明治安田生命J2リーグ 第1節
2018.2.25 [SUN] 16:00
NACK
大宮
- 8' マテウス
- 50' ロビン シモヴィッチ
2
-
1
1
前半
0
1
後半
1
甲府
- 54' リンス
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
DF 5 中村 太亮
88'
MF 17 横谷 繁
76'
MF 8 茨田 陽生
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
FW 14 清水 慎太郎
90'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
控えメンバー
GK 22 笠原 昂史
DF 6 河面 旺成
88'
DF 19 奥井 諒
MF 23 金澤 慎
MF 20 酒井 宣福
76'
MF 39 嶋田 慎太郎
FW 10 大前 元紀
90'
監督
石井 正忠
スターティングメンバー
GK 23 岡 大生
DF 3 ビョン ジュンボン
DF 4 山本 英臣
86'
DF 6 エデル リマ
DF 16 松橋 優
83'
MF 2 湯澤 聖人
MF 19 小塚 和季
MF 40 小椋 祥平
MF 7 堀米 勇輝
71'
FW 17 金園 英学
FW 10 リンス
控えメンバー
GK 31 岡西 宏祐
DF 28 橋爪 勇樹
83'
DF 34 今津 佑太
MF 20 島川 俊郎
MF 26 佐藤 和弘
FW 13 太田 修介
86'
FW 29 ジュニオール バホス
71'
監督
吉田 達磨
試合詳細
7 | シュート | 10 |
---|---|---|
12 | GK | 7 |
2 | CK | 6 |
13 | 直接FK | 16 |
3 | 間接FK | 4 |
0 | PK | 1 |
試合データ
主審
中村 太
副審
桜井 大介
副審
岩田 浩義
第4の審判員
藤澤 達也
入場者数
11,777人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
7.1℃/42%
HIGHLIGHT
マテウス、シモヴィッチの得点で白星発進!
新しいシーズンが始まった。開幕戦の相手は、昨シーズンはJ1で残留を争った甲府だ。ともに一年でのJ1復帰を目指し、今度は昇格、優勝争いのライバルとなる。好スタートを切るだけでなく、ライバルにいきなり差を付けるチャンスでもあり、是が非でも勝ちたい試合だ。
先発メンバーにはシモヴィッチ、三門、中村の新加入選手3人が名を連ねた。試合は、理想的な展開で始まった。まず、最終ラインからショートパスで攻撃を組み立てる相手に積極的にプレッシャーを掛けた。ボランチの三門が前線に近い位置まで飛び出したのが印象的だった。
左サイドで相手を捕まえてスローインを得て、そこから押し込んで獲得した左CKがゴールにつながった。キッカーの中村が鋭く曲がる低いパスを繰り出すと、ニアサイドに飛び込んだ横谷がスルー。ゴール前を固めた相手から遠ざかるように曲線を描いたボールは、見事に相手の逆を突いた。そして、計ったように中央のマテウスの足下へ届き、左足のシュートが鮮やかに決まった。
「低いボールは(カットされる)リスクもありますけど、相手の動きを見て、狙えると思いました」と、中村。長身のシモヴィッチがハイボールを意識させた部分もあっただろう。甲府の吉田監督も「ちょっと裏をかかれた」と認めたが、上下と前後に二重の揺さぶりを掛けたセットプレーだった。
先制後は主導権を握り、試合を優位に進めた。30分過ぎに相手ゴール前で不用意にボールを失い、カウンターを受けるピンチがあったが、守備陣が高い集中力を見せてカバー。菊地のスライディングブロックで難をしのいだ。前半終了間際には、中村のCKを今度はシモヴィッチが打点の高いヘディングで合わせ、ポストをたたく惜しい場面があった。
後半も攻め手を休めず、先にゴールを奪った。50分、左サイドのパス交換でチャンスをうかがい、茨田がシモヴィッチとのパス交換で前進してスルーパス。抜け出したマテウスがクロスを送り、走り込んだシモヴィッチが長い足を伸ばして合わせ、早々に追加点を得た。
しかし、直後にカウンター気味に押し込まれ、決定的なピンチとなった。相手のクロスをブロックしたマテウスがハンドの判定を受けてPKに。一度はGK塩田が防いだが、相手のシュートより早く前に出たと判定され、やり直しとなったPKを決められた。
1点差に戻ってからは、相手の攻撃をしのぐ時間帯となったが、先日入籍した渡部の攻撃参加などで3点目を狙いながらリードをキープ。試合終了間際に中央突破で崩されたが、途中出場の河面がシュートブロックでゴールを死守。リードを保って勝ち切った。
茨田が「もう少しボールを持てれば、(後半に守備で仕掛ける)プレスのタイミングや体力は残っていたと思う」と話したとおり、後半の試合運びには課題も見られたが、まずは白星発進を飾ることができた。
ベテランの塩田は「失点後に辛抱できた。開幕戦だから経験のある自分が起用された部分もあると思ったし、とにかく味方を慌てさせないように気をつけた。開幕がホームゲームで相手は甲府。勝ちたい気持ちが強くてプレッシャーもあったけど、結果を出せたことは自信になる。これから右肩上がりにいきたい」と話した。独特の難しさがある開幕戦を勝ち切った。価値ある勝利だ。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
先発メンバーにはシモヴィッチ、三門、中村の新加入選手3人が名を連ねた。試合は、理想的な展開で始まった。まず、最終ラインからショートパスで攻撃を組み立てる相手に積極的にプレッシャーを掛けた。ボランチの三門が前線に近い位置まで飛び出したのが印象的だった。
