JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Aグループ 第6節
2017.5.24 [WED] 19:00
NACK
大宮
- 4' 高山 和真
- 14' 黒川 淳史
- 73' 岩上 祐三
- 81' 奥井 諒
4
-
0
2
前半
0
2
後半
0
清水
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 加藤 順大
DF 19 奥井 諒
DF 25 高山 和真
DF 20 大屋 翼
DF 6 河面 旺成
MF 17 横谷 繁
MF 47 岩上 祐三
MF 15 大山 啓輔
84'
MF 27 黒川 淳史
FW 9 ネイツ ペチュニク
80'
FW 11 播戸 竜二
61'
控えメンバー
GK 50 松井 謙弥
DF 4 山越 康平
DF 5 沼田 圭悟
84'
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
MF 38 山田 陸
FW 14 清水 慎太郎
61'
FW 30 藤沼 拓夢
80'
監督
渋谷 洋樹
スターティングメンバー
GK 21 高木和 徹
DF 16 村松 大輔
DF 4 カヌ
DF 15 ビョン ジュンボン
DF 27 飯田 貴敬
MF 6 杉山 浩太
58'
MF 14 野津田 岳人
MF 11 村田 和哉
MF 23 北川 航也
71'
FW 18 長谷川 悠
76'
FW 30 金子 翔太
控えメンバー
GK 41 梅田 透吾
DF 33 立田 悠悟
DF 48 伊藤 研太
MF 51 鈴木 魁人
MF 50 滝 裕太
71'
FW 47 新関 成弥
76'
FW 19 ミッチェル デューク
58'
監督
小林 伸二
試合詳細
12 | シュート | 10 |
---|---|---|
9 | GK | 6 |
5 | CK | 4 |
8 | 直接FK | 11 |
1 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
榎本 一慶
副審
唐紙 学志
副審
田中 利幸
第4の審判員
上原 直人
入場者数
6,461人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
24℃/52%
HIGHLIGHT
ゴールラッシュで快勝! リーグ戦に向けて、はずみをつける!
ルヴァンカップのグループステージ Aグループ第6節。アルディージャは前節のFC東京戦に敗れ、すでにノックアウトステージ進出の望みは絶たれている。しかし、単なる消化試合などない。戦う理由はある。苦戦が続くリーグ戦で浮上するための、自信を取り戻す戦いである。
アルディージャは、先週の土曜日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節のC大阪戦から先発メンバーを全て入れ替えた。フォーメーションは4−4−2。GKは加藤順。DFは右から奥井、高山、大屋、河面が入った。ボランチは岩上と横谷が組んだ。サイドハーフは右に大山、左に黒川。2トップはペチュニクと播戸だ。
試合はいきなり動いた。積極的な動きから岩上が相手のボールを奪い、CKを獲得。開始4分、そのCKを高山がドンピシャで合わせて先制点を奪った。高山のプロ初ゴールで、ゆりかごダンスも披露。スタジアムのボルテージは早くも最高潮に達した。
その後も攻勢に出る。12分には大山の縦パスに抜け出したペチュニクが至近距離からシュート。そして、再びCKからゴールが生まれた。14分、岩上が蹴ったボールをファーサイドで河面が競り合い、こぼれたボールを黒川が押し込んだ。「全員のゴールに向かう執着心が生んだ」と言う黒川のうれしいプロ初ゴールだ。U-19日本代表の一員として出場するトゥーロン国際大会に向け、大きなはずみになった。
また、守備でも高い集中力を見せた。前線にボールを入れてくる相手に対して、GK加藤順を中心にゴールを死守。守から攻への切り替えも早く、奥井と河面の両サイドバックも果敢にアップダウンを繰り返した。
後半に入ると、両者の動きがより活発になった。硬さが取れ、運動量が増えた。「次の1点が非常に大事だ。スタートから意識を高くして入ろう」という渋谷監督の言葉通り、2点を守り切るのではなく、3点目を奪いにいった。52分、播戸がペナルティーエリアの外から狙い澄ましたシュート。球際の激しさが増し、奪ったボールをすぐに攻撃につなげた。
