明治安田生命J2リーグ 第30節
2018.8.26 [SUN] 19:00 NACK

大宮

  • 45+2' 河本 裕之
  • 48' 茨田 陽生
  • 82' 酒井 宣福
  • 90+4' ロビン シモヴィッチ
4 - 4
1 前半 1
3 後半 3

山口

  • 26' オナイウ 阿道
  • 68' オナイウ 阿道
  • 75' ジュリーニョ
  • 84' オナイウ 阿道
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 22 笠原 昂史
DF 20 酒井 宣福
DF 3 河本 裕之
DF 50 畑尾 大翔
DF 6 河面 旺成
MF 8 茨田 陽生
77'
MF 15 大山 啓輔
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
FW 28 富山 貴光
77'
FW 10 大前 元紀
88'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 4 山越 康平
DF 19 奥井 諒
MF 17 横谷 繁
MF 39 嶋田 慎太郎
77'
FW 11 マルセロ トスカーノ
88'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
77'

監督

石井 正忠

スターティングメンバー

GK 44 藤嶋 栄介
DF 6 前 貴之
DF 35 ワシントン
DF 26 ヘナン
DF 11 鳥養 祐矢
MF 32 丸岡 満
66'
MF 10 池上 丈二
46*'
MF 29 三幸 秀稔
MF 8 ジュリーニョ
79'
FW 18 高木 大輔
FW 19 オナイウ 阿道

控えメンバー

GK 1 村上 昌謙
DF 2 坪井 慶介
DF 16 瀬川 和樹
MF 7 大﨑 淳矢
MF 24 山下 敬大
79'
FW 9 岸田 和人
66'
FW 50 高井 和馬
46*'

監督

霜田 正浩
試合詳細
14 シュート 13
12 GK 7
5 CK 4
8 直接FK 15
0 間接FK 4
0 PK 0
試合データ

主審

中村 太

副審

田尻 智計

副審

岩田 浩義

第4の審判員

植松 健太朗

入場者数

9,232人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

33℃/60%

HIGHLIGHT

終了間際の同点ゴール! 執念の勝点1をつかむ!!
壮絶な撃ち合いだった。

9位の山口をホームに迎えた今節も、ゲームの入り方は悪くなかっただろう。4分に富山が、5分には大前がシュートを放ち、チームに勢いをもたらす。

15分には決定機をつかむ。大山が右サイド深くまで進入し、グラウンダーのクロスを中央へ。大前が右足で合わせたシュートは、ゴールカバーのDFにかき出されてしまう。セカンドボールもアルディージャが支配し、今度はマテウスのクロスから大山が右足でシュート。だが、これも相手DFにブロックされた。

好機を生かし切れない中で、不運に見舞われる。26分、右サイドからのクロスをGK笠原がパンチングすると、ボールは目の前にいたオナイウ阿道に当たってしまう。事故のような形で、先制点を献上してしまった。

それでも、それまでと変わらずに攻勢を掛けた。

33分、三門のスルーパスに大前が反応し、飛び出したGKをかわしてシュートする。角度を失った一撃が、わずかに枠を反れた。35分には大前とのワンツーで、酒井がディフェンスラインラインの背後へ抜け出す。45分にはマテウスの突破で直接FKを獲得し、大前がペナルティーエリア左外から鋭いシュートを放った。

アグレッシブに相手ゴールへ迫る姿勢は、前半終了間際に得点へと結びつく。45+2分、右サイドから酒井が上げたクロスを、CKの流れのまま前線へ残っていた河本がヘディングで合わせたのだ。

前半のうちにスコアをタイに戻すと、後半開始直後に相手を突き放す。大前が粘ってキープしたボールを、茨田がゴール正面から右足で豪快に突き刺したのだ。「元紀くんがタメて、タメてくれたので、あとは振り抜くだけでした」と、茨田は自身の2試合連続ゴールを振り返った。

ところが68分、左サイドからのクロスを笠原がキャッチしきれず、こぼれ球を押し込まれる。さらに75分、逆転ゴールを喫してしまうのだ。

石井監督がすぐに動く。77分、富山とシモヴィッチ、茨田と嶋田を交代させる。そして82分、マテウスが左サイドを強引にこじ開けてクロスを入れると、相手GKのミスを誘う。こぼれ球は酒井がプッシュし、3-3の同点へ持ち込んだ。

しかし84分、1本の縦パスをきっかけに最終ラインの裏を突かれ、オナイウにこの試合3点目のゴールを流し込まれた。

石井監督は、直後に3枚目の交代カードとしてマルセロを送り込む。シモヴィッチの高さを生かしたパワープレーに活路を求めるが、3-4のまま試合は後半アディショナルタイムに突入する。

