明治安田生命J2リーグ 第31節
2018.9.1 [SAT] 18:00 長良川

岐阜

0 - 1
0 前半 0
0 後半 1

大宮

  • 88' オウンゴール
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 25 ビクトル
DF 2 阿部 正紀
DF 3 竹田 忠嗣
DF 27 イヨハ 理 ヘンリー
DF 16 福村 貴幸
MF 23 小野 悠斗
76'
MF 31 宮本 航汰
MF 30 中島 賢星
FW 10 ライアン デ フリース
46*'
FW 18 石川 大地
FW 19 薮内 健人
82'

控えメンバー

GK 21 原田 祐輔
DF 15 田森 大己
82'
DF 34 北谷 史孝
MF 6 三島 頌平
76'
MF 14 風間 宏矢
46*'
FW 24 難波 宏明
FW 33 ミシャエル

監督

大木 武

スターティングメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 20 酒井 宣福
86'
DF 3 河本 裕之
DF 50 畑尾 大翔
DF 6 河面 旺成
MF 8 茨田 陽生
MF 15 大山 啓輔
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
71'
FW 28 富山 貴光
FW 10 大前 元紀
76'

控えメンバー

GK 22 笠原 昂史
DF 13 渡部 大輔
86'
DF 19 奥井 諒
MF 17 横谷 繁
MF 39 嶋田 慎太郎
71'
MF 24 ダビド バブンスキー
FW 9 ロビン シモヴィッチ
76'

監督

石井 正忠
試合詳細
9 シュート 7
10 GK 9
4 CK 0
9 直接FK 8
3 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

山本 雄大

副審

西水流 優一

副審

中澤 涼

第4の審判員

内山 翔太

入場者数

5,247人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝、水含み

気温/湿度

25.4℃/79%

HIGHLIGHT

8試合ぶりの無失点で執念の勝点3奪取
明治安田生命J2リーグ第31節で対戦する岐阜には、15節のホームゲームで0対2の敗戦を喫している。相手は7連敗中で18位に低迷するが、アルディージャに油断はない。

石井監督はスタメンにメスを入れた。今シーズン最多の4失点を喫した前節を受け、GKに塩田を起用したのである。経験豊富な37歳のGKは、第2節以来の出場だ。また、7人の控えメンバーの中には、新加入のバブンスキーが名を連ねた。

最初に相手ゴールへ迫ったのはアルディージャだ。8分、中盤でパスカットした大山がすぐさまスルーパスを通し、最前線の大前を走らせる。惜しくもシュートにはつながらなかったものの、このプレーがリズムをつかむきっかけとなった。

20分にはマテウスが独力でペナルティエリア内まで持ち込み、左足で際どい一撃を浴びせた。

36分にはマテウスが左サイドから供給したアーリークロスと、ゴール前へ飛び込む大前の動き出しがリンクする。その後はやや押し込まれたものの、決定機は許さない。

逆に45分、河本のタテパスを茨田がワンタッチでさばき、富山とのワンツーからペナルティエリア内右へ侵入する。右足から放たれたシュートは、惜しくもゴール左へ逸れた。

前半のうちに先制点を奪うことはできなかったが、集中力の高い守備で岐阜に付け入るスキを与えなかった。リーグ戦の出場は3月以来の塩田も、落ち着いたプレーで最終ラインを引き締めている。

後半もアルディージャが最初に好機をつかむ。49分、大前とのパス交換からシュートへ持ち込んだ茨田の左足ループが、ゴール左上スミをかすめるように逸れる。61分、大前がDFを背負いながらタテパスを収め、振り向きざまの右足シュートで相手GKを慌てさせる。

0対0のまま迎えた71分、石井監督が動く。マテウスを下げて嶋田を投入する。嶋田は2列目の右サイドに入り、茨田が左サイドへスライドした。

さらに76分、大前が退いてシモヴィッチが登場する。

3分後、背番号9を起点としたコンビネーションで好機を作り出す。右サイドの嶋田がシモヴィッチにパスを送り、ボールはゴール前の富山へわたる。ここに大山が絡み、華麗な身のこなしから左足ボレーを放った。

アウェイまで足を運んでいるファン・サポーターの声援を受け、アルディージャは勝利への執念を見せていく。そして88分、ついにスコアが動いた。

敵陣左サイドからの直接FKを、大山がゴール前へ蹴り出す。これが相手DFのオウンゴールにつながったのだ。シモヴィッチをマークしていた選手のクリアミスという意味では、選手交代が実ったと言うこともできるだろう。

先制点の直前に渡部が途中出場していたアルディージャは、4分のアディショナルタイムをしのいで終了のホイッスルを聞く。

試合後の石井監督は、「最後まで粘り強く守り、勝点3を取れたのは重要」と振り返った。決勝点を演出した大山も、「しぶとく1点を取って勝てたのは大きい」と話した。

ドローの気配も漂ったゲームを、勝利へ持ち込んだのは価値がある。23節の大分戦以来の無失点試合が、アウェイでつかんだ勝点3をさらに輝かせる。この日のようなゲームをモノにしていけば、J1昇格の目標が近づいてくるはずだ。

(総評:戸塚啓/写真:荒川祐史)

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監督コメント
監督 石井正忠
アウェイゲームで勝点3を取れたことを非常に嬉しく思います。選手は最後の最後まで本当にハードワークしてくれましたし、特に守備の面で粘り強く戦ってくれたと思います。選手のパフォーマンスに感謝したいです。そして、多くのサポーターの皆さんが岐阜まで応援に来てくれました。ギリギリの形になりましたが、サポーターの皆さんに勝利を届けることができて良かったと思います。
 
今日は、前半から守備に回る時間が長かった中で、奪ったボールを失ってしまうことが多く、そこに課題が残ったと感じています。後半も粘り強く守備をするところから入りましたし、それを90分間続けることができたことは良かった点です。攻撃の部分では、もう少しパワーをかけていこうという話をしましたが、なかなか攻め切ることができず、最後の最後まで得点に結びつけることができなかったということは、今後のトレーニングの中で取り組んでいかないといけないなと思いました。
選手コメント
GK 21 塩田 仁史
久しぶりのリーグ戦出場でしたが、普段のトレーニングから藤原GKコーチたちと良いトレーニングを積んでいますし、メンタル面をしっかりと整えて試合に入ることができました。

相手はボール回しがうまく、守備の時間が長かったですが、中央を締めて粘り強く対応できた部分は、みんなに感謝したいと思います。

もう一試合も落とせない状況ですし、今日の勝利に喜び続けてはいけません。次もしっかりと勝ち続けられるように、良い準備をしていきたいです。
FW 28 富山 貴光
厳しい試合でしたが、最後まで粘り強く戦って勝点3を取れて良かったと思います。前線がもっとボールを収めて攻撃のリズムを作り、チームとして攻撃の時間を長くしたかったというのが反省点です。

守備面でも、うまくプレスがハマらなかったり、ポジショニングで修正すべき点があったりしたと思うので、今後の練習で修正していきたいと思います。

しかし、失点をゼロで終えて勝てた点は収穫なので、無失点を続けて勝点を積み重ねていきたいです。
DF 50 畑尾 大翔
自分としては移籍後、初めて無失点で終えることができました。しかし、相手のミスに助けられた部分も大きかったと感じていて、あらためて足元を見つめ直してトレーニングしていきたいと思います。

守備で体力を消耗してしまうと、どうしても攻撃でパワーを掛けられなくなってしまいます。攻撃と守備は表裏一体なので、良いポジションで守ることで、ボールを奪った後のマイボールを大事にすることもできるはずですし、良い攻撃につなげられると思います。
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