Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Bグループ 第6節
2012.6.9 [SAT] 13:00 アウスタ

清水

  • 41' 平岡 康裕
  • 72' 大前 元紀
  • 88' 白崎 凌兵
3 - 1
1 前半 1
2 後半 0

大宮

  • 36' 長谷川 悠
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 山本 海人
DF 28 吉田 豊
DF 3 平岡 康裕
DF 4 カルフィン ヨン ア ピン
DF 33 李 記帝
MF 2 村松 大輔
MF 10 小林 大悟
63'
FW 17 河井 陽介
FW 11 大前 元紀
FW 32 石毛 秀樹
82'
FW 19 高原 直泰
63'

控えメンバー

GK 31 林 彰洋
DF 25 犬飼 智也
DF 15 辻尾 真二
MF 6 杉山 浩太
63'
FW 13 高木 俊幸
63'
FW 14 伊藤 翔
FW 23 白崎 凌兵
82'

監督

スターティングメンバー

GK 21 江角 浩司
DF 13 渡邉 大剛
52'
DF 4 深谷 友基
DF 2 菊地 光将
DF 24 鈴木 規郎
MF 9 チョ ヨンチョル
MF 5 カルリーニョス
MF 7 上田 康太
MF 16 金久保 順
72'
MF 8 東 慶悟
87'
FW 32 長谷川 悠

控えメンバー

GK 31 清水 慶記
DF 34 片岡 洋介
72'
DF 26 村上 和弘
52'
MF 30 渡部 大輔
FW 27 市川 雅彦
FW 29 清水 慎太郎
87'

監督

試合詳細
9 シュート 6
6 GK 10
5 CK 4
10 直接FK 8
4 間接FK 0
1 PK 0
試合データ

主審

西村 雄一

副審

相楽 亨

副審

中野 卓

第4の審判員

蒲澤 淳一

入場者数

10,596人

天候

曇、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

23.0℃/64%
逆転負けを喫するも、ベルデニック新体制に向けて光明を見出す
水曜日の神戸戦から2日間のインターバルを挟み、アルディージャがアウェイのアウトソーシングスタジアム日本平に乗り込んだ。ヤマザキナビスコカップは4試合を終え、1勝2分け1敗の4位。すでに決勝トーナメント進出の可能性は断たれているが、16日に再開するリーグ戦で巻き返しを図るためにも重要な一戦だ。次へつながる内容が求められる。  

1-0の完封勝ちを飾った前節の神戸戦は、守備の立て直しが功を奏した。3ラインを形成したコンパクトな守備で、相手に危険なエリアへの侵入を許さなかった。岡本ヘッドコーチも「球際の強さや声の掛け合いが、非常によくできていた」と手ごたえを語っている。

リーグ戦で4位につけている清水から白星を奪うことができれば、さらに自信を深めることができるはずだ。  雨上がりのピッチに、両チームのイレブンが散らばった。ピッチコンディションは申し分ない。13時4分、西村雄一主審のホイッスルで試合が始まった。


立ち上がりは中盤でボールを支配した清水にペースを握られた。前線では東が徹底マークにあい、攻撃の起点を作ることができない。しかし、コンパクトな守備で粘り強くボールを奪うと、徐々にサイドから攻撃の手を広げていく。16分には右に開いた上田のクロスを長谷川がダイレクトでシュート。得点こそならなかったが、少しずつ攻撃の糸口を見出した。

先に均衡を破ったのは、アルディージャのほうだった。36分、チョ ヨンチョルのスローインを受けた東が、ゴールライン付近から中央に折り返す。ゴール前にいた長谷川が右足を振り抜き、待望の先制点を奪った。41分にはセットプレーから同点に追いつかれたが、互角の展開のままハーフタイムを迎えた。


後半に入るとアルディージャが攻撃の手を強める。51分にはチョ ヨンチョルのスルーパスに抜け出した長谷川が至近距離からシュート。さらに54分には、右サイドから中央へ切れ込んだチョ ヨンチョルが、豪快に左足を振り抜く。東とチョ ヨンチョルのポジションチェンジも機能し、清水の守備を崩しにかかった。

