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3/26・岡山戦 デジタルマッチデープログラム

・「見開きバージョン」を印刷する場合
PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。その際、印刷サイズは用紙に合わせてください。出力した2枚の印刷していない面を貼り合わせて二つ折りにすれば、1/2縮尺サイズのマッチデープログラムになります。

・「単ページバージョン」を印刷する場合
PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。表紙とP2、裏表紙とP3の組み合わせで印刷していない面を貼り合わせ、さらにホッチキスなどで留めれば原寸に近いサイズのマッチデープログラムになります。


躍動感を取り戻す

今季、開幕から4試合はメンバー入りがかなわず、外から見守ることしかできなかった。昨季の最終戦で痛めた、左ハムストリングの状態が戻らなかったためだ。苦しい戦いばかりで勝点が伸びない状況において、三門雄大の眼に映ったのは「徐々に自信を失ってきているような」仲間たちの姿だった。

キャプテンとして責任を感じながらも、キャンプから別メニューで、一緒に汗を流せない時間が長かったため、「サッカーに関しては言えないことの方が多かった」と言う。それでもチームのために、数人の選手に対しては感じたことを伝え、必要だと思う姿勢を説いた。

「自分中心に考えているんじゃないかと思ったんです。チームが勝てないときは自分のところでミスしたくない雰囲気が出るので、俺はこうしたかったのに、アイツが動いてくれなかった……とか。そうじゃなくて、まずはチームが一番で、チームの勝利を優先すべきってことを認識しないと。だから、『チームがあっての自分だろう。そこを意識すればもっと良くなるよ』と言いました」

前節の徳島ヴォルティス戦、残り12分からプレーした。2点のビハインドを追いかける限られた時間のなか、今季初めて公式戦のピッチに立ったのだが、そこでも外から見ていたときと同じ違和感を覚えたという。

「やっぱり、みんななんとなく硬いというか、何気ないパスの出し入れでも、かなり慎重に落としている部分は感じました。これまでだったら、思い切ってスコーンと前に入れるところなのに。要は、リラックスしていれば簡単にボールを落としたり、運んだりできるんですが、自信がなくなると体に変な力が入るし、顔を下げながらプレーしちゃう。試合展開にもよりますが、より大胆に、去年シモさん(霜田正浩監督)が就任した当初の躍動感あるサッカーを考えると、ミスを恐がらず、思い切ってプレーしてもいいんじゃないかと思います」

消化試合数は異なるが、現在、大宮アルディージャは唯一勝利がなく最下位に沈んでいる。そんな状況下で、どれだけ勇気を持って闘えるか。苦境を脱する鍵となる「1勝」のために、どこまで一体となれるか。

「みんなが良いところを出し合って、欠点を補い合って勝利を目指すのがサッカーの楽しみだし、醍醐味です。チームが勝つために自分は何をすべきなのか。みんなで守るときは守り、攻めるときは攻める。もう一度、自分中心ではなく、チームの勝利を最優先に考えて岡山戦に臨みたいと思います」

(粕川 哲男)

PREVIEW OMIYA
またもミラーゲーム。前節の教訓を生かしせるか

ホームに迎える今節の対戦相手、就任1年目の木山監督が率いる岡山は攻守ともに充実しており、現在5位につけている。前節は互角以上の戦いを見せ、首位を走る横浜FCの連勝を「4」で止めるドローゲームを演じた。そんな強敵を前にしても決して怯まず、最後まで勝点3を追求する姿勢を貫いて今季初勝利を手に入れたい。

両チームのここまでを振り返ると、アンカーを置く[4-3-3]を基本としており、前節の徳島戦に続いてのミラーゲームが予想される。あるいは、バイタルエリアを攻略されて、主導権をつかめないまま完敗を喫した徳島戦の反省を生かし、ダブルボランチという選択もあるか。

とにかく、大宮としては縦パスや相手をはがす勇敢なドリブル、展開を変えるサイドチェンジや裏を取るためのロングボールも織り交ぜながら、ベクトルをゴールへと向けたい。ここ5試合とも相手を下回っているシュート数を増やすことも、勝率を高める大事な要素だろう。

オーストラリア代表に招集されているミッチェル・デュークは不在だが、得点力のあるチアゴ・アウベスや川本、スピードのある木村もおり油断はできない。強さと連動性でゴール前を固めるヨルディ・バイスと柳のコンビは、シンプルなクロスや緩急をつけた仕掛けに脆い面もあるだけに、諦めず、粘り強く攻める必要がある。
(粕川 哲男)

DATA ANALYSIS
通算成績
ランキング
大宮アルディージャ ファジアーノ岡山
ゴール アシスト ゴール アシスト
河田 篤秀 3 柴山 昌也 2 チアゴ アウベス 4 河井 陽介 2
茂木 力也 1 茂木 力也 1 川本 梨誉 2 佐野 航大 1
矢島 慎也 1 矢島 慎也 1 ヨルディ バイス 1    
小野 雅史 1 三幸 秀稔 1 田中 雄大 1    
    小野 雅史 1        
※データはすべて2022年3月25日現在
PREVIEW OKAYAMA
“本気の補強”で昇格争いに名乗りを上げる

木山監督を招聘した岡山は、“本気”で今季のJ1昇格を目指している。

まずチーム編成に“本気度”が示された。有力な外国籍選手たちを攻守の軸に据え、中盤にはJ1200試合以上に出場してきた実績を持つ河井を獲得。ディフェンスラインにも栃木で頭角を現した柳を加えた。そして、有望な大卒ルーキーの獲得にも成功し、田中と本山が開幕から先発出場を続けるなど、チームの活力になっている。

バラエティに富んだタレントが集まったチームを指揮する経験豊富な木山監督は、個々の能力を最大限に引き出すことを考えてチーム作りを進めてきた。「相手コートで攻守をする」(木山監督)をコンセプトに掲げ、どんどん敵陣に侵入していくアグレッシブな攻撃を展開し、守備でも果敢にボールを奪いに行く姿勢を持ち続けている。本気の岡山は、攻守において自分たちでアクションを起こして勝利をつかみ取りにいこうとしている。

前節の横浜FC戦は1-1のドロー。先制点を奪いながらも勝ち切れなかったところに、まだチームの粗さや、未成熟な部分を感じさせたが、逆転を許すことなく横浜FCの開幕連勝を『4』で止めるなど、底力のあるところも見せている。

岡山は全試合“本気”で勝ちに行く。アウェイでもその姿勢は変わらない。
(エル・ゴラッソ岡山担当/寺田 弘幸)


PICK UP PLAYER
FW 7 チアゴ アウベス

開幕5試合で4得点。チームの総得点の半分を決めて岡山の攻撃をけん引しているのがチアゴ・アウベスだ。
開幕戦でゴールまで60メートルはある距離から超ロングシュートを決めてみせた左足のキックは威力抜群。スペースに抜け出すスピードも、チームのために守備に走る献身性も兼備している。
今節はオーストラリア代表のミッチェル・デュークが不在。背番号7の重要度はより増している。

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