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「JCBプレゼンツ 大宮アルディージャサッカー教室 in ラオス」実施レポート
 11月30日(金)から12月4日(火)にかけて、「JCBプレゼンツ 大宮アルディージャサッカー教室 in ラオス」を実施しました。

 ラオスでは今年度で5年連続となるサッカー教室を株式会社ジェーシービーを中心に、埼玉ラオス友好協会とビエンチャンサッカー協会の協力により開催。そして、12月2日には我々としても初めての試みとなるラオス国日本人会主催のサッカー教室も行いました。


■11月30日(金)
 初日はラオスの首都であるビエンチャンのサッカー協会に所属するサッカー少年を対象にしたサッカー教室です。ラオスの旧ナショナルスタジアムにあたるアヌーボンスタジアムにおいて、JCBマークの入ったオレンジ色のTシャツを着た小学生32名が、高尾翼U-12コーチの元気な掛け声とともに朝9時から元気いっぱいに走りまわり、笑顔でボールを追いかけました。教室の終わりには、現地のサッカー少年たちから「また来てね!」と嬉しい言葉をもらい、ハイタッチをして終了しました。

■12月2日(日)
 この日は在ラオス日本人会主催のイベントです。サッカー教室では、日本人会からの要望を受け、日本人の子どもだけでなく現地の子供たちも招待し、サッカー教室やキックターゲットのイベントを行いました。大人から子どもまで合計80名が集まったサッカー教室では、日本人とラオス人をミックスしたチームに別れ、アイスブレイクの遊びやリレーを行い、そのあとにサッカーの技術練習、そして最後にゲームを行いました。はじめは子どもたちもお互いがぎこちない感じでしたが、教室が進むにつれてとても仲良く、楽しいサッカー教室となりました。また日本人会の皆さまからは、日本の「綿菓子」を振る舞っていただき、ラオスの子どもたちは物珍しそうに列にならび、未知の味である綿菓子を美味しそうに食べていました。参加した子どもたちは「とても楽しかった!また来て欲しい!」と嬉しそうに話してくれました。

■12月4日(火)
 最終日は今年度のJCBサッカー教室の締めくくりです。ラオスの首都ビエンチャンから北部のシェンクワン県に移動してのサッカー教室となります。首都から約200キロ北部に移動しただけあり、朝夕は肌寒く感じるこのシェンクワンは、高尾翼U-12コーチが昨年までJICAボランティアとしてサッカー隊員をしていた第2の故郷のような場所です。参加してくれた31名の子どもたちの中には、1年ぶりに再会する教え子もいたようで、この日は懐かしのコーチの指導を受けようと、現地の小中学生合計31名が集まりサッカー教室を実施しました。「大きくなったな!」と嬉しそうに声をかけてスタートしたサッカー教室は、ウォーミングアップ、技術練習、ゲームとみっちり2時間半をかけて行われました。参加してくれた子どもたちは「また翼コーチに会えて嬉しかった! 」「Jリーグのチームが来てくれてびっくりした!」「ずっといて欲しい!」など、とても喜んでくれました。現地の指導者は「このような機会は特別なこと。子どもたちにはこの機会で学んだことを、サッカーだけでなく、勉強やこれからの人生の中に生かして欲しい」と語ってくれました。


□ラオス国日本人会 佐藤豊さまコメント
当初目的としていた日本人とラオス間の交流だけでなく、アメリカ、オーストラリア、スイス、カナダ、ドイツ人等の子どもたちも参加してくれ国際色豊なイベントになりましたが、大宮アルディージャさんが常に参加者の人数、年代、国籍等々を考慮し臨機応変に対応してくださったおかげで、最初から最後まで常に同じモチベーションを保ったままサッカーを楽しむことができて、本当にすばらしいイベントになりました。心から感謝申し上げます。もし可能であれば今後も引き続き実施していただければと心の底から思います。本当にありがとうございました。

□高尾翼U-12コーチコメント
今回、JICAボランティアとして2年間生活したラオスでサッカー教室を行えたことを、とても嬉しく思います。ラオスという国は日本ではまだまだ馴染みがない方も多く、場所すら知らない人が多いかと思います。ラオスの人々はとても温かく、仲間思いで、サッカーが大好きな人が非常に多い国です。しかし、私がJICAボランティア時代に派遣されていたシェンクワンという地域をはじめ、まだまだ子ども世代に対する指導へのシステムがない地域がたくさんあります。子どもたちはサッカーがしたいけれども、指導するコーチがとても少ないという状況です。今回、大宮アルディージャのコーチとして、いろいろな方に協力いただいて、ラオスに帰ってくることができ、子どもたちのためにサッカー教室を開けたことは、現地のラオス人たちにとても喜ばれましたし、何より子どもたちがとても喜んでいて、サッカー教室中も眩しいくらいの笑顔を見せてくれました。ラオスの子どもたちにとってかけがえのない思い出になれたことをとてもうれしく思います。
 

 大宮アルディージャでは国際交流、社会貢献活動の一環として、東南アジア諸国を対象に、今後も様々な活動を行ってまいります。
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