Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Bグループ 第5節
2012.6.6 [WED] 19:00 NACK

大宮

  • 32' 青木 拓矢
1 - 0
1 前半 0
0 後半 0

神戸

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 江角 浩司
DF 13 渡邉 大剛
DF 4 深谷 友基
DF 2 菊地 光将
DF 22 下平 匠
MF 9 チョ ヨンチョル
86'
MF 6 青木 拓矢
MF 5 カルリーニョス
MF 16 金久保 順
MF 8 東 慶悟
90+1'
FW 10 ラファエル
83'

控えメンバー

GK 31 清水 慶記
DF 34 片岡 洋介
86'
DF 24 鈴木 規郎
MF 30 渡部 大輔
MF 7 上田 康太
FW 29 清水 慎太郎
90+1'
FW 32 長谷川 悠
83'

監督

スターティングメンバー

GK 30 徳重 健太
DF 25 奥井 諒
DF 4 北本 久仁衛
DF 23 イ グァンソン
46'
DF 3 相馬 崇人
MF 18 田中 英雄
MF 24 三原 雅俊
64'
MF 13 小川 慶治朗
MF 8 野沢 拓也
FW 10 大久保 嘉人
FW 14 森岡 亮太
83'

控えメンバー

GK 46 石原 祐樹
DF 2 近藤 岳登
DF 5 河本 裕之
DF 22 高木 和道
46'
DF 29 林 佳祐
MF 7 朴 康造
83'
FW 20 ペ チョンソク
64'

監督

試合詳細
16 シュート 7
9 GK 17
1 CK 2
12 直接FK 8
1 間接FK 7
0 PK 0
試合データ

主審

村上 伸次

副審

八木 あかね

副審

田中 利幸

第4の審判員

五十嵐 泰之

入場者数

天候

-、-

ピッチ状態

-、-

気温/湿度

-℃/-%
予選グループ敗退は決まったが、白星で巻き返しをアピール
新生アルディージャが出直しの一戦に臨んだ。5月にリーグ戦の川崎戦、磐田戦で連敗を喫した後、クラブは監督交代を決断。岡本GMがヘッドコーチに就任し、事実上の監督代行として練習の指揮を執って来た。4日にはベルデニック新監督の就任が発表されたが、指揮を執るのは11日から。岡本ヘッドコーチの下でヤマザキナビスコカップの2試合を戦ってから新体制へ移行する形となった。岡本ヘッドコーチは、まず守備の立て直しを課題に設定。少ない準備期間の中、チームの立て直しを図った。一方、選手たちは「監督交代の責任は選手にある」と一様に責任感を強め、結束を固めて監督交代後の初戦に向けて意欲を高めてきた。きょうの対戦相手は、G大阪で黄金時代を築き上げた名将・西野監督が率いる神戸。日本代表経験者のMF大久保が中心となる相手の攻撃には警戒が必要だ。しかし、オレンジ軍団にとってはムードを立て直す絶好の機会。しっかりと迎撃したい。

アルディージャのファン・サポーターが監督交代による奮起に期待を注ぐ中、キックオフの笛は鳴らされた。岡本ヘッドコーチは、先発フォーメーションこそ変えなかったものの、先発メンバーに若干の変更を加えた。GKにはベテランの江角、中盤でのプレーが多かった渡邉は右DFで起用。左MFチョ ヨンチョルを右へ移し、左MFには金久保が入った。アルディージャは序盤からボールを支配し、積極的に攻撃を展開。時折、神戸のMF野沢、MF小川、FW大久保らのコンビネーションによる仕掛けに脅かされる場面はあったが、練習で築き上げてきた手堅い守備で対応すると、32分にはチョ ヨンチョルの長距離ドリブルからカウンターアタックを敢行。右サイドからのスピードのあるクロスは相手GKに弾かれたが、チャンスを見逃さずにゴール前へ詰めてきた青木がダイレクトで押し込んで先制点を奪った。その後もFWラファエルやMF金久保が惜しいシュートを放つなど、良いリズムのままハーフタイムを迎えた。

