明治安田生命J2リーグ 第33節
2018.9.15 [SAT] 18:00 熊谷陸

大宮

  • 90+3' 河本 裕之
1 - 0
0 前半 0
1 後半 0

町田

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 20 酒井 宣福
DF 3 河本 裕之
DF 50 畑尾 大翔
DF 6 河面 旺成
MF 24 ダビド バブンスキー
69'
MF 8 茨田 陽生
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
FW 28 富山 貴光
72'
FW 10 大前 元紀
90'

控えメンバー

GK 22 笠原 昂史
DF 4 山越 康平
DF 13 渡部 大輔
MF 17 横谷 繁
MF 39 嶋田 慎太郎
69'
MF 33 奥抜 侃志
90'
FW 14 清水 慎太郎
72'

監督

石井 正忠

スターティングメンバー

GK 1 福井 光輝
DF 25 小島 雅也
DF 35 大谷 尚輝
DF 5 深津 康太
82'
DF 23 酒井 隆介
MF 8 平戸 太貴
MF 10 土岐田 洸平
68'
MF 29 森村 昂太
MF 19 土居 柊太
73'
FW 9 鈴木 孝司
FW 30 中島 裕希

控えメンバー

GK 21 髙原 寿康
DF 3 藤井 航大
82'
MF 7 杉森 考起
73'
MF 14 吉濱 遼平
MF 18 山内 寛史
MF 24 ロメロ フランク
68'
FW 11 中村 祐也

監督

相馬 直樹
試合詳細
11 シュート 4
5 GK 7
8 CK 5
14 直接FK 12
3 間接FK 6
0 PK 0
試合データ

主審

松尾 一

副審

山際 将史

副審

佐藤 貴之

第4の審判員

大川 直也

入場者数

9,628人

天候

曇、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

22.6℃/86%

HIGHLIGHT

アディショナルタイムにドラマ! 河本の一撃で勝点3を奪取!
年に一度の熊谷開催は、首位争いを演じるFC町田ゼルビアとの一戦だ。大山を出場停止で欠くアルディージャは、茨田がボランチの一角に入り、右サイドハーフには8月に加入したばかりのバブンスキーが初めて起用された。

立ち上がりは運動量に勝る相手にペースを握られ、プレッシャーに押され気味だったが、徐々に勢いを取り戻した。最初のハイライトは13分、大前が繰り出した絶妙のスルーパスにバブンスキーが飛び出す。浮き玉をうまく処理してシュートを放つが、相手GKにはじかれた。こぼれ球に反応した富山のミドルシュートも枠をとらえることができなかった。

町田の攻勢に立ちはだかったのは、2試合連続の先発出場となったGK塩田だ。19分には平戸のシュートを止めた。さらに23分には、後方から上がってきた小島のシュート性のクロスを防いだ。しかし、相手の守備は堅い。ゴール前に密集を作り、アルディージャが前線に入れたボールをことごとくはね返す。

セットプレーからチャンスはあった。32分、大前が蹴ったCKをニアサイドに入った酒井が頭でコースを変え、河本が飛び込んだ。しかし、相手GKのファインセーブに阻まれる。前半終了間際にも大前のスルーパスにバブンスキーが反応したが、鋭いクロスは相手DFにはじかれた。

後半の入りは五分五分。アルディージャが攻める一方で、パスミスからピンチを招く場面もあった。そんな中で、最終ラインからパスを散らして攻撃を組み立てたのは畑尾だ。「相手はボールサイドにコンパクトな守備を敷いてくる。距離の長いサイドチェンジが効果的なことは分かっていた。畑尾が状況を見ながら正確なフィードを出してくれた」と石井監督。さらに、マテウスと大前がポジションをスイッチ。町田の守備を崩しにかかった。

カウンターも効果的だった。64分、茨田がクリアしたボールをバブンスキーが受けると、一気に前線へ送り出す。マテウスが相手DF2人の間を縫って入りドリブルで突破したものの、シュートは右ポストを直撃した。

スコアが動かない。石井監督が最初のカードを切る。69分、バブンスキーに代えて嶋田を投入。72分には富山に代えて清水をピッチに送り込んだ。粘り強く1点を取りにいった。78分に嶋田のクロスをマテウスがヘディングシュート。またもボールは右ポストにはじかれた。

