Jリーグ ディビジョン1 第29節
2013.10.19 [SAT] 16:00 熊谷陸

大宮

0 - 1
0 前半 1
0 後半 0

大分

  • 45+3' 阪田 章裕
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 27 今井 智基
DF 2 菊地 光将
DF 34 片岡 洋介
DF 8 下平 匠
DF 17 高橋 祥平
MF 20 和田 拓也
MF 13 渡邉 大剛
MF 9 チョ ヨンチョル
67'
FW 28 富山 貴光
60'
FW 32 長谷川 悠
77'

控えメンバー

GK 31 清水 慶記
DF 22 ニール
DF 26 村上 和弘
77'
MF 7 上田 康太
MF 24 鈴木 規郎
FW 11 ズラタン
67'
FW 19 ノヴァコヴィッチ
60'

監督

スターティングメンバー

GK 1 清水 圭介
DF 3 阪田 章裕
DF 18 高木 和道
DF 2 児玉 新
69'
MF 6 土岐田 洸平
MF 32 宮沢 正史
MF 28 為田 大貴
MF 10 チェ ジョンハン
FW 8 西 弘則
78'
FW 20 森島 康仁
FW 7 木村 祐志
60'

控えメンバー

GK 21 丹野 研太
DF 5 若狭 大志
DF 23 安川 有
69'
MF 11 村井 慎二
MF 19 辻尾 真二
78'
MF 30 ロドリゴ マンシャ
60'
FW 26 後藤 優介

監督

試合詳細
8 シュート 4
5 GK 8
5 CK 2
15 直接FK 10
0 間接FK 6
0 PK 0
試合データ

主審

岡部 拓人

副審

安元 利充

副審

蒲澤 淳一

第4の審判員

森川 浩次

入場者数

9,469人

天候

曇一時雨、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

18.4℃/58%
終盤の猛攻も実らず!リーグ戦5連敗を喫す
約2週間の中断を経て、リーグ戦が再開される。G大阪を退けた天皇杯の余韻が残る熊谷で、アルディージャは大分を迎え撃つ。
 
残り6試合となった終盤戦のテーマは、勝点53以上に到達できるかどうかだ。その第一歩となるのが、今日の大分戦という位置づけである。
 
代表戦から帰国したばかりのノヴァコヴィッチ、ズラタン、ニールの3人は、ベンチからのスタートとなる。スタメンは先の天皇杯G大阪戦をほぼなぞるものだ。3人の外国籍選手に代わって先発に名を連ねる片岡、富山、長谷川は、心中期するものがあるだろう。出場停止あけの今井も、いつも以上に気持ちを高めているに違いない。
 
「ここ熊谷での天皇杯で、悪い流れは断ち切った」と北野は言う。反攻の期待に満ちた空気のなかで、キックオフが告げられた。

前半は互いの良さを消し合う展開となる。
 
片岡と菊地の両センターバックがロングフィードを跳ね返し、セカンドボールは高橋と和田のダブルボランチが高い確率で支配した。その一方で、長谷川と富山の2トップが厳しいマークにあう。左サイドのチョ ヨンチョルと下平がコンビネーションで突破をはかり、渡邉が周囲の動き出しを生かしてスルーパスを狙うが、決定的なシーンにはつながらない。
 
大分に好機を許さないが、アルディージャもチャンスをつかめないまま迎えた前半終了間際、一瞬のスキを突かれて失点を喫する。前半は0対1で折り返すこととなった。

後半開始とともに、アルディージャの攻撃が迫力を増す。48分、左サイドから長谷川が入れたクロスに、富山が飛び込む。49分にはFKをきっかけに、長谷川が際どい右足シュートを放った。
 
60分、小倉監督が最初の交代カードを切る。富山を下げてノヴァコヴィッチが投入された。さらに67分、チョ ヨンチョルが退いてズラタンが登場する。二人のスロベニア代表が前線に並び、長谷川が中盤の左サイドへスライドする。3トップとも受け取れる攻撃的な布陣だ。
 
選手交代はすぐに奏功し、68分に下平のクロスをズラタンがヘッドで合わせる。77分には長谷川がベンチへ下がり、代わって出場した村上が左サイドバックに。下平が中盤へポジションを上げた。
 