後半もアルディージャは試合を優位に進めた。選手たちは追加点を狙うアグレッシブな姿勢を見せ、立て続けにシュートチャンスを迎えた。68分には、カルリーニョスの大きなサイドチェンジを受けたラファエルがクロスを送り、金久保のスルーにより相手DFが混乱したところで東がシュート。しかし、惜しくもクロスバーに嫌われて追加点にはならなかった。70分に神戸は途中出場のFWペ チョンソクが退場。アルディージャは数的優位の中、FW長谷川、DF片岡、FW清水と選手交代を行いながら試合の流れをコントロール。表示されたアディショナルタイムの目安は6分と長かったが、きっちりとリードを守り切って1-0で勝利した。

残念ながら上位勢が勝ったために決勝トーナメント進出の可能性は潰えたが、今後の巻き返しにつながる白星だ。金久保は「絶対に勝ってやろうという気持ちをみんなが持っていた。2点目が取れなかったところは課題だけど、勝利という最低限の結果が出せたことは良かった。これからもまずやるべきことは勝つこと。チームとしても個人としても結果にこだわってプレーしたい」と勝利への渇望を示した。ベルデニック新体制発進まで残り1試合、連勝で勢いを加速させてリーグ再開を迎えたい。

(総評: 平野 貴也/写真:早草 紀子)

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選手コメント
MF 6 青木 拓矢
Q:得点シーンを振り返って。
チャンスだと思って、上がっていきました。いいところにこぼれてきたので、ついていたところもありました。

Q:チームとしてはどんな意識で戦ったのか?
今週は「まずは守備をしっかりしよう」と練習からずっとやってきたので、そういう意味では無失点に抑えたのは良かったと思います。

Q:自身も体を張って守備する場面が目立っていたが?
いつも気持ちを入れてプレーしているつもりですが、今日は特に入っていたと思います。

Q:守備のやり方にも変化があったが、今日の手応えは?
試合の立ち上がりはみんな集中して良くできたと思いますが、途中崩れた部分もあったので、そこはもっともっと突き詰めてやっていきたいと感じてます。

Q:試合中に選手同士で声を掛け合う場面が多く見られたが、どんなことを話していたのか?
ゾーンディフェンスは全体のコンパクトさが大事なので、そういった部分については話していました。リスク管理の部分では、最終ラインの選手が細かく声を掛けてくれたので、今日はセカンドボールもまずまず拾えました。良くできたと思います。

Q:すぐ清水戦があるがどういった準備をしていきたいか?
いいところと悪いところについてもう一度みんなでコミュニケーションをとって、いい形で次の試合に臨めるようにしたいと思っています。
GK 21 江角 浩司
守備のやり方がゾーンディフェンスに変わり、その練習を始めてからそんなに時間もなかったのですが、守備の部分では意外にうまくできたのかな、という感触はあります。

Q:チームとして特に意識していたことは?
守備の時は4-4-2のラインをとにかくコンパクトに保って、組織でしっかり守る、ということですね。

Q:今日の守備を後ろから見ていてどうだったか?
後ろからのコーチングをもっと徹底することで、もっと楽に守れる場面もあったと感じています。選手一人ひとりがしっかり気持ちを入れて戦っていたと思いますが、ただこれはあくまでスタート地点であり、これをベースにした上でもっともっと上を目指していきたいです。

Q:監督交代でチームが大きく変わったと感じている点は?
監督が代わることによって、また新たな競争が始まると思っています。チャンスがなかった選手たちにとってはもちろんそうだし、とにかく一人一人がしっかりと高い意識を持ってトレーニングに臨めるようになってきたとは感じています。

Q:自身としてはどんな点をアピールしていきたいか?
しっかりと安定した守りでDFラインを鼓舞し、チームを盛り上げ、いい守備の流れを持続できるように、などいろいろありますが、とにかく自分の持っているものすべてを出し切って、さらに成長していきたいと思います。

Q:今日の勝利を次の試合にどうつなげていきたいか?
リーグ戦に向けて大事な試合になります。試合間隔は短いですが、コンディションを整え、戦術の部分をしっかり詰めて、勝ちに行きたいですね。
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