明治安田J3リーグ 第32節
2024.10.13 [SUN] 14:00 NACK

大宮

  • 32' 浦上 仁騎
  • 45+2' 泉 柊椰
  • 57' 石川 俊輝
3 - 2
2 前半 1
1 後半 1

福島

  • 34' 森 晃太
  • 90+5' 澤上 竜二
試合経過
監督コメント
奈良戦は、点を取れなければ点を与えないということでそこはよくスキを作らずにやったと思います。よくある現象で、これで点をあげてしまうと勝点はないですが、得点はゼロですが勝点は1なので、リーグ戦なのでとにかくそこはしたたかにということで目を揃えました。終盤戦はどのチームも目標が定まってくる中で相手も勝点がほしいでしょうし簡単な戦いにはならないと思うので、しっかりと勝ち切れるようにやっていきたいと思っています。

2位のチームも3位のチームも残り7試合で最高でも勝点21しか取れないので、僕らは自力で上がりたければ勝点2を取る、優勝したければ勝点5を取ると、もう数字が決まっていて相手が勝点を落としたらそれが減っていくという状況なので、自分たちでしっかりと勝点を取るということと、あとは今までどおり目の前の相手に死にものぐるいで勝つということで、やっていることはずっと変わらないです。選手たちには、こないだの奈良戦が終わったあとに浮かない顔をしていたので、「次はビッグゲームだから頑張ってね。もうこのゲームは終わりだから」という感じで目線は変えておきましたので、次に目は向いていると思います。今の状況は目の前のゲームを全部取りにいった結果ですし、今までどおり余計なことは考えずに、目の前の相手に勝てますかということをやろうと思ったら、細かいことをまた積み上げないといけないので、一個一個のボール際の戦いとか人との空中戦とかそこにすべては戻るので、そういう形でしっかり準備していきたいと思っています。

終盤戦のプレッシャーという意味では、このレースがどういう状況で進むかでプレッシャーのかかり具合は違うと思います。やっぱりすぐ後ろにいたら後ろを見ながらゲームをするでしょうし、開きすぎてしまうと今度は緩んでしまうような形になると思うのですが、このクラブの場合は去年の残像が既存の選手にもありますし、新しく来た選手にも強く意識させているので、そこに対する今年の挑戦なのでプレッシャーというよりは自分たちが抱え込んだものをどう処理していくかという大事なところになってくるので、それよりはやっぱり責任を持って選手がやっているという感じで、自分たちで責任を果たさなければというメンバーがここに残ったし、ここに来たメンバーもそれをやりに来ているので、責任感強くやっているなととらえています。自分たちの存在証明をしないといけないですし、このクラブで長くやっている選手、ホームグロウンの選手も多いので、変化というよりもあのような出来事をどう解釈したかというところで、自分たちの発奮材料にしているというのが彼らの変化なのかなと思います。僕がいくらお尻を叩いてもやらないときはやらないでしょうし、きっと自分たちがどうしても這い上がりたいという意志がそうさせているのかなと、所詮やらせているうちは大したことないですし、やっぱり内側から出てくるものが彼らの中にあって僕は方向づけするだけなので、やるかやらないかは選手の問題なので、そういう面では普通の状態のチームよりは懸けるものは大きいのかなというのはシーズン当初から感じていましたし、なんとかしたいんだろうなと思います。

もちろんゴール前の局面も整理はしていますが、今週選手たちにも言ったのですが、実際は奈良戦のように相手陣内でサッカーをやっていれば理論的には失点はしません。ただ、一つだけ大事なところがあって、昨年の失点の分析もして今シーズンに入りましたが、やっぱりそれはゴール前でちゃんとやれる人たちが言えるセリフで、それをやらずに言っていると自分たちの弱点を隠している、逃げているだけだという話をしました。そういう意味ではやるべきことをやっていますが、ただ、ちょっと緩んでしまうとすぐやられてしまいますし、どのチームも目標が定まっていて一瞬が結構大きな分岐点になるので、あと7試合、しっかりやり続けていきたいと思います。

