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「大宮アルディージャサッカー教室 in ラオス&カンボジア」実施レポート
 11月12日(木)から19日(木)にかけて、「大宮アルディージャ サッカー教室 in ラオス&カンボジア」を実施しました。海外でのサッカー教室は、昨年10月のラオス&タイ、今年3月のインドネシアに続いて3回目となり、カンボジアでは初の試みでした。今回のサッカー教室はJリーグ、国際交流基金アジアセンター、株式会社ジェーシービーを中心とし、ラオスでは埼玉ラオス友好協会とラオスサッカー協会、カンボジアではカンボジアサッカー協会、GFA Soriyaにご協力いただき、それぞれ活動を行いました(団体名等は敬称略)。

※本期間中の「国際交流基金アジアセンター 大宮アルディージャサッカー教室」(全6回)は、「スポーツ・フォー・トゥモロー認定事業」として実施しました。
■関連リンク:「スポーツ・フォー・トゥモロー・コンソーシアム」加入のお知らせ」(2015年10月6日)


<ラオス:11月12日(木)~14日(土)>

■11月12日(木)
 初日は、午前中にラオス日本友好協会や商工省、保健省、教育スポーツ省などを表敬訪問。午後は国際サッカー連盟(FIFA)によって建設されたラオスサッカー協会のトレーニングセンターにて、U-18ラオス代表の選手を中心に構成されたYoung Elephant FCの選手たち18名を対象に、「国際交流基金アジアセンター 大宮アルディージャ サッカー教室」を行いました。

■11月13日(金)
 午前中はアヌーボンスタジアム(旧ラオス・ナショナルスタジアム)において、埼玉ラオス友好協会により建設・寄贈されたサパントン小学校の子どもたち200名を対象に、「JCBプレゼンツ大宮アルディージャ サッカー教室」を実施。朝7時という早い時間からの開催でしたが、みんな元気いっぱいに走り回ってサッカーを楽しみました。
 午後は前日同様、Young Elephant FCの選手たち18名を対象に「国際交流基金アジアセンター 大宮アルディージャ サッカー教室」を、ラオスサッカー協会のトレーニングセンターにて実施。昨日のトレーニングをベースとした、よりレベルの高い練習にも懸命に取り組み、コーチの言葉に真剣に耳を傾けていました。少しでも多くのことを吸収しようとする選手たちの姿がとても印象的でした。

■11月14日(土)
 午前中は「国際交流基金アジアセンター 大宮アルディージャ サッカー教室」の一環で、現地の指導者を対象とした座学の指導者講習会を、ラオスサッカー協会のトレーニングセンターにて実施。コーチングの目的や理論、トレーニングメニューを作る上での考え方などを共有しました。
 また、ラオス国立文化会館での「ラオス・ジャパンフェスティバル2015」ではアルディージャブースを出店。ホームゲームやホームタウンイベントでもおなじみのアルディージャシール貼付のほか、国際協力機構(JICA)との共同事業として、「JICA×大宮アルディージャコラボ・竹団扇(※)」の配布を行いました。国籍を問わず、たくさんの方がブースを訪れ、用意した数量が2時間足らずですべてなくなるほどの盛況ぶりでした。
 午後には、ジャパンフェスティバル内のイベントとして「JCBプレゼンツ 大宮アルディージャ サッカー教室」を開催し、80名の参加者とサッカーを楽しみました。サッカー教室の開始が第41節・大分戦の試合終了と同時刻だったため、開会式で大宮アルディージャの明治安田J2優勝&J1復帰を現地の子どもたちとともに喜び合うという、これ以上ないうれしい経験ができました。

※「JICA×大宮アルディージャコラボ・竹団扇」は、今年9月に締結されたJリーグ、JFA、国際協力機構(JICA)が「開発途上地域におけるサッカーを通じた人々の地域開発・振興、健康増進、生活レベルの向上、および災害復興・平和構築」を目的とした連携協定に基づき、その事業の一環として行われました。

<カンボジア:11月15日(日)~19日(木)>

■11月15日(日)
 前日の晩から午前中に、ラオスからカンボジアへ移動し、早速、午後から「JCBプレゼンツ 大宮アルディージャ サッカー教室」を行いました。株式会社ジェーシービーのサポートによる海外でのサッカー教室は、今回で3回目の開催となりますが、カンボジアでは初めてです。前半は孤児院の子どもたち55名、後半は現地のサッカーチーム所属の子どもたち65名を対象に、KB ALL SPORTS CLUBのグラウンドにて実施しました。夜はGateway Churchの孤児院を訪問。25名の子どもたちとフットサル場で一緒にサッカーをしたり、孤児院内を見学させていただいたりと、子どもたちと交流を深めました。

■11月16日(月)
 午後から「国際交流基金アジアセンター 大宮アルディージャ サッカー教室」の一環として、カンボジアの指導者を対象とする実技の指導者講習会を、3G Mini Football Pitchにて実施。15名の現地の指導者が参加し、アルディージャで行っているメニューや考え方などを実際に体験してもらいながら共有しました。この日は地元テレビ局を中心にメディアの方にも多くお越しいただきました。

■11月17日(火)
 午前中にカンボジアサッカー協会を表敬訪問。カンボジアサッカー界の現状などについてお話を伺いました。彼らが抱える課題と、その解決に向けた今後の取り組みなど、有意義なディスカッションを行うことができました。

■11月18日(水)
 午前中は在カンボジア日本大使館を表敬訪問。隈丸優次大使より、カンボジア国内のスポーツや教育事情を中心に、多くのことをお伺いしました。また、大使に対してアルディージャの活動報告も行いました。
 午後は、FIFAによって建設されたナショナルフットボールセンターへ移動し、「国際交流基金アジアセンター 大宮アルディージャ サッカー教室」を、U-15カンボジア代表選手24名を対象に実施しました。
 夜には「キャリアイメージプランを考える」という講義を実施。「意志」「役割」「能力」という3つの視点で、選手たちに自分自身を客観的に分析してもらい、最後に各々が描く「夢」を発表しました。「レアル・マドリードに入る!」「カンボジア代表になってワールドカップのトロフィーを持ち帰る!」など、その夢は様々。中には、「背を伸ばしたい!」といったユニークな希望まで、全員が思い思いに発表してくれました。

■11月19日(木)
 最終日は早朝6時半より、昨日に続きU-15カンボジア代表選手24名を対象に「国際交流基金アジアセンター 大宮アルディージャサッカー教室」を実施。選手たちはナショナルフットボールセンター内で共同生活を送りながら、サッカーのエリート教育を受けているということもあり、U-18ラオス代表選手を中心に構成されたYoung Elephant FCに負けず劣らず、質の高いプレーを見せてくれました。


 今回で3回目となった海外のサッカー教室では、ラオス・カンボジアの2か国で計539名の子どもたち・指導者の方々とサッカーを通じた交流を深めることができ、あらためてサッカーは世界の共通言語であると実感しました。また、これで大宮アルディージャがサッカー教室を開催した国はタイ、ラオス、インドネシア、カンボジアの4か国となり、参加者数が合計1,000名を超えました!今回を含めた活動で、これだけ多くの子どもたちの笑顔と出会うことができたのは、何にも換えがたい喜びです。

 大宮アルディージャでは、「国際社会における交流および親善への貢献」というJリーグの理念に基づき、これからも東南アジア諸国でのサッカー教室開催などの国際交流、社会貢献活動を継続的に実施してまいります。今後ともご支援とご声援をよろしくお願いいたします。
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