80分にも立て続けにチャンスがあった。大前のスルーパスに抜け出した清水がシュート。相手GKに防がれたが、つないだボールをマテウスが狙い澄ましたシュートを放つ。しかし、これも相手GKがストップ。ゴールを割ることができない。

アディショナルタイムは5分。誰も諦めていなかった。気持ちは通じた。アルディージャにCKのチャンスが訪れる。キッカーは河面だ。ボールは大きな弧を描いてファーサイドへ。河本が相手のマークをうまく外してヘディングシュート。ボールは相手GKの指先をかすめてゴールネットを揺らした。

1-0。劇的な勝利をつかんだ。2試合連続のクリーンシート。町田との勝点差を「6」に縮めた。デビュー戦を勝利で飾ったバブンスキーは、「勝てたことが重要です。自分がこのチームに来た目的は、個の力を還元すること。チームの一員となり、チームがより強くなることです。今日は忍耐が必要な試合でしたが、最終的に勝点3が取れて良かった」と語った。

2018明治安田生命J2リーグは残り10試合。クライマックスに向けて、アルディージャの勢いが加速していく。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

続きを読む

監督コメント
監督 石井正忠
今日は選手たちに「どういう形であれ、何とか得点を奪って勝点3を取ろう」と話をして試合に入りました。守備ではしっかり耐え、攻撃では相手の背後に出る動きや、そこにタイミングを合わせてボールを配給するということを90分間続けてやってくれました。その結果、最後に得点して勝点3を取ることができたと思追いますし、非常にハードワークしてくれた選手たちに感謝したいです。
 
町田はシンプルなサッカーを徹底してくるので、自分たちがそれに耐えることができずに失点してしまうと相手のペースになってしまうのですが、焦れずに前半からしっかりと跳ね返すことができていました。後半も同じようにゲームに入れましたし、途中からは我々がこぼれ球を多く拾えるようになりチャンスが増えました。本当に辛抱強く戦えた結果だと思っています。
 
それはやはり年に1回の熊谷開催で、たくさんのサポーターの皆さんの後押しがあったからだと思いますし、その後押しがあって選手たちも90分間、最後の最後まで頑張れたと思いますので、サポーターの皆さんにも本当に感謝しています。
選手コメント
DF 6 河面 旺成
コーナーは周りから『お前がいけ』という感じだったので、自分が蹴りました。ハタくんとコウモさんがファーポスト気味に入るということだったので、少し浮いたかなと思いましたが、決勝点に結びついて良かったです。

難しい展開になることは想像していましたし、みんなで粘り強く戦い、ゼロで抑えられて良かったです。これからの試合でも前線の選手は点を取ってくれると思うので、ディフェンダーとしてゼロに抑えることが一番大事になってきます。

優勝という目標に向かって、チーム全体で意志統一して戦っていければと思います。
MF 8 茨田 陽生
もう少しボールをつないで攻撃できれば良かったですが、勝てて良かったです。町田は個の力というより、攻守ともにコンパクトにプレーしてくるチームだったので、サイドチェンジのパスが通ればスペースがありましたし、サイドチェンジからチャンスを作れたことは狙い通りでした。

勝点を積み重ねて、上に近づいていければと思いますし、ここからは総力戦です。サポーターの皆さんも含めて、みんなの力で、この後の戦いを乗り越えていければと思います。
FW 14 清水 慎太郎
熊谷は好きな試合会場ですし、良い印象を持っていました。今日も大きな声援を送ってもらいましたし、試合に出るチャンスがあれば得点を奪いたいと思っていたので、とても悔しいです。

前線でボールをしっかり収めて、相手ディフェンスラインの裏を取ることを狙っていました。自分が投入された後の時間帯に攻勢が強まったので決め切りたかったですが、最後にコウモさんが決めてくれて良かったです。

チームに貢献して、優勝して笑ってシーズンを終えることができるように頑張っていきたいと思います。
MF 24 ダビド バブンスキー
非常にハッピーです。サポーターの皆さんのおかげで、これまでのキャリアの中で最も素晴らしい瞬間のひとつを経験することができました。

前半に訪れたチャンスを決め切ることができれば良かったですが、今日一番重要なことは、勝って試合を終えることでした。相手は自分たちの良さを消してきたので難しい試合でしたが、勝利することができて良かったです。

この後は毎試合が決勝戦です。一つひとつ勝つことで、自分たちが望む順位に行けると信じています。
フォトギャラリー

カテゴリー


X

パートナーバナー