シーズン当初からここまで選手に求めてきたのは、戦うんだけど、個人個人戦っているんだけど、やっぱりチーム全体に発信できるような戦い方とか、それは年齢関係なしにとか、やっぱり外から見ていて「ちゃんと戦っているよね」と認めてもらえるかどうかというところで、やっぱりそういう時代になってきていますし、グループとか流れが悪い時間帯に本当に戦えますかというのは最初から求めてきた部分なので、試合に出れる出れないは関係なしにそこはしっかりやれてきているのかなとは思っています。これも積み上げるのは大変なのですが失うのは一瞬なので、まだまだ残り7試合、しっかりやっていきたいと思います。
選手コメント
まだ評価するには早いと思いますが、キャンプからコツコツやってきたことが徐々に徐々に出せるようになってきて、今となってはそれが自信になっている部分というのは個人としてもチームとしてもあると思います。トレーニングでやり続けてきたことで、ボックス内での攻撃もそうですし、守備でもすごく自信になっていると思うので、それは残りの試合でも続けていきたいですし、まだ何も決まっていないので気を引き締めてやりたいです。

最初はプレッシャーとか強度とか、チームとしても全然ダメだったと思いますし、厳しさであったり要求するところは今と比べたら全然少なかったです。最初は監督も代わって始動はそういう感じかもしれないですが、今はみんなが自信を持ってやれていると思います。シーズンを通して、最初はなかなかコンディションが上がらなかったり自分を出せていなかった選手もここにきて良くなってきていますし、今はみんながいい競争ができていて誰が出てもおかしくない状況だと思います。

要求しあうところは自分も最初から求めていましたし、ぶつかることもありましたが自分からするとそれはすごく大事なことなので、そうやって絆ができていったりチームができていくと思うので、他人なので意見が違うことなんてよくあることですし、それを野放しにするのではなくてしっかり要求しあうというところは、今は普通のことのようにできていますが、最初は意識してやっていました。自分が言ったらやらないといけない状況になりますし、自分に発破をかけるつもりもありましたが、一人ひとりの意識とか責任感とかは強くなったと思います。

自分がどうこうというのはまったくないですが、ファン・サポーターやいつも応援してくれている方たちには早く昇格や優勝を決めてあげたいですし、早く決めてほしいと思っていると思うので、その思いだけです。あまり意識せずに、いつもどおりやりたいと思います。
奈良戦は、試合の展開は最初からコントロールできていて、後半の終わりの時間帯で決定的なシーンがあったのですが崩し切ることができませんでした。ただ、失点もしていないですし、大事なアウェイでの勝点1だったので、そこに関してはポジティブにとらえていて次にもつながるのかなと思っています。ピッチコンディションで難しい部分もありましたし、あそこまで引かれた相手に対して自分たちの速く崩すサッカーや相手を動かす部分で力を出し切れなかったので、そういう意味では苦しいゲームでした。でも次は自分たちのホームで、最高のピッチでやれるので、自分たちが思うようなサッカーをもっと展開できると思っています。

自分たちはシーズンの最初の方からトップに立っているので、どの相手も自分たちに勝って勢いをつけたいという狙いは間違いなくあると思います。でもこれまでも毎試合そうでしたが、サポーターの応援はすごく自分たちの後押しになりますし、自分たちもすばらしいメンバーがいて、すばらしいトレーニングができているので、追いかける展開になったときも逆転できていますし、そういう意味では自分たちもコンスタントにやり続けて今に至っているのかなと思います。

自分たちがやっているサッカーはすごく強度の高いサッカーで、暑いと自分たちが持っているものを出し切れなかったり、夏の試合では強度が下がったこともありました。ただ、最近は涼しくなって練習でもしっかり自分たちが持っているものを出せていますし、試合ではそれ以上のものをみんなが発揮できると思います。これからの季節はもっともっとできると思いますし、リーグ戦も終盤に入りますがその中でももっともっと見せられるのかなと思います。

もちろん、ゴールを決めることは個人としてもうれしいですし、チームのためにもなると思うのですが、どういう形であってもチームに貢献するということが自分にとっては一番で、今やっているものをよくするために引き続きやっていきたいです。福島は前節勝利して自分たちを倒しに来ると思いますが、自分たちはホームでサポーターの後押しがあるので、しっかり練習で積み上げて試合で全力を出せればと思っています。
メンバー

スターティングメンバー

81'
78'
73'

控えメンバー

73'
81'
73'
78'

監督

長澤 徹

スターティングメンバー

GK 1 吉丸 絢梓
DF 3 松長根 悠仁
DF 27 野末 学
78'
DF 5 大森 博
DF 28 鈴 直樹
78'
MF 30 加藤 匠人
63'
MF 20 城定 幹大
MF 14 大関 友翔
FW 7 塩浜 遼
71'
FW 40 樋口 寛規
71'
FW 10 森 晃太

