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5/21・仙台戦 デジタルマッチデープログラム

・「見開きバージョン」を印刷する場合
PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。その際、印刷サイズは用紙に合わせてください。出力した2枚の印刷していない面を貼り合わせて二つ折りにすれば、1/2縮尺サイズのマッチデープログラムになります。

・「単ページバージョン」を印刷する場合
PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。表紙とP2、裏表紙とP3の組み合わせで印刷していない面を貼り合わせ、さらにホッチキスなどで留めれば原寸に近いサイズのマッチデープログラムになります。


闘い続ける

3日前にホームで行われた、いわてグルージャ盛岡戦。今季初めてメンバーから外れ、スタンドからこの一戦を見守った茂木力也は、もどかしさを感じていた。

「連戦でみんなきつかったと思いますけど、球際の強さとか一歩前へ出るスピードが、いつも通りではなかったと感じました。ホームでは2連勝していたので、昨日も勝って勢いに乗りたいところでしたが、ああいう試合、ああいう内容を見せてしまった……。自分が出る際は、もっと気持ちを出して闘わなきゃといけないと、あらためて感じることができました」

2日で迎える相手は、前節4ゴールの快勝で首位に躍り出た好調ベガルタ仙台だ。リーグトップの得点数を誇り、富樫敬真と氣田亮真の二人が河田篤秀の6得点に次ぐ5得点で得点ランキングの上位につけている。2列目、3列目の選手にも決定力があり、交代選手を含めて分厚い攻撃をしかけてくる。

そうした強敵との試合で、やれること、やれないこと、やるべきことは整理されている。

「サイドバックとして、攻守で適切なポジションを取ることを意識しています。スライドしたり、絞ったりして。そこが少しずつうまくいって失点が減ってきているので、守備に関しては継続する。攻撃では前の選手が伸び伸びプレーできるように自分がサポートしたり、気持ちよくプレスに行けるように声を掛けたりできれば。しっかり守備から入って、流れを作りたいと思います」

ポゼッションを許す展開や、思うように攻撃できない時間帯もあるだろう。それでも焦らず、粘り強く戦い、つかんだ決定機を確実にものにしたい。またミスを減らし、隙を見せず、ときには理想を求めずシンプルなプレーを選択すべき場面も出てくるはずだ。

「どこが相手でも、自分の背後を簡単に取らせないこと。あとは、サイドでうまく相手をはめて、そこでボールを取り切れるように前の選手を動かしていきたい。引いて守る時間も必ずあると思うので、どれだけ我慢できるか。あとは奪ったボールをしっかりつなぐことも大事なので、ビルドアップの正確性も意識したいと思います」

そして、絶対に失ってはいけないのが闘う姿勢であり、タイムアップまで勝利を追い求める貪欲性だ。

「去年も(J3に降格した愛媛FCで)なかなか勝てずに、かなり悔しい思いをしました。ゲームに勝ちたいという気持ちは、ピッチに立っている誰にも負けないくらいの覚悟で仙台戦に臨みたいと思います」

粕川 哲男

PREVIEW OMIYA
総力戦。首位を倒してもう一度流れをつかむ

岩手戦から中2日での仙台とのホームゲーム。敗戦のショック、連戦による疲労、守護神である南の負傷離脱など不安材料はいくつかある。だが、そこに目を向けるのではなく気持ちを切り替えて、目の前の一戦に集中しなければならない。

チーム加入後初出場した志村は、岩手戦後に「今日は反省して、すぐに切り替えて次の試合に向けて準備をしたい」と口にした。霜田監督も「仙台戦は厳しいと思われるかもしれませんが、今日の結果は誰も予想できなかったと思いますし、次の試合がどうなるかも予想ができません。次もホームゲーム。中2日で疲れているというような言い訳はせず、気持ちのこもった試合で勝点3を狙いにいかなくては」と、前を向いている。

闘う姿勢が欠かせないのはもちろん、岩手戦で散見したつなぎのミスには注意したい。仙台は攻守の切り替えが速く、ボールを奪い返す際の強度と連動性に目を見張るものがある。大宮が守備から攻撃に移る場面で精度を欠くと、畳みかけられてピンチを招きかねない。

仙台は選手層が厚く、4得点を奪って快勝した前節の金沢戦でも前線の富樫と皆川、中盤の中島、加藤、遠藤、カルドーソ、フォギーニョ、吉野といった面々がレベルを落とさず試合を終わらせた。大宮は耐えるべき場面で耐え、最後まで諦めず、総力戦で勝利を引き寄せたい。

(粕川 哲男)

予想フォーメーション

DATA ANALYSIS
通算成績
ランキング
大宮アルディージャ ベガルタ仙台
ゴール アシスト ゴール アシスト
河田 篤秀 6 柴山 昌也 5 氣田 亮真 5 真瀬 拓海 3
矢島 慎也 3 小島 幹敏 2 富樫 敬真 5 フェリペ カルドーゾ 3
新里 亮 1 茂木 力也 1 遠藤 康 4 遠藤 康 2
茂木 力也 1 矢島 慎也 1 中山 仁斗 4 氣田 亮真 2
西村 慧祐 他4名 1 三幸 秀稔 他3名 1 吉野 恭平 他3名 2 皆川 佑介 他3名 2
※データはすべて2022年5月20日現在
PREVIEW SENDAI
指揮官の古巣戦。「意識しないわけにはいかない」

1年でのJ1復帰を目指す仙台は、原崎監督の「自分たちから仕掛け、主導権を握る」という方針のもとで攻撃性の高いチームを構築中。開幕当初はスロースタートだったが、徐々に成長スピードを上げて中盤戦に入っている。

3月から4月にかけてケガ人や新型コロナウイルス感染で離脱者が相次いだが、チャンスを得た選手たちが結果を出し、難局を乗り越えた。その後も原崎監督は対戦相手に合わせて積極的にメンバーを組み替える傾向があり、今節も先発の予想が難しい状況だ。

巧みにボールを動かし、できたスペースを突く攻撃が武器。前節を終えての総得点『30』はリーグ最多。富樫と氣田が5点を挙げ、遠藤と中山が4得点で続く。前節は中島とフォギーニョの両ボランチがそろって得点するなど、どこからでも点を取れるチームになりつつある。

一方で、守備面では安定感に波があったが、CBでキム・テヒョン、GKで小畑といった若手が台頭。少しずつ組織が整備されている。

チームを率いる原崎監督にとっては、選手としてもコーチングスタッフとしても過ごした古巣相手との対戦となる。「自分は大宮というクラブに育ててもらった。意識しないわけにはいかない試合」と今節に向けた心境を口にしている。

(エル・ゴラッソ仙台担当/板垣 晴朗)


PICK UP PLAYER
MF18 氣田 亮真

仙台加入2年目。昨季のJ1の経験を糧に、成長を続けるMFだ。

最大の武器は、キレキレのドリブル。スピードに乗って相手を置き去りにする形と、ワンタッチで相手の間合いを外して抜く形を、それぞれ使い分けてボールを運ぶ。

突破力に加え、今季は得点力も高まっている。第5節で今季初ゴールを決めると、第9節からは3試合連続得点。ここまで5ゴールと、勢いに乗っている。

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