明治安田生命J2リーグ 第20節
2019.6.29 [SAT] 18:00 NACK

大宮

0 - 0
0 前半 0
0 後半 0

金沢

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 19 奥井 諒
67'
DF 50 畑尾 大翔
DF 2 菊地 光将
DF 6 河面 旺成
MF 5 石川 俊輝
MF 7 三門 雄大
MF 8 茨田 陽生
52'
MF 33 奥抜 侃志
74'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
FW 36 吉永 昇偉

控えメンバー

GK 32 加藤 有輝
DF 25 高山 和真
MF 26 小島 幹敏
67'
MF 15 大山 啓輔
MF 41 小野 雅史
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
74'
FW 10 大前 元紀
52'

監督

高木 琢也

スターティングメンバー

GK 23 白井 裕人
DF 24 長谷川 巧
DF 27 廣井 友信
DF 2 山本 義道
DF 16 毛利 駿也
MF 14 金子 昌広
80'
MF 6 大橋 尚志
MF 8 藤村 慶太
MF 17 加藤 大樹
FW 9 小松 蓮
71'
FW 10 垣田 裕暉
89'

控えメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 4 石尾 崚雅
DF 45 沼田 圭悟
MF 18 窪田 稜
80'
MF 33 梅鉢 貴秀
FW 11 杉浦 恭平
89'
FW 22 クルーニー
71'

監督

柳下 正明
試合詳細
8 シュート 9
8 GK 7
5 CK 3
17 直接FK 15
4 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

西山 貴生

副審

竹田 和雄

副審

日比野 真

第4の審判員

俵 元希

入場者数

7,533人

天候

雨、無風

ピッチ状態

全面良芝、水含み

気温/湿度

20.9℃/90%

HIGHLIGHT

終盤の猛攻も得点にはつながらず、2試合連続でスコアレスドロー
好調なチーム同士の対戦だ。明治安田J2第20節の金沢戦。迎え撃つアルディージャは連続無敗記録を「15」に伸ばしている。前節・東京V戦はスコアレスに終わったが、それまでの試合は、若い奥抜を軸にコンスタントにゴールを奪っている。吉永、小島ら若手も躍動し、チームは昇り調子と言えるだろう。キックオフは18時03分。時を同じくして、NACK5スタジアム大宮のピッチに再び大粒の雨が落ち始めた。

立ち上がりから金沢がプレッシャーを掛けてきた。ロングボールを駆使して攻めてくる相手に対し、アルディージャは前線からのプレスを強めてボールの出どころを潰しにかかった。そして、第8節・鹿児島戦以来となる先発出場となったシモヴィッチを軸に攻撃を展開。クサビを打ち込んで、高くなった相手の最終ラインを崩しにいった。

躍動したのが、4試合連続での先発起用となる奥抜だ。ボールを持てばドリブルで相手を一人、二人とかわし、ボールのないところではスルスルとかけ上がって相手ディフェンスラインの裏を狙う。13分には三門のスルーパスを受けてゴール前に侵入。クロスは相手GKに止められたが、チャンスを演出した。守備でも無尽蔵のスタミナでボールを追い、相手の脅威となっていた。

セットプレーからのチャンスもあった。8分のCKでは河面が、31分のCKでは菊地がヘディングシュートを放っている。しかし、いずれもノーゴール。ともにスコアレスのまま前半を終えた。

後半に入って球際のプレーが激しくなる。50分には茨田とのワンツーでゴール前に抜け出した三門が倒され、PKかというシーンも。52分に大前がピッチに入ると、前線がさらに活性化。両チームの動きが激しくなる。67分には奥井に代えて小島を投入。三門を左ウイングバックとし、吉永を左から右に移した。さらに74分、バブンスキーを右のシャドーに入れて攻撃に変化を加えた

ゴール裏が最も沸いたのが87分だ。河面の攻撃参加が光った。大前との連係で前線を突破すると、ゴールライン付近からクロスを入れる。一度は相手にヘディングではじかれたが、こぼれ球に石川が反応。低く押さえたシュートは、惜しくもポストをたたいた。その後も、バブンスキーがシュートを放つなどチャンスはあった。しかし、最後までゴールを割ることができず、0-0のまま試合を終えた。

