Jリーグ ディビジョン1 第32節
2013.11.23 [SAT] 14:00 アイスタ

清水

  • 7' カルフィン ヨン ア ピン
1 - 0
1 前半 0
0 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 櫛引 政敏
DF 28 吉田 豊
60'
DF 3 平岡 康裕
DF 4 カルフィン ヨン ア ピン
DF 8 石毛 秀樹
MF 6 杉山 浩太
MF 38 本田 拓也
MF 5 村松 大輔
FW 39 ラドンチッチ
82'
FW 50 大前 元紀
FW 13 高木 俊幸
67'

控えメンバー

GK 31 高原 寿康
DF 29 三浦 弦太
MF 7 八反田 康平
MF 34 高木 純平
MF 10 河井 陽介
60'
FW 14 伊藤 翔
82'
MF 35 村田 和哉
67'

監督

スターティングメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 30 渡部 大輔
DF 2 菊地 光将
DF 17 高橋 祥平
DF 8 下平 匠
MF 23 金澤 慎
MF 6 青木 拓矢
MF 13 渡邉 大剛
87'
MF 9 チョ ヨンチョル
FW 32 長谷川 悠
82'
FW 19 ノヴァコヴィッチ

控えメンバー

GK 31 清水 慶記
DF 22 ニール
DF 34 片岡 洋介
DF 26 村上 和弘
87'
MF 20 和田 拓也
MF 7 上田 康太
FW 24 鈴木 規郎
82'

監督

試合詳細
11 シュート 11
12 GK 12
5 CK 3
14 直接FK 8
2 間接FK 2
0 PK 0
試合データ

主審

中村 太

副審

中井 恒

副審

高橋 佳久

第4の審判員

小椋 剛

入場者数

13,151人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

15.4℃/57%
開始早々に失点、後半攻勢を見せるも及ばず
リーグ戦は、終盤を迎えた。アルディージャは、第31節終了時点で勝点39の13位。シーズン前半で好成績を挙げていたが、現在は7連敗中と苦しんでいる。J1残留はすでに決めているものの、泥沼からなかなか抜け出せない状況が何とも歯がゆい。第32節の清水戦は、アウェイゲームだが、白星で連敗を止めて勢いを取り戻したいところだ。ズラタンが出場停止のアルディージャは【4-4-2】の布陣でキックオフを迎えた。

先発メンバーは、GK北野、4バックに右から渡部、菊地、高橋、下平。中盤は金澤、青木がダブルボランチを組み、右に渡邉、左にチョ ヨンチョルを配置。前線で長谷川とノヴァコヴィッチがツートップを組んだ。敗戦が続くと「今度こそ」という思いが空回りすることがあるが、この日のアルディージャはまさにそうした苦しみに陥っていた。キックオフと同時に積極性を見せたものの、7分にはコーナーキックから失点。「気をつけなければいけない」と分かっている立ち上がりの失点は、チームにさらなる焦りを呼んだ。アルディージャはボールを奪っても、パスの出し手と受け手が互いに相手の意図を読もうとし過ぎているのかパスのタイミングを失い、ミスを連発。青木は「前半は、相手のやりたいことにハマってしまった。パスが合わない場面が多くて、何度もカウンターを食らってしまった。前半はしんどい流れになってしまった」と唇をかんだ。それでも、少しずつ落ち着きを取り戻すと、前半の終了間際には2度の好機を作り出した。34分、ハーフウェーライン付近からカウンターでノヴァコヴィッチが独走。この場面は、前に出てきた相手GKにあと一歩のところで防がれた。40分には左コーナーキックを菊地がヘディングで合わせたが、これも相手GKの好セーブに防がれた。

1点ビハインドのままハーフタイムを迎えたアルディージャは、後半に入ると明確にサイド攻撃を意識して反撃に出た。立ち上がりに、菊地のフィードからノヴァコヴィッチが抜け出す好機をきっかけにゴールチャンスを数多く作った。49分、下平のクロスをGKが処理をミスしてゴール前で混戦になったが押し込み切れなかった。55分には長谷川のパスを受けたノヴァコヴィッチがシュートモーションから背面パスを出し、フリーになったチョ ヨンチョルがシュートを放ったが、GKに防がれた。71分には渡部のクロスをノヴァコヴィッチがヘディングで合わせるもわずかにクロスバーの上。さらに87分にはチョヨンチョルのクロスに途中出場の鈴木が飛び込んだが、これもゴールの枠を捉えられなかった。

