明治安田生命J2リーグ 第36節
2019.11.6 [WED] 19:00 NACK

大宮

  • 60' フアンマ デルガド
  • 64' イッペイ シノヅカ
  • 90+1' ダヴィッド バブンスキー
3 - 0
0 前半 0
3 後半 0

福岡

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 45 櫛引 一紀
DF 3 河本 裕之
DF 6 河面 旺成
MF 5 石川 俊輝
MF 7 三門 雄大
MF 18 イッペイ シノヅカ
86'
MF 8 茨田 陽生
82'
MF 33 奥抜 侃志
90'
MF 20 酒井 宣福
FW 22 フアンマ デルガド

控えメンバー

GK 32 加藤 有輝
DF 50 畑尾 大翔
DF 13 渡部 大輔
86'
MF 26 小島 幹敏
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
82'
FW 28 富山 貴光
FW 10 大前 元紀
90'

監督

高木 琢也

スターティングメンバー

GK 1 セランテス
DF 4 山田 将之
DF 5 實藤 友紀
78'
DF 39 篠原 弘次郎
MF 6 ウォン ドゥジェ
MF 8 鈴木 惇
MF 14 前川 大河
90+2'
MF 17 松田 力
MF 22 輪湖 直樹
MF 35 初瀬 亮
FW 10 城後 寿
46*'

控えメンバー

GK 31 山ノ井 拓己
DF 3 石原 広教
DF 36 菊地 直哉
MF 28 加藤 大
FW 13 木戸 皓貴
78'
FW 15 森本 貴幸
46*'
FW 21 村田 和哉
90+2'

監督

久藤 清一
試合詳細
9 シュート 3
3 GK 8
4 CK 2
12 直接FK 9
0 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

井上 知大

副審

小椋 剛

副審

渡辺 康太

第4の審判員

堀越 雅弘

入場者数

9,666人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

13.8℃/56%

HIGHLIGHT

3得点で快勝し、残り3試合で2位浮上!
明治安田J2第36節・福岡戦は、台風19号の影響で順延になった一戦だ。この試合を終えると、他チームと消化試合数が並ぶ。勝てば残り3試合でJ1自動昇格圏の2位に浮上し、首位との勝点差を「6」から「3」に詰めることができる。引分けでも2位に勝点で並ぶものの、優勝の可能性を追うためには勝利あるのみだ。

試合は、この一戦に懸ける気持ちを感じる出だしとなった。開始2分で酒井と奥抜が得点の可能性のあるシュートシーンを迎え、4分には茨田の際どいクロスで相手ゴールを脅かした。だが、福岡が自陣にブロックを築いて守り、次第にチャンスは減少。中盤で球際の戦いが続く展開となり、選手がヒートアップする場面も少なくなかった。

存在感を発揮したのは、狭いスペースで技術を生かせる奥抜だった。ドリブルによるキープや前進で攻撃に厚みを生み出し、相手陣内ではルーズボールを追いかけ、CKやスローインなどでマイボールにしてチャンスを広げた。

奥抜は「ブロックを作る相手に対して、周りが自分を有効に使ってくれた」と手応えを語った。37分、スローインのルーズボールをハーフボレーで狙った場面は惜しかったが、GKに阻まれた。

手堅い相手をどう崩すかという展開の中、選手は90分間での勝負に自信を持っていた。石川は「最初のチャンスで取れなかった。そういうときは、先に失点しがち。リスクマネジメントを考えていた」という。

三門も「コウモさんと話をして、焦れるなと言っていた。90分で1点取れば良い。縦パスを無理に狙ってカウンターを受けるくらいなら、左右に動かして間が空くまで待とうと思った」と、サイドチェンジを繰り返しながら、じっくりと攻めた前半を振り返った。

後半は中央への縦パスが入るようになり、徐々に攻撃のテンポが上がっていった。56分、カウンターから茨田のクロスをフアンマがニアサイドで狙った。続く60分、左から河面がアーリークロスを入れると、奥抜とのパス交換からフアンマがゴール左を射抜くシュートを決め、待望の先制点を挙げた。

