明治安田生命J2リーグ 第6節
2019.3.30 [SAT] 14:00 トラスタ

長崎

0 - 1
0 前半 0
0 後半 1

大宮

  • 55' フアンマ デルガド
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 30 徳重 健太
DF 22 徳永 悠平
DF 3 チェ キュベック
DF 6 角田 誠
DF 13 亀川 諒史
MF 19 澤田 崇
MF 15 島田 譲
79'
MF 27 新里 涼
MF 28 翁長 聖
59'
FW 9 イ ジョンホ
66'
FW 11 玉田 圭司

控えメンバー

GK 21 富澤 雅也
DF 2 香川 勇気
MF 8 磯村 亮太
79'
MF 10 黒木 聖仁
MF 16 吉岡 雅和
59'
FW 17 長谷川 悠
FW 33 呉屋 大翔
66'

監督

手倉森 誠

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 19 奥井 諒
DF 50 畑尾 大翔
DF 3 河本 裕之
DF 6 河面 旺成
MF 15 大山 啓輔
MF 5 石川 俊輝
MF 8 茨田 陽生
72'
MF 20 酒井 宣福
FW 22 フアンマ デルガド
90'
FW 10 大前 元紀
82'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 2 菊地 光将
MF 7 三門 雄大
72'
MF 26 小島 幹敏
MF 41 小野 雅史
82'
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
FW 9 ロビン シモヴィッチ
90'

監督

高木 琢也
試合詳細
6 シュート 12
8 GK 10
4 CK 4
19 直接FK 15
1 間接FK 5
0 PK 0
試合データ

主審

今村 義朗

副審

越智 新次

副審

権田 智久

第4の審判員

田島 宏則

入場者数

7,925人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、水含み

気温/湿度

21.6℃/56%

HIGHLIGHT

フアンマが古巣から貴重なゴールをゲット。1-0で長崎に競り勝つ
昨年まで6シーズンにわたって指揮を執ってきた長崎との対戦は、高木監督にとって特別だ。いやが上にも緊張感は高まってくる。2シーズンを長崎で戦ってきたフアンマも想いは同じだろう。恩返しの意味でも、絶対に負けられない。大宮に持ち帰るのは、言うまでもなく勝点3だ。

最初の決定機はアルディージャに訪れた。3分の右CK。大前が蹴ったボールが河本を経由してファーサイドへ。フリーの畑尾がヘディングシュートを放ったが、ボールは惜しくも枠を捉えることができなかった。

登録上は4バック。しかし、攻撃時は右サイドの奥井が上がり、守備時は左サイドの酒井が下がる。戦い方はこれまでの3-4-2-1と変わらない。むしろ大前が最前線からプレッシャーをかけることで、高い位置でボールを奪うことができた。16分には、大前が後ろから来たパスをダイレクトで合わせてシュート。さらに1分後にもフアンマとのワンツーから決定的なシュートを放っている。いずれも相手GKに阻まれたが、ゴールまであと一歩に迫るシーンだった。

攻撃では、4試合ぶりのスタメンとなった大前が効いていた。セットプレーのバリエーションも増した。26分のFK、キッカーの大前はゴール前に入れず、グラウンダーのパスを平行に出す。そこで待ち構えていた石川が狙いすましたミドルシュート。相手GKにセーブされたが、惜しいシーンだった。

40分のCKでは、大前が蹴ったボールを河本がヘディングシュート。しかし、ボールがバーを叩く。さらにセカンドボールをつなぐと茨田がシュート。ボールはコースを突いていたが、惜しくも相手GKに阻まれた。

アルディージャは守備でも落ち着いていた。安定感を見せたのが、大山と石川のダブルボランチだ。適切なポジションを保つことで中央のスペースを消し、長崎のFWをサイドに追いやった。前半は0-0。しかし、アルディージャが主導権を握っていたと言っていい。

後半のスタートは長崎が攻勢に出た。しかし、アルディージャは慌てない。待望の先制点は55分に生まれた。河面のミドルシュートで手にしたCKからだった。キッカーは大前。ファーサイドに上がったボールを、相手のマークをはがしたフアンマが頭で合わせた。これでアルディージャが1点を先行した。

