明治安田生命J2リーグ 第9節
2018.4.14 [SAT] 16:00 NACK

大宮

  • 9' 大前 元紀
1 - 1
1 前半 0
0 後半 1

岡山

  • 54' 上田 康太
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 22 笠原 昂史
DF 13 渡部 大輔
34'
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
DF 6 河面 旺成
MF 39 嶋田 慎太郎
MF 15 大山 啓輔
84'
MF 7 三門 雄大
MF 17 横谷 繁
73'
FW 28 富山 貴光
FW 10 大前 元紀

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 5 中村 太亮
DF 19 奥井 諒
34'
MF 8 茨田 陽生
73'
MF 33 奥抜 侃志
FW 11 マルセロ トスカーノ
84'
FW 9 ロビン シモヴィッチ

監督

石井 正忠

スターティングメンバー

GK 22 一森 純
DF 3 後藤 圭太
DF 4 濱田 水輝
DF 6 喜山 康平
MF 21 椋原 健太
MF 14 上田 康太
MF 25 武田 将平
MF 11 三村 真
FW 7 伊藤 大介
80'
FW 18 齊藤 和樹
86'
FW 19 仲間 隼斗
61'

控えメンバー

GK 13 金山 隼樹
DF 31 下口 稚葉
DF 33 阿部 海大
MF 15 末吉 隼也
MF 10 大竹 洋平
80'
FW 32 福元 友哉
86'
FW 24 赤嶺 真吾
61'

監督

長澤 徹
試合詳細
7 シュート 7
8 GK 9
7 CK 4
19 直接FK 7
1 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

吉田 哲朗

副審

村井 良輔

副審

中澤 涼

第4の審判員

俵 元希

入場者数

7,248人

天候

曇時々晴、中風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

18.6℃/46%

HIGHLIGHT

電光石火の先制も勢い続かず、鮮烈FKで追いつかれる
明治安田J2第9節は、岡山とのホームゲームだ。シーズンは、まだ序盤。しかし、18位という順位は素直には受け入れ難い。2勝1分5敗で勝点7。4月に入ってからは松本、山口にアウェイで敗れ、連敗中だ。苦しい流れをホームで断ち切りたい。前節で退場処分となったマテウスは出場停止。石井監督は富山を今シーズン初先発に抜擢し、自陣の守備ブロックから前を向いて縦に素早く仕掛ける攻撃で勝負に出た。

チームが思うような結果を得られない中、出場機会の少ない選手たちは歯がゆい気持ちでいたはずだ。ピッチでは、彼らの思いがチームの勢いとなって表れた。相手ボールになっても「試合の入りは前から行こうと思っていた」という富山が積極的にプレッシャーを掛け、ボールを奪うとチーム全体で素早く押し返した。

全体で前に出ていく勢いは、電光石火の先制点につながった。9分、積極的な攻撃参加を見せていた河面がワンツーで突破してクロスを送ると、こぼれ球を正面やや左から横谷がボレーシュート。前方にいた嶋田が触って浮き球をゴール前に送り、相手の背後へ抜け出そうとしていた大前が浮き球をヘディングで押し込んだ。積極性が実った先制点だった。

さらに11分、大きなサイドチェンジに走り込んだ河面が得意の左足でダイナミックなクロスを送り、富山がしっかりと合わせてヘディングシュート。相手GKに阻まれたが、鮮やかな攻撃で決定機を生み出した。20分には、かつて大宮でプレーした上田に際どい直接FKでゴールを狙われたが、GK笠原が好守。34分に、負傷した渡部が奥井と交代するアクシデントはあったが、1点のリードを保って折り返した。

しかし後半が始まると、古巣対戦で闘志を燃やす男に手痛い一発を食らった。54分、ゴール正面のミドルレンジでFKを与えると、上田に見事なシュートを決められてしまう。その後は一進一退となったが、追いついた相手に勢いでやや上回られ、攻撃のリズムを作れない時間帯になった。前半途中からは、狙い通りに手堅い守備からの速攻で相手をけん制していたが、富山が「ファーストディフェンダーがハッキリできず、マークが曖昧になってしまった」と話したように、次第に後手を踏む展開になっていた。

