明治安田生命J2リーグ 第1節
2021.2.28 [SUN] 14:00 Ksスタ

水戸

  • 8' 深堀 隼平
1 - 2
1 前半 0
0 後半 2

大宮

  • 70' 柴山 昌也
  • 83' 奥抜 侃志
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 16 牲川 歩見
DF 2 住吉 ジェラニレショーン
DF 4 タビナス ジェファーソン
DF 23 温井 駿斗
MF 6 平野 佑一
MF 5 木村 祐志
64'
MF 8 森 勇人
84'
MF 19 村田 航一
75'
MF 18 深堀 隼平
64'
FW 9 中山 仁斗
FW 11 安藤 瑞季
75'

控えメンバー

GK 41 中山 開帆
DF 22 柳澤 亘
75'
MF 14 松崎 快
75'
MF 17 新里 涼
84'
MF 43 鈴木 喜丈
FW 7 山根 永遠
64'
FW 15 奥田 晃也
64'

監督

秋葉 忠宏

スターティングメンバー

GK 31 上田 智輝
DF 24 西村 慧祐
DF 4 松本 大弥
DF 20 櫛引 一紀
MF 11 奥抜 侃志
89'
MF 15 大山 啓輔
81'
MF 8 馬渡 和彰
MF 13 渡部 大輔
FW 37 松田 詠太郎
57'
FW 27 中野 誠也
89'
FW 34 佐相 壱明
46*'

控えメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 22 翁長 聖
89'
DF 42 山越 康平
MF 5 石川 俊輝
81'
MF 48 柴山 昌也
46*'
FW 10 黒川 淳史
57'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
89'

監督

岩瀬 健
試合詳細
7 シュート 14
11 GK 6
4 CK 7
9 直接FK 9
4 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

大坪 博和

副審

蒲澤 淳一

副審

細尾 基

第4の審判員

辛島 宗烈

入場者数

3,312人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

13.6℃/39%

HIGHLIGHT

後半2発で鮮やかに逆転!開幕戦を白星で飾る!!
岩瀬健監督率いる新生・大宮が、ついにベールを脱いだ。2月28 日、2021明治安田生命J2リーグの開幕戦が行なわれ、大宮は水戸のホームへ乗り込んだ。
 
岩瀬監督は4-4-2のシステムを組んだ。GKは上田。最終ラインは右から馬渡、西村、櫛引、渡部。ダブルボランチは右に松本、左に大山で、2列目の右サイドに松田、左に佐相が入る。2トップは奥抜と中野が組む。サブの7人はクリャイッチ、翁長、山越、石川、柴山、黒川、ハスキッチだ。

キックオフ直後から攻め込んだ。2分、右CKの流れから櫛引が右足シュートを放つ。6分には馬渡のクロスから中野がヘディングで狙った。

しかし8分、先制点を喫してしまう。11分にも決定的なシーンを作られたが、GKがセーブできなかったボールは西村がクリアした。

その後も自陣での攻防が続くなかで、22分に飲水タイムを迎える。ここで試合の流れを変えたいところだったが、再開後もなかなか相手ゴールへ迫ることができない。最終局面で攻撃をはね返すことが多く、水戸の切り替えが素早いこともあって、攻撃のスタートラインが低くなりがちなのだ。

そのなかで、西村や松本のロングパスに活路を見出そうとする。前半終了間際には、前線へ飛び出した馬渡が相手ゴールへ迫るが、1点ビハインドのまま前半を終了することとなった。

後半開始とともに、岩瀬監督が動く。佐相に代えて柴山を送り込む。佐相と同じ2列目の左サイドに入った18歳は、いきなり右足で際どいシュートを放った。

さらに57分、松田に代わって黒川が投入される。後半に入って大宮は試合のペースをつかみつつあり、選手交代が攻撃を活性化させていく。

70分、同点弾が生まれた。中野が左サイドの柴山へパスを送ると、ペナルティエリア左から内側へ持ち出し、右足を振り抜く。しっかりとコントロールされた一撃が、ゴール右隅へ吸い込まれていった。

昨年12月にJ2リーグデビューを飾っていた柴山は、出場2試合目で嬉しい初ゴールだ。この得点場面では、左サイドバックのポジションからインナーラップした渡部のランニングも、相手守備陣の意識を惹きつけた意味で効果的だった。