控えメンバー

GK 22 山本 海人
MF 8 吉永 大志
78'
MF 17 針谷 岳晃
63'
MF 38 粟野 健翔
78'
FW 9 澤上 竜二
71'
FW 18 矢島 輝一
71'
FW 19 清水 一雅

監督

寺田 周平
試合詳細
16 シュート 15
9 GK 11
10 CK 4
3 直接FK 10
1 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

瀬田 貴仁

副審

向井 修也

副審

川勝 彬史

第4の審判員

美川 笙乃

入場者数

11,274人

天候

晴、中風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

25.5℃/33%

HIGHLIGHT

「殴り合い」を制してJ2昇格をつかみ取る
明治安田J3第32節は、快晴のNACK5スタジアム大宮に福島を迎えてのホームゲームだ。

前日に試合を終えている3位・富山との勝点差は18。この試合に勝つか引分けるかでJ2自動昇格が決まる。長澤監督と選手たちは「いつもどおり」目の前の試合に勝つことに集中しているが、ここからの数試合は勝てば昇格、勝てば優勝というプレッシャーもかかってくる。スタジアムを埋めた大観衆の熱い声援も力に変えて、重圧を跳ねのけて勝利を引き寄せたい。

大一番でゴールマウスに立ったのは、ここまでフルタイム出場でリーグ最少失点に貢献している不動の守護神・笠原。最終ラインは、練度の高い連係と身体を張ったシュートブロックで堅守を支えている村上、市原、浦上の3人。中盤は、大宮が誇るゲームメーカーの小島と攻守に躍動するアルトゥール・シルバが中央に構え、豊富な運動量を誇る茂木と技巧派ドリブラーの泉が両サイドに張る。前線は、正確なポストプレーとスピードが魅力のオリオラ・サンデーを頂点に、チーム最多スコアラーの杉本と献身的プレーでチームを支えるキャプテンの石川が三角形を作る。いつもと変わらない頼もしい布陣だ。

注目の立ち上がり、大宮に硬さはなかった。選手同士で昇格へ向けた特別な声掛けはなかったようで、村上は「目の前の一戦一戦に勝つ、これまでと同じ気持ちで試合に臨みました」と振り返っている。

3分、右サイドを駆け上がった茂木のクロスがファーサイドまで流れると、そこに走り込んできた泉が右足で合わせる。その後、ペナルティエリア内で福島にパスを繋がれ大関にシュートを許したが、笠原がキャッチ。立ち上がりのピンチを凌いだ大宮は、そこから立て続けに福島のゴールに襲い掛かった。

完璧なインターセプトからのシルバのミドルシュート、小島のCKからの杉本のヘディング、さらにはショートCKをつないでポケットを取った茂木の崩しが決定機となる。いずれも相手の好守にあい得点には至らなかったが、大宮の勝利への執念は、キックオフからの10分間で如実に表現されていた。

福島が引いて守らず、果敢に前へ出てきたことで両ゴール前での攻防が続き、球際の競り合いも激しい。開始2分のシルバに続いて、16分には相手を止めにいった杉本にもイエローカードが提示された。順位やチーム状況に関係なく、目の前の勝利に懸ける選手たちの気迫が、好ゲームの気配を漂わせた。

20分、ボックス内の深くまで侵入した小島が左足を振ったが、身体を投げ出した相手のブロックの前に先制ならず。身を挺した守備で福島の攻撃を切り抜けた直後には、右サイドへと流れたシルバのクロス、フェイントからニアサイドを狙った泉のシュートもゴールへの期待を膨らませた。

待望の先制点は34分。左サイドからの小島のCKを村上が頭で折り返し、浦上がプッシュしてネットを揺らした。2分後、連動したパスワークから森に追いつかれたが、両チームの積極的な姿勢は変わらない。大宮は笠原を中心とした守備陣がギリギリの局面で度重なるピンチを凌ぎ、連動したプレスで相手ボールを奪うと、サンデーのスピードを生かしたカウンターでゴールを狙いにいった。

そして、アディショナルタイムに突入した45+2分、右サイドからの茂木のクロスがファーサイドまでこぼれると、待ち構えていた泉が右足を強振。狙いすました追加点を奪い、1点リードで前半を終えた。

後半も、両チームの高い集中力と止まらない足運び、球際での激しい競り合いによって、緊迫感のある攻防が続く。53分には小島が中盤で相手の繋ぎを寸断し、一気に前へ。パス交換から泉がクロスを送り、攻め上がった浦上が頭で狙ったが、ボールはわずかにゴールの左へ外れた。

