明治安田生命J2リーグ 第21節
2021.7.3 [SAT] 19:00 NACK

大宮

  • 4' イバ
1 - 3
1 前半 2
0 後半 1

山形

  • 13' 中原 輝
  • 45+3' 山田 康太
  • 59' 加藤 大樹
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 31 上田 智輝
DF 8 馬渡 和彰
75'
DF 24 西村 慧祐
DF 3 河本 裕之
DF 22 翁長 聖
MF 7 三門 雄大
MF 26 小島 幹敏
46*'
MF 37 松田 詠太郎
46*'
MF 5 石川 俊輝
62'
FW 19 イバ
62'
FW 10 黒川 淳史

控えメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 42 山越 康平
DF 13 渡部 大輔
75'
MF 15 大山 啓輔
46*'
MF 41 小野 雅史
62'
MF 48 柴山 昌也
46*'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
62'

監督

霜田 正浩

スターティングメンバー

GK 1 ビクトル
DF 31 半田 陸
81'
DF 2 山﨑 浩介
DF 5 野田 裕喜
DF 6 山田 拓巳
MF 41 中原 輝
MF 25 國分 伸太郎
66'
MF 18 南 秀仁
MF 17 加藤 大樹
90+2'
FW 39 林 誠道
66'
FW 14 山田 康太
81'

控えメンバー

GK 21 櫛引 政敏
DF 23 熊本 雄太
DF 28 吉田 朋恭
81'
MF 7 岡﨑 建哉
66'
MF 24 藤村 怜
90+2'
FW 13 木戸 皓貴
66'
FW 20 ルリーニャ
81'

監督

ピーター クラモフスキー
試合詳細
11 シュート 17
10 GK 7
8 CK 2
7 直接FK 13
0 間接FK 4
0 PK 0
試合データ

主審

榎本 一慶

副審

金井 清一

副審

金次 雄之介

第4の審判員

松澤 慶和

入場者数

4,374人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

22.1℃/70%

HIGHLIGHT

連勝中の山形に逆転負け、霜田体制で初黒星
前節は、ようやく3カ月ぶりの白星を飾った。霜田監督が就任してからの3試合は、1勝2分無敗。まだJ3降格圏の21位だが確実に進化が見えている。

明治安田J2第21節は、ホームでの山形戦。相手は新監督就任後7試合で6勝1分と好調だが、譲れない一戦だ。

試合序盤、いきなり一撃が飛び出した。4分、ボランチの三門がトップ下の小島へパスを通すと、左FW黒川が相手の背後へランニング。その動きを囮に使った小島が左足で巻き込むようなパスを中央の前方へ送ると、ボールを受けたイバが左足一閃。ニアサイドを打ち抜いて先制点を挙げた。歓喜に沸くなか、選手たちはメインスタンドへ向かい、6月28日に第2子が誕生した櫛引に向け、ゆりかごのパフォーマンスを披露した。

とても良い出だしだった。しかし、そこからの展開は難しいものだった。13分、ペナルティアークの少し手前からの直接FKを決められ、すぐに同点となった。

守備では相手をサイドへ追い込んだが、山形は右SB半田がインナーラップで高い位置に入り込んで人数をかけてくる。さらに、マークの受け渡しが遅れると個人で突破を仕掛け、守備網に穴を開けに来る。30分過ぎには、パス交換から左利きの右MF中原がカットインシュートを仕掛けてくる場面が続き、ヒヤリとさせられた。

中央ではFW山田康も積極的にゴールを狙ってくる。連勝中のチームの勢いを感じる。苦戦を強いられる中、同点弾を許した際のようにファウルを取られる場面も多かったが、球際で激しく戦って応戦。右サイドの松田を起点に反撃を仕掛けた。

しかし、前半の最後、攻撃が中途半端になったところから逆襲を受け、アーリークロスから山田康にミドルシュートを決められて逆転を許した。

後半開始と同時に、霜田監督は大山をトップ下、柴山を右のワイドに投入。中央のイバを経由してサイドから押し込んだ。

52分、柴山のスルーパスに黒川が抜け出したが、GKに阻まれた。柴山は「相手の嫌なプレーを心掛けた。僕が右で仕掛けたら逆は空いてくると言われていたし、黒川選手へのパスはドリブルをしながら逆を見れていた」と手ごたえを語った。

