明治安田生命J2リーグ 第12節
2018.5.3 [THU] 14:00
大銀ド
大分
- 10' 清本 拓己
1
-
2
1
前半
1
0
後半
1
大宮
- 41' 嶋田 慎太郎
- 65' 大前 元紀
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 31 高木 駿
DF 41 刀根 亮輔
DF 5 鈴木 義宜
DF 6 福森 直也
MF 7 松本 怜
MF 14 岸田 翔平
MF 33 丸谷 拓也
MF 35 宮阪 政樹
78'
MF 15 清本 拓己
FW 38 馬場 賢治
71'
FW 27 三平 和司
78'
控えメンバー
GK 1 修行 智仁
DF 4 竹内 彬
DF 3 那須川 将大
MF 24 姫野 宥弥
MF 48 川西 翔太
71'
FW 10 藤本 憲明
78'
FW 11 林 容平
78'
監督
片野坂 知宏
スターティングメンバー
GK 22 笠原 昂史
DF 20 酒井 宣福
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
DF 6 河面 旺成
MF 39 嶋田 慎太郎
87'
MF 15 大山 啓輔
MF 7 三門 雄大
MF 33 奥抜 侃志
76'
FW 28 富山 貴光
90+3'
FW 10 大前 元紀
控えメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 25 高山 和真
MF 8 茨田 陽生
MF 17 横谷 繁
87'
MF 16 マテウス
76'
FW 11 マルセロ トスカーノ
90+3'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
監督
石井 正忠
試合詳細
4 | シュート | 6 |
---|---|---|
8 | GK | 8 |
1 | CK | 5 |
10 | 直接FK | 9 |
2 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
笠原 寛貴
副審
村田 裕介
副審
淺田 武士
第4の審判員
津野 洋平
入場者数
10,134人
天候
晴、弱風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
24.5℃/23%
HIGHLIGHT
首位の大分に逆転勝利!攻守が噛み合い3連勝!
ゴールデンウィーク恒例の連戦は、中4日で迎える大分戦である。アウェイに乗り込んだアルディージャは、CB山越とFW富山が第9節岡山戦以来のスタメンに名を連ねた。
ここまでリーグ最多の22得点を記録している大分は、ここ8試合負けなしで首位を走る。対するアルディージャは新潟、東京Vを相手にクリーンシートを記録し、今シーズン初の連勝を収めている。守備からリズムを作って良い攻撃へつなげる、といった試合運びができつつあるが、この試合では10分に先制点を奪われてしまう。フリーで抜け出た清本の一撃は、GK笠原にはノーチャンスのファインゴールだった。
ビハインドを背負ったアルディージャは、ボール支配率を上げながらチャンスをうかがっていく。サイドチェンジと個の仕掛けを織り交ぜ、大前が中盤へ下りてボールを引き出すが、守備の局面では5バックになる大分の守備ブロックを崩すには至らない。40分には嶋田、大前、酒井が立て続けにシュートを放つが、いずれもブロックにあってしまう。攻撃のテンポを上げきれないなかで、41分に嶋田が輝きを放った。
三門からパスを受けた背番号39のレフティは、ペナルティエリア右からDFを抜ききらずにフィニッシュへ持ち込む。GKが見送るしかないコントロールされた左足シュートが、ファーサイドへ突き刺さったのである。
後半立ち上がりの53分には、ヒヤリとする場面を作られる。間接FKから放たれた清本の強烈なシュートが、アルディージャのゴールの左ポストを叩く。試合の流れはまだ、どちらのものでもない。
拮抗したゲーム展開のなかで、スコアを動かしたのはアルディージャだ。65分だった。ニアサイドを狙った大前の左CKが、絶妙の軌道を描いてゴールへ吸い込まれる。相手GKは触るのが精いっぱいだった。
2対1とリードしたアルディージャは、リスク管理をしつつも決して守備的にはならない。石井監督は76分に奥抜を下げ、マテウスを投入する。彼と河面が左サイドから見せる縦への推進力は、相手守備陣の意識を自陣に留まらせる抑止効果を持っていく。
大分は78分の2枚替えをきっかけに、システムを3-4-2-1から2トップへ変更してきた。それでも、アルディージャは守備のオーガナイズを保つ。1対1の局面でしっかりと身体を張り、チャレンジ&カバーの原則を徹底していく。相手のリスタートの場面では、選手同士が声を掛け合って集中を切らさない。
87分、嶋田が退いて横谷が投入される。90+3分には、富山に代わってマルセロ トスカーノも起用された。途中出場した3人はもちろん、ピッチに立つすべての選手が最後まで足を止めない。やがて、アルディージャに歓喜を運ぶホイッスルが響いた。
連戦のコンディションでハードワークを貫いた勝利には、粘り勝ちの表現がふさわしい。3試合連続のクリーンシートこそ逃したものの、リーグ最多得点の大分に4本のシュートしか許していないのだ。アルディージャも多くのチャンスを作り出すことはできなかったが、攻守がしっかりと噛み合った勝利である。
今シーズン5勝目は初めての逆転勝利であり、リーグ戦の勝敗を五分に戻し、得失点差もプラスとなった。首位の大分、2位の岡山との勝点差を「7」に縮め、いよいよ上位をうかがえるポジションまで浮上している。