74分にもゴールを脅かす。右サイドの黒川からパスを受けた松本が、ペナルティエリア外から右足でシュートする。鋭い一撃が相手GKを脅かした。

80分にはGK上田がチームを救う。右サイドからのクロスに合わせて、相手FWとDFがもつれるように自身の目の前へ飛び込んでくる。ゴール前に残ったボールに襲われるが、上田は俊敏な反応でボールをかきだした。直後、大山から石川へ選手交代が行なわれる。

82分、松本が右サイドの黒川へパスをつなぎ、背番号10はドリブルで運んでからゴール前へグラウンダーのクロスを供給する。これに中野が反応するが、惜しくもプッシュすることはできなかった。

しかし、大宮は次の好機を得点へ結びつける。

83分、右サイドを上がってきた馬渡に、黒川からパスが通る。馬渡はGKが飛び出せないポイントへ、鮮やかなピンポイントクロスを蹴り込む。ここに、奥抜が飛び込んできた。DFの前へ身体を滑り込ませ、ヘディングシュートを突き刺したのだった。

2対1とリードを奪ったことで、ベンチが動く。ハスキッチと翁長がタッチライン際で交代の準備をするが、岩瀬監督はタイミングを見極め、数分間待ってから89分に交代させた。2人に代わって退いたのは奥抜と中野で、ハスキッチと黒川が2トップに入り、翁長は2列目の右サイドにポジションを取った。

全員が球際で激しくプレーし、最後まで足を止めずに戦った大宮は、4分のアディショナルタイムののちに歓喜の瞬間を迎える。ベンチ前では岩瀬監督とコーチングスタッフが、歓喜の輪を作った。

様々な意味で難しい戦いとなる開幕戦で、大宮は勝利をつかんだ。勝点3とともに精神的な落ち着きを得たチームは、3月6日に待望のホームゲームを迎える。

(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 岩瀬健
まずは新型コロナウイルスの影響がある中でも、ファン・サポーターの皆さまがスタジアムに入った状態で試合ができて、多くの関係者の方、クラブの方、リーグの方に感謝しています。本当にありがとうございました。

最初は相手が勢いがあった中で五分五分の状態から、1つのミスから失点してしまいました。後半は選手たちがもう1つギアを入れて、45分間でひっくり返そうとする姿勢が存分に出ていましたし、結果的に勝点3が取れてよかったです。
選手コメント
MF 10 黒川 淳史
自分にとっては第2のホームで、まずはピッチに立てた喜びが大きかったです。0-1の状況でしたが、監督が代わって新しいサッカー、スタイルにチャレンジしている中で、それを表現すること、またその中で自分がいかに結果を残せるかを意識してピッチに入りました。

同点ゴールに絡むこともできましたが、シバの個人技が光った得点だと思いますし、最後のところでのちょっとした差という部分は大事なので、僕も彼のプレーを見習いたいです(笑)。来週のホーム開幕戦で勝てるようにしっかりと準備をして、次は侃志のヘディングのような得点を決めたいと思います!
MF 11 奥抜 侃志
勝ち切れたことはすごく良かったですし、継続して勝てるようにやっていきたいです。

ゴールシーンはカズくんが良いクロスをくれて、前で誠也くんがつぶれてくれたので、全員で取ったゴールだと思います。ハーフタイムに指示があって球際の部分やセカンドボールを拾う意識は変わったのかなと思います。サイドの裏のスペースを狙い続けていた中で、相手も対応が遅れてきた印象はありました。ホーム開幕戦に向けてしっかり準備したいです。
MF 48 柴山昌也
自分は左足が武器なのですが、相手が警戒していたのでうまく右に持ち替えてファーサイドに決めることができました。練習していた形だったので迷わず打てました。

昨シーズンの経験が自分の中でとても大きかったので、今回は緊張せず試合に入れました。外から見ていた分、相手の特徴や動きも見えていたので、押し込んだ状態であれば自分が仕掛けてクロスやフィニッシュまで自信を持ってプレーしようと思っていました。

アカデミー出身として後輩たちに目標とされる選手になれるように頑張っているので、プレーで示すことができて良かったです。
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