2試合連続の引分けだが、決して悲観する内容ではない。特に終盤の猛攻は圧巻だった。2試合連続の無失点は、自信につながる。「後半の残り20分以降は、よく頑張ってくれた。それをもっと早い時間帯にやっていきたい」という高木監督の言葉は、ポジティブに捉えていいだろう。前半戦ラストとなる次節・新潟戦は、水曜日の天皇杯2回戦を挟み、7月6日に行われる。夏本番に向けて、さらに勝点を伸ばしていきたい。

(総評:岩本勝暁/写真:高須力)

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監督コメント
監督 高木琢也
前節同様に引分けで終わってしまいましたが、よりこの試合は自分たちが何もできなかったゲームでした。

金沢の戦い方は、ロングボールを入れてそれをセカンドラインで拾いサイドからクロスを上げるというような形で、その連続を90分間通してやってきました。後半はかなり押し込む時間帯も作りましたが、前半は自分たちの良さがあまり出ず、相手に合わせるというか、対峙するときに構えてしまうシーンがここ数試合と同様に多かったと思います。

相手が長いボールを蹴ってくることは選手たちもスカウティングでわかっていた中で、映像で見た感覚と実際にプレーした感覚の差もあったと思いますが、その中でも「セカンドボールをしっかり取ることを90分間やろう」とミーティングで話しました。

この戦い方をする相手を嫌だと思うか、それとも大好物だと思うか、その差が今日のゲームに表れたと思います。このような相手に対して「ボールを取ったらつないでいけば良いし、サイドを広げて相手がいないところへボールを運んでいこう」と、そして「相手はマンツーマンで動いてくるからそこに対してランニング、スペース、アングルを取ったサポートをしていけば大丈夫だ」と、選手たちの中で感じてアクションができれば今日のゲームは勝てています。ただ、選手たちはこの相手の戦い方を相当嫌がったので、このような結果になってしまいました。

サッカーはボールを離さないチームが多い中で、相手はボールを離してくる。止めるところは頭なのか胸ではじくかしかなく、そこで勝つか負けるかでどっちに走らなければいけないかという状況になりました。

世界を見渡してもいろいろな戦い方をするチームがある中で、これぐらいの変化には耐えていけないようではこの先は勝つこともできないと思います。後半の残り20分は良く頑張ってくれましたが、それをもっともっと早い時間帯からできないかというのが今日の反省でありゲームの感想です」
選手コメント
FW 9 ロビン シモヴィッチ
久しぶりに先発でき、まずは良かったと感じています。チームの目的である勝点3獲得を果たせず悔しいですが、自分にできることはある程度できたと思いますし、チームに貢献できた部分もあると思います。チャンスがありながらスコアレスドローに終わってしまったのは、アンラッキーもあると思います。チームとして狙いとするプレーができた場面もあったので、ポジティブな面を次につなげていきたいです。

今日もスタジアムで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。次のリーグ戦、アウェイの新潟戦もぜひ、応援よろしくお願いします。
FW 10 大前 元紀
得点を取るために投入されたと思いますし、プレー時間も長めにあったので、何としても得点を挙げたかったです。最近は、自分が入ったときにミカくんが左アウトサイドに入っていて、最終ラインのアキと3人が絡むシーンがあるので、それをもっと増やしていければと思います。積極的にシュートを打つ、ゴールに向かっていくプレーを、もっと意識していきたいです。

16試合負けなしですが、8引分けは多いですし、その引分けを勝ちにしていかなくては上にはいけません。自分自身も含め、みんなで見つめ直して、勝点3を重ねていけるように良い準備をしたいと思います。
GK 21 塩田 仁史
前に前に出てくる相手に対し、ロングボールやセカンドボールの対応はしっかりできたと思います。球際の競り合いでも負けていなかっただけに、勝ち切れなかったのは反省点です。2試合続けて無失点で、今日も決定機はほぼ作られていません。前の選手も含めてチームとして守備ができている証拠だと思います。相手の狙いであるセットプレーに関しても、ラインコントロールを含めて良い対応ができました。

雨の中、送ってくださった大きな声援は本当に力になりました。そんな皆さんに勝利を届けられていないのは悔しいです。下を向いても仕方がないので、前半戦最後の新潟戦でしっかりと勝ちたいと思います。
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