「惜しい」ではダメだという思いも選手は持っている。追いつくことができずに試合終了を迎えた後、菊地は「チャンスを決めなければこうなる。周りから見れば集中しきれていないと一言で言えるかもしれないが、実際にはそういうわけではないと思う。ただ、結果の世界。そう言われないようにするためには、やるしかない」と悔しさをかみ殺した。リーグ戦は、残り2試合。次節の磐田戦は、ホーム最終戦。チョ ヨンチョルは「全力を尽くして勝つしかない。サポーターにはずっと悔しい思いをさせている。試合後も選手たちの間で『ホームで勝とう』という話をしていた」と次節にかける思いを語った。聖地NACK5スタジアム大宮での勝利で嫌な流れを食い止めたい。

(総評:平野 貴也/写真:早草 紀子)

続きを読む

監督コメント
監督 小倉 勉
毎試合になってしまいますが、今日も本当にたくさんのファン・サポーターの方に清水まで来ていただいたのに、勝点を挙げることができず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 
試合に関しては、早い時間帯にCKから失点して0-1のビハインドの時間帯が長く続きました。特に後半は何度か得点のチャンスがありましたが、そこで決め切れないことが続き、そのまま試合終了まで行ってしまいました。選手たちは前半から自分たちのプレー、攻撃の形に手応えを感じていましたが、最後のところでシュートが枠に入りませんでした。非常に残念な気持ちでいっぱいです。

Q:立ち上がりの失点がなかなかなくならないが?
その試合最初のCKは、一番マークの確認等をしなければいけないですし、相手の試合への入りを含めて一番ケアしていかなければなりません。あの時間帯の集中力については試合前から話をしていましたが、とても残念な形で一瞬のスキを突かれ失点してしまいました。大宮にも菊地選手のビッグチャンスがありましたが、それは相手のGKに阻まれ、運もないのかなという感じはしています。

Q:その序盤の失点以外にもイージーミスが目立ったが?
今日の試合について言えば、ピッチがスリッピーだったこともありましたが、特に最初の失点で焦ってしまい、普通に簡単にできるはずのプレーを焦ってしまっているところがありました。そういうところが失点や敗戦につながっているのではないかと思っています。そのため後半は、「落ち着いて試合を進めていこう」ということで入りました。

Q:後半立ち上がりは盛り返せていたが、その要因は?
前半もボールが縦に入り、収まって次の展開がサイドに出るような場面が何回かありました。そういう展開の時にはいい形になっているので、もっと精度を上げて続けていけるよう取り組んでいきたいです。縦にボールを入れることは失うリスクもありますが、ただ闇雲に放り込んでいるわけではありません。後半は「奪った時に縦方向のボールをしっかりつなげればいい形になる」と送り出し、その形をやろうとしてくれました。オフサイド等でゴールにはなりませんでしたが、そこからチャンスができましたし、形としては悪くなかったと思っています。
選手コメント
FW 32 長谷川 悠
Q:J1リーグ戦3試合ぶりの先発となったが?
相手のDFと中盤の間で起点になること、サイドの裏でボールを引き出すことを意識してプレーしました。起点になることもできましたし、ボールを取られることも少なかったですが、何よりゴールを決められませんでした。自分が出てもチームの流れを変えられなかったので、とても悔しい気持ちです。

Q:チームとしてなかなか攻撃の形が作れなかったが?
いつもよりはくさびのパスもありましたし、ロングボールも少なかったので、リズムの出るプレーもありました。しかし、やはり最後を決め切れなかったので、自分たちの力不足が出てしまった試合のように思っています。

Q:次節に向けて。
試合が終わってから選手同士で話しましたが、自分たちもやはりこのままでは終われないと思っています。次節はホーム最終戦ですし、何としても意地を見せて戦っていきたいと思います。
DF 8 下平 匠
Q:対清水ということで意識した点は?
サイドの裏にはスペースがありますし、中央はかなりパワーを持ってプレッシャーを掛けてくるので、サイドの裏をうまく使えればチャンスはあると思っていました。

Q:思うようにボールを回せていない印象だったが?
プレッシャーを受けている中でも、もっと落ち着いて回せると思います。くさびを当てた後のサポートも足りなかったですし、今日はFWとの距離も少し遠かったかなと感じています。

Q:次節に向けて。
今日も、例えば誰かがさぼっているようなことは一切ありません。結果が出ていないので自信を失ってしまうこともあると思いますが、残り2試合、自分たちの形を取り戻せるように頑張りたいです。後半戦は自分自身も他の選手も、もちろんファン・サポーターの皆さんも、悔しい思いをしている期間がとても長くなってしまっています。ホーム最終戦にしっかり勝って、最終節につなげたいと思います。
フォトギャラリー

カテゴリー


X

パートナーバナー