Jリーグ ディビジョン1 第2節
2013.3.9 [SAT] 15:00 ヤマハ

磐田

0 - 1
0 前半 0
0 後半 1

大宮

  • 59' 菊地 光将
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 川口 能活
DF 5 駒野 友一
DF 13 宮崎 智彦
86'
DF 19 伊野波 雅彦
DF 24 チョ ビョングク
DF 33 藤田 義明
MF 7 小林 裕紀
69'
MF 10 山田 大記
MF 22 チョン ウヨン
FW 17 金園 英学
FW 18 前田 遼一
78'

控えメンバー

GK 21 八田 直樹
DF 2 菅沼 駿哉
DF 20 山本 脩斗
MF 11 松浦 拓弥
MF 15 菅沼 実
FW 9 山崎 亮平
78'
FW 30 阿部 吉朗
86'

監督

スターティングメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 30 渡部 大輔
DF 2 菊地 光将
DF 17 高橋 祥平
DF 8 下平 匠
MF 11 ズラタン
80'
MF 6 青木 拓矢
80'
MF 23 金澤 慎
MF 9 チョ ヨンチョル
FW 13 渡邉 大剛
88'
FW 19 ノヴァコヴィッチ

控えメンバー

GK 21 江角 浩司
DF 34 片岡 洋介
88'
MF 24 鈴木 規郎
MF 7 上田 康太
80'
MF 5 カルリーニョス
FW 28 富山 貴光
FW 32 長谷川 悠
80'

監督

試合詳細
10 シュート 7
4 GK 7
7 CK 5
9 直接FK 8
1 間接FK 4
0 PK 0
試合データ

主審

廣瀬 格

副審

平野 伸一

副審

渡辺 智哉

第4の審判員

上田 益也

入場者数

10,733人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

21.7 ℃/22%
菊地の決勝ゴールで1-0! 今シーズン初白星をつかむ!
開幕戦を2-2で引き分けたアルディージャは、初白星を目指してアウェイのヤマハスタジアムに乗り込んだ。相手の磐田は、前田や駒野らの日本代表選手を擁する強敵。だが、警戒すべきは彼らだけではない。FWの金園や、MFの小林、山田などタレント性の豊かな攻撃陣が顔を並べる。そして、攻守の起点となるのが、今シーズンから加入したボランチのチョン ウヨンだ。それに対してアルディージャは、守備の改善と攻撃の新たなオプションを構築するために、ズラタンを右サイドに、渡邉をトップ下に配した。気温21.7度。春の陽気が緑のピッチに降り注ぐ。15時3分。いよいよ試合が始まった。

アルディージャにとって最初のビッグチャンスは11分に訪れた。トップ下の渡邉が引いてボールを受けると、前を走るズラタンにふわりと浮かせたパスを送る。ズラタンは相手をうまくかわして中央に折り返し、頭一つ抜け出たノヴァコヴィッチがヘディングシュート。惜しくもバーに弾かれたが、狙い通りの攻撃パターンがピタリとはまったシーンだった。
 
磐田も徐々に攻撃のギアを上げてきた。25分にはディフェンスラインの裏に抜け出した金園のシュートをGKの北野が防いだ。36分にも金園に決定的なシュートを許しているが、これはポストに救われた。得点こそならなかったが、互いに決定的なチャンスを作り出し、0-0で前半を折り返した。

後半に入ると、アルディージャはフォーメーションを本来の4-4-2に戻す。ズラタンとノヴァコヴィッチがツートップを組み、渡邉が2列目の右に入った。これでサイドが活性化された。アルディージャが奪った待望の先制点も、左サイドでボールを受けたズラタンの積極的な仕掛けが生んだCKからだった。59分。渡邉が蹴ったCKを菊地が頭で合わせた。ボールがゴール右隅に吸い込まれる。歓喜の瞬間。アルディージャがついに先制した。
 
追加点を狙うアルディージャは、その後もツートップを起点にチャンスをつかんだ。75分には左サイドからドリブルで中へ切れ込んだノヴァコヴィッチが、その横を走るフリーの渡邉にパス。渡邉は落ち着いて相手GKをかわしたが、シュートは相手DFに阻まれた。
 
