明治安田生命J2リーグ 第11節
2021.5.2 [SUN] 15:00 味スタ

東京V

  • 61' 小池 純輝
1 - 1
0 前半 0
1 後半 1

大宮

  • 58' 小野 雅史
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 31 マテウス
DF 2 若狭 大志
DF 17 加藤 弘堅
DF 15 ンドカ ボニフェイス
DF 16 福村 貴幸
90'
MF 14 石浦 大雅
61'
MF 9 佐藤 優平
MF 4 梶川 諒太
FW 19 小池 純輝
90'
FW 27 佐藤 凌我
FW 10 ジャイルトン パライバ
78'

控えメンバー

GK 1 柴崎 貴広
DF 22 馬場 晴也
DF 42 安在 和樹
90'
MF 24 奈良輪 雄太
MF 18 松橋 優安
90'
FW 11 山下 諒也
78'
FW 25 端戸 仁
61'

監督

永井 秀樹

スターティングメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 13 渡部 大輔
DF 24 西村 慧祐
DF 20 櫛引 一紀
MF 8 馬渡 和彰
76'
MF 7 三門 雄大
MF 26 小島 幹敏
MF 41 小野 雅史
FW 10 黒川 淳史
71'
FW 23 矢島 輝一
57'
FW 27 中野 誠也
57'

控えメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 22 翁長 聖
76'
DF 42 山越 康平
MF 4 松本 大弥
MF 48 柴山 昌也
71'
FW 9 菊地 俊介
57'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
57'

監督

岩瀬 健
試合詳細
12 シュート 10
10 GK 10
6 CK 8
9 直接FK 5
2 間接FK 2
0 PK 0
試合データ

主審

上村 篤史

副審

竹田 和雄

副審

緒方 孝浩

第4の審判員

桜井 大介

入場者数

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

18.8℃/63%

HIGHLIGHT

勝点1でも攻めて、攻めて、攻め抜いた!
東京都に緊急事態宣言が発出されているため、明治安田J2第11節の東京V戦はリモートマッチ(無観客試合)となった。4月に戦った5試合は2分3敗に終わり、直近は3連敗となっている。岩瀬監督は金曜日の取材で「目の前の試合で勝点を積み上げていくためにベストの準備をして、選手、スタッフ全員の思いを乗せて戦う姿勢、勝負にこだわる姿勢を貫きたい」と話した。

スタメンは前節から3人変更があり、渡部と黒川が2試合ぶり、馬渡が3試合ぶりに先発する。システムはこれまで同様の4-4-2で、渡部が左サイドバック、馬渡が右サイドバックに入る。黒川は2列目の右サイドだ。

勝利から遠ざかっているものの、序盤からしっかりと試合に入っていく。開始早々にデザインされた右コーナーキックを見せ、守備の局面では最終ラインが細かくアップダウンを繰り返し、コンパクトな距離感を保っていく。

相手のスタイルを考慮すれば、ボールを握られる時間が長くなるのは想定内だっただろう。だからといって、自陣ゴール前で跳ね返すだけではないのだ。19分、敵陣で矢島と黒川が相手を囲い込み、ボールを奪い取る。ファウルを誘って得たペナルティエリア右外からの直接フリーキックは、馬渡が右足で相手GKを襲った。

24分の飲水タイム後は、ボールを保持する。2列目の黒川と小野が内側に立ち、タッチライン際のレーンを両サイドバックが使う。サイドチェンジを織り交ぜ、ダブルボランチが関わっていくことで攻撃のテンポが上がり、シュートへ持ち込めそうな場面も作り出していく。

前半終了間際にはビッグチャンスを作った。前線から規制をかけて敵陣でボールを奪い、馬渡がペナルティエリア右奥へ侵入する。ライナー性のクロスに中野が反応したが、ゴール内へ押し込むことはできなかった。

後半も前半と同じ11人でスタートする。序盤は押し込まれた。ワンタッチでテンポアップをはかる相手の攻撃を受けるが、失点は許さない。逆に54分、相手GKのキックミスから黒川が右サイドを突き、ゴール前へラストパスを通す。GKの目前に小野が飛び込むが、シュートには結びつけられなかった。

57分、岩瀬監督が動く。中野に代わってハスキッチ、矢島に代わって菊地を投入する。

直後の58分だった。右サイドのスローインをきっかけに敵陣でパスをつなぐと、小野が左足のコントロールショットをペナルティエリア内から決めてみせた。背番号41のシーズン2点目で、大宮はリードを奪った。