右の馬渡、左の翁長という両SBが高い位置に顔を出す場面も増えた。しかし、今度は前がかりになって押し込む分、カウンターを受けるようになった。

59分、相手が対角に流れて速攻を仕掛けた場面で、一度は西村がシュートをブロックしたが、こぼれ球を拾った相手にコントロールシュートを決められた。2点差となり、試合が一気に苦しくなった。

攻め急いでバランスを欠いた印象もある。石川は「後半は逆転したかったですが、少し前がかりになったところでひっくり返されたのは、反省しないといけない。奪いに行く部分とあえてボールを持たせる部分を、僕自身がもうちょっとコントロールしないといけなかったと思う。修正しきれなかった」と悔しがった。

直後、霜田監督はハスキッチと小野を投入。69分には相手のミスから生まれたルーズボールを大山が前線に残し、ハスキッチがシュート。70分には左サイドを小野、黒川が連係で崩し、大山を経由して三門がミドルシュートで狙った。

75分に渡部が投入されると、小野が左MF、大山がボランチへ移り、黒川がハスキッチとツートップを組む形に変更。高い位置に出る左SB翁長にボールを集め、84分に翁長のクロスに黒川が頭で合わせるなど、攻撃の形を変えながらゴールに迫ったが、2点目を奪うことはできなかった。

1-3で就任後初黒星となった霜田監督は「悔しいというだけでなく、反省して、勉強して、勝点3を取れるチームにしたい。負けを受け入れて、これからもやり続けよう、上回って勝つゲームもきっとできると伝えた」と話した。

攻撃の多彩化は、明らかに改善傾向にある。あとは使いどころ。次節は長崎とのアウェイゲーム。改善点を結果に結びつける経験を積み上げる必要がある。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 霜田 正浩
非常に良い雰囲気の中で、サポーターの前で、どうしても勝点3を取りたかったのですが結果を出せず、責任を感じています。サポーターには非常に申し訳ないですし、選手たちは頑張ってくれたのですが、勝点3を届けることができず、悔しいです。

山形とはお互いに目指すサッカーが似ているなかで、彼らは少し僕らの先を行っているというのが実感です。山形のようなサッカーを僕らも、僕らの選手でも十分にできると信じていますし、この負けをただ悔しいだけでなく、反省して、勉強して、勝点3を取れるようなチームにしていきたいです。
選手コメント
MF 5 石川 俊輝
ホームで勝てず悔しいですし、足を運んでくださったファン・サポーターの皆さんに申し訳ないです。

逆転負けというのは僕らの力が足りなかったと思うので、もっともっと練習から質や量を求めていきたいです。選手一人ひとりが球際で戦うことや追い越していく動きは増えてきていると思うので、下を向かずに顔を上げて、できた部分をもっと良くして、できなかった部分を練習で積極的にチャレンジしていかなくてはいけません。

勝てないなかでも応援してくださっているファン・サポーターの皆さんに勝利で恩返しできるように、1日1日の練習を大事にして、1試合1試合全てを出し切れるように、後半戦に向けてしっかり準備していきたいです。
MF 15 大山 啓輔
後半からの出場となりましたが、中を切って相手の攻撃を外へもっていくことを意識してプレーしましたが、相手の流動性によって上回られてしまいました。ボランチにポジションを変えてから、サイドチェンジを常に考えてプレーしていましたし、その回数をもっと増やさないといけないです。

リーグ前半戦を終えて降格圏にいるので、一つ一つ勝点を積み重ねないといけない状況ですが、監督も代わり自分たちがやろうとしていることが明確になり、勢いが出てきているので、この一敗で下を向くことなく後半戦に臨みたいです。
MF 48 柴山 昌也
得点と勝利を求められて入ったので、相手の嫌なプレーを心掛けていました。アシストになりそうなシーンやドリブルでCKを取るシーンもありましたが、それをもっと増やさないといけないという課題が残りました。

シーズン前は、正直ここまでゲームに絡めるとは思っていなかったですが、ルーキーだからということは関係なく、試合に出場させてくれている監督のためにも結果を求め続けて、自分のゴールでチームに勝利をもたらさなくてはいけません。

途中出場は試合のテンションに入るのが難しい部分もありますが、出たら絶対に流れを変えたいですし、スタメンで出た試合は攻守においてしっかりハードワークして、自分の得意なドリブルを相手が嫌がるタイミングでしっかり使って、得点やアシストで貢献していきたいです。
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