しかし、72分にPKで逆転を許すと、ここから形勢が逆転。退場になった深谷の代わりは片岡がカバーしたが、攻撃の人数を欠いて前線までボールを運べない。東に代えて清水(慎)を投入するが、大幅な改善には至らなかった。88分には手痛いパスミスから清水の白崎にゴールを決められて万事休す。1-3のまま試合を終えた。


それでも、明るい兆しは見えた。指揮をベルデニック新監督に託す岡本ヘッドコーチは「守備に関しては選手が意思統一することで、どこで(ボールを)取るかが少しずつイメージできるようになってきた。まだ完成ではないので、これからもっと精度を高めていきたい」と前を向いた。カルリーニョスも「新監督が求めることが表現できるようにハードワークしてきたい」と語っている。

いよいよ週明けからスタートする新生アルディージャ。リーグ戦での躍進に期待がかかる。


(総評: 岩本 勝暁 /写真:山田 勉)

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選手コメント
FW 32 長谷川 悠
Q:先制点の場面を振り返って。
ゴール前には自分しかいなかったのですが、「あそこしかない」と思ってシュートを打ちました。いいタイミングでボールをもらえたので、しっかり決めることができてよかったです。

Q:その得点を勝利につなげるために必要だったことは何か?
新しい守備のやり方にトライしていますが、まだ今一つ浸透してない部分もあります。また、1-1の時に僕にもチャンスがあったので、そういうところで決められていれば、流れをまた自分たちのほうに引き寄せられたのではないかと思っています。

Q:途中で前線の並びが変わったがどういう意図があったのか?
東がサイドに行って(チョ)ヨンチョルが前に出ました。ヨンチョルの縦への突破力を生かして、(東)慶悟は中盤でボールが収まるようにやっていければ、と思っていました。いずれにしても今は守備を意識してやっている中で、どうしても走る距離が長くなり、攻撃で今一つボールが落ち着かなかったという印象があります。

Q:リーグ戦再開へ向けてどの部分を修正したいか?
監督交代があった中、選手たちもまた変わっていかなければいけないところだと感じています。週明けからいいトレーニングをして、少しでもいい状態で次の試合に臨めるように準備していきたいと思います。

Q:個人的に準備したい点は?
自分はまだポジションをしっかりと確保できているわけではありません。練習からアピールして、今までチャンスが少なかった選手もポジション争いに加わっていくことで、チームも活気づくと思います。そういった意味で、もちろん自分も一生懸命やらなければいけないと感じています。
DF 26 村上 和弘
Q:試合にはスムーズに入ったように見えたが?
休んでいたと言っても、「戻りつつ離れつつ」みたいな感じでした。ですが、試合での体力はこれからですね。どれだけ練習で追い込んでも公式戦とは全然違うものだし、やはり試合をやらないとついてこないものでもあります。メンタル面では、10人になってしまった後もしっかりと気持ちを入れてプレーできていました。個人的には試合に出られる、試合ができる喜びを感じていました。

Q:後半途中からの出場だったが、どんなテーマを持って臨んだのか?
前半は相手に押し込まれてしまいました。清水はやることがはっきりしていてダイナミックな展開が多く、下がらざるを得ない状況になり相手のサッカーをやられてしまいましたが、そういう中でもしたたかに1点取れました。追いつかれはしましたが、ああいう展開の中でも同点で前半を終えられたので、「こういうゲームをいかに勝つか」というテーマで試合に入りました。2失点目がちょっともったいなかったですね。

Q:自ら積極的にゴールを狙うシーンも見られたが?
低い位置でボールを取れても、攻撃に手数が掛かってしまうとなかなか点は取れないと思います。ゴールへの意識という部分では、チームとしてももっと積極的になっていいのではないかと思っています。

Q:リーグ戦再開へ向けてどのような準備をしていきたいか?
監督が代わるということによって、やはりチームとしてしっかり巻き返していかないと意味がないと思います。今日は10人になっても、最後までやりきろうというチームの姿勢を、負けはしましたが見せられたと思っています。そういった気持ちの部分をもっとみんなで大事にして、1週間しっかり厳しく追求しながら練習したいです。次はホームゲームなので、また新しいスタートを切れるように頑張りたいと思います。

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