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≪マッチレビュー追記≫【Jr.ユース】高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 決勝 試合結果
 2013年12月22日(日)~28日(土)にて開催中の「高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 決勝」の試合結果をお知らせいたします。 <高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会|日本サッカー協会>
http://www.jfa.or.jp/match/matches/2013/1228takamado_u15/index.html(外部サイト) ≪大会名≫
高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 <決勝> ■日時
12月28日(土) 13:00キックオフ ■試合会場
J-GREEN堺(S1) ■試合形式
40分×2本 ■対戦相手
浦和レッドダイヤモンズジュニアユース ■試合結果
大宮アルディージャJr.ユース  1●2 浦和レッドダイヤモンズジュニアユース
前半:0-1
後半:1-1 ■得点者
13分 失点
51分 失点
57分 山本 ■メンバー
GK:加治屋
DF:荒巻・土田・蛭田
MF:山田・長谷川・北西・篁
FW:小柏・山本・奥抜 ■サブメンバー
西田・鈴木・高橋・笹原・谷野・三橋・野尻 ■交代
53分  奥抜→笹原
追い上げ及ばずダービーに散るも、価値ある2年連続の準優勝
 2013年の大宮アルディージャJr.ユースの戦いは、ついにファイナルを迎えた。舞台は、冬の日本一を決める高円宮杯U-15の決勝。同県勢の浦和レッドダイヤモンズジュニアユースとの「さいたまダービー」という顔合わせとなり、最高のシチュエーションが整った。 大宮は初戦からここまで自慢のパスワークが思うように機能せず、苦しみながら勝ち上がって来たが、最後の舞台では自らのスタイルを貫いた。試合は、立ち上がりから激しいプレッシングをかける浦和のペースで始まった。大宮はポゼッションを展開しようと最終ラインからショートパスをつないだが、中盤で相手の守備網に引っ掛かり、何度もショートカウンターを浴びた。「自分が止めなければ試合に勝てない。今まで以上に集中して頑張った」というGK加治屋歩夢の奇跡的な好守連発で序盤はしのぎ、10分にロングパスのカウンターでFW小柏剛が右サイドを抜け出し、クロスにFW奥抜侃志が飛び込んで最初のチャンスを作ると、互角の展開に持ち込むことに成功したが、13分に波状攻撃を受けて失点。先にリードを奪われる嫌な流れとなった。MF山田陸は「自分たちのパスサッカーはできたけど、押し切ることができずにただつなぐだけになってしまった。相手のラインが高かったので背後を狙おうとは思ったけど、ブロックが堅くて難しかった。浦和は思ったよりもカウンターが速くてビックリした。それでちょっと受けに回ってしまった部分があるのかもしれない。先に点を取られるとこうなるという試合の流れになってしまった」と、苦しかった時間帯を振り返った。 後半に入っても、なかなか試合の主導権を握れず、51分にはカウンターから追加点を奪われた。しかし、万事休すと思われた瞬間、大宮はパスの出し手も受け手もゴールへ迫ることを強く意識したプレーに変わり、一気に逆襲モードに入った。57分、中盤で山田陸から北西真之へ縦につなぐと、さらに山本剛嗣との連係プレーでゴール前を攻略。最後は長身FWの山本が左足でシュートをねじ込み、1点を返した。怒とうの反撃を見せる大宮は、小柏が何度も際どいシュートを飛ばしたが、徹底的に球際で粘りを見せる浦和の守備は硬く、同点ゴールは遠かった。 終盤は激しい攻め合いとなったが、大宮は2点目を奪うことができず、ついに80分でタイムアップ。選手たちは悔しさのあまり、ピッチに崩れ落ちた。決勝という舞台でライバルに敗れた悔しさは、計り知れない。ゴールを挙げた山本は「個人的には全国の決勝は初めてで最初は緊張してしまった。試合中、2点を奪われたことは仕方がないと思ったが、1点を返して行けるぞというムードが出ていた。その中でもう1点を取れず、あと少しのところで勝てなかったのはすごく悔しい」と涙をぬぐった。 しかし、1年で2度の全国大会決勝に進んだことは素晴らしい成果であり、次なるステップに向けた良い経験だ。主将の土田直輝は「決勝戦でやっと自分たちのサッカーが見え始めた。負けて悔しいが、みんなの意識の方向が同じになったし、全員で頑張れたと思う」と胸を張った。ロッカールームを出てもなお涙の止まらない選手はいたが、弱い部分は見せまいと山田を筆頭に数人で民族音楽の替え歌を叫びながら宿舎へ引き揚げる姿は精悍だった。伊藤彰監督は「今大会は追い込まれてから力を出す試合が多かったので、もう少し最初から自分たちの力を出せるメンタリティーが必要。今後、ユース(高校)年代でもっと強くなれればいい。正直に言えば、最後は勝たせてあげたかった。しかし、内容はともかく、結果としてファイナルまで進めたことについては、選手を褒めたい。浦和とは、すごく意識し合って刺激がある良い関係性で戦えている。ユースに上がっても、トップに上がっても、ライバルチームとして意識して彼らが成長していければいいと思う」と悔しさを垣間見せながらも、健闘した選手を労った。Jr.ユースでの戦いは幕を閉じたが、彼らの挑戦はまだまだ先がある。価値ある準優勝だった。
(総評/写真:平野 貴也) 




































以上の結果、残念ながら惜しくも準優勝という結果となりました。
ご声援いただいた皆さまありがとうございました。
これからも大宮アルディージャJr.ユースにご声援よろしくお願いいたします。
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