明治安田生命J2リーグ 第5節
2021.3.27 [SAT] 14:00 NACK

大宮

  • 17' ネルミン ハスキッチ
  • 32' 小島 幹敏
  • 54' 小野 雅史
  • 71' 大澤 朋也
4 - 0
2 前半 0
2 後半 0

長崎

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 31 上田 智輝
DF 8 馬渡 和彰
DF 24 西村 慧祐
DF 20 櫛引 一紀
DF 6 河面 旺成
DF 41 小野 雅史
90'
MF 10 黒川 淳史
65'
MF 5 石川 俊輝
65'
MF 26 小島 幹敏
FW 27 中野 誠也
69'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
69'

控えメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 22 翁長 聖
90'
DF 42 山越 康平
MF 7 三門 雄大
65'
MF 37 松田 詠太郎
65'
FW 23 矢島 輝一
69'
FW 49 大澤 朋也
69'

監督

岩瀬 健

スターティングメンバー

GK 30 徳重 健太
DF 4 フレイレ
DF 22 鍬先 祐弥
DF 24 江川 湧清
46*'
DF 26 二見 宏志
MF 6 カイオ セザール
MF 13 加藤 大
46*'
MF 14 名倉 巧
58'
MF 17 秋野 央樹
MF 19 澤田 崇
FW 7 エジガル ジュニオ
75'

控えメンバー

GK 31 原田 岳
DF 15 加藤 聖
46*'
DF 25 新里 亮
MF 8 磯村 亮太
MF 10 ルアン
46*'
FW 9 富樫 敬真
58'
FW 11 玉田 圭司
75'

監督

吉田 孝行
試合詳細
8 シュート 5
15 GK 6
8 CK 3
13 直接FK 7
1 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

先立 圭吾

副審

赤阪 修

副審

阿部 将茂

第4の審判員

篠藤 巧

入場者数

4,510人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

18℃/22%

HIGHLIGHT

クラブ最年少ゴール含む4得点無失点、今季ホーム初勝利
明治安田J2第5節は、長崎を迎えてのホームゲーム。一度中断となった第3節の再開試合が第4節の後に行われたため、中2日での連戦となった。開幕戦こそ勝ったものの、その後は3連敗。上位を争うためには、必ず連敗を阻止しなければならない。また、お預けとなっている今季ホーム初勝利をつかみたい一戦でもある。

この試合では、守備が機能した。試合の序盤、相手のバックパスに合わせて敵陣の深い位置までプレッシャーをかけに行った。自陣に守備ブロックを築くだけでなく、隙あらば全体を押し上げた。

さらに、中央を固めたまま、サイドMFで起用された右の黒川、左の小野が、パスコースを狭めながらボールホルダーとの距離を縮め、サイドにパスが出るとすかさずプレッシャーをかけるという動きで、相手の起点作りを封じた。

岩瀬監督は、守備で鍵となるプレーを遂行した2人について「どうやって相手にプレッシャーをかけるかという大枠は(戦術として)シェアできますが、最後にボールを奪う面での細かいところは、選手の意思やこだわりが大事。それも含めた守備を彼らが表現していたのは、チームとしてボールを奪うきっかけになっていたと思う」と手応えを語った。

攻撃時には、左SBの河面が高い位置を取り、左MFで起用された小野が前線に顔を出し、相手の4バックを釘付けにし、中盤から小島が積極的に飛び出した。

5分には、右のショートコーナーから馬渡のクロスを河面がヘディングで狙うチャンスが生まれた。

そして17分、櫛引のサイドチェンジから馬渡、黒川と右サイドでつなぐと、前に飛び出した小島が浮き球のパスを受け、ゴールライン際から戻したボールを、馬渡がワンタッチでクロス。ゴール前で待っていたハスキッチがヘディングシュートで決めて、先制に成功した。ハスキッチは、3日前の第3節に続く2戦連続の得点となった。

相手を振り回すような攻撃は、その後も続き、32分には馬渡が右の低い位置でボールを奪って前進。縦パスを受けた中野が狭いスペースで相手に囲まれながらもキープして、バックパス。馬渡が前方へ蹴り出すと、抜け出したハスキッチがドリブル。左サイドの小野へパスがつながると、中央から走り込んだ小島がラストパスを受けて正確なシュートを流し込み追加点を奪った。