後半も中盤に差し掛かったころから守る時間が長くなっていくが、集中力は途切れなかった。センターバックの大屋と高山を中心に、ディフェンスラインを高い位置で保った。播戸に代わって入った清水も、積極的にボールを受けて攻撃の起点になった。
待望の3点目が生まれたのは、その清水からだ。中盤で相手のボールを奪うと、右に流れたペチュニクにパス。ゴールライン付近から上げたクロスに岩上が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。
終盤はパワープレーに対して、全員で落ち着いて対処した。80分にはペチュニクに代わって生え抜きの藤沼がピッチイン。すると直後の81分、アルディージャが4点目をゲットする。左サイドの河面のクロスに、ファーサイドに走り込んだ奥井が滑り込みながら合わせた。前半から見せていた両サイドバックの果敢な攻め上がりが、ゴールという形で実を結んだ。
最前線に入った藤沼は、積極的にボールを呼び込んだ。84分に清水のパスを受けると、相手DFに競り勝って右足を振り抜く。これはDFにはじかれたが、気迫が伝わるプレーにゴール裏が沸いた。
その直後には、ケガから復帰した沼田が約7カ月ぶりの出場。「みんなが必死に戦って、4点も取ってくれた。自分が出場できる状況を作ってくれた」と笑顔を見せた。守備でも相手の攻撃をしのぎ切り、4−0のまま試合を終えた。
4得点はリーグ戦を含めて今シーズン初だ。しかも、相手の攻撃を完封した。会心の勝利でリーグ戦にはずみをつけた。殊勲の高山は「みんなで一つの方向を向いて、勝ちにこだわったプレーができた。リーグ戦はすぐに来る。相手の柏は好調だが、勝点が取れたら、いい流れに持っていけると思う」と言った。チームは自信を得た。もう後ろを振り返る必要はない。前を向いて戦うのみだ。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
アルディージャは、先週の土曜日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節のC大阪戦から先発メンバーを全て入れ替えた。フォーメーションは4−4−2。GKは加藤順。DFは右から奥井、高山、大屋、河面が入った。ボランチは岩上と横谷が組んだ。サイドハーフは右に大山、左に黒川。2トップはペチュニクと播戸だ。
試合はいきなり動いた。積極的な動きから岩上が相手のボールを奪い、CKを獲得。開始4分、そのCKを高山がドンピシャで合わせて先制点を奪った。高山のプロ初ゴールで、ゆりかごダンスも披露。スタジアムのボルテージは早くも最高潮に達した。
その後も攻勢に出る。12分には大山の縦パスに抜け出したペチュニクが至近距離からシュート。そして、再びCKからゴールが生まれた。14分、岩上が蹴ったボールをファーサイドで河面が競り合い、こぼれたボールを黒川が押し込んだ。「全員のゴールに向かう執着心が生んだ」と言う黒川のうれしいプロ初ゴールだ。U-19日本代表の一員として出場するトゥーロン国際大会に向け、大きなはずみになった。
また、守備でも高い集中力を見せた。前線にボールを入れてくる相手に対して、GK加藤順を中心にゴールを死守。守から攻への切り替えも早く、奥井と河面の両サイドバックも果敢にアップダウンを繰り返した。
後半に入ると、両者の動きがより活発になった。硬さが取れ、運動量が増えた。「次の1点が非常に大事だ。スタートから意識を高くして入ろう」という渋谷監督の言葉通り、2点を守り切るのではなく、3点目を奪いにいった。52分、播戸がペナルティーエリアの外から狙い澄ましたシュート。球際の激しさが増し、奪ったボールをすぐに攻撃につなげた。
後半も中盤に差し掛かったころから守る時間が長くなっていくが、集中力は途切れなかった。センターバックの大屋と高山を中心に、ディフェンスラインを高い位置で保った。播戸に代わって入った清水も、積極的にボールを受けて攻撃の起点になった。
待望の3点目が生まれたのは、その清水からだ。中盤で相手のボールを奪うと、右に流れたペチュニクにパス。ゴールライン付近から上げたクロスに岩上が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。
終盤はパワープレーに対して、全員で落ち着いて対処した。80分にはペチュニクに代わって生え抜きの藤沼がピッチイン。すると直後の81分、アルディージャが4点目をゲットする。左サイドの河面のクロスに、ファーサイドに走り込んだ奥井が滑り込みながら合わせた。前半から見せていた両サイドバックの果敢な攻め上がりが、ゴールという形で実を結んだ。