石井監督は73分、横谷に代えて茨田を左サイドハーフとして投入。直後の74分には富山のポストプレーから右サイドへつなぎ、奥井のクロスにその富山が飛び込む惜しいシーンがあった。嶋田がカウンターで長距離をドリブルで攻め上がるシーンが2度あり、スピード感のある攻撃で勝ち越し点を狙いにいった。

嶋田は「ボールを奪ったら、まず相手を押し下げることが重要。相手を下げてしまえば、そこから展開することもできる」と狙いを話した。後半も積極性を見せて何度もCKを獲得するなど、攻撃する姿勢は見せていた。しかし、ゴールを奪うことはできず、1-1でタイムアップを迎えた。

試合の立ち上がりが素晴らしかっただけに、尻すぼみに終わった印象は残るものの、連敗は止めた。次節は、新潟とのアウェイゲーム。連敗ストップで落ち着きを取り戻し、より巧みな試合運びで今度こそ勝利を飾りたい。

(総評:平野貴也/写真:山田勉)

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監督コメント
監督 石井正忠
ひさしぶりのホームゲームで、サポーターの皆さんに勝利する試合を見せたかったのですが、それができず非常に残念です。
 
全体的には攻撃面でも守備面でも良い部分が多かった試合だと思いますし、特に前半の得点するまでの時間帯は非常に良かったです。
 
ただ、得点後の守備の仕方に関して、相手に押し込まれる時間が多く、どのあたりまでプレッシャーをかければよいかなど、対応の仕方が少し整理できていなかったことが前半の反省点です。
 
それを後半ある程度修正できて、相手のプレーを制限したことでロングボールが増えたのですが、その対応でセットプレーを与えて追いつかれてしまいました。
 
セットプレーは警戒していたのでできるだけ少なくしたかったのですが、やはりそこが勝敗の分かれ道になったのではないかと思っています。
選手コメント
DF 2 菊地 光将
ホームでしたし、今の順位を考えても、残念な結果となりました。今日は前へ、前へプレーしていこうという指示でしたので、その部分を意識してプレーしました。

結果が出ていないので、ネガティブな部分やできていない点を考えてしまいますが、ブレずにやり続けることが大切だと思います。もちろん改善すべき課題は改善しないといけませんが、できていることや良くなっている部分もありますので、みんなでコミュニケーションを取りながら、しっかりやり続けていければと思います。
DF 6 河面 旺成
今日は、前に、前にプレーしていこうという話が監督からありました。また、左利きのシマが右に入っていましたので、中に切り込んだときには、自分が上がっていくから見てほしいと伝えていました。

前半は自分たちでボールを握れましたが、後半は重心が少し後ろになってしまいました。我慢強く守備ができていましたが、追加点を取りにいく姿勢が必要だったと思います。

気持ちの部分で相手を上回って、積極的に、結果にこだわってプレーしていきたいです。
FW 28 富山 貴光
勝てていませんので、勝点3を取ることだけを考えてピッチに入りました。

岡山は手堅く守備がしっかりしていて難しいところがありましたが、もっと決定的なシーンに絡んでいきたかったので悔しい気持ちです。構えた守備はうまくできていましたが、自分たちからもっと前に仕掛けていかないと勝てないと思うので、修正してやっていきたいです。

今は勝てていない苦しい状況ですが、最後に目標を成し遂げられるように一緒に戦っていきましょう。
MF 39 嶋田 慎太郎
苦しい状況ですが、チームのためになりたいという一心で試合に臨みました。

今日は自分のところで相手を押し込んでから、ボールを動かしていくというのが狙いでした。前半はできていましたが、後半にも、そういうシーンを作ることができれば違う展開になったかなと思います。内容や技術というより、戦う気持ち、気迫の部分で相手に負けないようにしないと勝てないと思います。

勝てていない状況ですが、あらためて一丸となって戦っていきますので応援よろしくお願いします。
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