これでチームが勢い付いた。64分、奥抜が獲得した右CKの二次攻撃で、相手のクリアをカットしたシノヅカがドリブルから豪快なシュート。GKの手を弾き飛ばしてゴールネットを揺らした。

83分にクロスバー直撃のシュートを打たれるピンチもあったが、勢いは止まらなかった。89分、6試合ぶりに出場機会を得た大前が投入されると、ゴール裏から大きな応援歌が響いた。

そしてアディショナルタイム、大前が左に展開してカウンターを仕掛けると、切り返しから酒井がクロス。こぼれ球を途中出場のバブンスキーがボレーで決めてダメ押しの3点目を奪い、3-0で試合を締めくくった。

2位に浮上し、残り3試合。次節は、中3日で栃木とのアウェイゲームだ。三門は「勝たないといけないとか、負けられないとかではなく、ただ勝つことだけを考えれば良い。ピリピリすると若い選手が敏感になるかもしれないけど、僕らは1試合をただ勝ちにいくだけ。そこを変えずに臨みたい」と、一戦必勝の姿勢を貫く構えを示した。

ただ、一つずつ勝つのみ。その先に、目指してきた結果があるはずだ。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木 琢也
平日ナイトゲームにもかかわらず、本当に多くのファン・サポーターが来てくださって感謝しています。非常に良い雰囲気を作ってくれましたし、選手たちもそれに十分応えてくれたゲームだったと思います。

終わってみれば3-0というゲームでしたが、分析では福岡がブロックをつくるチームということで、そこをどう崩すかが大きなテーマでした。前半はチャンスもあった中で決めることができませんでしたが、焦ることなく後半に入り、徐々に相手の間でボールを受けながら縦にボールが入るシーンがいくつか続いた中での先制点でした。2点目はイッペイの個人技の部分はありますが、流れが良い時に取れるようになっていることにはチームの成長を感じます。

立ち上がりに失点が多いゲームが続きましたが、それも解消できましたし、ひさしぶりのクリーンシートで、今日は本当に良いゲームをしてくれたと思います。残り試合数も揃ったので、またしっかり準備をして次のゲームに臨みたいです。
選手コメント
GK 1 笠原 昂史
今日のような展開では最後に失点してしまいがちですが、しっかりと無失点で終えることができました。ボールを持つ時間が長いときには、カウンターに気を付けなければいけません。最終ラインに一人を余らせ、良い準備をするように声掛けをしていました。昇格への道は自分たちが勝つことで開けていきますし、目の前の試合に全力で臨むことが重要です。

平日にもかかわらず圧倒的なホームの雰囲気を作っていただき、心から感謝しています。一緒に戦う仲間として本当にうれしいです。栃木にも多くの方にお越しいただき、皆さんと勝利をつかみ取りたいです。
MF 18 イッペイ シノヅカ
素早くセカンドボールに反応でき、得点できて非常に良かったです。マンツーマン気味で対応され、攻撃では良い場面を多く作ることができませんでしたが、ゴールという結果を残せて何よりです。右サイドより、今日は左サイドで相手の守備を崩す場面が多く作れたと思います。片方が警戒されても反対から攻撃できるというのは、チームとしての手応えだと感じます。結果が全てですが、内容も良かったですし、激しい球際の競り合いでも負けませんでした。

J1に上がれる、良いところまで来ています。残り3連勝できるように、みんなで頑張っていきたいです。
FW 22 フアンマ デルガド
柏戦から中3日でしたが、チームとして良い準備ができました。序盤のチャンスを決め切ることができなくても集中を切らさず、素晴らしい試合ができました。先制まで時間は掛かりましたが、勢いを持ったまま後半に入り、良い流れで複数得点を挙げることができました。自力で昇格を決めることができるので、周りを気にしてはいけません。一戦必勝の思いで戦い続けます。

個人的には、日本でのシーズン最多得点を更新できました。周りの助けがあってこその結果だと思います。選手やスタッフ、支えてくださる多くの皆さんに感謝し、残り試合も得点を決めたいです。
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