Jリーグ ディビジョン1 第25節
2013.9.14 [SAT] 19:00 東北電ス

新潟

  • 74' 田中 亜土夢
1 - 0
0 前半 0
1 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 東口 順昭
DF 24 川口 尚紀
DF 29 舞行龍ジェームズ
DF 3 大井 健太郎
DF 19 金 珍洙
MF 6 三門 雄大
MF 8 レオ シルバ
MF 18 成岡 翔
65'
MF 23 田中 亜土夢
FW 16 岡本 英也
71'
FW 20 川又 堅碁
88'

控えメンバー

GK 1 黒河 貴矢
DF 4 金 根煥
MF 15 本間 勲
MF 7 藤田 征也
MF 11 ホージェル ガウーショ
65'
FW 9 田中 達也
71'
FW 28 鈴木 武蔵
88'

監督

スターティングメンバー

GK 21 江角 浩司
DF 34 片岡 洋介
DF 22 ニール
DF 2 菊地 光将
DF 8 下平 匠
MF 6 青木 拓矢
MF 17 高橋 祥平
MF 13 渡邉 大剛
89'
MF 9 チョ ヨンチョル
81'
FW 19 ノヴァコヴィッチ
FW 11 ズラタン
69'

控えメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 3 福田 俊介
MF 20 和田 拓也
69'
MF 7 上田 康太
MF 24 鈴木 規郎
89'
FW 28 富山 貴光
81'
FW 32 長谷川 悠

監督

試合詳細
11 シュート 4
5 GK 15
7 CK 4
10 直接FK 7
0 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

廣瀬 格

副審

中井 恒

副審

金井 清一

第4の審判員

塚田 健太

入場者数

33,378人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

28.5 ℃/82%
敵地で手痛い敗戦、7位に後退
再浮上をかけた一戦だ。アルディージャは前節の横浜FM戦に勝って連敗をストップ。続けて、天皇杯2回戦でもファジアーノ岡山ネクストに勝って勢いをつないだ。今節は、敵地の新潟へ乗り込み、公式戦3連勝を飾ってリーグ戦の順位を上げたいところだ。小倉監督は前節に続いて【4-3-3】の先発布陣を組んだ。GK江角、4バックに右から片岡、ニール、菊地、下平。中盤は高橋を下がり目の位置に配して、その右前方に青木、左前方に渡邉という3人。前線は右にチョ ヨンチョル、中央にノヴァコヴィッチ、左にズラタンの3人が並んだ。

試合開始直後は、ホームの新潟に勢いがあった。アルディージャは前後に動く相手のツートップやサイドハーフにチャンスを作られて苦しんだ。しかし、下平が「元々、中盤の真ん中で数的優位を作る布陣。そこでボールを奪おうという狙いだった。ただ、確かに後ろに人数は多かったけど、相手のサイドハーフがポジションを下げて来てパスを受けて前を向いて仕掛けて来る場面があって、ちょっと誰が誰につくのかマークがハッキリしなくなったところがあった。もっと試合中に修正できれば良かった」と話したように、ボールを意図的に奪い切る場面は多くなかった。そして、攻撃にも迷いが生じていた。渡邉は「サイドを個人のスピードで突破しても、周りがついていけていなかった。サイドでもう1クッション置くか、逆サイドにもう一度振るかという工夫が必要だった」と悔やんだ。

アルディージャは、前半をシュートゼロで終えた。しかし、相手にも速攻以外では大きなチャンスを作らせることはなく、我慢比べのような展開でもあった。後半に入ると、新潟が好調のFW川又にボールを集め始めたが、アルディージャはニールや片岡が弾き返して対抗した。しかし、次第に新潟のカウンターや早いパスワークで密集地帯を抜けられてしまうケースが増え始め、試合のペースを奪われていった。65分からは両チームとも選手交代で活性化を図った。アルディージャは69分に和田を投入。中盤の運動量を補う妙手だったが、新潟も交代起用が機能していた。74分、新潟はホージェル ガウーショのドリブル突破から田中達のポストプレーと途中出場の選手が好機を作り、最後は田中亜がシュート。ボールはGK江角が伸ばした手をかわしてゴールへ吸い込まれた。アルディージャは思うようにチームを修正しきれないまま先制されてしまった。それでも83分には途中出場の富山が思い切った左足のシュートで惜しい場面を作るなど必死に応戦。終盤に入ると、DF菊地が前線に上がってパワープレーを展開した。87分、和田のクロスを菊地が頭で狙ったが相手GKに防がれた。ほどなく試合終了のホイッスルが鳴り、6位から7位へ後退する敗戦となってしまった。