終盤は我慢の時間が続いたが、球ぎわの競り合いでアルディージャが力強さを発揮。代わって入った長谷川、上田も積極的にボールを追った。4分のアディショナルタイムをしのぎ切り、完封勝ちで今シーズン初白星を手に入れた。

「0に押さえて勝つことができたのでうれしい。難しい場面もあったが、みんなで力を合わせることができた」。こう話したのは高橋だ。渡邉も「開幕戦は悔しい引き分けだったので、勝てたことがうれしい」と本音を漏らした。

「攻撃面ではこれまで取り組んできた非常にクオリティの高い形がいくつか出せた。もう1~2点奪ってもおかしくないチャンスもあった」と収穫を口にしたベルデニック監督は、「まだまだ足りない部分はあるが、今日の勝利で我々の可能性を示すことができた」とまっすぐ目を見据えた。もちろん、勝ったとはいえ課題はある。しかし、この日の完封勝ちは、今シーズンの戦いを占う意味でも非常に価値のあるものだった。

(総評:岩本 勝暁/写真:山田 勉)

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監督コメント
監督 ベルデニック
今日の結果に関しては非常に満足しています。ただ、内容面ではまだまだ満足のいく部分が足りないと感じています。開幕前、まず昨シーズンの安定した戦いができていた頃のチームレベルに早く到達させたい、という話をしましたが、まだまだ不足しています。相手に3回ほど決定機を作られましたが、それは我々の守備がまだ安定していないということです。しかし攻撃面では、これまで取り組んできた非常にクオリティの高い形がいくつか出せましたし、もう1~2点奪ってもおかしくないチャンスもありました。その点には非常に満足しています。

我々にはまだまだ足りない部分はありますが、今日の勝利で我々の可能性を示すことができたと感じています。我々は残留争いをしてはならないですし、これからは上位を目指してプレーしていきたいと思います。

Q:システムを変更して臨んだ前半だったが、その狙いと得られた効果は?
守備面を少し改善し、かつ攻撃で新たなものを目指しましたが、なかなか奏功しませんでした。我々本来の攻撃力が少し失われた部分もあったように感じたので、後半は配置をいつものように戻しました。
選手コメント
DF 2 菊地光将
Q:決勝点の場面を振り返って。
(渡邉)大剛さんからいいボールが来たので、僕は合わせるだけでした。うまくマークを外すことができて、そこにいいボールが来た、という感じですね。大剛さんに、そして、そこまでの過程でコーナーキックを取ってくれたみんなに感謝したいです。

Q:前田選手のシーズンファーストゴールが注目されていたが、意識はしていたか?
今週はその質問をかなり受けましたが、チームの中でもそういう話はまったく出ていませんでしたし、みんな勝つことだけを考えて取り組んでいました。

Q:守備面では完封となったが手応えは?
前節の清水同様、磐田も長いボールを放り込んでくることが多かったのですが、前の試合の反省も生かし、みんなでうまく対応することができたのではないかと思います。

Q:無失点で終えたことは守備陣としては収穫か?
失点0で抑えたことはDFとして気持ちいいですし、これを今後も続けていけるように、やっていきたいと思います。
DF 17 高橋祥平
Q:前田選手とのマッチアップも多かったが対戦した感想は?
うまいし強いしポジション取りもよかったので、難しい場面は確かにありました。でも、みんなで一緒に協力して守ることができましたし、日本のトップクラスのストライカーを相手に自分の力を試す機会でもあったので、良かったと思います。

Q:前田選手のシーズンファーストゴールに注目が集まっていたが、意識はしていたか?
決められるとJ2に降格するという伝説があると言われていたので、正直意識はしてしまいました。でも、勝つことですよね。たとえ決められても勝てればいいとも思っていました。

Q:今後チームとしてどんな点を高めていきたいか?
最終的には押し込まれる場面が多かったと感じています。前線の選手が安心して攻撃に専念できるような、そんな守備ができるようになりたいと思います。
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