Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Aグループ 第6節
2013.5.15 [WED] 19:00 等々力

川崎F

  • 6' パトリック
  • 51' レナト
2 - 0
1 前半 0
1 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 杉山 力裕
DF 3 田中 裕介
DF 15 實藤 友紀
DF 7 中澤 聡太
DF 22 福森 晃斗
87'
MF 20 稲本 潤一
MF 6 山本 真希
MF 16 大島 僚太
MF 10 レナト
FW 18 パトリック
FW 27 安 柄俊
46*'

控えメンバー

GK 21 西部 洋平
DF 5 ジェシ
DF 25 山越 享太郎
87'
MF 14 中村 憲剛
MF 19 森谷 賢太郎
FW 9 矢島 卓郎
46*'
FW 11 小林 悠

監督

スターティングメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 27 今井 智基
DF 34 片岡 洋介
DF 17 高橋 祥平
DF 8 下平 匠
MF 30 渡部 大輔
MF 7 上田 康太
MF 23 金澤 慎
54'
MF 24 鈴木 規郎
54'
FW 14 清水 慎太郎
83'
FW 32 長谷川 悠

控えメンバー

GK 31 清水 慶記
DF 3 福田 俊介
DF 38 藤井 悠太
MF 6 青木 拓矢
54'
MF 36 大山 啓輔
MF 25 宮崎 泰右
83'
FW 9 チョ ヨンチョル
54'

監督

試合詳細
11 シュート 12
16 GK 10
7 CK 5
13 直接FK 10
0 間接FK 7
0 PK 0
試合データ

主審

木村 博之

副審

村上 孝治

副審

中野 卓

第4の審判員

聳城 巧

入場者数

7,625人

天候

晴、中風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

20.8 ℃/62%
2失点から反撃見せるも及ばず、予選リーグ敗退が決定
最後まで戦い抜いたが、道は険しかった。アルディージャは15日、ヤマザキナビスコカップの予選リーグ第6節で川崎Fと対戦した。決勝トーナメントへ進むためには所属するグループAで2位以内に入らなければならないが、試合前時点の成績は勝点6の4位。2位につけている横浜FMとの勝点差は3だが、1~3位までのチームの試合数が4であるのに対して、最終の第7節に試合がないアルディージャはすでに5試合を消化している。3位の川崎Fを倒して勝点3を積み上げても他力本願となる厳しい状況で迎えた試合だ。J1第11節の仙台戦から中3日、敵地・等々力陸上競技場のピッチに立ったのは、GK北野、DF今井、片岡、高橋、下平、MF渡部、上田、金澤、鈴木、FW長谷川、清水というスターティングイレブンだった。控えには特別指定選手となった東洋大学のDF藤井やユースに所属しているMF大山も名を連ね、フレッシュなメンバー構成となった。

試合の立ち上がり、アルディージャは連係ミスを突かれてしまった。4分、自陣でのバックパスを相手FWパトリックにさらわれて決定的なピンチを招いた。この場面は、相手のシュートミスに救われたが、浮き足立ったまま波状攻撃を許す展開となった。6分、川崎Fは浮き球の縦パスをFWパトリックが思い切りよくボレーシュート。GK北野が防いだが、続く右コーナーキックからパトリックにヘディングシュートを決められ、先制点を奪われた。アルディージャは7分に今井のセンタリングを長谷川がダイビングヘッドで合わせて際どいシュートを放つなど両サイドからのクロスを武器に攻め立てたが、スピードあるドリブル突破を見せる川崎Fのパトリック、MFレナトには苦しめられた。上田は「相手に長いボールを入れられて、セカンドボールを拾われてしまった。相手の前線には1人で抑えるのが難しい選手がいるので、うまく挟み込んで守りたかったけど、ちょっと相手にスピードアップされる場面が多過ぎた。失点前に自分たちの形に持ち込みたかったし、前半がもったいなかった」となかなかリズムに乗れなかったことを悔しがった。

