明治安田生命J2リーグ 第2節
2021.3.6 [SAT] 14:00 NACK

大宮

0 - 2
0 前半 1
0 後半 1

甲府

  • 30' 新井 涼平
  • 77' 野澤 英之
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 31 上田 智輝
DF 24 西村 慧祐
DF 4 松本 大弥
DF 20 櫛引 一紀
60'
MF 15 大山 啓輔
60'
MF 8 馬渡 和彰
MF 10 黒川 淳史
MF 11 奥抜 侃志
MF 13 渡部 大輔
77'
FW 27 中野 誠也
60'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
46*'

控えメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 22 翁長 聖
77'
DF 42 山越 康平
60'
MF 5 石川 俊輝
60'
MF 48 柴山 昌也
46*'
FW 23 矢島 輝一
60'
FW 37 松田 詠太郎

監督

岩瀬 健

スターティングメンバー

GK 31 岡西 宏祐
DF 23 関口 正大
DF 3 小柳 達司
DF 8 新井 涼平
DF 17 荒木 翔
MF 4 山本 英臣
MF 6 野澤 英之
87'
MF 15 中村 亮太朗
FW 9 三平 和司
90+2'
FW 39 泉澤 仁
60'
FW 11 有田 光希
60'

控えメンバー

GK 21 小泉 勇人
DF 40 メンデス
DF 30 浦上 仁騎
MF 24 山田 陸
60'
MF 16 野津田 岳人
60'
FW 18 鳥海 芳樹
87'
FW 19 宮崎 純真
90+2'

監督

伊藤 彰
試合詳細
7 シュート 12
11 GK 12
4 CK 8
4 直接FK 13
0 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

鶴岡 将樹

副審

川崎 秋仁

副審

イ サンギ

第4の審判員

阿部 将茂

入場者数

4,000人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

19.4℃/40%

HIGHLIGHT

ホーム開幕戦は、2失点で悔しい完敗
待ちに待った、新しいシーズンのホームゲームが幕を開けた。アウェイゲームだった開幕節では水戸に逆転勝利を収めて白星発進を飾った。

明治安田J2第2節は、甲府を迎えてのホームゲーム。GK上田、最終ラインに右から馬渡、西村、櫛引、渡部。中盤の底は、松本と大山。サイドMFは右に黒川、左に奥抜。前線は、ハスキッチと中野のツートップだ。

序盤は、互角の展開。奥抜の果敢なフォアチェックや、中野の鋭い抜け出しなどで精力的に押し込み、10分には松本が積極的にミドルシュートを狙った。

特に中野の裏抜けと、手前に残るハスキッチの組み合わせでの起点作りからサイドへ展開する攻撃が多く見られたが、岩瀬監督が「スペースを狙いとする場面が多く出ていたが、スペースを突くのは得点するため。スペースを突いた後、もう1個、アクションが重なったり、スピードが増したりすれば……」と指摘したとおり、フィニッシュに持ち込む場面は少なかった。

そして、少しずつ相手の攻撃に押し込まれる展開となった。特に、守備で苦労したのは右サイド。甲府は左ウイングバックが前線に入り込んで、左MF泉澤が外に張り出し、彼らにマークを引っ張られると、後ろからDF新井が持ち上がってくるという可変システム。

14分に左からのクロスをヘディングシュートを打たれるなどピンチが生まれたが、16分に泉澤にカットインシュートを狙われた場面では、西村がスライディングブロックで体を張って防いだ。

徐々に押し込まれて相手のセットプレーが増える中、前半の給水タイム明けの30分に甲府の左CKから新井にヘディングシュートを決められて先制点を奪われた。

33分に渡部のクロスから中野がヘディングシュートを放つなど反撃を狙ったが、次第に重心が後ろに重くなり、攻撃回数が減った。38分には再び左CKでヒヤリとさせられた。

ハーフタイムが明けたタイミングで岩瀬監督は、前節で勝利の立役者となったルーキー柴山を左MFに投入。ハスキッチを下げて奥抜を前線に上げた。

すると、いきなり奥抜のドリブルによるカウンターで攻勢。51分には、柴山が左から2人を抜いてシュートへ持ち込んだ。

さらに60分、岩瀬監督は交代カードを3枚切り、山越、石川、矢島とセンターラインに新たな戦力を同時に投入。よりアグレッシブな守備から逆襲を狙った。

攻撃の組み立てでは、2バック気味にして両サイドバックを押し上げた。しかし、試合の流れは変わらず、77分に相手の右CKから失点して2点のビハインド。

その後、翁長が投入されると、前線の矢島に積極的にボールを預ける動きが生まれる。80分には、その流れから得た左CKでショートコーナーから馬渡のクロスを西村が合わせ、松本がこぼれ球に詰める惜しい場面へとつながった。