ハーフタイムに相手は2人を同時に変えてきたが、試合のペースは変わらなかった。54分、中盤で小野が黒川とのワンツーでマークを外して前進すると、前にこぼれたボールを拾ったハスキッチが豪快にシュート。GKに弾かれたが、小野が左足でゴールへたたき込んで3点目を奪った。

攻守両面の活躍が目立った小野は「僕自身が今季初出場。戦術云々よりも、まずは戦うとか、勝つということにフォーカスして覚悟を持って臨んだ。気持ちがこもったプレーはできたと思う。攻撃面ではサイドMFだけどインサイドにポジションを取って、ボランチやFWとつながって、自分の特長を出せたと思う」と手応えを語った。

岩瀬監督は、65分に三門と松田、69分に矢島と大澤を投入。すると、投入されたばかりの2トップが、相手の隙を突いた。

71分、矢島がスローインからクイックリスタート。フリーで受けた大澤がGKとの1対1を決めて4点目を奪った。クラブ史上最年少得点記録を更新した大澤は「開幕戦で(同級生の)シバ(柴山)が決めて、自分はベンチ外。とても悔しかった。小さい頃からお世話になっているクラブで、しかもNACK5スタジアム大宮という舞台で決められたのは嬉しい。1点に終わらず、これからもチームの勝利に貢献していきたいです」と笑顔を見せた。

次戦は、琉球とのアウェイゲーム。狙うは、今季初の連勝だ。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 岩瀬健
まずはファン・サポーターの方々にホームで勝利を届けることができて、たくさんの期待に勝利という形で応えることができて、本当に嬉しく思っています。

選手たちが前半の入りから後半の最後まで、全員がファイトして攻撃も守備も声を掛け合って勝利することができました。中2日の中で、今回メンバーに入らなかった選手たちもポジティブに試合のための準備をしてくれた成果だと思いますし、これを続けていきたいです。

長崎はボールを持つ狙いがあったので、まずは自分たちが相手よりもボールを持つ時間を長くして簡単に相手ボールにしない、また相手のボールになる時間でどう奪い返すか、なるべく早く高い位置で奪い返すためにどうプレーするかを考えてプランをシェアしていました。

選手がトライして、声を掛け合って、パワーを出してくれたことが勝利につながりましたし、選手たちも充実感や成功体験を得ることができたので、非常に良いゲームだったと思います。
選手コメント
MF 26 小島幹敏
ホーム初スタメンということで、いつも以上に気合が入っていました。先制点では、スペースへの動き出しから起点を作れましたし、得点シーンはカウンターで、雅史が相手を引き付けて素晴らしいパスを出してくれたので、ゴールへ流し込むだけでした。自分は味方を追い越してボールを受ける動きが得意なので、それぞれの場面で、それが出せてゴールという結果につながって良かったです。

連敗を止められたので、これから連勝を重ねて上へいけるように戦いたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
MF 41 小野雅史
今シーズン初出場ということで、まずはピッチで戦うということにフォーカスし、覚悟をもって挑んだゲームでしたので、そういったものを見せることができたと思います。

守備では、河面選手とコミュニケーションをとりながら、相手を牽制し、サイドの守備はうまくできたと思いますし、失点をゼロで抑えることができて良かったです。攻撃では、インサイドにポジションをとって、周囲の選手と繋がることを意識して自分の特長を出すようにしました。ゴールシーンは、ボールがこぼれてきたので、勢いよく蹴ったら入りました。

次の試合が本当に大事になりますので、この勝利を生かして、次も勝点3をとれるように一週間準備をしていきます。
FW 49 大澤朋也
GKとの1対1の場面で冷静に決めることができて良かったです。ゴール前の動き出しや相手の隙を突くという自分の特長を出すことができました。開幕戦でシバが決めて自分はベンチ外だったのでとても悔しかったのですが、自分を信じてずっと練習してきました。

小さい頃からお世話になっているこのクラブで、しかもNACKで初ゴールを決めることができてうれしいです。この1点で終わらず、これからもチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいですし、ゴールを決めてファン・サポーターの皆さんと一緒に喜びを爆発できる場面をたくさん増やしたいです。
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