後半も再び立ち上がりに隙を突かれた。51分、自陣の深い位置でクリアし損ねたところで川崎FのMFレナトにボールを奪われ、そのままシュートを決められた。手痛い失点を喫したアルディージャは、金澤、鈴木に代えて青木、チョ ヨンチョルを投入。2人同時交代で状況の打開を狙った。サイド攻撃に厚みを加え、攻め込むシーンは確実に増えていった。72分に上田の縦パスで抜け出た長谷川がヘディングシュートを放ったシーンは惜しかったが、わずかにゴールの枠を外れた。アディショナルタイムには青木、渡部、チョ ヨンチョルと中央から右サイドへ流れるようにつなぎ、クロスボールから上田がシュートを狙ったがこれも枠を捉えることができなかった。結局、後半は攻勢に転じたものの0-2のままタイムアップ。決勝トーナメント進出の可能性は潰えた。
 
渡部は「リーグ戦の成績が上向きで来ていたし、カップ戦もしっかりと予選リーグを通過したかった。後半は攻める気持ちを出せたが、点を取ることができずに悔しい」と唇をかんだが「終わってしまったことを引きずらずに次の準備をしたい」と気丈に顔を上げた。3日後の18日には、J1第12節で湘南と戦う。試合会場は、NACK5スタジアム大宮。公式戦で連敗という形になったが、ホームゲームで仕切り直したい。

(総評:平野貴也/写真:山田勉)

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監督コメント
監督 ベルデニック
決勝トーナメント進出のため、まず絶対に勝たないといけない、しかも点差をつけなければいけない、さらに我々は最終節に試合がないため、他チームの結果次第となる、そういった条件が付いた中で試合をスタートしました。週末にはJ1リーグ戦もあり、2試合をどう勝っていくかと考えて、メンバーを構成しました。公式戦の機会が少ない選手であっても力はあるので、そういった選手をうまく絡めて構成していきました。
 
結果については、もちろん負けたからには満足できるわけはありません。川崎Fに崩される場面はそれほど多くなかったと思いますが、勝つためにシュートする、得点するという部分で、効率よく決定機を生かされたように感じています。対して我々は、決定的なチャンスは少ないものでしたが、コンビネーションや崩しのイメージでは、悪くないところもありました。トレーニングで積み上げてきているものは、試合の中でも見えていたと思います。ただ、ペナルティエリアに入ってからどう得点につなげるのか、どう決定的なチャンスを作るのか、クロスの精度や崩しの精度では課題を残しました。

Q:J1リーグ戦の仙台戦同様、早い時間帯でのセットプレーからの失点となったが?
ベルデニック監督:しっかりとゲームプランを組み立てて試合に臨んでいますが、特に相手が我々よりも身長の大きな選手であるような場合、わかっていてもなかなかマークしきれないという難しい部分もあるものです。もちろん、何か理由があるから失点するわけで、自分たちのミスという側面もあり得ると思います。

Q:若手の登竜門とも言われるヤマザキナビスコカップで、予選リーグ6試合を通じてそうした面で何か収穫は?
ベルデニック監督:公式戦で試合経験を積ませるということはいい面もありますが、例えば試合に負けてしまえば、代償を払うことになる可能性もあります。ただ、それも含めた「経験」だと思いますし、公式戦の中でトライしたことがJ1リーグ戦にもつながっていく部分はあると思っています。
選手コメント
DF 27 今井 智基
Q:今日の試合で今後に生かせるものがあるとすれば何か?
点は取れませんでしたが、攻撃パターンは悪くありませんでした。守備でも、失点は相手の個の能力でやられた部分だったので、一人ひとりがもっと個のレベルを上げて抑えられるように、改善していきたいです。

Q:中2日でJ1リーグ戦の湘南戦だが、現時点でのコンディションは?
連戦になりますが、しっかりといい準備をすればまったく問題なくやれます。J1リーグ戦では前節負けてしまったので、連敗だけは絶対にできません。何としても勝点3を取れるように、いい準備をして頑張りたいと思います。
FW 14 清水 慎太郎
Q:自身のコンディションはどうだったか?
コンディションは上がってきていると思います。試合の体力はまだ足りない部分もありますが、体のキレは徐々に上がってきているように感じています。

Q:今日の試合で今後に生かせるものがあるとすれば何か?
無得点に終わってしまいましたが、その手前のところではかなりつなげていたので、そこは良かったかなと思います。

Q:今後出場時間を増やしていくために、どんな点をアピールしていきたいか?
日頃からシュート練習など全力で取り組んでいきたいと思います。今後は、全試合で点を取る気持ちでやっていきたいと思います。
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