明治安田生命J2リーグ 第17節
2021.6.6 [SUN] 14:00 石川西部

金沢

  • 30' 瀬沼 優司
1 - 0
1 前半 0
0 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 5 松田 陸
DF 4 石尾 崚雅
DF 39 庄司 朋乃也
DF 15 渡邊 泰基
MF 16 本塚 聖也
81'
MF 8 藤村 慶太
MF 6 大橋 尚志
MF 29 ホドルフォ
58'
FW 10 瀬沼 優司
FW 11 杉浦 恭平
68'

控えメンバー

GK 23 白井 裕人
DF 24 片倉 誠也
DF 25 高安 孝幸
58'
DF 27 廣井 友信
MF 22 力安 祥伍
81'
FW 30 大谷 駿斗
68'
FW 33 杉浦 力斗

監督

柳下 正明

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 8 馬渡 和彰
DF 43 山田 将之
DF 42 山越 康平
DF 13 渡部 大輔
85'
DF 22 翁長 聖
MF 41 小野 雅史
68'
MF 7 三門 雄大
MF 26 小島 幹敏
68'
MF 34 佐相 壱明
64'
FW 19 イバ

控えメンバー

GK 31 上田 智輝
DF 3 河本 裕之
MF 5 石川 俊輝
MF 10 黒川 淳史
85'
MF 15 大山 啓輔
68'
MF 37 松田 詠太郎
68'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
64'

監督

佐々木 則夫
試合詳細
7 シュート 9
13 GK 7
2 CK 5
6 直接FK 9
1 間接FK 1
1 PK 0
試合データ

主審

柿沼 亨

副審

塩津 祐介

副審

大矢 充

第4の審判員

矢野 浩平

入場者数

2,402人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

26.2℃/48%

HIGHLIGHT

終盤の猛攻実らず……PK1発に泣く
明治安田生命J2第17節は、金沢とのアウェイゲームだ。暫定的に指揮を執る佐々木監督は、前節から先発を4人入れ替えた。最終ライン中央に今シーズン初先発の山田が入り、山越とセンターバックのコンビを組む。さらに、2列目の左サイドに翁長が起用された。そして前線では、イバが3試合連続の途中出場を経て初先発となった。イバと2トップを組む佐相は、3月24日の京都戦以来のスタメンだ。

相性のいい相手である。金沢にはリーグ戦4勝4分と負けがなく、昨シーズンはホーム、アウェイともに1-0で勝利している。リーグ戦12試合ぶりの勝利をつかむための戦いが、14時03分にキックオフされた。

試合の入りは悪くなかっただろう。開始9分、敵陣左サイドから追い込み、高い位置でボールを奪う。ボランチの小島がペナルティエリア内までボールを運んでラストパスを送り、イバが得意の左足を振り抜いた。

12分には右サイドを突く。右サイドバック馬渡がペナルティエリア内へ侵入し、GKとDFラインの間に際どいクロスを供給した。

狙いのある守備から、攻撃を仕掛けることもできている。前線から規制をかけてボールを蹴らせ、山田と山越の両センターバックが空中戦を制する。彼らが跳ね返したあとのセカンドボールを高い確率で回収し、攻撃へつなげることができていたのだ。

ところが、30分に先制点を許してしまう。縦パスに反応した相手FWと山田が1対1になり、内側へ持ち出そうとした浮き球が山田の左手に当たってしまう。これがハンドの反則となり、金沢にPKが与えられた。このPKを決められ、ビハインドを背負うこととなった。前半は0-1で終了する。

交代なしでスタートした後半開始直後、GK笠原がピンチを救う。49分、ペナルティエリア外から枠を襲ってきたミドルシュートを、しっかりと弾き出した。

54分、またも笠原が好守を見せる。右サイドからの低く速いクロスを、左手1本でセーブした。

イバを起点にビルドアップをはかり、セカンドボールを回収して攻撃を続ける。馬渡のロングスローや三門の飛び出しが相手守備陣を揺さぶるものの、シュートにはなかなか持ち込めない。

ベンチが動いたのは64分だ。佐相に代わってハスキッチが起用される。佐相はイバのやや後方に立つ時間もあったが、両外国籍選手は横並びの2トップとなる。

66分、翁長のロングスローを山越が後方へ頭で流すと、ハスキッチが反応する。ヘディングで合わせたが、枠を逸れた。

68分には2人を同時に交代する。小野から松田、小島から大山の交代が行なわれた。同時に、翁長と馬渡がポジションを入れ替え、背番号22が右サイドバックに、背番号8が左サイドハーフに入る。