大宮は前線からのプレスを緩めず、相手のパスを引っ掛けてはカウンターを仕掛けるシーンを続ける。サンデーの突破は相手に阻まれたが、57分には小島、杉本となぎ、泉がドリブルから右足でシュート。GKが弾いたところに詰めていた石川が、身体を投げ出してボールを押し込み、点差を2点に広げた。

大宮は、2点のリードを奪っても積極的に前へ出る。泉と小島が絶妙なコンビネーションで左サイドを崩し、右からは茂木が出て行く。サンデーが前線で相手ボールを追い、シルバはセカンドボールを拾って攻撃に厚みを加えた。

その後は、小気味よいドリブルと細かいパスで崩してくる福島の攻撃を何度も弾き返し、反撃に転じる展開となる。73分には杉本に代えて藤井、シルバに代えて和田を投入。切り替えの部分で優位に立ちつつボールを握り、前への推進力も失うことなく4点目を狙いにいった。

長澤監督は、さらにファビアン・ゴンザレス、大澤、関口をピッチに送り込む。試合時間は残り10分少々。選手たちは一切足を止めない。泉と小島が中盤で激しく相手に寄せ、82分にはゴンザレスのクロスを受けた藤井が繋ぎ、最後は和田が左足で狙う決定機もあった。

クロスバーの助けも借りながら守備陣が耐え、攻撃陣が攻め続けた大宮は、アディショナルタイムにも大澤、そしてゴンザレスがゴールへと迫った。終了間際に1点差に詰め寄られるゴールを許したものの、最後は「殴り合い」(長澤監督)のようなタフなゲームを力強くものにする格好で、J2復帰を告げる歓喜のタイムアップを迎えた。

試合後、長澤監督は「足枷は取れると」最低限の目標を達成した喜びを口にしながらも、「ここが腕の見せどころ。しっかりネジを締めて、キックオフから全力でいけるように準備したい」と、次節・2位の今治をホームに迎える戦いに目を向けていた。

先制点を奪った浦上は「点を取ったあと、開始5分、終了間際5分は気をつけなければいけない時間帯にもかかわらず、2失点もしてしまった。非常に悔しいし、課題が残ったと思います」と反省を口にした。また、杉本は「次節で優勝を決められるように、また明日から準備したい」と前を向いていた。

J2復帰で満足している選手はいない。次節、大宮はホームで目標に掲げてきたJ3優勝を目指す。

(総評:粕川 哲男)

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監督コメント
11,200人のサポーターの方が来てくれて、なんとか勝つことができたと同時に最初のミッションをクリアできて、皆さんに笑って帰ってもらえるのでホッとしております。ありがとうございました。

スタッツから言ったらシュート数が18対16、そのうち枠内が13対12という形のゲームだったのですが、福島とか寺田監督の出身の川崎Fとか、戦い方は殴り合うしかないので、構えたら終わりなので、高い位置になるべく出ていって、もちろん構える時間も出てきてしまうのですが、そういうゲームを選んで入っていって1つ差で殴り勝ったという内容でした。

前半、思うようなディフェンスはできていたのですが奪った瞬間の出が遅くて、そこはハーフタイムに修正しました。3点目につながったシーンです。本当にコンマ何秒かなのですが、いろいろなことを意識していたのでしょうね、少し重い感じがして、普段ならもう5mぐらい前に出ているのを少し様子を見てるような形があったので、奪った瞬間にどれぐらい出れるかというところでハーフタイムに送り出して、(泉)柊椰がすごいスタートを切って一気に全員振り切っていったので、今シーズン追求していることをしっかりやってくれました。普段はできるのですが、やっぱりプレッシャーがかかってきたときにできるかどうかという点で、それが結局決勝点になったのですばらしい動きだったと思います。出した(杉本)健勇もすばらしかったです。

行ったり来たりの、こっちが決めてもいいし向こうが決めてもいいしというゲームだったのですが、本当にいいゲームだったと思います。やっぱりお互いに長所を出し合って、我々はエネルギーをかけてしっかりと奪った瞬間とかスピードとかそこで勝負をかけていきますし、相手は緻密にやってきますしという。マネしてもしょうがないし、ただ自分たちの本当の良さは何?という形で今日のゲームは送り出したので、素直に表現できてよかったですし、「いいサッカーができたよね、良かったよね」というのは去年で終わりにしようと言っいてるので、勝たないと意味がないというのをずっと言い続けてきたので、選手はそこを相当意識してやっていたと思います。よくやったと思います。