はっきりと守備に軸足を置く相手守備陣を崩すために、アルディージャはサイドからのクロスと中央突破を織り交ぜてゴールへ迫る。終盤には菊地が前線に上がってパワープレーを仕掛け、86分にはその菊地がゴール前で制空権を握る。しかし、ヘディングシュートはわずかにゴール左へ逸れていく。アルディージャがつかんだ、この日最後の決定機だった。

途中交代に終わった富山は、「なかなかチャンスが作れなかった。どのタイミングでスピードを上げるのかがはっきりしなかった」と唇を噛んだ。セカンドボール奪取と攻撃のきっかけ作りに奔走した高橋も、「自分とタク(和田)のところで、もっと攻撃のイメージを表現しなきゃいけない」と自らを責めた。
 
これでリーグ戦は5連敗となったが、選手たちは厳しい現実を正面から受け止めている。「なかなか得点できない状況が続いていますが、ウチのチームには能力が高い選手が揃っている。ブレずにやっていきたい」と、菊地は語る。「前半のロスタイムにやられてしまったのは悔いが残る」と切り出した北野も、「チーム全体でこの状況と向き合い、残り5試合に臨む」と菊地の思いに寄り添う。
 
「100パーセントではなく120パーセントの力で、残り試合を戦う」という高橋の決意は、チームの総意であるはずだ。

(総評:戸塚啓/写真:山田勉)

続きを読む

監督コメント
監督 小倉 勉
今日は熊谷まで1万人近いファン・サポーターの方に来ていただきましたが、残念ながら勝つことができず、本当に申し訳なく思っています。チームが勝点を挙げられない状態でも一生懸命応援してくださる皆様へ、勝点1でも届けられれば良かったのですが、自分の力のなさで勝点を挙げることができなかったということを最初に申し上げたいと思います。
 
試合については、サッカーのセオリーで言えば一番失点してはいけない最初と最後の時間帯に失点してしまい、後半のゲームプランが若干狂ったことは否めません。ただ、後半の45分間があるので得点を取れるチャンス、逆転できるチャンスもあるぞと、気持ちを切り替えるようにと選手たちを送り出しました。後半は若干メンバーの交代もしましたが、大分の1勝に懸ける思いがチーム全体から伝わってきていました。うちもそれを上回る気力でやらなければいけなかったのですが、若干大分の方が上回っていたのかな、という思いです。
 
残り5試合、1つでも多く勝点を重ねられるように戦いたいですし、次節の名古屋戦ではぜひ得点を取りたいと思っています。

Q:攻撃面で見どころが少なかったが?
前半は大分も高いラインでプレスを掛けてくるという、ずっと取り組んできた形を貫いてきて、点が入ればそのような感じになることはわかっていました。でも、そういう状態でもシュートまでいくとか、もっとコンビネーションを使ってサイドを使うとか、練習で取り組んできた形がなかなか出なかったのは反省点です。
選手コメント
MF 20 和田 拓也
Q:チームに足りないと感じた点は?
ボールを奪った後の1本目のパス、カウンターにつなげるパスだったり、疲れてきた時のセカンドボールへの反応だったり、まだまだ足りないと感じます。

Q:得点を奪えていない現状をどう感じているか?
チャンスだと思ったら前に人数を掛けていくようにチーム全体で意思統一できれば、クリアされてももう1度2次攻撃としてつなげることができると思います。

Q:現状を打開するために必要なことは?
チームとしていい形は作れています。失点もセットプレーだけですし、みんなで意識を変えてやっていくしかないと思っています。
DF 27 今井 智基
Q:今日の狙いは?
事前情報で大分のDFラインが高いのはわかっていました。その背後を突ければと思っていましたが、相手のシステム変更もあってうまく機能しませんでした。

Q:今日の自身のプレーを振り返って。
良さが出せた部分もありますし、まだまだこれから改善していかないといけない部分もありました。いいところは伸ばして、低い位置でのビルドアップやコーチングなどの課題は克服していきたいです。

Q:J1リーグ戦は残り5試合、どう戦っていきたいか?
まずは何が何でも次の名古屋戦に勝って、またいい流れに持って行きたいと思います。
フォトギャラリー

カテゴリー


X

パートナーバナー