敗因や苦戦の原因を探り、改善を求めていくことは確かに重要だ。しかし、それを何かのせいにしていては解決できない。終了間際に投入された鈴木は「1週間前にオグさんは『本当なら天皇杯で起用された選手が、ノヴァやズィライオのポジションがなくなるような活躍をしなければいけない』という内容のことを言っていた。そういう意味では、今日の敗戦は、今日出場した選手だけの問題じゃない。全員でもう一度頑張れば、強いチームに戻れると思うので頑張りたい」と殊勝だった。今季のリーグ戦は、残すところあと9試合。試合内容を嘆いている場合ではない。ズラタンは「攻撃のアイデアが足りなかったし、判断も遅く、相手に脅威を与えられなかった。勝つために多くのことを修正しなければいけない試合だ。でも、私は悲観するのではなく、次の試合に前向きに希望を持ってやっていきたい」と言った。次節はホームでの仙台戦。勝利でこの日の悔しさを晴らしたい。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 小倉 勉
遠くから来ていただいた大宮のファン・サポーターの方々に勝利を贈ることができず、非常に残念です。新潟は攻守の切り替えが速く、全員守備全員攻撃の素晴らしいチームでした。うちの選手も非常に良く頑張り、闘ってはいました。せめて勝点1でも挙げられれば良かったのですが、最後のところで失点してしまい、残念な試合を落としてしまったという感想です。

Q:若干システムを替えて臨んだが、その狙いと評価は?
新潟は中盤にかなりレベルの高い選手がいますので、そこの人数を厚くして、そこでボールを奪って攻撃を、という意識をしていました。前線の3人の形よりも、いいところでボールが奪えずに攻撃でいい形が作れなかったのが前半だと思っています。後半になって、相手もメンバーを替えたり少し試合が動いてきたのですが、シュートの場面で慌ててしまったり、もっとフリーな選手がいるのにパスを出さずにシュートを打ってしまったり、最後の局面での精度で差が出た、という印象を受けています。
選手コメント
DF 22 ニール
Q:今日のシステムの狙いは?
厳しくマークしてチャンスを与えず、相手にサッカーをさせないということ。また、特に前半は相手のDFラインの裏にボールを多く送るという狙いを持って臨みました。前半はそれができていたと思います。

Q:試合を通じなかなかチャンスを作れなかった要因は?
それをどれかと言うのは難しいです。わずかな集中力の差や、一瞬の判断の遅れとか、そういうところだと思います。それは、我々がハードワークしていけば必ず修正できるポイントです。

Q:次節以降へ向けて。
横浜FM戦で非常にいい勝利を得たからこそ、今日の試合は我々にとって非常に大切なものでした。そこでまた連勝できれば、さらに自信が得られたのですが、できずに終わり非常に残念です。しかし、まだJ1リーグ戦は終わっていませんし、まだまだ大宮も終わっていません。残り9試合でしっかりした戦いをすれば、トップ3でシーズンを終えることは可能な目標です。
MF 6 青木拓矢
Q:試合を通じチャンスがなかなか作れなかった要因は?
相手のボールを奪った後、うまく縦にパスを入れられず、攻撃に人数を掛けることができなかったという感じです。

Q:今までのダブルボランチとの意識の違いは?
僕としては、多少でも前めのポジションを取ろうとは思っています。それが全体とうまく噛み合わなかった印象です。

Q:どう修正していくか?
相手から奪った後の攻撃が、なかなかうまくいかなかったのが一番の要因だと思っています。まずはもう1度試合のビデオを見て、前に人数をしっかり掛けることができるようなプレーをまたできれば、と思います。
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