左サイドで相手を捕まえてスローインを得て、そこから押し込んで獲得した左CKがゴールにつながった。キッカーの中村が鋭く曲がる低いパスを繰り出すと、ニアサイドに飛び込んだ横谷がスルー。ゴール前を固めた相手から遠ざかるように曲線を描いたボールは、見事に相手の逆を突いた。そして、計ったように中央のマテウスの足下へ届き、左足のシュートが鮮やかに決まった。
「低いボールは(カットされる)リスクもありますけど、相手の動きを見て、狙えると思いました」と、中村。長身のシモヴィッチがハイボールを意識させた部分もあっただろう。甲府の吉田監督も「ちょっと裏をかかれた」と認めたが、上下と前後に二重の揺さぶりを掛けたセットプレーだった。
先制後は主導権を握り、試合を優位に進めた。30分過ぎに相手ゴール前で不用意にボールを失い、カウンターを受けるピンチがあったが、守備陣が高い集中力を見せてカバー。菊地のスライディングブロックで難をしのいだ。前半終了間際には、中村のCKを今度はシモヴィッチが打点の高いヘディングで合わせ、ポストをたたく惜しい場面があった。
後半も攻め手を休めず、先にゴールを奪った。50分、左サイドのパス交換でチャンスをうかがい、茨田がシモヴィッチとのパス交換で前進してスルーパス。抜け出したマテウスがクロスを送り、走り込んだシモヴィッチが長い足を伸ばして合わせ、早々に追加点を得た。
しかし、直後にカウンター気味に押し込まれ、決定的なピンチとなった。相手のクロスをブロックしたマテウスがハンドの判定を受けてPKに。一度はGK塩田が防いだが、相手のシュートより早く前に出たと判定され、やり直しとなったPKを決められた。
1点差に戻ってからは、相手の攻撃をしのぐ時間帯となったが、先日入籍した渡部の攻撃参加などで3点目を狙いながらリードをキープ。試合終了間際に中央突破で崩されたが、途中出場の河面がシュートブロックでゴールを死守。リードを保って勝ち切った。
茨田が「もう少しボールを持てれば、(後半に守備で仕掛ける)プレスのタイミングや体力は残っていたと思う」と話したとおり、後半の試合運びには課題も見られたが、まずは白星発進を飾ることができた。
ベテランの塩田は「失点後に辛抱できた。開幕戦だから経験のある自分が起用された部分もあると思ったし、とにかく味方を慌てさせないように気をつけた。開幕がホームゲームで相手は甲府。勝ちたい気持ちが強くてプレッシャーもあったけど、結果を出せたことは自信になる。これから右肩上がりにいきたい」と話した。独特の難しさがある開幕戦を勝ち切った。価値ある勝利だ。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
DF 5 中村 太亮
全員で最後まで走りきって勝点3を取ることができました。相手は逆サイドから攻めてくるシーンも多かったですが、周りの選手と声をかけ合いながら、しっかり守ることができたと思います。
今日はスタジアムに、たくさんのサポーターの皆さんが来てくれた中で、その期待に応えることができて良かったです。次の試合は、アウェイゲームですが勝点3を取れるようなサッカーをしたいと思います。
今日はスタジアムに、たくさんのサポーターの皆さんが来てくれた中で、その期待に応えることができて良かったです。次の試合は、アウェイゲームですが勝点3を取れるようなサッカーをしたいと思います。
MF 8 茨田 陽生
みんな守備の意識を高く持ち、自分たちからアクションを起こして守ることができたと思いますし、それが最終的な結果につながったと思います。ボールを持たれる時間が少し長くなってしまったのは反省点ですが、セットプレーで点を取ることができたのは大きいと感じます。
自分たちの目標はJ2優勝なので、一歩ずつ勝点3を積み重ねられるようにやっていきたいです。
自分たちの目標はJ2優勝なので、一歩ずつ勝点3を積み重ねられるようにやっていきたいです。
FW 9 ロビン シモヴィッチ
コンビネーションからの良いゴールでした。マテウスが突破して素晴らしいボールを送ってくれました。
NACKで初めての公式戦でしたが、サポーターの皆さんは90分間を通して応援してくれて、とても力になりました。僕のチャントも聞こえていましたし、もちろん気に入っています。次の一週間でも、勝点3を取れるようにしっかりと準備したいです。
NACKで初めての公式戦でしたが、サポーターの皆さんは90分間を通して応援してくれて、とても力になりました。僕のチャントも聞こえていましたし、もちろん気に入っています。次の一週間でも、勝点3を取れるようにしっかりと準備したいです。
GK 21 塩田 仁史
開幕戦の独特の緊張がある中での試合でしたが、ホームの後押しを受けて勝つことができて良かったです。今日は自分がスタメンに選ばれましたが、キーパー陣みんなで切磋琢磨していきたいと思います。
42試合途切れることなく試合が続いていくタフな日程なので、優勝するためにはサポーターの皆さんの力が必要です。次はアウェイゲームですが、みんなで喜べるように次も一緒に戦ってもらえればと思います。
42試合途切れることなく試合が続いていくタフな日程なので、優勝するためにはサポーターの皆さんの力が必要です。次はアウェイゲームですが、みんなで喜べるように次も一緒に戦ってもらえればと思います。
前半、自分たちでボールを奪ったのに、相手に渡してしまうシーンが多く、それを前半でどうにか修正したかったのですが、後半も同じ場面がありましたし、それにより体力的にも消耗してしまったかなと感じています。
ただ、今シーズン初めてのホームゲームで、勝利できたという事に価値があると思いますし、選手たちも非常にハードワークしてくれた点は、評価したいと思っています。