その後も見ごたえのある攻防が続いた。長崎に押し込まれる場面もあった。61分には長崎のFK。コースを狙った玉田のシュートは、GK笠原の好セーブでボールを外にかき出した。アルディージャにも決定機はあった。64分、笠原が蹴ったボールをフアンマが体を張ってキープ。すばやく右の茨田に送る。茨田のクロスに合わせた大前がダイレクトでシュート。しかし、相手GKに阻まれた。

残り20分を切ったところで、茨田から三門にスイッチ。さらにこの試合がデビュー戦となる小野がピッチに入った。なおもパワーをかけて攻めてくる長崎に対して、アルディージャは体を張ってゴールを死守。フアンマもディフェンスラインまで下がって守備に貢献した。86分には長崎の磯村に至近距離からシュートを打たれるがGK笠原がブロック。さらに吉岡のシュートはバーに救われた。

終盤の長崎の猛攻も、GK笠原を中心に粘り強く守った。センターバックの畑尾、河本、河面がゴール前にブロックを築き上げた。5分のアディショナルタイムをしのぎ切り、1-0のままタイムアップ。アルディージャが今シーズン2勝目を挙げた。

価値ある勝利だ。強敵の長崎を相手にクリーンシートを演じた。3連戦の初戦を勝利で飾ったことも大きい。次の岡山戦はNACK5スタジアム大宮に戻り、4月3日の水曜日に行われる。中3日だ。今日の勝利でつかんだ勢いを継続したい。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木琢也
今日は2つのことを言わなくてはいけないと思っています。

1つ目は、今日のゲームを粘り強く勝てたということは、これまでのゲームの中でうまく噛み合わない部分もあったのですが、今日は選手たちがアグレッシブに戦ってくれましたし、とにかく選手たちの中から勝ちたいという気持ちが非常にあふれたゲームだったと思います。

前半は、長崎がかなり引いてくるというのはイメージとしてはありましたし、何度かトレーニングの成果を出せてはいましたが、中々フィニッシュまで行くシーンがありませんでした。その中で、後半に点を取った後のシチュエーションでも粘り強くプレーができたと思っていますし、今日は勝点3が取れたということでプラスのゲームになったと思っています。

2つ目は、昨シーズンまで長崎にいましたので情の部分の話になりますが、このスタジアムに入ってくる際は緊張感がありましたし、当然負けたくない気持ちもありました。そういったものが入り乱れた中で、いろいろな方が声をかけてくださったのですが、試合までの時間の中でしっかり準備ができなかったので、これは嫌がらせかなと思うぐらいの感覚がありました(笑)。それでも6年長崎にいましたので、中々簡単には情の部分は変わらないですが、逆にいうと、自分がこの仕事をしていて、長崎を離れて大宮でお世話になって、そしてこうやって戦うことができるというのはサッカー人冥利に尽きるようなシーンだったと思います。これから先どうなるかはわかりませんが、この試合をしっかり記憶に残しながら、また新たなゲームに臨んでいきたいです。
選手コメント
DF 19 奥井 諒
チームとして勝てていませんでしたし、自分が出て負けたくなかったので、とにかく勝ちたいという強い気持ちでした。まずは目の前の相手に負けないことを大事に、対面はスピードのある選手だったので、攻守の切り替えを速くしてスペースを与えないことを意識していました。

ここまで試合に絡めなかった中で、出場機会をもらえて充実しています。本当に、目の前の一戦一戦でチームが勝つためにプレーすることが、結果としてJ1昇格につながっていくと思います。
FW 22 フアンマ デルガド
2年間お世話になった長崎の皆さんの前で、また、素晴らしいピッチでプレーすることができました。自分が頑張っている姿を見せられましたし、何としても勝点3が欲しい大事な試合で、狙いどおりの形でゴールを決めて、勝利に貢献できてうれしかったです。チームとしても良い戦いができ、順位を上げることもできました。

今日の結果を岡山戦にもつなげられるように、中3日という限られた時間ですがコンディションを整え、決勝戦のような気持ちで戦っていきたいと思います。
MF 41 小野 雅史
まずは勝つことができたのが何よりですし、個人的に大きな一歩になりました。僕はユースから昇格できず、特別な思いがありますし、明治大学での4年間はすごく貴重な時間でした。メンバーに入れなくて悔しい思いをしてきた中で、自分には何かが足りないんだと、トレーニングを積み重ねてきました。

ようやくスタートを切ることができたので、もっともっと試合に絡めるように頑張りたいです。ファン・サポーターの皆さんの声援が本当にうれしかったので、これからもよろしくお願いします!
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