終盤は、馬渡が右から強引にドリブルでゴール前まで切り込むなど、ゴールへの執念を示したが、得点は生まれず。試合は、0-2で敗戦となった。

終盤に持ち味の攻撃力を見せた馬渡は「自分のところは行けるという感覚があり、味方に全部、ボールを要求しました。相手が足を伸ばすなど隙を見せていると思ったので、ガンガン仕掛けて点を取ろうと思いました。結果、点につながりませんでしたけど、僕はこういうことを続けて、より良いパスを供給したり、前半の守備面を修正したりと自分の課題に矢印を向けて頑張りたいです」と敗れた悔しさをのぞかせながらも、前向きな姿勢を失わずに取り組む意思を強調した。

ホーム開幕戦の黒星は、やはり悔しい。積極的なミドルシュートや高さを生かしたヘディングなどチーム最多4本のシュートを放ったMF松本は「今日、たくさんの方に試合を見ていただいたけど、勝利を届けられなかった。次節は必ず勝利を届けてサポーターと一緒に喜びたい」と巻き返しを誓った。

第3節の京都戦もホームゲーム。勝って喜んで出直しとしたい。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 岩瀬健
とにかく勝てなかったことが非常に残念です。コロナウイルスの影響がある中でも4,000人のファン・サポーターの方が来てくださって本当に感謝しています。同時にJリーグの関係者、クラブの関係者にも感謝しています。前半については攻撃の部分で相手のスペースを突く狙いは出ていたと思います。ただ、その後にアクションがあったりスピードを増すような状況があれば、得点に繋げることができたのかなと思います。

一方で守備では後手に回る時間が多く、そこはハーフタイムに選手たちとシェアをしました。3選手の同時交代については、相手のロングボールに対する守備の部分で、コシがいることで相手の一番最初の攻撃を弾きたい。また、空いているスペースに人が立つことで攻撃の時間を増やしたいという意図でした。

甲府はセットプレーでの得点が多いこともわかっていましたし準備もしていましたが、結果的にそれを上回られて自分たちが負けてしまったのですごく悔しいです。そもそもどうしてコーナーキックになったかも突き詰める観点ではあると思うので、そこを含めて京都戦では修正していきたいと思います。
選手コメント
MF 4 松本大弥
チームとして一度引いて相手が少し高い位置に来てからプレスをかけるというやり方をしているので、ボールを下げさせて自分たちが前に行きたいという意図でした。後半は高い位置でボールを動かせるようになりましたが、自分が蹴るだけではなく、キーパーからボールを受けて捌くプレーができたら良かったと思います。

後半は前に急いでしまって攻撃が単調になってしまったので、もう少し時間をかけながらサイドを崩したりできれば、自分の前のスペースが空いてミドルシュートを打てる機会も作れるのかなと思います。今日はたくさんの方に試合を観に来ていただいたのに勝利を届けることができなかったので、次節は必ず勝利してサポーターの皆さんと一緒に喜びたいです。
DF 8 馬渡和彰
前半は相手の左サイドの流動的な攻撃に後手を踏んでしまいましたが、大きなピンチは作らせずに対応できました。2点を追う展開になってからは、自分のところから仕掛けていこうと思って気持ちを前面に出してプレーしました。セットプレーからの失点はもったいなかったですし、もっともっと練習から突き詰めていきたいと思います。

今日は様々な方々の協力があって試合ができ、たくさんのお客さんに来ていただいたなかで負けてしまったので、次節は必ず躍動した姿を見せて勝点3をとれるように戦いたいと思います。
DF 42 山越康平
今シーズン初めてピッチに立ってプレーできたことは良かったです。途中出場する時は負けていたので、セットプレーからの得点を狙うように指示を受けてピッチに入りました。前半にベンチから試合を見ているときは、甲府はDFラインの背後の対応に苦戦しているように見えたので、自分が出た時はそこを意識してプレーしました。

次こそサポーターの皆さんと一緒にホームで勝利をあげられるように一週間準備していきますので、次節もチームの後押しをよろしくお願いします。
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