大抵のチームがここで抜けてしまうのですがそうはいかないので、最初の目標はトップですし、来週は今治とまたビッグマッチが待っていますので、一呼吸させてしっかりと準備して、来週またしっかりゲームができる準備をしていきたいと思います。今日はありがとうございました。
選手コメント
福島が技術の高いチームというのはスカウティングでわかっていたので、そこを自分たちのストロングである強度の部分でいかに潰せるかっていうのはチーム全体で統一していました。そこからカウンターで点が取れたので、そこはよかったかなと思います。

僕はウイングバックですけど、攻撃にストロングのボールを僕自身持っていると思っているので、積極的にペナルティエリアに入っていくっていうのは意識していました。決勝点のシーンは、うまくボールがこぼれてきて、気持ちで押し込めたのでよかったです。

昇格を今日スタジアム全体がオレンジに包まれた中のホームで決めれたというのは、すごい良かったと思います。でもまだ優勝が決まっていないので、来週またホームで優勝を決めたいなと思っています。今日みたいにアグレッシブにどんどんどんどん前に出ていって、絶対優勝を決めれるように頑張っていきたいと思います。

ホームでたくさんのファン・サポーターの方が来てくれてオレンジに包んでくれて、本当に後押しを感じますし、前半は自分らのゴール裏なので頼もしいですし一緒に守っているような感覚にもなります。逆に後半はオレンジのサポーターたちに向かって攻めていくので、ゴール前に向かっていくにつれてよりボルテージが上がっていく感じがやっていてすごく気持ちいいですし、それをゴールにつなげたいなと思います。本当にあと一つ勝てば優勝なので、来週ホームで優勝を決められるように頑張っていきます。
前節の奈良戦でセットプレー1本外したのが自分的にはすごく悔しくて、今日もセットプレーで得点というのは狙っていたので、こぼれ球にうまく反応できてうまくゴールに入れれたので、そこは非常によかったかなと思います。

ただ僕が点取ったあともそうでしたけど、やっぱりその点取ったあととか、例えば試合開始5分とか、試合終了間際の5分とか、そういう隅の部分っていうところは気をつけなければいけない時間帯だったにも関わらず、今日は2失点もしてしまったので、非常に悔しいですし、また課題が残った試合かなと思います。

昇格は歩んでる道の道中というか通過点でしかないですけど、今日まずは昇格という最低限の目標を決められたことは本当によかったです。今年感じるのは、練習や日常がピッチに試合に全部出るかなと思っていて、決して手を抜く選手はいなかったですし、レベルの高い競争の中でしっかり日頃の練習を突き詰めていけていたので、その先がまずは昇格という結果になったと思いますし、本当に日々の成果かなと思います。

ただまだ優勝は決まっていないですし、来週は勝てば優勝が決まるという舞台なので、しっかり勝って決められるように次に向かってしっかり準備できればいいなと思っています。
昇格は決められましたけど、僕たちは本当にまだ這い上がってる最中なので、それの一つの壁をまたみんなで超えただけなので、まだ来週にも壁がありますし、その先にも僕たちはまだまだ上っていかなきゃいけない壁っていうのはいっぱいあるので、みんなで一個ずつしっかり乗り越えていきたいなと思います。

今年のチームは本当に1試合でも多く勝ちたいという気持ちがみんな強いですし、1日でも成長したいという気持ちでみんなやっているので、そこはシーズンの結果どうこうというよりかは、シーズンが全部終わるまでみんなが持ち続けてやっていかなきゃいけないかなと思います。

(長澤)徹さんが言うように僕たちはてっぺんを目指しているので、まだ全然やらなきゃいけないことも多々あるだろうしもっともっと勝ちたいですし、昇格という結果は得ても来週もまた勝ちたい今治との試合が待ってるなという気持ちのほうが今はあります。

まだまだ僕たちにはスキがありますし、もっともっと良くなってくる部分というのはまだまだあるので、今の段階でどうこうというよりかはすぐに次があるので、そこに向けてやっていって、今シーズン終わったときにみんなでしっかり喜べればいいのかなと思います。

たくさんのファン・サポーターの皆さんがNACK5スタジアム大宮に来てくれて、僕たちと一緒に戦ってくれているので、皆さんと一緒に喜べるように、しっかりと準備して来週ここで勝って優勝を決めたいと思います。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

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