明治安田生命J2リーグ 第6節
2018.3.25 [SUN] 16:00 NACK

大宮

  • 20' ロビン シモヴィッチ
  • 52' 大前 元紀
2 - 1
1 前半 0
1 後半 1

福岡

  • 90' 森本 貴幸
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 22 笠原 昂史
DF 19 奥井 諒
83'
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
84'
DF 5 中村 太亮
MF 17 横谷 繁
MF 8 茨田 陽生
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
FW 9 ロビン シモヴィッチ
FW 10 大前 元紀
90+2'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
83'
DF 6 河面 旺成
84'
MF 20 酒井 宣福
90+2'
MF 15 大山 啓輔
FW 14 清水 慎太郎
FW 28 富山 貴光

監督

石井 正忠

スターティングメンバー

GK 23 杉山 力裕
DF 39 篠原 弘次郎
DF 19 堤 俊輔
DF 11 岩下 敬輔
DF 22 輪湖 直樹
DF 3 駒野 友一
MF 8 鈴木 惇
MF 16 石津 大介
61'
MF 10 城後 寿
78'
FW 18 ドゥドゥ
FW 17 松田 力
46*'

控えメンバー

GK 21 圍 謙太朗
DF 4 田村 友
DF 27 平尾 壮
MF 20 エウレー
61'
MF 33 山瀬 功治
78'
FW 9 トゥーリオ デ メロ
FW 15 森本 貴幸
46*'

監督

井原 正巳
試合詳細
6 シュート 9
8 GK 8
4 CK 8
16 直接FK 12
1 間接FK 1
0 PK 1
試合データ

主審

井上 知大

副審

田中 利幸

副審

日比野 真

第4の審判員

阿部 将茂

入場者数

9,106人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

19.8℃/28%

HIGHLIGHT

シモヴィッチ、大前のゴールで2-1。5試合ぶりの勝利をつかむ!
1勝1分3敗。このような形でリーグ戦の序盤を過ごすと、誰が予想しただろうか。力がないわけではない。しかし、結果が出ない。敗れた試合は全て1点差。前節の熊本戦も菊地のヘディングシュートで先制点を奪っている。大事なのは、90分を戦い抜くタフネスだ。白星を手にし、声を枯らして声援を送り続けるファン・サポーターと、喜びをわかち合いたい。

立ち上がりは、シモヴィッチをターゲットに攻撃の起点を作った。大前、マテウスも前線でハードワークを繰り返し、積極的にボールを引き出していた。早い段階でサイドハーフのマテウスと横谷のポジションが入れ替わった。功を奏したのは20分だ。右サイドに張っていたマテウスが左足でクロス。ニアサイドに走り込んだシモヴィッチが頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。アルディージャが幸先良く先制点を奪った。

その後も、守備で高い集中力を発揮した。5バックの福岡は両サイドが高い位置を取り、ピッチを広く使いながら攻撃を仕掛けてくる。前線には危険なストライカーもいる。しかし、菊地、山越を軸に最終ラインが高い位置をキープ。中盤の危険なエリアは三門、茨田のダブルボランチが封じ、福岡にゴール前への侵入を許さなかった。前半のラストはボールを支配される場面もあったが、GK笠原が声で守備陣を鼓舞。奥井、中村の両サイドバックもアップダウンを繰り返した。理想的な展開で、1-0のまま前半を折り返した。

後半もアルディージャが攻めた。開始直後の50分に決定機を得た。大前がハーフウェーライン付近でボールを奪取。ドリブルで前線に持ち込み、スルーパスを送り出す。走り込んだのは三門だった。シュートは惜しくも相手GKに阻まれたが、これが2点目の大きな布石となった。たたみ掛けたいところで、マテウスが好位置でFKを獲得した。52分。ゴールまでの距離はおよそ20m。ボールにマテウス、中村、大前が集まった。蹴ったのは大前だ。右足から放たれたボールは鮮やかな弧を描き、ゴール左に突き刺さった。

