク管理が必要だったと思います。あそこで飛び込むのではなく、一回ディレイして戻りを待つことも必要だったかもしれませんし、いろいろな要因があっての失点だったと思うので、チームで共有していきたいです。
難しい部分もある試合でしたが、入りも悪くなかったですし、やれているところもありました。ただ、もう少し慌てずにプレーできればよかったと思います。失点をしてはいけない時間帯で簡単に失点をしてしまったり、守らなくてはいけない部分で守れないと、こういった試合になってしまうと思います。
最終節は応援してくれている人たちに恩返しできるような試合がしたいですし、しっかり結果で示したいです。
1-1に追いついてからは良かったのですが、1-2になってからはより厳しくなりました。何本かシュートまではいけましたが、ゴール前まで行くシーンはあまり作れなかったですし、ミスも多かったと感じています。
同点のシーンは自分のキックミスで、思った以上に球が速くてうまく合わせることができなかったのですが、トミ君(富山)が触ってくれました。自分の中途半端なシュートだと止められていたと思うのですが、タイミングが合わず、当てるので精一杯になってしまいました。この試合ではセットプレーがカギになると思っていましたし、それがうまくハマったことは良かったですが、そのまま自分たちのペースに持っていきたかったです。
次はホームで勝ちます。
我々が果たさなくてはいけないJ2残留を確定させることができて良かったです。残り2試合も今までと同じく大事な試合であることは変わりませんし、我々はまだ今季3連勝を達成したことがありませんので、そのためにもまずは次の試合に勝つための準備をしていきたいです。
チームはここ数試合、ゲームの流れのなかで我慢しなくてはいけない部分でしっかり我慢できたり、結果を手繰り寄せられるようになってきたと思いますし、そこは成長を感じる部分です。
徳島戦でも試合の入りが大事になりますし、アウェイでも勝ちに行く姿勢を出さなくてはいけません。徳島は負けなしが長く続いていて、シーズン序盤は苦しんでいましたが、ここに来てプレーオフ圏内に入ってきていて勢いを感じるチームです。徐々にいろいろなものが噛み合って自信を持って戦っている印象があります。
我々はいま置かれているシチュエーションが変わったなかで、パワーを持っていて最後まで戦っていける選手をピッチに立たせたいです。