ところが、1-0と先制した直後の61分、東京Vに同点とされる。

ここから先は激しい攻め合いとなる。62分、ハスキッチと菊地の連携で左サイドを崩し、ペナルティエリア内まで入り込んだ馬渡が右足で狙うが、相手GKに阻まれた。

66分にはジャイルトン・バライバの強烈なシュートを、クリャイッチが弾き出す。直後のコーナーキックでは相手のヘディングシュートを浴びるが、これはバーに救われた。

71分の飲水タイムのタイミングで、岩瀬監督は黒川に代えて柴山を送り込む。75分にはその柴山が右サイドを崩すが、菊地へのラストパスはわずかに合わなかった。

77分には小野が左サイドから左足を強振する。パワフルな一撃は相手GKに阻まれた。

最終盤まで攻め続けた。馬渡に代わって右サイドバックに入った翁長が、左右両サイドからロングスローをゴール前へ入れる。コーナーキックも何本も獲得した。シュートも浴びせた。攻めて、攻めて、攻め立てたが、2点目を取り切ることはできなかった。

試合後の岩瀬監督は、「勝点3を取るためにここに来たので、取りたかったです」と悔やんだ。それでも、連敗は止めた。チームとしての狙いも、攻守両面で数多く見られた。3日後のホームゲームにつなげられる一戦だったと言っていいだろう。

(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 岩瀬健
試合開始から自分たちの狙いをいくつか出せた中で、前半途中から相手にボールを持たれて守備に回る時間が増えました。それでも大きな崩れもなくハーフタイムを迎えて、後半は勝つために守備と攻撃でもう一個ギアを上げられるように確認しました。

先制して3分後に追いつかれてしまったのはすごくもったいないし、あそこでゲームをコントロールしたり、もう1点取って相手コートに入っていくアクションを繰り返せれば良かったと思います。

最後はセットプレーや選手交代を含めて点を取りにいこうとアクションしましたが、最終的にこじ開けられませんでした。次のゲームではなんとか勝点3に持っていけるように修正したいです。
選手コメント
DF 8 馬渡 和彰
ここ2試合はチームを外から観る時間もありましたが、ゴール前でのダイナミックさや選手個々の発想の部分をもっと出していければゴールにつながるかなと思っていました。

今日も自分から中野選手へのクロスなどは練習で積み上げてきたことなので、そういった部分は続けながらも、柴山選手のようなドリブルで1人、2人をはがせる選手の特長も生かしながら、また違ったアクセントをつけて、攻撃のバリエーションを増やしていくことが課題だと思います。

練習をしていても悪くはないですし、勝てずにもがいている部分はありますが、皆でコミュニケーションをとって、チームで一つになって乗り越えないといけないと思います。
DF 13 渡部 大輔
勝点1でも取れたことは前向きに捉えたいと思いますが、勝点3を狙っていたので悔しい部分はあります。

得点直後の失点が多く、今日も皆で声を掛け合いながらプレーしていましたが、もう少し踏ん張らなくてはいけなかったと思います。磐田戦でクロスから失点し、もう一度確認して守り方もはっきりさせたのですが、結果としてやられてしまっていますし、改善できる点を皆で探して次につなげていきたいです。

今の順位が自分たちの実力だと思いますし、それは受け入れなければいけません。それは皆が認識していますし、なんとかここから一つでも上に上がっていけるようにしたいです。次は首位のチームが相手ですが、自分たちが今できる最善の準備とプレーをして、ホームでしっかり勝って勢いに乗りたいです」
MF 41 小野 雅史
ずっと得点がなかったので貪欲にゴールを狙っていました。あれは一つの自分の形だと思っているのでそれが狙い通りに出せました。

周囲とのいろいろな意図が重なってのゴールだったので、攻撃が噛み合ったシーンだったと思います。今日の試合は、まずはゴールを狙うことを意識して、ゴールに対してのクロスやミドルシュートなど、前の選択肢を増やしていこうと心掛けてプレーしました。

苦しい状況が続いていて、自分たちももがいている状態ですが、次節はホームゲームなので必ず勝点3を取りたいですし、ファン・サポーターの皆さんと一緒に勝利を分かち合いたいです。覚悟を持って自分たちはプレーしているのでそれを観てほしいです。
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