明治安田生命J2リーグ 第39節
2019.11.2 [SAT] 14:00 NACK

大宮

  • 42' 奥抜 侃志
  • 44' 茨田 陽生
2 - 1
2 前半 1
0 後半 0

  • 3' マテウス サヴィオ
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 45 櫛引 一紀
DF 3 河本 裕之
DF 6 河面 旺成
MF 5 石川 俊輝
MF 7 三門 雄大
MF 18 イッペイ シノヅカ
72'
MF 8 茨田 陽生
66'
MF 33 奥抜 侃志
83'
MF 20 酒井 宣福
FW 22 フアンマ デルガド

控えメンバー

GK 32 加藤 有輝
DF 50 畑尾 大翔
DF 13 渡部 大輔
72'
MF 26 小島 幹敏
83'
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
FW 28 富山 貴光
66'
FW 10 大前 元紀

監督

高木 琢也

スターティングメンバー

GK 23 中村 航輔
DF 33 高橋 峻希
46*'
DF 50 山下 達也
DF 15 染谷 悠太
DF 4 古賀 太陽
MF 17 手塚 康平
68'
MF 35 ヒシャルジソン
MF 22 マテウス サヴィオ
MF 18 瀬川 祐輔
FW 26 オルンガ
FW 10 江坂 任
46*'

控えメンバー

GK 16 滝本 晴彦
DF 2 鎌田 次郎
DF 32 川口 尚紀
46*'
MF 38 菊池 大介
MF 7 大谷 秀和
68'
FW 31 ジュニオール サントス
46*'
FW 39 細谷 真大

監督

ネルシーニョ
試合詳細
9 シュート 13
14 GK 6
2 CK 4
14 直接FK 15
0 間接FK 0
0 PK 0
試合データ

主審

家本 政明

副審

木川田 博信

副審

松井 健太郎

第4の審判員

酒井 達矢

入場者数

11,687人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

18.5℃/44%

HIGHLIGHT

奥抜、茨田のゴールで首位に逆転勝利!
1週間、この試合の話題ばかりだった。明治安田J2第39節は、首位を走る柏との決戦。消化試合が相手より1つ少ないとはいえ、勝点差は9。勝って差を縮めなければ、目標である優勝を狙うことは難しくなる。J2で最も強いチームとしてJ1へ戻るために、プライドを懸けて臨む試合だ。

キックオフを迎え、スタジアムには緊張感が漂った。出だしが大事なのは間違いなかったが、3分に生まれた先制点は、柏のものだった。3バックの外側にロングボールを蹴り込まれ、クロスから失点。一度もボールをカットできずに、最終ラインからシュートまで持ち込まれる悔しい形だった。

しかし、奥抜は「時間が早かったし、サポーターの応援もあったので、僕は慌てていなかった」と振り返る。ピッチの中も外も1点で動揺するまいとする姿勢が強く感じられたことは、チームの粘り強さにつながっていく。

9分、フアンマのポストプレーから奥抜が抜け出し、PK獲得かという鋭い攻撃ですぐさま反撃。守備では、193センチの長身でパワーもあるオルンガに対し、「抑えないといけない選手なので、集中してやっていた。速いので、走らせないようなイメージを持って臨んだ」と、注意深くマークした河本が身体を張って対抗した。

リードした相手のペースに耐えながらチャンスを狙う展開が続いた。だが、次第にコンタクトプレーの激しさが増していく中で、前半終盤の42分、ついにチャンスが訪れた。全体で連動してハイプレスを掛け、三門とともに前に出る機会を伺っていた石川が、ボール奪取から縦パス。奥抜が中央へのドリブルで相手GKもかわし、ゴール左へシュートを突き刺した。

さらに44分、酒井が前線に入れた斜めのパスをフアンマがフリックすると、抜け出した奥抜がGKの前進を確認してループシュート。ゴールの枠を外れたが、シノヅカが逆サイドで追いついて折り返し、茨田が逆転ゴールをたたき込んだ。