3度目の交代は85分だ。渡部が退いて黒川が送り込まれる。背番号10は左サイドハーフに入り、馬渡が右サイドバックへ戻る。渡部が務めていた左サイドバックには、翁長がポジションをスライドさせた。

直後のプレーで黒川にチャンスが巡ってくる。右サイドから翁長が入れたロングスローをイバが収めようとするが、ワンタッチ目が大きくなり松田へのパスとなる。松田はゴール前右から柔らかなクロスを入れるが、黒川のヘディングシュートは枠を逸れてしまう。

90分にも、ロングスローから金沢のゴールへ迫る。右サイドから翁長が投げ入れると、ハスキッチと山田がつないで馬渡が右からクロスを入れる。至近距離からのクロスに黒川が反応するが、ヘディングシュートはバーを越えていった。

最後まで攻めた。ゴール前に人数をかけて、得点を狙った。

しかし、1点が遠かった。

試合後の佐々木監督は、「前を意識する、ゴールをつねに意識することは、選手たちはやってくれている」と話した。ロングスローを繰り返し使ったことについても、「我々には泥臭いサッカーででも勝ち切ることが必要」との意思表示だった。

これで12戦未勝利となり、順位も21位のままとなった。しかし、J2残留圏内はもちろん、中位との勝点差も挽回可能な範囲だ。目前の1試合に集中するスタンスを継続し、勝点を積み重ねていきたい。

(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 佐々木 則夫
前節の千葉戦、今節の金沢戦と、戦術的にやろうとしたことは同じでしたが、千葉戦よりも今日の試合では質を高めようと臨みました。どちらの試合も選手たちは意欲的にトライをしてくれて、最後の最後まで勝負がわからないところまでは持ってこれたのですが、2試合戦って無得点というのは自分のせいだと思う部分もあります。それでも前への意欲は出てきているので、なんとか次につなげるしかないと思っています。

前節とメンバーを代えた意図としては、トレーニングの中で意欲を感じた佐相と松田らを、この状況の中でニュースターが出てきてほしいという期待も込めて起用しました。

遠くまで応援に来てくださったファン・サポーターに勝点3を届けられず、本当に申し訳なく思っています。
選手コメント
DF 8 馬渡 和彰
決して悪い内容ではなかったと思いますが、こういった試合で勝てないことが長く続いていますし、勝てない理由はゴールを奪えていないことだと思います。「FWの選手が触るだけで点が取れるようなクロスを上げる」ということに僕自身はフォーカスしてやり続けるしかないですし、僕自身も点が取れていないので、そこも考えながらプレーしていきたいです。

今日は途中から左サイドハーフに入りましたが選手間の距離が遠いと感じましたし、もう少し距離を縮めてプレッシャーを寄せながら解放して、逆サイドに展開したときに波を作る、人数をかけるということができれば、もっと決定機は作れそうだなと感じました。組み立てのときに状況を見ながらポジションを変えることもそうですし、攻撃の枚数を増やしていくことが必要だと思います。
FW 34 佐相 壱明
相手がマンツーマン気味にくるチームだったので大きく動くことを意識していましたが、背後への抜け出しでチャンスを作るシーンや、イバに入ったあとの3人目の動きも少なかったと思うので、そこは今後の課題です。

イバが前で張っている分、僕が斜めに落ちてプレーする場面もあって、もちろんもっとできたとは思いますが、自分の中では一昨年大宮に在籍していたときよりもやれることは増えている印象ですし、これから伸ばしていける部分だと思っています。

FWとしてシュートを一本しか打てなかったことは良くないですし、もっと攻撃の起点になるような動き出しができるようにしたいです。
MF 37 松田 詠太郎
ひさしぶりの出場で、なんとかチームのためになりたかったのですが結果を出すことができませんでした。

今日も何度かチャンスがありましたが、それを決め切れていないことが今のチーム状況につながっていると思います。前線の選手も責任を感じていますし、得点を取れれば少しずつ変わっていけると思うので、もっとこだわってやっていきたいです。

遠いところまで応援に来てくれたサポーターの皆さんに申し訳ないですし、早く勝利している姿を見せられるよう、この連戦で今の状況を変えていきたいです。引き続き応援をお願いします。
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