最前線に入った藤沼は、積極的にボールを呼び込んだ。84分に清水のパスを受けると、相手DFに競り勝って右足を振り抜く。これはDFにはじかれたが、気迫が伝わるプレーにゴール裏が沸いた。
その直後には、ケガから復帰した沼田が約7カ月ぶりの出場。「みんなが必死に戦って、4点も取ってくれた。自分が出場できる状況を作ってくれた」と笑顔を見せた。守備でも相手の攻撃をしのぎ切り、4−0のまま試合を終えた。
4得点はリーグ戦を含めて今シーズン初だ。しかも、相手の攻撃を完封した。会心の勝利でリーグ戦にはずみをつけた。殊勲の高山は「みんなで一つの方向を向いて、勝ちにこだわったプレーができた。リーグ戦はすぐに来る。相手の柏は好調だが、勝点が取れたら、いい流れに持っていけると思う」と言った。チームは自信を得た。もう後ろを振り返る必要はない。前を向いて戦うのみだ。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
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監督コメント
監督 渋谷 洋樹
選手コメント
GK 1 加藤 順大
今日は、残念ながら上に進める可能性がない状況でしたが、選手全員で目の前の試合を戦うことができました。幸先良くリードできたものの、2点差は危ないスコアですし、今日は絶対にゼロで抑えたかったので、一試合を通して集中を切らさないように心掛けました。
久しぶりに圭悟も試合に出られましたし、経験を積むことができた若い選手もいます。そういう意味でもうれしい試合になりました。今日の勝利でチーム全体で戦っている姿をファン・サポーターの皆さんにお見せできたと思いますし、次のリーグ柏戦でも、しっかり良い準備をして全員で戦っていければと思います。
久しぶりに圭悟も試合に出られましたし、経験を積むことができた若い選手もいます。そういう意味でもうれしい試合になりました。今日の勝利でチーム全体で戦っている姿をファン・サポーターの皆さんにお見せできたと思いますし、次のリーグ柏戦でも、しっかり良い準備をして全員で戦っていければと思います。
FW 9 ネイツ ペチュニク
試合開始直後から全員が良いプレーをすることができました。グループステージを突破できるチャンスはありませんでしたが、全員が勝利に対して強い気持ちを見せることができたのが良かったと思います。相手のセンターバックは屈強でしたが、自分も全力を尽くしました。
自分の戦う姿勢がチームに貢献できたならうれしいです。今日の勝利は自信につながりますし、次の試合に向けて良いリズムを生めればと思います。
自分の戦う姿勢がチームに貢献できたならうれしいです。今日の勝利は自信につながりますし、次の試合に向けて良いリズムを生めればと思います。
MF 27 黒川 淳史
自分の武器である仕掛けの部分で引っ掛かってしまう場面がありましたので、もっと質を高めていきたいです。また、守備や体力面も、もっと高めていかないといけません。ファン・サポーターの皆さんの後押しのおかげで今日は勝利することができました。
プロ初ゴールは素直にうれしいですが、これに満足せずに取り組んでいきたいですし、明日からはチームを離れてU-19日本代表の遠征に参加するので、代表でも結果を残して、クラブに活気をもたらしたいです。
プロ初ゴールは素直にうれしいですが、これに満足せずに取り組んでいきたいですし、明日からはチームを離れてU-19日本代表の遠征に参加するので、代表でも結果を残して、クラブに活気をもたらしたいです。
MF 47 岩上 祐三
和真が先制点を取ってくれ、試合運びがスムーズになったと思います。バンさんとネイツがうまく相手のパスコースを限定してくれていたので、自分のところではボールを拾っていくだけでした。自分のゴールシーンも、ネイツがうまく抜け出して良いボールを上げてくれたので、コースを見極めて決めるだけでした。
平日にもかかわらず、スタジアムにかけつけてくれた皆さんの声援が力になりました。自分の調子は良い状態が続いているので、これを維持できるように頑張っていくだけです。
平日にもかかわらず、スタジアムにかけつけてくれた皆さんの声援が力になりました。自分の調子は良い状態が続いているので、これを維持できるように頑張っていくだけです。