NEWS

ニュース

「大宮アルディージャサッカー教室 in ブータン」活動レポート
 10月6日(日)から10月9日(水)の4日間で、「大宮アルディージャサッカー教室 in ブータン」を実施しました。

 2回目のブータンでの活動となった今回は、国際協力機構(JICA)、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、ブータンサッカー協会の他、グローバルパートナーである株式会社ジェーシービーとCBC株式会社、田中敏惠コーディネーターのご協力により、首都ティンプーでの日本週間(ジャパンウィーク)の一環として、現地の小・中学生を対象とするサッカー教室と、U-13~15ブータン男子代表選手へのサッカー教室を行った他、ブータン唯一の国立僧侶学校でサッカー教室などを開催しました。


■10月6日(日)
・イベント名:大宮アルディージャサッカー教室inブータン
・対象:現地の少年少女、U-13,14,15ブータン代表選手
・会場:ブータン国立競技場(チャンリミタンスタジアム)
・協賛:NTT東日本、JCB、CBC
・協力:JICA、ブータンサッカー協会

 日本とブータンの外交関係をより良いものにするジャパンウィークのイベントとして、サッカー教室を開催しました。標高約2350mに位置する首都ティンプーは、とても爽やかな風が吹き、日中の気温は20℃弱と絶好のサッカー日和でした。
 由緒あるチャンリミタン国立競技場でのサッカー教室は3本立てで、1本目は現地の中学生男女43名、2本目は現地の小学生男女35名が参加しました。子どもたちは終始、笑顔でサッカーを楽しんでいました。
 最後はU13~15ブータン代表選手37名が対象。日本サッカー協会からブータンサッカー協会へ派遣されている中村敦コーチの教え子たちに、「自分で周りを見て様々な情報を入手し、最適な判断ができるようにしよう」とトレーニングを行いました。代表選手だけに一生懸命に話を聞き、少しでもうまくなろうという意志が伝わってきました。


■10月8日(火)
・イベント名:大宮アルディージャサッカー教室inブータン
・対象:国立僧侶学校の児童、生徒、先生
・会場:国立僧侶学校校庭
・協賛:JCB、CBC
・協力:国立僧侶学校

 ブータン唯一の国立僧侶学校での実施となりました。グラウンドは午前中の雨で水がたまり、すぐ横は崖という大変な状況でのサッカー教室でした。そんな中でも生徒や先生、校長先生まで合わせて25名が参加し、どんどん盛り上がっていきました。最後は小学生年代、中学生年代、高校生年代&先生とに分かれ、アルディージャのコーチたちと試合をし、全員が泥だらけになりながらも満面の笑みが見られました。


■10月9日(水)
・イベント名:NTT東日本プレゼンツ 大宮アルディージャサッカー教室inブータン
・対象:ブータンテレコム フットサルチーム
・会場:ブータンテレコムグラウンド
・協賛:NTT東日本
・協力:JICA、ブータンテレコム

 現地の国営通信会社ブータンテレコムにて、「NTT東日本プレゼンツ・大宮アルディージャサッカー教室」と、ブータンテレコム、NTT東日本、JICA、大宮アルディージャスタッフの交流試合を行いました。
 ブータンでは、JICAを中心にNTT東日本がブータンテレコムとの防災システムを構築するプロジェクトを行なっており、このプロジェクトメンバーの関係強化を目的に、サッカーを通じて交流しました。
 役職に関係なく、全ての人が笑顔になっていました。交流試合では、熱くなりすぎてのファウルもありましたが、すぐに握手する姿が見られました。サッカーは言葉の壁を乗り越え、みんなを笑顔にする力があります。


<関係者のコメント>

■中村敦 ブータンサッカー協会U-13~18代表監督
「一般公募で集まった子どもたちは、日頃なかなか味わえないエクササイズに夢中になっていました。ブータンフットボールアカデミーの子どもたちも日頃とは違う刺激をもらい、良い経験ができたと思います。何より、みんなが笑顔で真剣に取り組んでいる姿が印象的でした」

■リンチェン チョザン 国立僧侶学校校長
「修行をしてお経を唱えて、人々を笑顔に。サッカーを指導して、人々を笑顔に。私たちのしていることは一緒です。人は皆、誰しもが人を笑顔にする力を持っています。笑顔でいることが一番の幸せです。これからもお互いに自分たちの力で良い行いをしていきましょう」

■渡部晃三 JICAブータン所長
「我々は参加者募集などの準備をしましたが、開始前から子どもたちの期待がとても大きく、子どもたちのサッカー熱を実感しました。ブータンの子どもに笑顔を届けるという目的は、楽しんでいる子どもたちを見て、大成功だと思いました」

■伊東真吾 地域プロデュース部コーチ
「子どもたちは非常に人懐っこく、満面の笑顔でサッカーを楽しんでくれました。ブータン僧衣にサンダルで、水たまりの中でボールを追いかけ、楽しむ姿も印象的でした。最終日は老若男女問わず、みんながすぐに打ち解けて楽しむことができるサッカーというスポーツの素晴らしさを、あらためて実感しました」

■遠藤竜助 地域プロデュース部コーチ
「サッカーは言葉の壁を乗り越え、みんなを笑顔にする力があると、あらためて感じました。一番印象に残ったのが、国立僧侶学校でのサッカー教室です。裸足やサンダルで走り回って楽しむことができ、最高の時間でした。校長先生からのお言葉を聞いたときは、本当にサッカーをやっていて良かったなと思いました」

■秋元利幸 事業本部グローバル推進マネージャー
「今回の活動をサポートしてくださった全ての皆さまに感謝します。ブータンでの活動は2回目でしたが、前回同様に皆さまの温かさ、子どもたちの純粋さに触れ、我々も大変なパワーをいただきました。毎回、『現地に笑顔を届ける』と張り切って現地入りするものの、私自身が一番、笑顔になって帰ってきております」
  • クラブ

FOLLOW US

パートナーバナー

アーカイブ