2-0。あとは落ち着いて試合を進めるだけだった。ここからは守備陣の健闘が光った。81分にはドゥドゥのシュートを、中村が体を張ってブロック。83分に奥井に代わって渡部が、84分には菊地に代わって河面がピッチに入った。相手のセットプレーにも全員が体を張って対応した。

終了間際の90分にPKで失点したが、焦りはなかった。河面の退場で空いたセンターバックのポジションは三門が埋めた。相手の攻撃を何度もはね返した。さらに酒井を送り込んでディフェンスラインを固める。待望の瞬間が訪れた。5分のアディショナルタイムをしのぎ切り、勝利を告げるホイッスルが鳴り響いた。

5試合ぶりの勝利だ。決して派手な勝ち方だったわけではない。だが今は、泥臭くとも勝点3をつかむことが何よりも大切だ。「選手が90分間ハードワークしてくれた。ファン・サポーターの方の声援に応えて、一人少ない中でもしっかり対応してくれた」と石井監督。苦しい戦いはこれからも続くだろう。しかし、トンネルの出口は、はっきりと見えた。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 石井正忠
最後の最後まで苦しみましたが、ホームゲームで勝利できてよかったです。
 
前半からチーム全体として非常に良い入り方ができて、落ちついて試合を進められました。その中で良い形から得点できたのですが、守備の部分でうまく制限できていないところもありました。
 
元紀のきれいなFKで2点目を取ったあとに、3点目を奪う、相手陣内の深いところへ入っていく、ということができれば理想的な展開になったと思います。それがあまりできず押し込まれる時間が多くなった中で、PKという判断になり失点しまったことは非常に残念ですし、最後までゼロで抑えて終わりたかったです。
 
それでも選手は90分間、ハードワークでファン・サポーターの方々の声援に応え、一人少なくなった中でも粘り強く良い対応をしてくれました。
選手コメント
FW 10 大前 元紀
ホームでしたし、これ以上負けられない中で、今日はより一層、サポーターの皆さんからの応援が聞こえてきましたし、勝つことができて良かったです。

ロビンとの関係も良くなってきていると感じています。フリーキックは少しコースが甘かったですが、良いスピードで壁を越えていきましたし、味方が壁に入ってボールをうまく隠してくれたので、みんなで奪ったゴールだと思います。

この一勝を無駄にしないで、しっかり連勝できるように頑張っていきたいです。
MF 16 マテウス
きれいな先制点を奪うことができました。ロビンがすごく良い位置に動いてくれました。そこに蹴れば彼なら決めてくれると信じてボールを送りました。

今週のトレーニングの中で、バランスを崩さなければ、サイドの選手はポジションチェンジをして良いと監督から言われていたので、シゲルと話して位置を入れ替えました。

今日勝ったことで、この後の戦いに勢いが生まれると思うので、連勝できるように戦っていきたいです。
MF 17 横谷 繁
最近の試合で、対戦相手はマテウスの縦への突破を警戒しているところがありましたので、ピッチで『変わる?』と話をしてポジションを変えました。監督が求めるものを踏まえながら、自分たちでも意見を交換し、勝ちにつながるサッカーをできればと思います

。今日は、ピッチに出たときに『目標は優勝、ブレずに行こう』という横断幕を見て、選手もサポーターの皆さんも同じ気持ちだということをあらためて感じました。一年間、長い戦いとなりますが、サポーターの皆さんもチームと一緒に最後まで戦ってもらえたら嬉しいです。
DF 19 奥井 諒
今シーズン初スタメンでしたし、チームも勝てていなかったので勝利だけを考えてプレーしました。僕自身は良い準備ができていると感じていましたし、自分に自信をもってゲームに臨みました。

この一勝は大きいですが、僕たちは優勝を目標にしているチームだと思うので、まだ何も成し遂げていませんし、今日のモチベーション、戦い方、パワーをベースにした上で、戦術の部分を積み上げていければと思います。チームの目標を達成できるように頑張ります。
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