歓声と悲鳴が交錯する中で、90+4分に意地を見せる。左サイドの嶋田のクロスを相手GKがこぼすと、シモヴィッチがすかさず反応して右足を振り抜く。無人のゴールへボールは吸い込まれ、土壇場で同点に追いついた。

5分のアディショナルタイムの終了直前には、大山のクロスからシモヴィッチのヘッドがGKに阻まれる。セカンドボールをマルセロが右足で狙い、アルディージャのCKとなる。さあ、ラストチャンスだ…というところで、残念ながら試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

「(前節まで首位の)松本が負けていた中で、勝たなきゃいけない試合でした。最後に追いつきましたけど、ホントに最低限の引分けだったと思います」

試合後の大前は、悔しさを押し殺すように話した。

9月はアウェイゲームが続く。「難しい戦いになる。でも、一人ひとりができることはもっとある。やるべきことをまっとうすれば勝点3につながる」と酒井は前を向く。

前節から順位こそ下げたものの、首位との勝点差はわずかに縮まった。終了のホイッスルを聞くまでハードワークしたこの日の姿勢は、必ずや今後につながっていくはずである。

(総評:戸塚啓/写真:山田勉)

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監督コメント
監督 石井正忠
今日は非常に暑い中での試合で、その影響もあってこのようなスコアになったということもあるかもしれませんが、前節は先制する形で勝利できたので、今節も同じように自分たちが有利に試合を進めようというプランで試合に入りました。事故のような形から失点してしまいましたが、しっかり追いついて、後半も非常に良い入り方ができました。そこから相手を突き放していきたかったのですが、ちょっとした判断ミスもあり失点を重ねてしまいました。
 
それでも選手たちは90分間、最後の最後までしっかりハードワークをしてくれました。同点に追いついて終われたということは選手の頑張りですし、彼らを称えたいです。ただ、修正する部分はたくさんあるので、しっかり修正して次の試合を迎えたいと思います。
 
暑い中、今日も多くのファン、サポーターの方が来て応援してくださいました。9月はアウェイゲームが多くなりますが、しっかり勝ち試合を見せたいと思っています。
選手コメント
MF 7 三門 雄大
今年は順位を上げるチャンスをモノにできない試合が多かったので、今日は絶対に勝点3を取りたかったのですが、ミスをみんなでカバーして勝つことができずに残念です。ただ、最低限の勝点を取れたことをポジティブに捉えたいと思います。

最後のホイッスルが鳴るまでは顔を上げて戦っていこうと、みんなに声をかけていましたし、粘り強く戦えたことは収穫です。

サポーターの皆さんは諦めることなく応援をしてくれましたし、試合後も熱いエールを送ってくれました。優勝してサポーターの皆さんと喜びを分かち合えるように、残り試合を死に物狂いで戦っていきたいです。
FW 9 ロビン シモヴィッチ
ベンチから見ていて、主導権を握られていましたし、難しいゲームだと感じていました。中央にポジションを取ってゴールを狙うようにという指示を受けてピッチに入りました。残り時間も少なかったですし、コウモが競り合ったボールが良いところにこぼれてきました。

サポーターの皆さんは、今日も非常に良い雰囲気を作ってくれました。感謝しています。終盤戦は厳しい戦いが続きます。そこで勝点を積み重ねて目標を達成するためにはサポーターの皆さんの協力が必要ですから、この後も一緒に戦ってもらえたらと思います。
MF 16 マテウス
自分のスピードが警戒されていることを感じましたが、それを上回るようなプレーを出そうと思って試合をしました。今日のようなゲームこそ勝点3を取りたかったので、悔しいし残念な結果です。

優勝するためには、負け試合を引分けに、引分けの試合を勝ち試合に持ち込んでいくことが重要です。今日の勝点1も大きい勝点です。残り試合では、とにかくひとつでも多くの勝点を積み重ねることを目指してプレーしていきたいです。
MF 20 酒井 宣福
今日は暑い中でしたが、力強い応援をしていただき、ありがとうございました。負けていたので、点を取るしかないと思っていました。後ろの枚数が足りているときは上がって良いと言われているので、思い切って上がりました。

今日はフォーメーション的に、自分のところでミスマッチが生まれていました。スペースもありましたし、良い崩しができたことは収穫だと思います。

今日の勝点1を意味ある1ポイントにしていくためにも、まずは失点しないことを目指して、残り試合を戦っていきたいと思います。
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