(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)
ここまでリーグ最多の22得点を記録している大分は、ここ8試合負けなしで首位を走る。対するアルディージャは新潟、東京Vを相手にクリーンシートを記録し、今シーズン初の連勝を収めている。守備からリズムを作って良い攻撃へつなげる、といった試合運びができつつあるが、この試合では10分に先制点を奪われてしまう。フリーで抜け出た清本の一撃は、GK笠原にはノーチャンスのファインゴールだった。
ビハインドを背負ったアルディージャは、ボール支配率を上げながらチャンスをうかがっていく。サイドチェンジと個の仕掛けを織り交ぜ、大前が中盤へ下りてボールを引き出すが、守備の局面では5バックになる大分の守備ブロックを崩すには至らない。40分には嶋田、大前、酒井が立て続けにシュートを放つが、いずれもブロックにあってしまう。攻撃のテンポを上げきれないなかで、41分に嶋田が輝きを放った。
三門からパスを受けた背番号39のレフティは、ペナルティエリア右からDFを抜ききらずにフィニッシュへ持ち込む。GKが見送るしかないコントロールされた左足シュートが、ファーサイドへ突き刺さったのである。
後半立ち上がりの53分には、ヒヤリとする場面を作られる。間接FKから放たれた清本の強烈なシュートが、アルディージャのゴールの左ポストを叩く。試合の流れはまだ、どちらのものでもない。
拮抗したゲーム展開のなかで、スコアを動かしたのはアルディージャだ。65分だった。ニアサイドを狙った大前の左CKが、絶妙の軌道を描いてゴールへ吸い込まれる。相手GKは触るのが精いっぱいだった。
2対1とリードしたアルディージャは、リスク管理をしつつも決して守備的にはならない。石井監督は76分に奥抜を下げ、マテウスを投入する。彼と河面が左サイドから見せる縦への推進力は、相手守備陣の意識を自陣に留まらせる抑止効果を持っていく。
大分は78分の2枚替えをきっかけに、システムを3-4-2-1から2トップへ変更してきた。それでも、アルディージャは守備のオーガナイズを保つ。1対1の局面でしっかりと身体を張り、チャレンジ&カバーの原則を徹底していく。相手のリスタートの場面では、選手同士が声を掛け合って集中を切らさない。
87分、嶋田が退いて横谷が投入される。90+3分には、富山に代わってマルセロ トスカーノも起用された。途中出場した3人はもちろん、ピッチに立つすべての選手が最後まで足を止めない。やがて、アルディージャに歓喜を運ぶホイッスルが響いた。
連戦のコンディションでハードワークを貫いた勝利には、粘り勝ちの表現がふさわしい。3試合連続のクリーンシートこそ逃したものの、リーグ最多得点の大分に4本のシュートしか許していないのだ。アルディージャも多くのチャンスを作り出すことはできなかったが、攻守がしっかりと噛み合った勝利である。
今シーズン5勝目は初めての逆転勝利であり、リーグ戦の勝敗を五分に戻し、得失点差もプラスとなった。首位の大分、2位の岡山との勝点差を「7」に縮め、いよいよ上位をうかがえるポジションまで浮上している。
(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)
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選手コメント
DF 6 河面 旺成
序盤の失点で難しい展開になってしまいましたが、自分たちがボールを握って相手を動かして、前半のうちに同点にできたことが大きかったと思います。しんどい時間も前線からの守備でチーム全体が連動し、最後は体を張って防ぐことができました。
自分自身、得点につながるプレーを出していきたいと考えています。誕生日だったので絶対に勝ちたかったですし、自分の積極的なプレーで取ったCKが得点につながって良かったです。
自分自身、得点につながるプレーを出していきたいと考えています。誕生日だったので絶対に勝ちたかったですし、自分の積極的なプレーで取ったCKが得点につながって良かったです。
MF 16 マテウス
チームとして良い守備ができていたので、まずはしっかりと守備をすることと、チャンスがあれば持ち味を生かして前に出ていくことを意識しました。石井監督からも積極的に仕掛けたり、裏を狙ったりするように指示を受けましたし、自分の良さを出せればチームに貢献できると思っています。
次の千葉戦は4連勝が懸かった本当に大事な試合ですし、ファン・サポーターの皆さんの前で勝てるように良い戦いを継続したいです。
次の千葉戦は4連勝が懸かった本当に大事な試合ですし、ファン・サポーターの皆さんの前で勝てるように良い戦いを継続したいです。
FW 28 富山 貴光
安定した守備から、良い攻撃につなげることを意識していました。失点はもったいない形だったので、互いのポジショニングを確認しながら修正していきたいと思います。もう少しパスを受けたかったですが、チームとしてボールを保持しながら、タイミングを見て縦パスを入れることもできていました。
ここで気を緩めることなく、連戦最後となる千葉戦も良いパフォーマンスで勝ち切れるように、良い準備していきたいです。
ここで気を緩めることなく、連戦最後となる千葉戦も良いパフォーマンスで勝ち切れるように、良い準備していきたいです。
中2日ですぐに試合がありますので喜んでいる暇もありませんが、しっかり次の試合に向かいたいと思います。