「練習でよくやっている形」と奥抜が言う攻撃の起点は、酒井。「いつも外ばかりでは、チャンスは生まれない。その前に一度、外へのパスは見せていたし、相手を外に引っ張り出す侃志の動きが見えていた。フアンマに縦パスを出せば、相手が食いつくのも予測できた。久しぶりに全体がつながった得点」と手応えを語った。奥抜のシュートが外れても、茨田、シノヅカが走り続けて次の可能性を追ったことも併せて、一体感が見えた得点だった。

後半も逆転の勢いは止まらず、59分にはシノヅカの直接FKがクロスバーをたたく。しかし、次第にサイド攻撃で押し込まれる場面が目立つようになった。終盤は自陣にブロックを築き、徹底的な守備固めで対抗。深い位置まで押し込まれ、ボールへのプレッシャーを掛けられなくなったが、全員が体を投げ出すシュートブロックで追加点を許さなかった。

残り10分が長く感じられ、アディショナルタイム4分は際どいシュートも続いた。生きた心地のしない時間帯となったが、粘り切って2-1で逆転勝利を収めた。首位に勝ったことで、優勝争いの可能性が残ると同時に、昇格争いでも前進。次戦は、台風19号の影響で延期された福岡戦。中3日で臨むことになるが、勝ち続ける以外にイメージすべきことはない。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木 琢也
首位の柏に勝利できてよかったです。非常に大きな1勝ですし、この時期にこのような相手と昇格に大きく影響するようなゲームができることに感謝しています。

また早い時間に失点しましたが、彼らはそこからエンジンがかかることがあります。ここ数試合を戦っている中で、もう少し楽な方法を選べないかとは思いますが…。今日はミーティングでもかなり時間をかけて試合の入りの部分の話したつもりでしたが、もっと言わなくてはいけないのかなと思います。

先制されてディフェンスの部分でも相手にかなり動かされましたが、徐々にペースを掴んでくれました。相手が良い状態のときには中々ボールを取れませんでしたが、ちょっと選手間の間が空いたり、ボールコントロールミス、ちょっとずれたところにうまくアプローチをかけて取りに行くシーンが、得点をする前にもいくつか作れていました。それが得点にもつながったと思います。

課題はありますが勝って反省することができますし、残り4試合、サポーターも含め一体感を持って臨んでいきたいです。
選手コメント
MF 5 石川 俊輝
立ち上がりの失点は反省しなければいけませんが、前半のうちに同点に追い付いた後、すぐに逆転まで持っていくことができました。相手と駆け引きしつつ、味方の状況を見ながら、良い形でボールを奪う場面を作ることができたので、得点につながったと思います。

後半途中からは守備の時間が長くなりましたが、勝ち切れたことが何よりの収穫です。ただ、次に恥ずかしい試合をしてしまったら、今日の勝ちが無意味になってしまいます。水曜日の福岡戦に向けて、心身の状態をしっかりと整えたいと思います。
DF 6 河面 旺成
集中して入ったのですが、今日も早い時間に失点してしまいました。しかし、失点を引きずらずに戦えたから、逆転につながったと思います。守備では、まずはオルンガ選手を、そして彼のポストプレーからの形を抑えるために、センターバック3人が距離感を保ちながら対応しました。

1つ守るごとに、スタンドの皆さんが後押ししてくれました。大きな声援が僕らの背中を押してくれ、粘り強く戦い続けることができたと思います。ここで一喜一憂している時間はありません。すぐに切り替えて、皆さんと一緒に最後まで戦い抜きたいと思います。
MF 33 奥抜 侃志
チームとして良い守備ができたからこその得点なので、自分のゴールと言うよりは、チームで取ったゴールです。今日はカウンターがカギになると考えていましたし、守備から入って攻撃という形を狙っていました。今年は自分自身、勝ちに対してより貪欲に取り組んでいます。苦手なこともしっかりとこなした上で、自分の良さを出していきたいです。ピッチに立ったら年齢は関係ありません。

皆さんに期待していただき、それに結果で応えたいと思います。残り4試合、まずは目の前の試合に勝利していけるように、日々のトレーニングから高い強度で取り組んでいきたいです。
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